霧氷の森が眠る桐ノ木沢山_2012/1/28
- GPS
- 03:12
- 距離
- 5.3km
- 登り
- 417m
- 下り
- 407m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
木の積み出しが続くと思うので、奥まで車が入れないかもしれません |
コース状況/ 危険箇所等 |
このルートは、途中に目印になるような地点等が一切無く、現在地確認が重要になります。 意外と尾根が広くなだらかなので、下山時は迷いやすいです。 ルートファインディングが重要になります。 |
写真
感想
体調はまだ万全ではなかったのですが、今度こそ山に風邪を置いてくるぞと、ひとりでお手軽山行に出かけてきました。
目指す山は、これまで一度しか訪れたことがない桐ノ木沢山です。
前回は、腰痛で山を休んでいたところに、手頃な山だよ!と誘われるまま出かけ、平沢沿いの林道からワカンで歩いたのですが、なだらかな斜面と広い尾根はスキー向きだなと思いました。
今回は、アプローチが楽な桐ノ木沢沿いの林道から山スキーで入山しました。
盛岡から国道106号線を宮古方面に向かいます。
区界の道の駅でトイレタイムをとり、入山口の桐ノ木沢の林道を目指します。
区界の電光掲示板は-16度の表示でした。
国道左手の「去石集会所」を過ぎて、右手最初の踏み切りがその入口になります。
数件の民家を過ぎても林道は除雪されていたので、そのまま進みました。
ところが、狭いカーブの連続した林道をしばらく進んだところで、切り出した木の満載した運搬車が下りてきました。
すれ違うところが無いので、民家を少し過ぎた辺りまで、ずーっとバックで戻りました。
このままここに車を置いて出発するか、さらに奥に入るか悩んだのですが、しばらく戻ってくることはないだろうと、奥に進みました。
林道はしばらく圧雪状態だったのですが、運搬車がUターンした最初の広場の先は10センチほどの新雪が積もった状態です。
ここに車を置くと運搬車がUターンできないので、さらにその先に進みました。
林道の両側には切り出して積み上げられた木が並んでいます。
狭い林道を進んでいくと、再び広場が現われました。
木の運搬は順番に下から行うだろうと判断し、ここに車を停めることにしました。
9時10分、支度を済ませ、山スキーで出発です。
除雪されていない林道には、数日前のものと思われるスキーのトレースがありました。
初めは道なりなので、左手に桐ノ木沢を見ながら、トレース通りに進んでいきます。
高度を稼いでいくと、左手に桐ノ木沢山が姿を現しました。
地形図の点線上は道らしき感じがわかりましたが、途中で倒木などがあり道が不明瞭になったので、そこから林の中に進路をとりました。
雪はかなり少なく、笹が顔を出しています。
広くなだらかな尾根は方向を見失いやすいので、コンパスで方向を確認しながら、時折GPSで現在地を確認しながら進みます。
初めは下りのスキートレースが交錯していたのですが、標高1000mを過ぎると全く見えなくなりました。
空は曇り空でしたが、時折射しこむ日差しが木の表情を変えていきます。
とにかく木と枝のシルエットが美しいです。
そのたびに写真を撮りながら、高度を稼いで行きます。
10時25分、標高1100m付近から霧氷を見ることができました。
霧氷に目を奪われながら、登っていきます。
この標高でも笹が顔を出しており、雪の少なさをあらためて実感します。
上空では雲が流れ、イタズラするように太陽の日差しを遮ります。
一瞬、上空に青空が広がり、辺りを照らします。
霧氷の白化粧をした木が本当にキレイです。
10時56分、見覚えがある山頂付近が見えてきました。
前来たときには大きく雪庇が張り出していたのですが、いまはかなり小さめの雪庇しかありません。
11時00分、登頂です。
山頂からの展望はいまいちなので、すこし奥に進んでみました。
早池峰山の裾野が見えましたが、上には雲がかかっていました。
風を避けて、小休止です。
ちょっと早いけどカップラーメンをいただきました。
休憩中、正面には青松葉山方面の山並みが見えました。
11時30分、下山しようと向きを変えると、小さく兜明神と岩神山が見えました。
下りは、なだらかな斜面をあっという間に滑り降りました。
途中、笹に引っ掛かって1度だけ大転倒をしましたが、後は無事に滑り降りました。
林道付近まで戻ると、どうも自分以外のトレースがあります。
どうやら、自分の後に入山者が続いたようです。
12時00分、車に戻ってきました。
登り1時間50分、下り30分のお手軽山行でした。
他の入山者の車は無かったので、どうやら下からスキーで登ってきたようです。
どうやら自分は、かなり楽をさせてもらったようです。
コメント
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林道をバックで逆戻り、ご苦労様でした!こうなるから、僕は細い林道の運転が大嫌いです(笑)。
早池峰山系の周りには低山しかないと思っていたんですが、この桐ノ木沢山は姫神山よりも高いんですね〜。原生林もありそうで、微妙な具合に毛無森と尾根続きでもあるんですね。密かに名山ですね!
桐ノ木沢山には夏道がない山なので、正直、超マイナーな山です。
初めて登ったとき、ブナの巨木と細いブナが混在していたので、ブナの原生林が自然更新されている途中なのかなと思いました。
あと10年〜20年で巨木はみんな倒れるかもしれません。
そうそう、桐ノ木沢山から毛無森までちょっと長いけど稜線が続いています。
ここを1泊で岳部落に抜けた話を聞いたことがあります。
車を回すのが大変だけど面白いかもです。
こんばんは!
北上山地らしい繊細な素晴らしい霧氷ですね!
ご馳走様です。
この辺りはなだらかで、私のような初心者には難しい領域です。
未知の領域の素晴らしい写真をまた期待しています 。
この日の朝はかなり冷えたのですが、正直霧氷は期待していなかったのでラッキーでした。
これで青空なら最高だったんですが、青空はホント時折しか顔を見せてくれませんでした。
mitugasiwaさんは、おひとりであちこち歩いている感じですが、初心者 なんですか?
てっきり山に慣れた方かと思っていました。
低山でも冬山は牙を剥くときがあるので、安全第一で山を楽しみましょうね。
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