また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 166797
全員に公開
ハイキング
支笏・洞爺

四十三山(よそみやま) 洞爺湖有珠山ジオパーク勉強会

2010年11月13日(土) [日帰り]
 - 拍手
子連れ登山 shu-hiker その他1人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
02:24
距離
3.3km
登り
202m
下り
153m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9:19 市街地わきの散策路入口からスタート
11:09 四十三山山頂を通過
11:44 旧北大観測所で待機中のバス乗り、山行終了
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2010年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
市街地の脇からスタート
1
市街地の脇からスタート
ドロノキが多い
倒木にはあえて手をつけない
倒木にはあえて手をつけない
ドロノキの倒木
西円山山頂
共同一号泉
共同一号泉
共同一号泉
トドマツの幼木
トドマツの幼木
40℃の噴気孔
オオウバユリ
さるのこしかけ
四十三山のピーク
1
四十三山のピーク
カラマツが現れてくる
カラマツが現れてくる
カラマツ
マイスターの解説
マイスターの解説
第28火口付近
ドロノキ大王
旧北大観測所そば
旧北大観測所そば

感想

洞爺湖有珠山ジオパーク勉強会に娘と参加してきました。
http://www.iburi.pref.hokkaido.lg.jp/ts/tss/sesaku/volcano-meister

そのなかで四十三山(よそみやま)登山もありました。
四十三山は1910年の噴火でできた山であり、今年で生誕100年になるそうです。
明治新山とも呼ばれています。

この噴火により温泉が見つかり、現在の洞爺湖温泉街の発展につながりました。
標高はたかだか250m程度の低山ですが、今も山麓から源泉を供給する貴重な場所です。

共同一号泉でマイスターによる解説がありました。
当日の源泉の温度は49.5℃。pHは6.7でした。
泉質はナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉だそうです。

希望者のみ源泉を飲みました。娘はなぜか固辞しましたが、
源泉に対してフェアでありたいと考える私はたくさん飲みました。
しかしながら、薄い塩分の中にほんわりと堅ゆで卵のにおいと味が混じった、
お世辞にも美味しいとはいいがたい、微妙な味でした。

この付近にはたくさんの火口があったようですが、
すでに樹木が生い茂り、火口らしさは全くありませんでした。
100年の重みを感じました。

山頂までドロノキが多かったです。そしてドロノキの倒木も多かったです。
マイスターの解説によりますと、もうこの山にドロノキは生えてこないそうです。
100年前の焼け野原から始まり、10年くらいかけて草地になり、
そこから明るいところを好むドロノキなどの林になり、
そこから徐々に、ミズナラやトドマツなどに置き換わっていくそうです。

山頂から反対斜面を降りて第28火口付近を目指すと、今度はカラマツが多くなりました。


以下、山行報告です。

9:19 市街地わきの散策路入口からスタート。

9:31 西丸山山頂(地形図の標高166m地点)で停止。
マイスターによる植生の講義。

その後、西丸山と四十三山の間にある共同一号泉に寄り、
マイスターによる温泉の講義。その後、四十三山に登る。

11:09 四十三山山頂を通過。この山はピークが二つあり、
三角点と展望台があるのはもう一方のピーク。
ただし、地形図では今回の山頂のほうが標高が高いように見受けられます。
(今後、再訪して検証予定)

その後、第28火口付近に進み、マイスターによる火山の講義。

11:44 旧北大観測所で待機中のバス乗り、山行終了。

総時間2時間24分。距離3.05km。平均速度1.3km/h。
消費カロリー583kcal。(平均心拍数91拍/分,総重量73kg[体重62kg],身長172cm)

下記URLにGPSトラック、歩行記録、写真を載せてみました。
http://yamasansaku.iiyudana.net/yosomiyama_101113.html


以下、その他の勉強内容です。

洞爺湖ビジターセンターにて「溶岩ドーム製作の実験」がありました。
ココアパウダーを土壌に、チョコレートとクリームの混合物をマグマに見立て、
下部から注射器でマグマを注入して溶岩ドームを製作しました。

製作したマグマが、その後の時間経過につれて降温して、
それによって粘度(viscosity)が増加していくこと、及び、
マグマの注入速度、注入量が主たるパラメータとなり、
参加者それぞれの溶岩ドームが形成されたものであると思われます。

宇井忠英 北海道大学名誉教授の目視判定によりますと、娘チームが製作の溶岩ドームは、
アメリカ ワシントン州セントヘレンズ火山の1980年から1986年にかけて
形成された溶岩ドームによく似ているそうです。


謝辞
このイベント(胆振総合振興局)は、そうべつエコミュージアム友の会からのDMで知りました。
昨年、昭和新山登山会(友の会)で、娘が学校行事で参加できなかったことを覚えてくださいました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-55116.html

この場を借りて御礼申し上げます。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2631人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら