金峰山 ／ 正面コース (山口県周南市)

2012年02月25日(土) [日帰り]

• GPS: 02:32
• 距離: 5.4km
• 登り: 607m
• 下り: 610m

コースタイム

※全行程2時間30分、うち休止約10分
12:20 林道入口
13:10 一の岳
13:25 金峰山(二の岳)
13:40 三の岳
14:00 金峰山(二の岳)
14:10 一の岳
14:50 林道入口

天候

曇ときどき雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

国道315号の大向にある二俣橋を渡った後すぐに左折、道なりにしばらく進むと林道入口に「金峰山⇒」の案内板がある。
林道入口付近や少し入った所に駐車スペースがある(写真参照)。

コース状況／危険箇所等

危険個所はなく、踏み跡やマーキングも明瞭で道に迷う心配はないと思う。

【参考文献】
防長山野へのいざない 第1集改定版 (金光 康資)

【参考サイト】
「法師崎のやまある記」
http://www.geocities.jp/houshizaki/tokuyamamitake.htm

写真

2/25 12:21

林道を少し入った所、最後の民家の手前に広い駐車スペースがある。後ろに見えるのは一の岳。

2/25 12:24

最後の民家を過ごし林道を登る。この奥の竹林の所にも2、3台の駐車スペースがある。

2/25 12:33

約10分で最後の水汲場があり林道は終点となる。登山道を示す案内板があり右の植林帯に入っていく。

2/25 13:08

植林帯と雑木林の急坂を交互に登り、約50分で一の岳に着く。

2/25 13:14

一の岳と金峰山(二の岳)との間にある鞍部。この辺りから南と北にそれぞれルートが分岐しているらしい。北側のルートは「明神の藪コース」といい原始林状態の広葉樹林が残っているとのこと。

2/25 13:23

一の岳から約15分で金峰山(二の岳)に着く。山頂には電波反射板2基、消防無線アンテナ1基が立つが、ほぼ360°の眺望がある。

2/25 13:41

金峰山(二の岳)から約15分で三の岳に着く。金峰山(二の岳)から三の岳へは上り下りともかなりの急坂である。写真は三の岳から金峰山(二の岳)と一の岳を見る。

2/25 15:08

鹿野方面から見た金峰山。右から一の岳、金峰山(二の岳)、三の岳。昔の表記は「三岳(嶽)」だったのだろうと想像に易い。

撮影機器：

COOLPIX S6000 ニコン

感想

4EJ

上記参考文献によると、この山は金峰山と書いて「みたけさん」と表音し、このような読み方をするのはこの山だけらしい。
『神亀5年(728年)、権代太郎左衛門という人が大和国吉野の金峰山より蔵王権現を勧請し、以来金峰山と山名が変わり、表音は「みたけ」としている。「地下上申」にも「ミたけ山」「ミたけが嶽」と見え、「みたけ」は御嶽、三嶽にも通じる』と記されている。
確かに、国道315号の道路標識にも「金峰 Mitake」と表示されていた。
しかしながら、三峰性の山なのでおそらく昔は「三岳(嶽)」と表記していたのだろう。
ということは、この地域では金峰と表記して「みたけ」と読むことが約1300年も続いていることになる。
はるか昔の人たちはそれぞれ何を思いながらこの登山道を登ったのだろうか、思いを馳せながら同じ道を行く。
金峰山(二の岳)から三の岳への踏み跡はしっかりしているがかなり急な上り下りであり、加えて三の岳ピークは狭くあまり眺望もないので足を延ばす人は少ないのでは。
金峰山(二の岳)ピークからはほぼ360°の眺望があり、晴れた日には瀬戸内や四国まで見渡せるのではないだろうか。
急坂が続くが大人よりも子供たちの方が身軽に登ってしまうような山だと思う。
ぜひ晴れた日に再訪したい。