石川〜尾開山〜大鰐温泉
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.6km
- 登り
- 486m
- 下り
- 464m
コースタイム
天候 | くもり時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:大鰐温泉(17:54)⇒弘前(18:06) |
写真
感想
元々の計画では「日頃自宅の窓から見ている山を縦走してみたい」という思いから、前日(2/24)に座頭石スタートで縦走し、大鰐まで行くという1泊2日のイグルー山行の予定だった。しかし24日に座頭石からスタートしたところ、最初の山である苗代山の手前で部員一名のスキーに不具合(ビンディングのネジが外れる)が生じ、現地では修理できずこれ以上進めないというまさかの事態に陥ってしまった。そこで全員で協議した結果、ふもとでイグルーを作ってからこの日はいったん弘前へ戻り、翌日に予定していた山のひとつである尾開山へ登って大鰐へ降りる、ということにした。無念だった。
先週の梵珠の時と比べて割とガラガラな電車に乗り、スキーを持った自分だけがやけにじろじろ見られているような気がしつつも石川駅にすぐ到着。地形図を頼りにひたすら車道を歩く。道中リンゴ畑にいたおじさんに「おはよう」と声をかけられたり、車に乗っていたおばさんと話をしたりした。
林道に差し掛かったあたりでスキー・スノーシュー等の装着を行い、途中まで道なりに進んでから尾根に取付く。夏道など無いような所のためかヤブがひどく、さらに急斜面が続く所があったため、長いスキーを履いている自分は先頭でも最後尾でもその労力は全く変わらないという状況だった。そのため、ワカン・スノーシューの3人から距離を置いて最後尾の自分が続く、といった感じで登った。
P378からはヤブも少なく快適でスイスイ行けたが、尾開山東側ピーク手前の急斜面でついに自身のシール技術にも限界が生じ、お守り代わりに持ってきていたワカンに履き替えて登ることに。そのためピークに到着するのに余計に時間をくってしまった。東側ピークで少し休んでからワカンのままスキーを担いで西側ピークへ。そこにあった看板から、この山は古くから修験者や忍者の修行の場だったことを知る。今までの登りはまさに自分にとっての修行の場だったのだと思い知らされる。そしてこの修行は下山するまで続くことになった。
西側ピークから先はヤブがひどく、スイスイ進むワカン・スノーシュー部隊に反して、ワカンを履いてスキーを担いだ自分はヤブにひっかかりながら進む羽目になる。だんだんスキーを担いで降りるのがバカらしくなってきたため、スキーに履き替えて木が茂る斜面を戦々恐々としながら滑り降りる。自分が心の底から「シーハイル!」と言えるようになるにはまだまだ時間がかかりそうだ。
やがてふもとのリンゴ畑に降り立ち、そこから林道を進んで大鰐町に入る。町に入る手前のあたりでヒラヤマさんから電話がきたので、とりあえず山に登ったことを自慢しつつお話をする。しばらく歩いて大鰐温泉駅に到着。ザック等を駅にデポして着替えを持ち、かねてより行きたいと思っていた若松会館で入浴。前日の無念さのあまり弘前に戻ってからシャワーすら浴びず着替えもしていなかった自分にとって、生き返るような気分だった。その気分のまま隣のはしばた食堂で夕食、といきたかったが食堂が貸切状態だったため断念せざるを得なかった。そのため、弘前に戻ってから駅前の蘭華亭でラーメンを食べつつ反省会をし、今回の山行の締めとした。
今回は当初の計画通りに行うことができなかった山行だった。特に前日のスキートラブルは、未然に防ぐことが十分可能だっただけに悔やまれる。今回の無念さをバネに、座頭石〜大鰐へ縦走し、下山後は若松会館・はしばた食堂で締めるという計画を必ず貫徹させたい。また、イグルー作成にはまだまだ練習・研究の余地があるので、これからも挑戦していきたい。
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