【相模原1】相模湖駅から三ヶ木まで ポッチ山をさがす旅
- GPS
- 11:58
- 距離
- 26.7km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,102m
コースタイム
7:14JR相模湖駅→7:14相模湖駅前交差点7:17→7:19さがみ湖出会い坂7:21→7:24相模湖総合事務所前交差点7:25→7:29県立相模湖公園7:37→7:38相模湖公園交差点→7:45相模湖大橋バス停→7:52嵐山登山口向かいの休憩所7:54→8:19▲嵐山8:47→8:53ねん坂2.1km標→9:11ねん坂1.6km標→9:14休憩所9:16→9:32ねん坂0.8km標→9:43ねん坂0.5km標→9:51ねん坂0.2km標→10:00鼠坂(ねんざか)歩道橋10:10→10:13八幡神社10:15→10:18鼠坂分岐→10:19顕鏡寺分岐→10:21渡し舟入口→10:22鼠坂ポンプ所→10:36相模湖休養村→10:44大明神展望台入口→10:45相模湖ふるさとの森入口10:47→10:57ポッチ山上り口10:59→11:11▲オオポッチ11:16→11:24▲コボッチ11:52→12:16ポッチ山上り口12:21→12:48庚申塔12:49→12:51相模化学工業前自販機前12:56→12:58山中湖・青根分岐(県道518へ)→13:07中村橋バス停→13:10福寿院前13:11→13:13篠原バス停13:14→13:16石砂山1.8km標→13:27石砂山1.5km標→13:30石砂山1.3km標→13:40左への分岐路との間にある小ピークへ→13:48左手の小ピークへ→13:55石砂山0.5km標→13:58石砂山0.3km標→14:09▲石砂山14:34→14:40伏馬田バス停3.5km標→14:54伏馬田バス停3.0km標→14:57伏馬田バス停2.8km標→15:05伏馬田バス停2.6km/菅井分岐標→15:22伏馬田城跡分岐→15:31朽ちたベンチの手前で左手より下り階段路が合流→15:39菅井(囲戸入口)分岐→15:40▲城山(伏馬田城山・伏馬田城跡)15:44→15:46菅井(北角)分岐→16:01仁の丘農園横休憩所16:03→16:06北角→16:41神社階段下庚申塔群→16:49石砂山入口→16:55亀見橋16:58→17:11ルート413へ→17:56梶野交差点→17:58県道518合流→18:00県道64合流→18:52青山交差点→18:59(右折してしまい交差点に戻る)→19:11三ヶ木交差点→19:12三ヶ木バスターミナル→
(買い出し寄り道6分)→帰宅22:00→シャワー22:26
総行動時間:18時間50分
総徒歩:10時間16分
ハイキング徒歩:9時間28分
迷走:7分
コース:9時間21分
天候 | 晴れ 夕方から曇がち 朝夕は粉雪もちらつく |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【帰り】三ヶ木バスターミナル2番乗り場より神奈中バス橋01系統に乗り終点の橋本駅北口下車(乗車時間38分・運賃420円 ※最終22:00) ※伏馬田入口から乗車するときは17:50(最終)に乗り三ヶ木で乗り換え(三55・三56三ヶ木行 公称乗車時間23分・運賃370円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【 コース状況 】 ひとつしかないので私でも迷子にならない改札を出て、ひときわ目につく相模湖ようこそSAGAMIKO相模湖町のアーケードと相模湖観光協会の案内板なぞ眺めながら、相模原の山々を眺めつつ相模湖駅前交差点を直進し、月の番兵のいかすモニュメントも佇む出会い坂から階段を下りて、交差点を二つ直進してバス通りで左折すれば、程なく右手に相模湖が出現するので、行きがけの駄賃で相模湖公園にとりつく。 相模湖公園交差点でふたたびバス通りと出合い、右折して湖に沿って進むと右手前方に相模湖大橋が立ちふさがるのでこれを渡り、山裾で分かれる道を左に折れて道なりに進んで、左手に慰霊碑の塚・相模湖ダムを追い越し、やはり左手にステキなモニュメントがある休憩所の対面に嵐山への登り口があり「かながわ景勝50選」の碑も見送ってくれる。 ここから山頂までは道なりのまっしぐらだけど、3箇所ほどショートカットできるところもあるので、どちらを行くかは気分しだい。 はたして山頂にはきれいなテーブルベンチもあり、また産霊宮水上(むすびのみやみなかみ)神社も鎮座しているし、東海遊歩道案内板やら解説文やら電信柱やら盛りだくさんであるし、やはり直下に相模湖を見下ろせるのが素晴らしい限りである。 下山は西ルートもあるようだが本日の第一目的は鼠坂より県道517号線に乗ることなので南ルートに乗り、目の前に見えている送電鉄塔への枝道とか目の前に見えている民家(林道作業小屋?)への枝道とかを除けば枝道もなく、よほど道無き道を足が勝手に選ぶような精神状態でもない限り自動的に下山まで面倒見ていただけるお得コース。 桟橋を渡ったり竹林を通ったりなかなか風情も優れ、開けたところからはプレジャーフォレストの観覧車なぞも拝めるのでメリハリも抜群である。 相模湖や相模原の山並みをひととき眺めたら観音塚を経て鼠坂歩道橋へ。 歩道橋手前を降りればプレジャーフォレスト入口方面へ、歩道橋を渡ってから下りれば八幡神社、あるいは顕鏡寺へのショートカット路へ。 本日は歩道橋を渡ってからルート412にいったん下りて、プレジャーフォレスト前の交差点から県道517号線に乗って、八幡神社に参じる。 あとはポッチ山登山口まで道なり。 相模湖ふるさとの森入口ゲートから10分ほどで、右手に白いガードレールとミントグリーンのフェンスが被っているところがあり、かつガードが切れたところにオレンジ色の支柱のカーブミラーが立っているのだが、その支柱に「ポッチ山↑」と書いてあるのでここよりとりつく。 とりあえず道に近そうなところを選びながら進み、すぐに右方向からの枝道を合わせ、左に流れながら細い尾根を滑りながら上ってゆくと、やがて右手のオオポッチを巻く歩きやすい道となるので崖をよじ登りたくなる衝動を堪えてしばらくゆけば、右手が低くなったところで後方を振り向いたタイミングで、登り口を示す赤テープが樹に括られている。 あとは導かれるようになだらかに上ってゆくだけで道標のあるオオポッチにたどり着く。ほとんど展望は無い。 登り口に戻って尾根道をさらに進むと、おおよそ2分程度で「神企電」の赤頭白胴支柱にマジックで「↑ポッチ山」と書かれているのでそれに従い、ここから4分程度で直撃しそうな崖と左手に巻いてゆきそうな道に分かれるので、急登坂すると、ものの1分程度で冬枯れの樹々の合間より相模湖や山並みも多少は臨めるコボッチ(勃地山)の頂上にたどり着く。 ここからいったん篠原川に下り、宝山方面に上り返せる道があればとりつきたかったのだが、とっかかりから急斜面で、滑り落ちても植林に救けてもらえそうとはいえ、急な下りが大の苦手な私には荷が重く、今日のところはあきらめて巻き道方面へと流れ、元来た道を尻尾を巻いて逃亡した。 さて、本日のお題目は早々に終了してしまったため、どこへ行こうか大いに悩んだが、来た道を引き返すのはいやなので石老山は次回に残し、石砂山からルート413コースと秋山川橋から高倉山・金剛山・一本松山・高塚山経由で藤野駅コースの二択に搾り、後は気分しだいと県道517号線を分岐の新大橋方面へと歩き出す。 さて、てくてく道なりに進んでゆくと冬枯れの色彩が素晴らしく美しい山がどんどん近づいて来た。 惚けるように眺めたその山は、位置的に「鉢岡山」に相違ない。 無性に登りたくなったが今からとりつくと、日蓮山方面、高倉山方面のどちらに流れても微妙な時間帯になってしまいそうで、どうせなら二つのコース+鉢岡山で1コースにして次回大いに満喫しようと心に決めた。 というわけで、ここからはまたまた東海遊歩道の標識のお世話になり、道標に導かれるまま篠原のバス停を越えて少しの分岐よりコースに乗り、一路石砂山へ。 頂上広場でお弁当している間に陽が雲に隠れはじめたら、なんとも言えぬ山水画のごとき焼山方面が目の前に出現した。 ともあれ、このコースは至れり尽くせり的に道標があるのでメインルートを進むなら道迷いの心配は少ないであろう。 さて、それでも下山には少し早すぎるので城山に寄り道することに。 伏馬田バス停2.8km標を過ぎてすぐに両側が開け、おおよそ200度くらい展望のある道がしばらく続き、とても心地好い。 菅井分岐で進路を右手にとり、しばらくして左手に赤テープがいくつも括られている尾根が登ってゆくのだが地形的推測から城山へのルートと合流している可能性が強そうだ。 さておき、そのまま進めばやがて伏馬田城跡分岐に出るので左折して、やや踏み跡もはっきりしなり不明瞭な植林帯をテープを頼りに進むと、やがて道はほぼ90度左に折れて急登坂となる。 雨の影響なのか、ちょいゆるめの道であったが杉の落ち葉に足を乗せてステップボードにさせていただくと、やがて道もおだやかになり、おそらくは先程の赤テープ上り口より続いているのではないかと思われる階段が左手から合流し、右手には朽ちたテーブルベンチが永眠し、そこを縫うように抜ければ、おおよそ8分ほどで左手に菅井(囲戸入口)方面への分岐標が横たわっており、進行方向前方には城山への最後の上り階段が見えている。 城山頂上は東側のみ展望がある。「号堂桜」の由縁案内板もあり、また伏馬田から亀見橋へと向かう道すがらには藤野町教育委員会の「城山」の由縁案内板もあるのでとても興味深い。 さて、標識が横たわる分岐より左手を下りてゆくわけだが、九十九折りの道なので難所ではないものの濡れた落ち葉に階段が埋まってしまって見えなくなっている部分もあるので注意しながら慎重に下る。 おおよそ15分ほどで芸術的なテーブルベンチもある仁の丘農園横休憩所に出るのだが、右手の柵は一見ロープのようでありながら電気牧柵なので触れてはいけない。 ここからすぐに北角の分岐が右手にあるのでやり過ごし、すぐに県道76号線への二叉にさしかかるので左折すれば、あとはルート413まで道なりに1時間ほどだ。 ルート413から伏馬田のバス停は目と鼻の先だが、最終バスが来るまでまだかなり時間があったし、来るべき未来にそなえて、焼山登山口から三ヶ木までどのくらい時間がかかるのたか知りたかったこともあり、えっちらおっちらマイペースで三ヶ木バスターミナルへと下山した。 【 危険箇所 】 皆無。 ただし、オオポッチへのとっかかりから少し進んだところが、道があるのか無いのか判断に迷うくらい思いっきりヤセ尾根で土も軟らかいので、すぐにまとも?な尾根道になるまでわずかばかりの間だけだが、充分慎重に。 あと、城山から菅井(囲戸入口)方面へ下る階段がほとんど濡れた落ち葉で埋まっているので、悪路ではないが、一応注意。 残雪はコース状にはほとんど無く、桟橋の上さえ気をつければ、影響は皆無。 【 トイレ 】 相模湖公園・三ヶ木バスターミナル。 【 休憩所 】 相模湖公園・嵐山登山口・嵐山・ねん坂1.6km標ちょい先・石砂山・仁の丘農園横。 【 飲食・買い物 】 自販機で缶コーヒーを買っただけ。 相模湖駅周辺、鼠坂近辺、県道518分岐から篠原まで、青山交差点から先、あたりにはお店も多いが、ルート418沿いはぽつんぽつんとコンビニやら蕎麦屋がある程度。 山中では何も買えない。 【 持参したガイド・地図 】 新・分県登山ガイド13 神奈川県の山(山と渓谷社) 山と高原地図2011 27高尾・陣馬(昭文社) あしたさがみはら(相模原市) 【 拝見したサイト 】 峠のむこうへ http://homepage3.nifty.com/tougepal/index.htm 悠遊趣味 http://yuyusyumi.hobby-web.net/index.html 【 失せ物 】 なし。 【 ゲットしたオタカラ 】 なし。 【 my初登頂かながわ 】 88 嵐山(相模嵐山) 405m 89 オオポッチ 370m圏 90 コボッチ(勃地山) 378m 91 石砂山 578m 92 城山(伏馬田城山・伏馬田城跡) 468m 【 my初登頂藤野町十五名山 】 1 石砂山 578m 【 my初探訪かながわの景勝50選 】 17 嵐山からの相模湖 【 周辺の寄り道情報 】 相模湖駅より、古仏城山 鼠坂より、大明神山、石老山 県道518合流点より、鉢岡山、日蓮山、宝山、峰、金剛山 伏馬田城山より、峰山 石砂山より、焼山 ※残り41枚の写真は容量に余裕があるときに追加すること |
写真
感想
【 反省 】
メインテーマ5連敗を避けるため、ちょっと消極的なルート作成をしてしまったが、メインを先にしたため一日中ハイだったので、よしとしよう。
ただし、行かないと決めつけて丹沢地図を持参しなかったため、伊勢原方面への分岐でちょっとだけ悩んでしまったから、次回から準備は多めにしたい。
【 教訓 】
備えあれば憂いなし。
【 感想 】
相模湖駅改札を出たら、旅人ウェルカムな空気がとても心地好かった。
さがみ湖出会い坂とか、ネーミングが大好き。モニュメント類もステキなのがいっぱい。
寄り道候補にには入れてなかったけどフラフラ誘われた県立相模湖公園で思いっきり和んだ。
朝から日暮れまで相模原の山並みに心が踊った。
相模湖大橋から左手に、オオバンが3羽、一生懸命走るように泳いでて、力を分けてもらった。
嵐山登山口向かいの休憩所が乙。
嵐山山頂からの相模湖は、やはり「かながわ景勝50選」の名に恥じぬ景観で、これだけで早くも元は採れた気分にさせられたし、電信柱の違和感も含めて雪景色がアバンギャルドにお気に入り。
下りも桟橋やら竹林やら山並みの絶景+プレジャーフォレストの観覧車とメリハリ抜群で、ウキウキマックス。ついつい泉谷しげるの相模原にちなんだあの歌を口ずさんでしまいましたとさ。
ってか、今日はひとりもハイカーの方に逢わなかったため、軽く30曲くらいは歌ったと思うけど。
渡し舟にも乗りたかったかも。
オオポッチとコボッチ、なかよく見つけられてよかったね。
コボッチ山頂でハイになりすぎて「よかったね♪アホレ、よかったね♪アホレ」と大声で歌いながら踊ってしまったのは、ここだけの話。
もう満足値がメーター振り切れちゃったので、ちょっとだらけて、一瞬、帰って寝ようかと思ったけど、辞めずに歩いてよかったそのこころ。
県道517号線が南に進路をとりはじめると、どんどん大きくなる美しい山。鉢岡山。それがその山の名前。araigenga氏とYamaotoko7氏の記録で見かけてマークはしてたんだけど、次は御馳走になりまする。感謝。
石砂山の山頂も景観が素晴らしく、また注連飾りの山頂標がかわゆくて萌え萌え。
城山への登りでひさびさにうっすらと汗をかいて、またハイ。山頂も歴史をカンジさせてくれる佇まいで、ベンチがあったらな、と欲張りな注文。
電気牧柵は、一瞬、ロープと勘違いして危なかった…。
伏馬田からルート413への道も、寄り道したいところがいっぱいあったけど、時間を考えて神社にも登らず、ざっとなぞっただけで終わらせたのがちょっぴり残念。でも亀見橋からの景観が抜群で、感涙する(泣いてないし)。
ルート413に入ってからも、「カッコイイ橋」とか、「マジきれいだし山」とか、誰もいないことをいいことに有頂天で独り言マシンガン。ずっとずっと両手に花、もとい、両側に丹沢の素晴らしい山並みをパノラマで眺めながら、沢音に癒されながら、ルンルン気分で闊歩した。
でも6時を過ぎた頃から暗くなってきて、やはり都会以外でのハイキングは日没とともに去りぬ。寒かったしね。
ラスト1時間は歩いても冷えてゆく一方だったけど、一日中ハイテンションで大満足の巻。
心のなかで金色の鼠が完全無欠のATフィールドにターンしてくれた、完璧ないちにちでありましたとさ。
MVPはコボッチに進呈したいけど、やっぱり、毎度のことながら松田町といい藤野町といい、通りすがりの多くの方々がさりげなくかけてくれる「こんにちは」とやさしいまなざしに。
ありがとう、と感謝しつつ。
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