福島の名山 二岐山
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.1km
- 登り
- 786m
- 下り
- 787m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
天気は良かったものの、風が強く冷たく難儀した。山頂はマイナス3℃くらい。北面はどこでも上り下りできますが、南面は夏道を忠実にたどったほうが安全です。 |
写真
感想
3/20 二岐山日帰り
3/19からテント泊で男鹿岳と大佐飛山に登ろうと思っていたが、寒波襲来により吹雪となった。遭難の多い難しい山であり大事を取って登山口で断念。翌日は回復傾向の予報なので近所の二岐山に登ることにした。車を二岐山林道の入口に置いて林道を歩き、風力発電所のある北側から女岳に直登するコースをとる。男岳に到達した後は南の御鍋神社に下る計画である。
地図を見ると風力発電所の数百m手前に登山口があることになっているが、間違って風車のすぐ手前まで到達してしまった。夏道とは全く別のルートになるが、ここから山頂を狙うことにする。二岐山は沢が余り発達しておらず、積雪も日本海側にしては少ないほうなので雪崩の危険が少ない。冬山入門にはうってつけで、難しいことは何も考えず適当に好きなところを歩いて登れる。
山頂近くは斜度が急なので滑落に十分注意。ワカンを持っていったがあまりに急すぎて使えずクランポンのみツボ足で登った。雪がまだ締まっておらず、最悪のモナカ状になっている。ピッケルを使って四つんばいで登るのが楽だ。
あっという間に女岳に到着。天気はよいが寒波襲来中で会津方面は妖しい雲も出ている。あまりに寒いのでとっとと男岳に進む。双耳峰の鞍部は霧氷が浮上に綺麗でしばし見とれる。海老の尻尾は叩いても落ちず相当に気温が低いことが判る。
男岳が二岐山(1544m)の山頂である。すぐそばの七ヶ岳が圧巻。猪苗代湖の北側は分厚い雲に覆われており、飯豊方面もまったく見えない。那須岳も前山の陰で見えない。絶景ではあるが見たい山があまり見えないもどかしさ…。
御鍋神社へはほぼ真南に下ればよいと地図を確認せずにそのまま下り始めたが、これは誤りであった。二岐山南面は沢がやや発達しており、部分的に急すぎて下れない。所々ガケを迂回しながら下った。おまけに南面は陽光のせいで雪もだいぶ腐り、ふとももまで埋まりながらの難行軍となった(当然ながらワカンも急すぎて使えず)。途中から夏道を目指し修正しながら下ったが時既に遅し。相当の苦労をして御鍋神社入口にたどり着いた。南側は忠実に夏道をたどるのが正解だろう。
二岐山は夏に登ると大したことはないだろうが、積雪期は適度に面白い。地形上多少失敗をやらかしても大事に至らないところが好感が持てる。会津と中通りの境目にあるので積雪量もそれほどでもない。山スキーに人気と聞いていたが今日は一人も会わなかった。まさかとは思うが原発の影響を懸念しているのだろうか。福島県でもこの地域の山は北アルプスと同程度の放射線量と聞いている。登山には全く問題ないはずだ。二岐温泉や湯本温泉にもほとんど観光客が居なかったのが気になった。
冬の福島の名山、二岐山に皆で登りましょう!!
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