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Yamareco

記録ID: 181155
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積雪期ピークハント/縦走
甲信越

分水嶺:2022m峰〜鉢盛山〜野麦峠スキー場

2012年04月08日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
18:25
距離
39.7km
上り
2,243m
下り
2,242m

コースタイム

自宅1701≒(渋滞)≒調布IC≒2130諏訪湖SA2144≒塩尻IC≒(19)≒味噌川ダム(左岸)≒2250奥木曽大橋(車中前泊)415―514大山祇神社(運動靴→登山靴)534―612休(Co1400m、アイゼン装着)622―743休(1769m標高点)753―846休(Co1950m)852―913休(1975.8m標高点、アイゼン→スノーシュー)921―955無名峰(2022m)1002―1021鉢盛峠1027―1116休(Co2075m)1127―1231休(Co2280m)1238―1311鉢盛山避難小屋―1227鉢盛山1257―1438最低鞍部―1543小鉢盛山1548―1652コル―1719野麦峠スキー場の頭(2123m峰)1730―1820野麦峠スキー場1835―1909県道26号線―1950境峠―2058細島バス停―2122県道26号線を離れる―2155味噌川ダム(右岸)―2255奥木曽大橋2309≒(19)≒2350塩尻IC≒みどり湖PA≒0105双葉SA0125≒高井戸IC≒0320自宅
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
奥木曽湖の一番上流にある奥木曽大橋(左岸)が登山口。湖岸道路は舗装。駐車は立派な橋を対岸に渡ったところ(右岸)に広いスペースがある。北への林道へはゲートが施錠されているため一般車は入れない。
2022m峰南尾根は、大山祇神社脇から取り付いたがまずますの選択。下部に少し藪っぽいところや急斜面があった。一部、アイゼンを使用し、十分に雪が得られたあとはスノーシューを利用(下山までずっと)。
鉢盛山から小鉢盛山への尾根筋は、反射板の手前(東側)の最高地点からダイレクトに下る。
時間に余裕があったなら、野麦峠スキー場の頭(2123m峰)から南東に延びる尾根を辿って、奥木曽大橋に戻れば、一周コースが完成するはず。(今回は時間切れとなり、野麦峠スキー場のゲレンデを下った)
大山祇神社。この裏手から2022m峰南尾根に取り付きました。
by  E08T, KDDI-TS
大山祇神社。この裏手から2022m峰南尾根に取り付きました。
去年のちょうど今頃歩いた、烏帽子岳。奥には八ヶ岳連峰。右手木の枝の陰には南アルプス。
by  E08T, KDDI-TS
去年のちょうど今頃歩いた、烏帽子岳。奥には八ヶ岳連峰。右手木の枝の陰には南アルプス。
2022m峰付近からの鉢盛山。木立の間からでも立派にそびえています。
by  E08T, KDDI-TS
2022m峰付近からの鉢盛山。木立の間からでも立派にそびえています。
鉢盛峠からの鉢盛山。標高差約600m。かなりのアルバイトを覚悟させられます。
by  E08T, KDDI-TS
鉢盛峠からの鉢盛山。標高差約600m。かなりのアルバイトを覚悟させられます。
分水嶺ならではの、境界見出標が木に呑み込まれていました。
2012年04月09日 08:48撮影 by  E08T, KDDI-TS
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4/9 8:48
分水嶺ならではの、境界見出標が木に呑み込まれていました。
烏帽子岳や2022m峰を振り返る。遠景は八ヶ岳連峰。
by  E08T, KDDI-TS
烏帽子岳や2022m峰を振り返る。遠景は八ヶ岳連峰。
青空に映える雪をつけた樹木。
by  E08T, KDDI-TS
青空に映える雪をつけた樹木。
中央に中央アルプス。左手遠景は南アルプス。これまで辿ってきた分水嶺の峰々が指呼できます。
by  E08T, KDDI-TS
中央に中央アルプス。左手遠景は南アルプス。これまで辿ってきた分水嶺の峰々が指呼できます。
小鉢盛山方面。
鉢盛山避難小屋。押しつぶされそうな屋根の雪。
by  E08T, KDDI-TS
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鉢盛山避難小屋。押しつぶされそうな屋根の雪。
鉢盛山山頂の反射板と北アルプス。
by  E08T, KDDI-TS
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鉢盛山山頂の反射板と北アルプス。
槍穂を中心に。
2012年04月09日 08:49撮影 by  E08T, KDDI-TS
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4/9 8:49
槍穂を中心に。
北アルプス全山。右手にやや霞んでいるのが鹿島槍。
by  E08T, KDDI-TS
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北アルプス全山。右手にやや霞んでいるのが鹿島槍。
乗鞍岳方面。
見あきることの無い北アルプス全貌。
by  E08T, KDDI-TS
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見あきることの無い北アルプス全貌。
鉢盛山最高点からの中央アルプスと左手に南アルプス。
by  E08T, KDDI-TS
鉢盛山最高点からの中央アルプスと左手に南アルプス。
鉢盛山最高点からの乗鞍岳。
by  E08T, KDDI-TS
鉢盛山最高点からの乗鞍岳。
松本市や塩尻市方面。背景は美ヶ原など。
by  E08T, KDDI-TS
松本市や塩尻市方面。背景は美ヶ原など。
小鉢盛山の山頂標識。
by  E08T, KDDI-TS
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小鉢盛山の山頂標識。
小鉢盛山付近からの南アルプス北部。分かりにくいかも知れませんが、この位置からだと、仙丈岳と北岳の間に富士山が見えています。
by  E08T, KDDI-TS
小鉢盛山付近からの南アルプス北部。分かりにくいかも知れませんが、この位置からだと、仙丈岳と北岳の間に富士山が見えています。
南アルプス全山。
by  E08T, KDDI-TS
南アルプス全山。
鉢盛山を振り返る。山頂の反射板が目立ちます。
by  E08T, KDDI-TS
鉢盛山を振り返る。山頂の反射板が目立ちます。
野麦峠スキー場上部に出ました。リフト降り場が見えます。
2012年04月09日 08:49撮影 by  E08T, KDDI-TS
4/9 8:49
野麦峠スキー場上部に出ました。リフト降り場が見えます。
中央は今日歩いた2022m峰と南に続く尾根。遠景には八ヶ岳連峰。
by  E08T, KDDI-TS
中央は今日歩いた2022m峰と南に続く尾根。遠景には八ヶ岳連峰。
鉢盛山と小鉢盛山(左)。
by  E08T, KDDI-TS
鉢盛山と小鉢盛山(左)。
最終リフト降り場。
by  E08T, KDDI-TS
最終リフト降り場。
スキー場中央部から上部を振り返る。シーズン終了なのでガラガラですが、スキーを担いで登って滑っている人のシュプールがいくつかついていました。
by  E08T, KDDI-TS
スキー場中央部から上部を振り返る。シーズン終了なのでガラガラですが、スキーを担いで登って滑っている人のシュプールがいくつかついていました。
スキー場の下部を見下ろす。もうすぐ日没です。乗鞍岳(右)や野麦峠、鎌ヶ峰など、分水嶺の宿題区間です。
by  E08T, KDDI-TS
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スキー場の下部を見下ろす。もうすぐ日没です。乗鞍岳(右)や野麦峠、鎌ヶ峰など、分水嶺の宿題区間です。

感想

・昨年(2011年)も3月末から4月上旬にかけて、ライフワークである中央分水嶺の藪区間を繋いで歩いたが、今年は娘の結婚式や業務の関係などもあり、この度やっと実現。2011年4月3日に到達した2022m峰から西へ足跡を延ばす。鉢盛山〜小鉢盛山を越えて野麦峠スキー場の頭(2123m峰)まで分水嶺を辿るプラン。入山はいろいろ考えて南側の木祖村・奥木曽湖から。

・本当なら山中で幕営したいところだったが、土曜日の夕方発となったため、日曜日の日の出前4:15に出発。天気予報はバッチリ。

・前日あたりにでも雪が降ったらしく10〜20cmほどの新雪が旧雪の上に乗っていて、急斜面ではスノーシューでも滑ったり、雪が腐り始めたところでは、団子になったりして、中々の難儀をする。標高1900m付近から少しずつ見晴らしが良くなり、快晴だったので、展望はすこぶる良い。

・鉢盛峠から鉢盛山までは標高差約600m。見上げるとくじけそうなほどの斜面を一歩一歩登るが、急斜面では脚がつりそうになるところをだましだまし高度を稼ぐ。

・山頂手前の避難小屋は、大量の雪が屋根に乗っていて、よくも潰れないものだと感心。中に入るには入口を相当除雪しないと無理。

・山頂からの360°眺望は素晴らしいの一言。主だった山々を列挙すると:北アルプスは南は乗鞍から北は鹿島槍まで。特に穂高〜槍までが迫力満点。その右には、雨飾、焼、火打、妙高、黒姫など頸城の山々。次が志賀高原方面から浅間山。手前には美ヶ原やその手前には高ボッチ、鉢伏山から三峰山を経て分水嶺が霧ヶ峰へ。さらに辿れば、蓼科山から編笠山までの八ヶ岳連峰。その右には南アルプスが甲斐駒・仙丈〜聖・光まで。手前には分水嶺の坊主岳〜経ヶ岳が権兵衛峠を経て、中央アルプスへ。少し右に移って、小鉢盛山を前景にして木曽御嶽。そして境峠から、鎌ヶ峰、野麦峠と続く分水嶺を追えば、乗鞍岳で振り出しに戻る。

・当初予定では、鉢盛山を正午頃には出発したいと考えていたが、大幅に時間を超過していて、14時に出発。下山を木曽川側とって、奥木曽大橋にできるだけダイレクトに戻るという当初プランを諦めて、仮に暗くなっても危険無く下山できる野麦峠スキー場ゲレンデを下山コースに決める。

・小鉢盛山の登り返し(標高差約200m)は疲れた足にはきついところ。あせらずじっくり楽しむ。小鉢盛山の山頂付近から南アルプス北部を見ると、仙丈岳と北岳との間のギャップ部分から富士山がにょきっと存在感をアピールしていて、とても印象的。

・野麦峠スキー場は今シーズンは営業を終了していたが、降った雪をもとめて板を担いで登ったスキーヤーがそれなりにいたらしく、シュプールなどがいくつかついていた。最後の展望を楽しんでから、夕陽に向かってゲレンデを真っ直ぐに楽ちんな下山。麓のスキー場についたところでちょうど日没。

・藪原タクシーに何度も電話するが一向に出てくれないので、仕方なく出発地点まで歩くことに腹を決める。最初は星空、そのうち月夜(十六夜)の中をとぼとぼと歩き続けて、23時少し前にゴール(約4時間半)。車はほぼ24時間駐車していた勘定。お陰で帰りの高速(中央道)は渋滞知らずのガラガラ。

・ヤマレコでルートを入力してみると、トータルで約40km。うち下山後の車道歩きが約20km。運動靴をザックに入れておいて大正解、冬用登山靴だったら大変な苦行だったはず。(昨年、烏帽子岳から北尾根を下山した時は、冬用登山靴で塩尻駅まで歩きました。) 累積標高(登り)が2600mというのも最近の山行では群を抜いているかも。

・天気に恵まれ、誰にも会わず、自然を満喫した良い山行でした。

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コメント

行って
Nomoshinさん、Junjapaです。先日の日曜日に、日帰りで野麦峠スキー場から鉢盛山を往復してきました。朝5時半にでて、帰りは夕方4時45分で長い一日でした。しかし、素晴らしい尾根でした。Nomoshinさんの記録を参考にさせて頂き、分水嶺の縦走をまた延ばしていきたいと思います。まずは御礼まで。
2012/4/18 18:39
すみません。
タイトルがおかしかったです。「行ってまいりました!」と 打ちたかった。
2012/4/18 18:40
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