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Yamareco

記録ID: 183299
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山滑走
ヨーロッパ

バレーブランシュ、山スキー滑降

2012年03月23日(金) [日帰り]
 - 拍手
クマ その他4人
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
05:37
距離
27.2km
登り
2,960m
下り
2,948m
歩くペース
とても速い
0.30.4
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

※上記ルートはGPSロガー(WPL-2000LX)による実録ですが、
 往路のロープウェイや、帰路の鉄道での移動も含まれています。

08:40 ロープウェイ下駅(1035m)発、一回乗り継ぎ
09:00 ロープウェイ上駅(3777m)着、エレベータに乗る
09:10 エギュイド・ミディ展望台(3842m)着
09:20 ロープウェイ上駅にある山岳ゲートにて準備
09:30 スキー板をザックにセットして出発。
    6人でアンザイレンして、尾根をロープを掴んで下降(ツボ足)。
10:00 尾根下でアンザイレンを解き、スキーをセット。(3700m)
    バレーブランシュのノーマルコース(右)をスキー滑降。
12:40 モンタンヴェール(滑降終了点) 着
12:45 氷の洞窟
    スキー板担いで約400段の階段登り
13:10 テレキャビン乗車
13:15 モンタンヴェール駅(1913m)、休憩
13:30 モンタンヴェール駅出発
14:00 シャモニー駅
14:15 シャモニーのカフェ

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天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
シャモニーのホテルからクルマで5分。
(歩いても10分)
コース状況/
危険箇所等
●3/23(金) バレーブランシュ滑降
 オートルート前の足ならしで、担当ガイドにより、スキーの足前がチェックされる。シール登行はなかった。ガイドはフランス人のクリストフという人。控えめなタイプで、日本人に好まれるだろう。アヌシーに住んでいるという。彼は年に3回ぐらいオートルートをガイドするという。これまでに15回ぐらいガイドしたというから、ガイド歴は5年ということになる。

 真っ白なモンブランを背に、黒いドリュー針峰群を前にして、ふと横を見ればグランドジョラス北壁がズバッと切れこんでいたりする、ぜいたくな景色の中で、標高3800mのミディ展望台直下から、メールドグラス氷河上のオフピステを、1900mのモンタンヴェールまで、約20kmほどスキー滑降する。

 お天気最高、視界最高で、ツアーのスタートとしては申し分なし。雪面は、しばらく雪が降っていないということで、少々硬いが、そんなこと気にならない。このツアーだけでも単独のりっぱなツアーであり、オートルートの前哨戦としてはもったいないくらい。スキー滑降が終わって、最後に待っているスキー板担いでの約400段の階段登りも、特に気にならなかった。

 夕方、シャモニーにおいて現地担当のAPJ神田泰夫さんからツアーの注意事項の説明があった。彼は、シャモニーにある最も大きなスポーツショップであるスネルスポーツの看板店員でもあり、大変忙しい人だ。非常に気さくな人で好感が持てる。そのあと、夕食は参加者の皆んなとネアポリスというイタリアンをいただいた。マアマアというところ。

以降、オートルートのレポートに続く

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エギュイド・ミディ展望台からモンブランを望む。
2012年03月23日 17:05撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 17:05
エギュイド・ミディ展望台からモンブランを望む。
エギュイド・ミディ展望台からバレーブランシュと、グランドジョラスを望む。
2012年03月23日 17:05撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 17:05
エギュイド・ミディ展望台からバレーブランシュと、グランドジョラスを望む。
エギュイド・ミディ展望台からバレーブランシュのルートを確認する。
2012年03月23日 17:11撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 17:11
エギュイド・ミディ展望台からバレーブランシュのルートを確認する。
絶景のなか、山岳ゲートで準備をする。
2012年03月23日 17:26撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 17:26
絶景のなか、山岳ゲートで準備をする。
ミディから下る尾根を望む。
2012年03月23日 17:30撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 17:30
ミディから下る尾根を望む。
スキーヤーにここから先がバックカントリーエリアであることを警告している。
2012年03月23日 17:30撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 17:30
スキーヤーにここから先がバックカントリーエリアであることを警告している。
ガイドが最後尾につき、5人のアンザイレンで下る。下の景色はシャモニー谷。
2012年03月23日 17:35撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 17:35
ガイドが最後尾につき、5人のアンザイレンで下る。下の景色はシャモニー谷。
傾斜が緩くなったところで、スキーをセットする。
2012年03月23日 18:00撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 18:00
傾斜が緩くなったところで、スキーをセットする。
バレーブランシュのスキールート上にてミディ展望台を見上げる。
2012年03月23日 18:11撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 18:11
バレーブランシュのスキールート上にてミディ展望台を見上げる。
背景は、ドリュー針峰群。
2012年03月23日 18:29撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 18:29
背景は、ドリュー針峰群。
地球とは思えないような景色の中をいく。
2012年03月23日 18:32撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 18:32
地球とは思えないような景色の中をいく。
結構急な斜面もある。
2012年03月23日 18:57撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 18:57
結構急な斜面もある。
スノーモンスターもいる。
2012年03月23日 19:13撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 19:13
スノーモンスターもいる。
絶景の中でちょっと休憩。リッチな気分。
2012年03月23日 19:44撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 19:44
絶景の中でちょっと休憩。リッチな気分。
広大で長大なメールドグラス氷河は続く。これを滑るしあわせ。
2012年03月23日 20:03撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 20:03
広大で長大なメールドグラス氷河は続く。これを滑るしあわせ。
ちょっと岩が露出している部分もある。
2012年03月23日 20:23撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 20:23
ちょっと岩が露出している部分もある。
滑降終点となるモンタンヴェールにて、みんなが見上げているのは?
2012年03月23日 20:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 20:38
滑降終点となるモンタンヴェールにて、みんなが見上げているのは?
モンタンヴェール・テレキャビンまでのこの400段の階段だ。
2012年03月23日 20:38撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 20:38
モンタンヴェール・テレキャビンまでのこの400段の階段だ。
階段を登る前に、少し降りて、氷の洞窟見学をした。冬場は展示物が少ないな〜。
2012年03月23日 20:45撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 20:45
階段を登る前に、少し降りて、氷の洞窟見学をした。冬場は展示物が少ないな〜。
モンタンヴェール駅舎内にて、登山電車がやってくるのを待つ。
2012年03月23日 21:17撮影 by  DSC-TX10 , SONY
3/23 21:17
モンタンヴェール駅舎内にて、登山電車がやってくるのを待つ。
シャモニーへ降りる登山鉄道。アプト式だ。
2012年03月23日 21:25撮影 by  DSC-TX10 , SONY
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3/23 21:25
シャモニーへ降りる登山鉄道。アプト式だ。

感想

※最初、オートルート(前半)のレポートの先頭にいれていた、このバレーブランシュ滑降レポートを、ひとつのレポートとして独立させました。オートルートではないというご指摘をいただき、その通りだと思ったからです。各写真に拍手していただいた方には、リセットされてしまって、大変申し訳ありません。お詫びします。

●これからオートルートに行くにあたって、その前哨戦としてバレーブランシュの絶景の中のバックカントリーをスキー滑降しました。あまりにもぜいたくな高度順化です。滑降は約20kmあり、このツアーだけでもヨーロッパアルプスへ来た価値がありました。

 ただし、ヨーロッパの人々のバカンスと合致してしまうと、せっかくのバックカントリーが、なにやらスキーゲレンデ? のような人だかりになってしまうので、日程には吟味が必要です。我々のときも、比較的多い状態でしたが、まだましでした。今後来られる方は、お天気の傾向だけでなく、ヨーロッパ人の行動傾向、つまり、イースター(復活祭)の休暇の日程など(年により可変)を把握しておいて、これを避けたほうがいいと思います。

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