富士山・須走
- GPS
- 07:43
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,894m
- 下り
- 1,890m
コースタイム
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 7:43
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
4月中旬に引いた喉と咳の風邪がいまだに治らない。この日も前日までお腹を下していて、正直行くかどうか迷っていたが、もう3週間近く山に行っていないので禁断症状がやばい。行くしかなかった。3時前に家を出て5時前に須走登山口より歩き始める。板を担いで藪漕ぎは避けたいので登山道から。標高差で300mほど登ると砂走の終点くらいから雪がつながっていた。ここからシール登行となる。
3千メートル前半では高度障害が出ない私だが、富士山はどうもダメだ。おそらく登り始めの標高が高いこと、またそこまで一気に車で登ってしまうことに原因がある気がする。酸素の薄さよりも気圧が低いのが問題で、外輪あたりではいつも頭痛がする。今回もできれば前泊で少しでも順応したかったが、やや弾丸気味になってしまった。この日も意識が一段階遠くにあるような感じで、あえぎながら登る。登っている最中、それぞれ個別に合計3個くらい小石が落ちてきた。
振り返るとあちこちにスキーヤーやボーダーがいる。須走からは登山道ではなく、ブル道か何か別のところから登ってきているらしい。登山道よりも歩きやすいのだろうか。富士山はあまり研究せずにほとんどフィーリングで登っているので、よくわからない。3千mを超えてもこの日はまだなんとか行けそうだ。せっかくなので外輪の久須志岳ではなく、最高峰の剣ヶ峰を目指すことにする。
シールのまま外輪を半周して剣ヶ峰に乗り上げる。実に約8年ぶりだ。8年前は夏に来ており、あの時は震災ボランティアに行った直後で、当時は仕事もあまりうまくいっていなかった。思えばあの夏富士が転機となって山に狂い、今に至るような気がしてそう思うと感慨深い。が、だんだん頭が痛くなってきたので、すぐに下ることにする。下りも来た道を戻り、途中まで滑ってあとは部分的に担いで外輪を歩いてからまた滑る。
大斜面の滑降は素晴らしいが、まだ雪は緩み切っておらず少し硬い。下部ではさすがに緩んだが雪面に凹凸が多く、一筋縄ではいかなかった。高度を下げるにつれて頭痛はきれいさっぱりなくなっていった。雪切れと共に須走の登山道に戻り、あとは板とブーツを担いで下山。一路自宅を目指した。
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