ユキワリコザクラちゃんに会いに 岩手山御神坂コース
- GPS
- 06:47
- 距離
- 13.2km
- 登り
- 1,533m
- 下り
- 1,523m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 6:44
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
笠締付近のガレ場のトラバースだが、一層崩壊が進んだように思う。足場が細ってきているので足元に注意。 |
その他周辺情報 | 網張温泉が近い。その他いろいろ。松ぼっくりのジェラードが有名。他にも麓にはカフェや手作りパンの店、蕎麦屋など多数あるので時間があれば寄ってみては。 |
写真
感想
ヘロヘロ隊はこの時期、岩手山へ御神坂コースから登るのが恒例だ。
ツートンが毎年ユキワリコザクラさんに会いに行くのを楽しみにしているからなのだが、今年は本人が負傷療養中なので一人で登ってきた。
下界の天気予報は晴れだったが、おもったよりもどんよりした空模様の下登山口を出発する。6時の時点ですでに湿気を感じる。蒸し暑くなるのだろうか。
一人なので黙々と歩く。足元の花に注意してはみるがツートンほどには探せない。カタクリなどの春の花は終わりつつあり、端境期なのか花の数そのものが少ない…気がする。単に目に入っていないだけかもしれないが。
大滝展望台に出る。天気は相変わらずだが景色になにか違和感を感じる。なんだろう? 後から考えると思ったより緑が少ないと思ったのだ。そして残雪が多い。
展望台を過ぎると急に春の花が増える。道の両脇にはカタクリがこの世の春を謳歌し、ショウジョウバカマもまだまだ瑞々しい姿で立っている。季節が一月ほど逆戻りしたようだった。
やがて登山道上に残雪が現れる。毎年この付近には雪が残っているから想定内だが、今年はなんだか雪が多いような気がする。記録的な少雪でGW明けからは気温も高めだったというのに? あ、なんか予感がある。これはユキワリコザクラちゃんには会えない…。
ガレ場に出ると雪は無くなったが、斜面はねずみ色一色で生気に乏しい。予想通り花の姿は見られず、当然ながらユキワリコザクラも咲いてはいなかった。蕾すら見当たらない。ううむ、岩手山の中腹では今年は何がおこっていたのだろうか…。
療養中のツートンにユキワリコザクラの写真を見せて羨ましがらせてやろうと…いやいや、元気をだしてもらおうと思っていたのに…。残念だ。意気消沈だが気を取り直して前へ進む。
落ち込んだ気分を反映してか、ますます天気は怪しくなりついにガスに巻かれてしまう。踏んだり蹴ったりだ。一瞬、帰っちゃおうかなぁとも思ったが、ここまできたら修行と割り切って山頂を踏んでこようと思い直した。
そんな私を哀れに思ったか、それとも天の気まぐれか、鬼ヶ城分岐手前でガスが割れ一気に青空が広がった。こうなると現金なもので「登ってきてよかった」とテンションもあがり休憩もそこそこに一気に山頂へ向かう。
お鉢に上がると強風が吹き荒れていた。右から左から、前から後ろからと風向きも一定しない。なんなんだ、今日の天気は。突風に吹き倒されないように注意しつつ歩みを進め、9時間40分に山頂を踏むことができた。令和最初の岩手山、登頂成功だ。
シーズン初登頂ということでお鉢を巡って下山の途に。
9合目でラーメンを作って食べようと思ったらガスボンベを忘れていて、行動食のビスケットと水で昼食とした。空腹を感じるようなことはないが精神的にひもじい…。
下りは浮石に足を取られ難儀した。まだ雪解けから日が浅く地面が落ち着いていないのかもしれない。何度か転びそうになった。また崩壊地も一層崩壊が進んだような気がする。前の年、なんの問題もなく通れたはずの場所が、少し気をつけないと怖いなと思えるようになっていたり。本格的なシーズンに入る頃には落ち着いているだろうか。
それ以外は特に問題なく順調に下り無事に下山した。目的のユキワリコザクラには会えなかったが充実した山行となった。帰宅後、ユキワリコザクラはまだ咲いていなかったとツートンに伝えると
「これは私にもワンチャンあるな…」
と呟いていたので、怪我が治ったら出撃する気かもしれない。
いいから、早く治しなさいって。
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