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Yamareco

記録ID: 188446
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

地蔵山

2012年05月04日(金) 〜 2012年05月05日(土)
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treeapple その他1人
GPS
47:43
距離
23.0km
登り
2,268m
下り
1,564m

コースタイム

4日 7:00駐車場ー地蔵山13時20分ー14時30分JP
5日 9:00JP-10:52神道山ー14;15ダム湖
昨年のタイム
6:00駐車場ー7:05天狗山ー9:01神道山分岐ー10:18P1892ー11:04P1950ー12;00地蔵山ー14:31P1892ー15:02神道山ー15:36癒しの森ー16:20ダム湖

天候 4日 曇り後雨
5日 雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
笹ヶ峰ダム湖駐車場
コース状況/
危険箇所等
昨年同じ時期に訪れているが、今年は雪の状態が悪い、というか雪解けのスピードが速く、雪庇を利用して稜線を行くのだが、雪庇の崩壊が進んでいるので、藪漕ぎが多く、ルートファインデイングに苦労させられ、それ以上に体力消耗が激しかった。

昨年タイムと比較すると、荷物の重さもあるが、雪の状態でコースタイムが大幅に違ってきます。
天狗山から見る火打山
雪解けが進んでいてビックリ!
2012年05月04日 08:13撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 8:13
天狗山から見る火打山
雪解けが進んでいてビックリ!
お隣の焼山
2012年05月04日 08:13撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 8:13
お隣の焼山
天狗山から笹ヶ峰ダム湖を見下ろす。
2012年05月04日 08:14撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 8:14
天狗山から笹ヶ峰ダム湖を見下ろす。
三田原山
2012年05月04日 08:14撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 8:14
三田原山
雨上がりの御巣鷹山
2012年05月04日 08:14撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 8:14
雨上がりの御巣鷹山
快適な雪庇が続くかと思うと
2012年05月04日 09:57撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 9:57
快適な雪庇が続くかと思うと
何箇所かは崩壊しています。
こういうところはやむなく藪漕ぎ
2012年05月04日 09:57撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 9:57
何箇所かは崩壊しています。
こういうところはやむなく藪漕ぎ
かなたに神道山が見えてきました。
2012年05月04日 10:27撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 10:27
かなたに神道山が見えてきました。
金山から裏金山への稜線
白くてなだらかな斜面、スキーで滑りたくなります。
2012年05月04日 10:28撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/4 10:28
金山から裏金山への稜線
白くてなだらかな斜面、スキーで滑りたくなります。
出発点のダム湖
2012年05月04日 10:28撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/4 10:28
出発点のダム湖
こんな快適な雪庇歩きは少なかった。
2012年05月04日 11:24撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 11:24
こんな快適な雪庇歩きは少なかった。
地蔵山の白い斜面がまぶしい
2012年05月04日 12:03撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/4 12:03
地蔵山の白い斜面がまぶしい
地蔵山山頂
2012年05月04日 14:23撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 14:23
地蔵山山頂
広々とした山頂
あの稜線を延々と歩いてきました。
2012年05月04日 14:41撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/4 14:41
広々とした山頂
あの稜線を延々と歩いてきました。
山頂の木の根周り穴
覗いてみたらかなり深い!
4メートルくらいあり、下に何か見えるので降りてみました。
2012年05月04日 14:48撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/4 14:48
山頂の木の根周り穴
覗いてみたらかなり深い!
4メートルくらいあり、下に何か見えるので降りてみました。
なんと、お地蔵様が!

台座ごと倒れていたので、起こそうとしましたが雪の重さでびくとも動きませんでした。
2012年05月04日 14:47撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/4 14:47
なんと、お地蔵様が!

台座ごと倒れていたので、起こそうとしましたが雪の重さでびくとも動きませんでした。
ジャンクションピークまでの戻りはこんな感じのルート
2012年05月04日 15:12撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/4 15:12
ジャンクションピークまでの戻りはこんな感じのルート
乙妻山
朝9時になってようやく青空が
2012年05月05日 08:23撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 8:23
乙妻山
朝9時になってようやく青空が
この雪庇の上にテン泊
なかなか快適。
毎年来てもいいくらい、素敵な場所でした。
2012年05月05日 08:37撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 8:37
この雪庇の上にテン泊
なかなか快適。
毎年来てもいいくらい、素敵な場所でした。
名残惜しいが帰ります。
乙妻山登りたかったな〜
2012年05月05日 08:37撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 8:37
名残惜しいが帰ります。
乙妻山登りたかったな〜
熊やカモシカの足跡、タメくそ
動物達の気配も感じます。
熊の足跡もかなり新しいのがいくつか
2012年05月05日 09:31撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 9:31
熊やカモシカの足跡、タメくそ
動物達の気配も感じます。
熊の足跡もかなり新しいのがいくつか
帰りは右手に雪庇
2012年05月05日 09:55撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 9:55
帰りは右手に雪庇
乙妻がだんだん遠くなる。
2012年05月05日 09:55撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 9:55
乙妻がだんだん遠くなる。
こんな感じの雪庇ルート
2012年05月05日 10:07撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 10:07
こんな感じの雪庇ルート
ここは崩れそうで怖くて藪に逃げました
2012年05月05日 10:17撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 10:17
ここは崩れそうで怖くて藪に逃げました
ここは崩れたばかりですね
2012年05月05日 11:28撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 11:28
ここは崩れたばかりですね
三田原山の右に神道山が見えてきた。
2012年05月05日 11:28撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 11:28
三田原山の右に神道山が見えてきた。
こんなところで熊撃ちのハンター
4人と遭遇、谷にも2人配置してあるとのこと
2012年05月05日 11:28撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 11:28
こんなところで熊撃ちのハンター
4人と遭遇、谷にも2人配置してあるとのこと
雨飾山
雪が落ちています。
2012年05月05日 11:52撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 11:52
雨飾山
雪が落ちています。
金山、天狗原山
白い山肌にうっとり、見ほれてしまう
2012年05月05日 11:52撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 11:52
金山、天狗原山
白い山肌にうっとり、見ほれてしまう
焼山
2012年05月05日 11:52撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 11:52
焼山
火打、影火打
2012年05月05日 11:52撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 11:52
火打、影火打
妙高
2012年05月05日 11:52撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 11:52
妙高
このパノラマ見ていたら
足が止まったまま、進みません。
2012年05月05日 12:10撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 12:10
このパノラマ見ていたら
足が止まったまま、進みません。
神道山からの下りルート
2012年05月05日 13:20撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 13:20
神道山からの下りルート
ここを降りてきました。
2012年05月05日 13:20撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 13:20
ここを降りてきました。
癒しの森
2012年05月05日 14:45撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 14:45
癒しの森
水芭蕉に癒され
2012年05月05日 14:45撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 14:45
水芭蕉に癒され
ダムの上から三田原山
2012年05月05日 15:09撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
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5/5 15:09
ダムの上から三田原山
杉の原スキー場から赤倉山
2012年05月05日 15:42撮影 by  FinePix F550EXR, FUJIFILM
5/5 15:42
杉の原スキー場から赤倉山

感想

去年登った地蔵山へ再度登ってきました。
昨年と同じ時期なのに雪の量が少なく、薮漕ぎを強いられ苦労しました。

朝のうちは雨が少し当たっていたが、登るに従い雨も上がり視界もなんとか回復し、火打、焼、御巣鷹などが顔を出す。
天狗山の山頂は雪が少なく難無く登れたが、ここから先は雪の少なさに難儀した。

今回はワンタッチ式のアイゼンを使用してみたが、頻繁に外れて、使い勝手が良くない。特に薮漕ぎでは薮にアイゼンがとられてしまい、何度となく履きなおす始末。

腐った雪のせいで体力を消耗し、ようやく乙妻とのJPに到着し荷物をデポして地蔵山頂へ向かう、山頂では天気がイマイチとなり北アルプスや堂津は雲の中。
しばらく山頂で天候の回復を待っている間、山頂の木の根回り穴が異常に深いので中をのぞいてみると、なにかが見える。

4メートルくらいの深さを下りてみると、なんとお地蔵様が横たわっているではないか!誰が結んだのやら赤いリボンを首に巻いて・・・
起こそうと思ったが、台座ごと雪に埋もれているのでビクとも動かない。

この山は積雪期以外の時期に薮漕ぎをしてくる人はほとんどないので、倒れたままの姿でこのまま何年も経過してしまうのだろうと思いながら下山する。

JPまで戻る途中で雨が当たり出し、荷物のデポ地点でテント設営。
初下ろしで使い方も良く分からず、雨の中あたふたと幕営地点をさがす、当初予定した稜線の西側は風が当たるので東側の雪庇の上に設営。
これが大正解、夜中に風の音が強くなったが、テントは揺れる事無く安心して眠ることができた。

朝目が覚めても雨音が聞こえ、外をのぞいても白く霧が立ち込め、とても行動できるような天気ではない。
天気予報ではピーカンの予定なのに、気象庁に恨みごとをいいたくなるが、我慢してシュラフの中で天候の回復を待つ。

結局、8時過ぎても天候回復せず仕方なくテントを撤収することにして、濡れたテントをタタミ下山のときになってようやく青空が現れてきた。
すぐ目の前に乙妻の山頂が手招きしているが、時間的には無理。名残惜しいが下山することにし、神道山を目指して歩きはじめる。

神道山への分岐まで来ると人が・・・遠くから見ても登山者ではない。
近くでみたら熊撃ちハンターの4人組、熊の足跡を追ってきたらしい、下の谷には2人配置してあるとのこと。
山にいる間は銃の音がしなかったので、熊さんは無事逃げ延びたようでなによりでした。

神道山まで登り周囲を見渡すと、頚城の山々が青空に映え美しい、時間の経つのも忘れて見とれてしまう。

ここからの下りが今回も一番難コース、昨年は北東尾根の急傾斜を下りたが、今回は南東尾根を下る。
ピッケル、アイゼンをフルに使い慎重に、アイゼンを蹴り込むので登るときより足が疲れる。数メートルの滑落を何度か重ねようやく緩斜面に出る。ここから先は危険なところはない、ほっと一安心です。

広大な癒しの森は恐ろしいくらい静かで、方向感覚が狂いそうになる。
20年以上も前になるが、この上空をヘリで飛んだとき広大な森があることは知っていたが、実際入ってみると確かに広い。
特に一面の雪に覆われて、ルートが見えないと 実感する。

この森を突っ切ると、出発地点のダムに到着。

今回も素晴らしい山を経験できて大満足でした。


















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