秋田駒ヶ岳【ムーミン谷のチングルマ】

2019年07月07日(日) [日帰り]

• GPS: 06:47
• 距離: 16.0km
• 登り: 1,066m
• 下り: 1,067m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:29
• 休憩: 1:18
• 合計: 6:47

4:39 国見地区公衆トイレ
4:43 4:43 国見温泉
5:26 5:27 横長根出合
6:02 6:05 男岳分岐
6:27 6:37 大焼砂
6:52 7:00 横岳
7:04 7:06 横岳分岐
7:13 7:23 阿弥陀池避難小屋
7:37 7:48 秋田駒ヶ岳
7:58 8:06 阿弥陀池避難小屋
8:11 8:12 阿弥陀池
8:16 8:19 男岳鞍部
8:31 8:37 男岳
8:52 8:53 男岳鞍部
9:42 9:48 駒池
9:54 9:56 かたがり泉水
10:14 10:15 男岳分岐
10:52 10:52 横長根出合
11:20 11:25 国見温泉
11:26 国見地区公衆トイレ

天候

晴れ→ガス→晴れ
稜線は強風

アクセス

利用交通機関：

自家用車

◆アクセス、駐車場
▼国見温泉 石塚旅館
※本日宿泊のため、事前にTEL確認したうえで停めさせてもらいました
・東北道・盛岡ICから33km
・登山口まで舗装の二車線ありますが、シーズン中は本日みたいに路駐も多く、すれ違い不可となる箇所も
・登山者用駐車場は一段下がったところにあり。4時20分到着時で8台程と、そんなに混んでない印象でしたが、11時20分帰着時は大変なことになっており、路駐が200mほど連なっていました
http://www5.famille.ne.jp/~kunimihp/

コース状況／危険箇所等

◆道の状況
▼国見温泉登山口⇄横長根分岐⇄横岳分岐
・横長根までは樹林帯で、斜度も緩い
・横長根は平坦な稜線歩き
▼横岳分岐→横岳→阿弥陀池避難小屋
・横岳までは、火山性の砂礫の急登で歩きにくい
・阿弥陀池までは大きく下ります
▼阿弥陀池避難小屋⇄男女岳
・階段状の登り
▼阿弥陀池避難小屋⇄男岳
・岩稜帯の登りが続きます。一部急だったり切れ落ちている箇所もあるので注意が必要です
▼阿弥陀池→ムーミン谷→横岳分岐
・岩稜帯の急な下り。落石に注意
・ムーミン谷の木道は、幅ほぼ1人分のためすれ違いが大変です

◆登山ポスト
登山口にあり。下山届も必須

その他周辺情報

◆登山後の温泉
♨国見温泉 石塚旅館
・登山口にある旅館で、「日本秘湯を守る会」加盟宿
・ph7.0の含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩泉。エメラルドグリーンの源泉が掛け流されています
・薬師の湯（男女別内湯）、小浴場（男女別）、混浴露天風呂、女性用露天風呂があります
・シャンプー・石鹸はありますが、ドライヤーは貸し出し
・日帰り入浴の受付は15時まで。600円
http://www5.famille.ne.jp/~kunimihp/onsen.html


◆飲食店
▼焼肉・冷麺 髭
・盛岡ではないので雫石冷麺。雫石では一番の人気店だそう。日曜の12:30で25分待ちました
http://www.yakiniku-hige.jp

▼三千里
・雫石だけど盛岡冷麺
・冷麺も美味しかったけど、一番人気のカルビスープラーメンはさらに絶品でした
http://www.sanzenri.net/drive.html

▼小岩井農場
・言わずと知れた観光地。ソフトクリームを食べるために行きましたが、施設外のソフトクリーム屋さんは10時オープンだったので、800円の入場料を払い、中で食べました
https://www.koiwai.co.jp/makiba/


◆宿泊施設
▼国見温泉 石塚旅館
・登山口にある旅館で、「日本秘湯を守る会」加盟宿
・建物は古いが、よく掃除されておりとても綺麗
・食事は質素で健康的
http://www5.famille.ne.jp/~kunimihp/index.html


◆その他の観光地
▼小岩井農場の一本桜
https://www.koiwai.co.jp/makiba/sakura/

写真

7/6 22:27

上河内SAにて、レモンラーメン
登山前の塩分補給にラーメンは欠かせませんよね！本日はビタミンCも摂取

7/6 22:27

上河内SAにて、豚きっき餃子ラーメン
どちらも予想以上の美味でした

7/7 4:22

こっちが登山者用
4:20でこの程度
しかし、昼間は大変なことになっていました

7/7 4:22

本日宿泊の「国見温泉 石塚旅館」に駐車
※事前にTEL確認したうえで停めています。登山者は一段下の登山者用に停めます

7/7 4:40

旅館森山荘方面に歩き、右側が登山口

7/7 4:43

登山コース概念図
秋田コマは火山でルートが複雑と聞きます

7/7 4:54

いきなりギンリョウソウ大群

7/7 5:05

ゴゼンタチバナも

7/7 5:17

ウラジロヨウラク

7/7 5:26

横長根
ここでコースは左右に分かれます
本日はムーミン谷目的のため右へ

7/7 5:35

マイヅルソウ

7/7 5:37

横長根から男岳分岐までは平坦なルート
途中、女岳の展望が
天気も快晴

7/7 5:38

ミヤマハンショウヅル？

7/7 5:51

第二展望台より
左より、女岳・男岳，小岳
小岳の上に、最高峰男女岳

7/7 5:51

第二展望台より
田沢湖が見えました

7/7 5:57

ベニバナイチヤクソウの群落

7/7 6:02

横岳・男岳分岐
迷いましたが、まずはコマクサを見るために横岳方向へ登ります

7/7 6:07

火山砂礫の登りとなります

7/7 6:10

宮城からムーミン谷に撮影に来たという方としばし一緒に登ります
このあとガスに包まれ、2時間半ほどガスの中の山行となってしまいました

7/7 6:12

そしてコマクサ
朝露が朝日を浴びて実に素晴らしい

7/7 6:20

オオバキスミレ

7/7 6:21

水滴を抱くコマクサの葉

7/7 6:22

コマクサ

7/7 6:25

斜面一面コマクサです

7/7 6:27

これがイワブクロですね！
関東甲信越では見ることのできない貴重な花

7/7 6:41

これがエゾツツジですね！
関東甲信越では見ることのできない貴重な花

7/7 6:44

イワベンケイ
厳しい環境に咲く姿が好きです

7/7 6:45

オノエラン

7/7 6:46

シャクナゲ

7/7 6:49

ツガザクラ

7/7 7:00

横岳に到着
すっかりガスに包まれてしまいました

7/7 7:11

ハクサンチドリ

7/7 7:13

ガスの中の阿弥陀池避難小屋

7/7 7:16

避難小屋内
熊とムーミンが出没するそうです

7/7 7:19

避難小屋内
ここが火山であることを再認識

7/7 7:25

チングルマの穂

7/7 7:26

ミヤマダイコンソウ

7/7 7:32

男女岳への登り
「秋田駒ヶ岳」という名の山はなく、一帯の最高峰は男女岳

7/7 7:33

イワカガミ
気付いたら青空優勢に！

7/7 7:39

山頂です
すっかり快晴

7/7 7:39

次に登る男岳も見えてきました

7/7 7:40

男岳と田沢湖

7/7 7:51

白いハクサンチドリ

7/7 7:53

エゾツツジ

7/7 7:54

アカモノ

7/7 7:59

そしてヒナザクラとの出会い
エゾツツジ・イワブクロとともに初めて見る花です

7/7 8:03

感動モノ

7/7 8:01

少し雪渓で遊びます

7/7 8:07

阿弥陀池の畔を

7/7 8:11

まずは男岳の鞍部を目指します

7/7 8:12

ヨツバシオガマ

7/7 8:16

男岳への稜線
突風で、油断すると吹っ飛ばされそうです

7/7 8:29

鮮やかなイワカガミの葉

7/7 8:31

男岳！

7/7 8:37

男岳からの絶景稜線
本当はこっちに降りてムーミン谷に向かう予定でしたが、地元の方から「風も強いし、下の方はルーファイを要する」と言われたので戻ることにします

7/7 8:38

馬の背

7/7 8:43

ミヤマダイコンソウと馬の背

7/7 8:47

男岳鞍部に戻ります

7/7 8:50

7/7 9:02

ミヤマキンポウゲ

7/7 9:04

男岳鞍部からの下り
急な下りで落石注意です

7/7 9:18

シラネアオイ

7/7 9:21

下りきったところから見上げる
アルプス的景観

7/7 9:24

ミネザクラ

7/7 9:25

そしてチングルマ

7/7 9:26

これがムーミン谷のチングルマですね

7/7 9:34

ずっと観たかった景観

7/7 9:36

今年は花が早いらしく、既に穂になっているものも多かった

7/7 9:37

絶景のムーミン谷を行く

7/7 9:38

振り返るとこんな景色が

7/7 9:46

駒池にて

7/7 9:48

駒池とムーミン谷

7/7 9:50

アオノツガザクラ

7/7 9:51

7/7 9:52

ヒナザクラ

7/7 9:58

木道の両サイドは

7/7 9:59

こんなにチングルマが咲き乱れていますよ

7/7 9:59

ムーミン谷、この時期に歩けたことを幸せに思う

7/7 10:07

チングルマの穂

7/7 10:06

最後にこの光景を目に焼き付けて

7/7 10:11

男岳・横岳分岐への登り返し

7/7 10:10

ここにもコマクサが
でもやっぱり朝の方が花は美しい

7/7 10:17

本日の行動食は、先日の北海道で購入した柿の種スープカレー風味

7/7 10:19

バイケイソウ

7/9 22:48訂正
タカネアオヤギソウ

7/7 10:27

第二展望台にて

7/7 10:38

シラネアオイの葉と実
ギザギザの葉が対に2枚
その間に丸い葉が1枚
花は丸い葉の上に咲きます
実は初めて見たけど面白い形！

7/7 10:46

黄・白ニガナ
意外と好きな花です

7/7 11:10

ツクバネソウ
影がいいね

7/7 11:26

国見温泉 石塚旅館に下山
下山口の宿に泊まれるって幸せですね！

路駐が凄いことになっていました
上ってくる車とのすれ違いに一苦労

7/8 23:29

昼はやっぱり冷麺を食べたい、ということになり盛岡市内へ向かいます
しかし、国見温泉のあまりの路駐多さに、下山者が増える時間帯に上り返すとすれ違いが大変なので近場の名店へ
雫石の焼肉・冷麺の名店「髭」
店舗の外観撮り忘れました
こんな感じです

7/7 12:54

まずは焼肉から
特にタンが旨かったなー

7/7 13:02

ビビン麺

7/7 13:03

冷麺
安定の旨さです

7/7 14:28

宿に戻り、時間も早いので久々のんびりできます

7/7 14:52

宿で購入したバッジ

7/7 15:06

部屋で飲むのも味気ないので、新車のリヤゲートを開けて座って飲む

7/7 15:29

小浴場（男湯）
泉質はph7.0の含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩泉

7/7 15:44

混浴露天風呂

7/7 15:52

薬師の湯（男湯）
色といい、味といい、匂いといい、青森の新屋温泉にそっくり

7/7 16:23

小浴場（女湯）
※嫁くん撮影

7/7 16:23

女性用露天風呂
※嫁くん撮影

7/7 16:39

薬師の湯（女湯）
※嫁くん撮影

7/7 18:00

夕食
質素で健康的

7/7 18:04

なるべく地元の酒を飲むことにしています
あさ開「夢灯り」

7/8 7:30

朝食

7/8 8:14

ロケーションといい、温泉といい、素晴らしかった

7/8 13:09

秘湯の会スタンプ帳
スタンプ10個貯めると、これまで泊まった宿の中から無料で一泊することができます
2016年 峡雲荘
2017年 みくりが池温泉
2018年 中の湯温泉旅館・かぎや旅館・坂巻温泉旅館・みくりが池温泉・中房温泉
2019年 会津米津屋・唐沢鉱泉・国見温泉石塚旅館

7/8 9:47

近くのため、小岩井農場にソフトクリームを食べにやってきました

7/8 9:48

仔牛

7/8 10:12

農場からは岩手山が
今日登れたら幸せだったろうなー
一泊で帰らなくてはならないことが悔やまれる

7/8 10:24

やはりここのソフトクリームは絶品です

7/8 10:53

モーモートレインと岩手山

7/8 11:04

車で3分、小岩井農場の一本桜

7/8 11:57

まだ腹は減っていなかったが、高速のSAで食べるのも味気ないので、昨日に引き続き、雫石の人気店で

7/8 11:27

まずは焼肉三種

7/8 11:34

一番人気のカルビスープラーメン
染み入る美味さでした

7/8 11:36

冷麺

7/8 20:11

今回の走行距離1266km
慣らし運転にしては明らかにやり過ぎです

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

Xperia XZ2 Premium SO-04K docomo SONY

感想

Kazu405

7年16万km超乗り尽くしたエクストレイルとお別れし、新車に乗り換えました。
慣らし運転＆追従走行テストのため、軽くどこかに行こうと思案していたものの、どこも天気がイマイチ。
唯一秋田の天気が良いということがわかり、急遽秋田駒ヶ岳へ。
この時期はムーミン谷のチングルマが素晴らしいと聞いており、一度観てみたいと思っていたのでちょうど良かったです。
麓の「国見温泉 石塚旅館」（日本秘湯を守る会）の予約も取ることができ、あとひとつで秘湯スタンプが貯まるため好都合。

秋田駒ヶ岳は初めてでしたが、ここまで素晴らしい山とは思っていませんでした。
花の名山らしく、大焼砂のコマクサ、ムーミン谷のチングルマを筆頭に、最初から最後まで花が途切れることなく登山道を彩っており、また、火山らしい迫力ある景観も歩いていて飽きがこない。
北アルプスのような稜線の山岳展望も見事。
これまで北東北には何度も訪れていますが、今まで登らなかったのが悔しくなるくらい最高の山でした。

紅葉シーズンも混雑するでしょうが、再訪の有力候補にリストアップさせてもらいました。