黒部五郎岳と薬師岳縦走(ログの手違いでレコを2つに分けてアップ)
- GPS
- 14:24
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 1,393m
- 下り
- 2,708m
コースタイム
- 山行
- 9:44
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 11:24
- 山行
- 2:47
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 2:51
天候 | 1日目:ガス時々晴れ、のち曇り 2日目:午前はガスのち晴れ、午後は晴れ時々ガス 3日目:ガス一時晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
富山駅から登山口の折立まではレンタカーを使用しました。 有峰林道は、片道1車線の舗道された道路でとても走りやすいです。林道に入る際のみ1900円を支払いました。通行時間は6時から20時までで、岐阜県側へは災害により通行止めです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
太郎平小屋〜北ノ俣岳:特に危険な箇所はありませんが、数ヶ所雪渓があります。特に1ヶ所長い雪渓があり、登山道を見失わないように注意が必要です。軽アイゼン等は不要でしたが、踏み抜きに注意です。 北ノ俣岳〜黒部五郎岳:特に危険な箇所はありませんが、アップダウンがあり、太郎平から黒部五郎までは距離があります。往復する際には十分な体力が必要です。頂上付近は北アルプスらしくガレ場の登山道です。 太郎平小屋〜折立:雨天時などはスリップ注意と、泥濘みで汚れます。折立の登山口に靴洗い場があります。 1日目は、薬師岳のレコに記載しています。 |
その他周辺情報 | 薬師岳下山後の温泉は、白樺ハイツに決めてました。610円。100円(返却あり)で貴重品ロッカーを使用できます。 お食事処もあり、昼食時間帯なのでラーメンを食しました。 http://www.shirakaba-toyama.com/spa.html 登山前の情報は、薬師岳のレコに記載しています。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
レイングローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
三脚
ヘルメット
コンタクト
メガネ
充電器
ペチャポリ
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感想
(1日目は、薬師岳のレコに記録しています。)
山行2日目、当初、黒部五郎岳登頂後にカールをみて黒部五郎小舎に泊まる予定であったが、翌3日目が雨予報なので、予定を変更し、登頂後に戻って太郎平小屋に泊まることにした。太郎平小屋には、遅くとも16時には着きたいので、逆算して朝4時に薬師岳山荘を出発。そのため、山荘での朝食はパスし、水が豊富な薬師峠キャンプ場で自炊することに。長時間歩行を考えると、急ぎたいが、シャリバテしては元も子もない。しっかりリゾットを食して備える。
2日目の朝は一段と増してガスが濃い。3日目に雨の中、歩きたくなかったので、北ノ俣岳まで登頂し、そこでゆっくりコーヒーでも飲んで下山しようかとも考えていた。なので、時間的余裕があるので、よりゆっくり歩いていた。しかし、太郎平小屋に着くと6時。黒部五郎岳登頂を考えると、想定どおりの到着時間である。
とりあえず、北ノ俣岳を目指すが、ガスは朝のうちだけかもしれないので、更にゆっくり歩いた。結果的に、このゆっくり歩いたことが、完全にバテ切らなかった効果かもしれない。
そうしたうちに北ノ俣岳に登頂。しかし、ガスで真っ白だし、風が吹いて寒い。コーヒータイムどころではないし、下山するには早い。何故なら10時からオープンする太郎平小屋で昼飯を、とも考えていたからだ。なので、地図を見ると赤木岳があるので、そこまで行ってみることに。
時間はあるので、先行者のペースに合わせて登っていく。そして赤木岳に登頂。この辺りで、ややガスが薄れる。で、決断の時だが、悩む。先行者の方と話していると、もちろん黒部五郎岳に行くらしい。確かに、ここまで来て引き返すのは勿体ない。「あと2時間程度だし、一度も登ったことないなら行った方がいいですよ。」との助言を受け、黒部五郎岳へ向けGO。ここからは、早く太郎平小屋に戻れるよう自分のペースで歩き出す。
黒部五郎岳の山頂が近づく頃には、ガスも取れてきて、1日目に見えなかった赤牛岳の姿が少しづつ見え出した。この辺りで、デジカメの電池が切れそうになってきたので、山頂の手前で交換しておかないとな、と考えながら登っていた。
黒部五郎岳の肩に着くと、薬師岳、赤牛岳、水晶岳、鷲羽岳などの山々を望むことが出来た。肩にデポして急ぎ山頂を目指した。この絶景が見えるうちに、早く登頂したいと。こうあせると良いことがない。デジカメの電池交換を忘れた😱半分まで登ったので、体力温存のためにも、そのまま登り、あとは電池持ってくれと祈るのみ(^人^)
ついに黒部五郎岳に登頂、山々が見えるうちに、そして電池が残っているうちに、撮影を開始。何とか、登頂証拠写真を撮り、絶景を撮影したところで、デジカメの電池は終了〜。
あとは、目に焼き付けるべく鷲羽、水晶、赤牛、薬師を眺める。一際目立ったのは、水晶岳で、黒くて山容がとてもカッコイイ。鷲羽、水晶は、間近で見たかったので、叶えることが出来、感動した🥺本当、引き返さずに登って良かった。
それに、初めて見た雲ノ平は、あれが秘境か〜と感慨深いものがあった。想像より、ちょっとこんもりとしてた。もっと平なのかと思ってた。ちなみに、槍は全く見えなかった。
本来なら、もっと山頂でゆくっりしたいのだが、太郎平小屋に戻らないといけないので時間がない。肩まで下り、デジカメの電池交換と、昼飯の準備をする。時間がないが、しっかり食べないとバテると考え、マジックライスのご飯を、絶景を見ながら食す。食べ終え、戻る準備が出来た時が12時。コースタイムよりは早く着くだろうから、16時には小屋に着けるだろう。
急ぎ、来た登山道を戻る。しばらく帰りも絶景を堪能出来たので、北ノ俣岳からの絶景を期待していたが、行きと同様に真っ白でガスガス。風もやや強くなり、まあ寒い。この辺りで疲れが出始めた。更には、歩いているのに少し眠たい。行動食で何とかつなぎ、ひたすら歩くが歩みが遅い。しかし長い、歩いても歩いても着かない。これが晴天で気温が高いと完全にバテるだろう。思えば梅雨が明けずに気温が上がらず、低気圧の影響で風が吹き涼しくて、助かった。
太郎平小屋が見え、ようやく長い山歩きも終わりが近づき、再び気力が復活し歩くスピードも戻ってきた。なんとか想定タイムを上回る15時半に太郎兵衛平に着くことが出来た。
小屋で鏡を見ると、ガスが多かった割には、結構日焼けしていた。やはり高地の日差しは、強いのだろう。
そして体力を復活させるために、あえてこの日はビールを飲まなかった。どうせ翌日は富山市内に泊まるので、ゆっくり飲めるし。思えば、11時間半歩き、9時間寝るという、まぁ日常と掛け離れた日であった。
一時は撤退も考えた黒部五郎岳であったが、諦めず登って良かった。これで百名山は90座目。ただ、黒部五郎のカールはじっくり見ていないので、今度は、新穂高から、鷲羽や水晶を登る際に、カールと共に黒部五郎岳に登ってみたい。それに雲ノ平や高天原にも、いつかは訪れたい。
3日目は、折立への下山のみ。夜はそこそこ雨が降っていたが、出発する頃には、ガスって霧雨程度。ザックカバーはあった方が良かったが、雨具は必要なかったかな。結果、行動中に雨が降ったのは1日目の5分程度であり、道中は風が吹き涼しくて、山行日和であった。天気の神様、そして山小屋でお世話になった方々、ありがとうございました😊
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