夏が来れば思い出す 鬼怒沼山,燧ヶ岳,至仏山
monkichikun
- GPS
- 56:00
- 距離
- 62.3km
- 登り
- 3,248m
- 下り
- 3,458m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 3:30
- 合計
- 14:10
- 山行
- 7:30
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 10:30
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 2:25
- 合計
- 9:45
予測は外れて台風5号まで発生、協議した結果 今回の計画は中止することにした。
但し希少な三日間の連休を無駄にしたくないので、ソロで尾瀬に向かう。
※今月初のレコで月間利用容量が余っているため、いつもより写真大増量中。
| 天候 | 初日 霧雨のち曇り、二日目 小雨のち陽射しの強い曇り、三日目 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2019年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス
復路：関越交通バス(尾瀬号）尾瀬戸倉停留所 |
| その他周辺情報 | 尾瀬の山小屋ではauを除いて携帯の電波が通じない(山頂や稜線は不明)。 但し山小屋や休憩所ではOZE GREENN Wi-Fiという公衆無線LANがつながる。 |
写真
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感想
出発当日に尾瀬に行くことに決め、仕事の合間に計画を立てるはずだったが、
この日に限り猛烈に忙しくて休憩もろくにとれず、全然計画が進行しない。
昼休みに、とりあえず往復の高速バス(関越交通尾瀬号)を予約しておく。
会社帰りにガイドブックを買って、家で荷物をまとめながら読んでみると、
尾瀬の山小屋は事前予約が必須だそうな(当日電話予約するつもりだった)。
二日目は土曜なので混むと予測し、まずこの日から予約を入れることにする。
場所と雰囲気から『竜宮小屋』が良さそうに思えて電話すると既に満員。
二軒目に電話したのは『至仏山荘』だが、この日の電話受付終了の留守電。
三軒目に電話した『尾瀬ロッジ』で、ようやく予約がとれて一安心する。
金曜の宿は、最初に電話した『長蔵小屋』ですんなり予約がとれた。
これでなんとなくルートが決まる、大清水から反時計まわりで鳩待峠へ…
と、この時点でバス出発まで2時間半、家から新宿までは1時間以上かかる。
速攻でシャワーを浴び、急いで荷物をパッキングして家を出た。
出発1時間前には新宿に着いたので、夕食がてら軽く呑み放題していく。
バスタには出発10分前に着いたが、チケットの購入と変更でギリギリになった。
バスの乗車率は3割くらい、ソロの乗客は基本二人掛けの席をあてがわれた。
車内にはトイレがあったので、もう少し気合入れて飲んでも良かったと思う。
途中二回ほど休憩があったが、お酒の力もありそこそこ眠ることができた。
19日(金)
4時前に大清水バス停に到着、予報通りだが霧雨が降っていた。
天気予報を検索すると、日中雨足が弱まりそうなので鬼怒沼方面へ行ってみる。
林道に入ると道がぬかるんでいて、歩くのが嫌になるが我慢して先に進む。
湯沢出合では、どうしても沢を横切ると思えなく別の尾根を上がってみるが、
踏み跡らしき道も途中で途絶え、先ほどの沢に戻って渡渉する。
岩の上を気をつけて歩いていたが、滑って沢に落ち靴の中が水浸しになった。
渡渉した先には道が続いていて、だんだんと急坂になりそのうち山頂に着いた。
山頂の名前は物見山、別名毘沙門山ともいうらしい(看板に書いている)。
ここでは休憩せず、少し先の鬼怒沼湿原との三叉路の木道で朝食をとった。
その先の鬼怒沼山にも寄って行く、ここがこの日の最高標高地点となる。
ここから黒岩山分岐までは倒木が多く、越えて潜って迂回して先へ進んでいく。
目印のテープが頻繁にあるからいいが、ないと道を誤りそうな感じだ。
黒岩山分岐から先はテープが無くなるが、道が明瞭なためこちらの方が安心。
一時は雲の隙間から青空が覘いたが、再び小雨がふったりやんだりを繰り返す。
そのうち大江湿原に到着、ニッコウキスゲとアヤメが旬のようだった。
湿原で小休憩をとり、ビジターセンターに寄り道してから宿に入った。
20日(土)
早朝出発ということで朝食は頼んでいなかったため、カップ麺を食べて出発。
午後から雨予報なので、燧ケ岳を早めの時間に登っておきたかった。
ニッコウキスゲの群生地を左に折れて、長英新道を使い燧ケ岳へ向かう。
登山道はぬかるんでいて、泥に足を入れて抜く毎に心が削られる思いをする。
そのうち雨まで強まり出したので、首から下げたカメラをザックにしまう。
1時間ほどで雨はやんだが、あいかわらず雲の中で眺望はないままだった。
霧で姿は見えぬが人の声がする、と思ったらガイドツアーの方々だった。
ミノブチ岳手前で彼らを追い抜き登って行くと、東のピーク俎�瑤謀�着した。
一旦コルに下りて登り返すと、燧ケ岳最高地点で西のピークの柴安�瑤謀�着した。
やはり眺望はないままだが、とりあえず山頂ということで休憩と食事をとった。
下山は見晴新道を通る、破線扱いのルートだが目印も豊富で特に問題はない。
あるとすればドロドロ地獄、靴を泥だらけにして麓の見晴という場所に到着した。
ここでお湯を沸かしカップ麺の昼食を食べ、水場では靴の泥を落とした。
一時間ほどの休憩をとったあと、いよいよ尾瀬ヶ原へと足を踏み入れる。
日本を代表する広大な高層湿原で、独自の高山植物や生物が生育している地だ。
曇り空のままだが、陽射しが強くなりジリジリと肌が焼ける感じがする。
竜宮十字路から先は池塘が多く点在し、写真で見る尾瀬の印象そのままだった。
山の鼻の宿に到着、キャンセルがあったようでここでも個室をあてがわれた。
夕食まで時間があるので、ビジターセンターと植物研究見本園へお散歩する。
お風呂に入って山雑誌を眺めていると、夕食の準備ができたと案内があった。
夕食後は山雑誌を読んでいたが、寝る前に外に出てみると蛍が飛んでいた。
21日(日)
4時前に一旦目覚めるが、眠すぎて二度寝し5時頃再び目を覚ます。
朝食前に尾瀬ヶ原を散歩しておきたいので、頑張って起きて牛首方面へ向かう。
既に日は登っていたが、朝靄のおかげで荘厳な尾瀬と燧ケ岳を眺めることができた。
宿に戻って朝食をとり、急がずあせらず準備をして7時50分にチェックアウト。
鳩待峠までのコースタイムは5時間半、14時半のバスに乗れば良いので余裕がある。
登山届を出して至仏山へ向け出発、泥濘を覚悟していたが整備された登山道だった。
少し登ると尾瀬ヶ原と燧ケ岳、会津駒ヶ岳、その他もろもろの山が一望にできる。
このまま晴れゆくことを期待していたが、登るにつれて雲に覆われ始めた。
山頂に着く頃は眺望は真っ白、ろくに休憩もとらずに小至仏山へと向かう。
眺望が無いぶん足下の花などに目が行くので、それはそれで悪くない山行だった。
すっかりガスに覆われた小至仏山に到着、やはりろくに休憩せずに先に進む。
途中の登山道の脇には、小さく雪渓が残っている場所があった。
悪沢岳にも寄って行く、ここから笠ヶ岳経由でみなかみ方面へ抜けることも可能。
12時半少し前に鳩待峠に到着、12時40分発の戸倉行きシャトルバスがあるが、
戸倉発新宿行きのバスは15時半発、2時間以上時間が余るので歩くことにした。
舗装路で特に面白みが無い道だが、延々と下り勾配なためほとんど疲れない。
バス出発の30分以上前に着いたが、着替えと買い物で結構ギリギリになった。
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