立山縦走<一の越ー雄山ー大汝山ー富士ノ折立ー真砂岳ー別山ー雷鳥沢ーみくりが池温泉>
- GPS
- 15:17
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 908m
- 下り
- 1,160m
コースタイム
- 山行
- 6:50
- 休憩
- 3:07
- 合計
- 9:57
「赤」:イワカガミ、ヨツバシオガマ、アカモノ。
「白」のチングルマ、イワイチョウ、イワツメクサ、ミネウスユキソウ、コバイケイソウ。
「黄」のシナノキンバイ、ミヤマアキノキリンソウ、ミヤマダイコンソウ、ウサギギク。
「紫」のチシマギキョウ。
これらの花は、登山道で沢山見られた。 でも、小型のフィールド植物図鑑では、なかなか、正解の植物名はわからない。帰宅後、植物の写真で植物名を調べるアプリを試してみたが、使い方がまずいのか、殆ど、正解を得られなかった。 ニッコウキスゲは、途中のバスの車窓から、弥陀ヶ原では多く見られたが、雄山からの登山道では皆無であった。
天候 | 曇り時々雨後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
|
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況/危険箇所等 連日雨天が続いた後、台風6号の影響もあって、ガスが立ち込め、良い展望は得られなかった。 登山路は特に荒れておらず、特に目立った危険箇所等なし。 今回、軽アイゼンは必要なかった。 飲料水は、途中、山小屋、休憩所で購入できる。 |
写真
感想
台風6号の影響か、午前中の天候はガスが立ち込め視界悪し。少し、出発を遅らせる、5時30分出発。薄暗いガスの中、急峻な岩塊の登山道を進む。約1時間ばかりで雄山到着。全員快調。一等三角点立山雄山2991.6m。雄山神社でお祓いを受ける。雄山山頂3003mに立ち寄り、大汝山に向かう。約15分程で大汝山3015m山頂に到着。本日の最高到達点である。ガイドブックでは、最高の展望が得られる所だが、ガスのため視界ナシ。残念。大汝休憩所で遅い朝食を取り、富士ノ折立へ向かう。ここからは稜線の尾根に沿った登山道となる。富士ノ折立2999mは「岩稜岩登り滑落注意」とあるが困難は感じず。10分ばかりで到着。真砂岳に向かう。下りの登道の岩陰の草叢で2羽の雷鳥に会う。近寄り、写真を撮るが動じず、人間を怖がる様子なし。登山道の右側(東側)は大きく抉れ雪渓が続く。内蔵助氷河である。50分で真砂岳2861m到着。距離もあり、下り上りで少し、疲労。最後の登頂目標である別山に向かう。広い稜線の登山道を行くがなかなか到達せず。途中、別山と誤認識する大きな岩塊の小ピークを通過したが、これが別山でないと判明、ガックリ。苦戦の末、しばらく歩いて、別山の小祠に到着。2874mの別山南峰である。登山道はここから直角に西の方向に向かう。進行方向の右側(北)は、新た大きな剱沢の雪渓となる。この雪渓も雄大。なだらかな下り道を進んで行くと、ガスの中から剱御前小舎が現れる。昼食をとり、30分強休憩をとる。昼食後、出発準備をしていると、ガスが晴れ、青空が見えてくる。ガスで閉ざされていた視界が晴れる。剱御前小舎の前に広がる剱沢雪渓の向こうに見える剱岳にかかったガスが風で移動し、右側のゴツゴツした鋭い岩の塊が露出する。素晴らしい迫力である。何とか、剱の全体が見えないか、待つも、なかなか見える箇所増えず。20分程待ったが進展なし。諦めて剱御前小舎を後にする。しかし、進行方向の雷鳥沢の方向に目を転ずると、視界に入ったのは、立山の斜面に広がる大小の雪渓。素晴らしい。これほどの雪渓は立山でないと味わえない。ガスは晴れ、陽射が強く、気温がドンドン上がって行く。ジャケットを脱ぎ、夏仕様のスタイルで下山する。雷鳥坂は、勾配はきつく、大小の石が散在する歩き難い登山道であった。天候が安定しないせいか、途中で雨が降ったり止んだり。でも後は下りのみと信じ、自分を励ましつつ進む。浄土橋を渡り雷鳥沢キャンプ場に到着。ここで、小休止。さて、今日のお宿、みくりが池温泉は、と聞くと、なんと雷鳥荘を通り越し、向こうの一番高い丘を越えたさらに向こうとのこと、石を敷き詰めた立派な道が続いている。しかも、かなりの急勾配である・・・。嘆いていてもしかたないので、歩き出す。精神的にも、肉体的にも、かなり疲れが出て、みくりが池温泉に着いた時は、心底ホっとしました。夕食前、テラスに出て大日岳の夕日を見ていると、ちょうど日の入りに当たり、真っ赤な夕日が大日岳の頂上に重なり、沈んでいく所でした。思いがけず、素晴らしい自然のプレゼントに今日一日の疲れを忘れさせてくれました。
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