気ままに大雪山(天人峡→忠別岳避難小屋→トムラウシ山
- GPS
- 54:25
- 距離
- 54.9km
- 登り
- 3,001m
- 下り
- 2,974m
コースタイム
- 山行
- 7:52
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 8:36
- 山行
- 5:36
- 休憩
- 3:50
- 合計
- 9:26
天候 | 1日目、曇りのち晴れ 2日目、晴れ 3日目、曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
トムラウシ山のロックガーデンは濃霧の時は道迷いに注意!変だなと思ったら引き返して黄色いマーキングを確認してください。 |
その他周辺情報 | 温泉/しきしま荘、入浴料700円 |
写真
感想
気ままに大雪山縦走(天人峡→忠別岳避難小屋→トムラウシ山→天人峡)
2019,08,03〜05
カムエク計画をこの日に立てていた矢先、熊が登山者を襲うと言うニュースが流れ当然ながら行き先の変更を考えることになりました。
そこで未だ歩いたことのない天人峡から化雲岳のコースと、霧が出るとルートが分かりづらいと言うトムラウシ山に向かう難所ロックガーデンのマーキングの確認を兼ねて三日間の大雪山の旅に出ました。
【1日目】
初めての天人峡温泉。数軒あるホテルの中で営業中のホテルが一軒しかなく、まるでゴーストタウンに来たような異様な雰囲気···
そして登山口からいきなり始まるつづら折りの急登は、泊まり装備のザックを背負って登るにはかなり堪えました。ただ滝見台から望む羽衣の滝は今まで見た滝の中で一番美しく感じ、いつまでも見ていたいと思いました。
暫くは長い樹林帯を行きますが、途中まできれいに笹刈りされ歩きやすさに感謝です。ただ、倒木の未処理と第一公園から続く泥濘、そして風の当たらない地形とアブの襲撃には苦労しました。
しかしそんな苦労も、ポン沼辺りから広がる風景やお花畑に一気に感動の連続に変わるから登山は止められません。
この日は忠別岳避難小屋に泊まり、同宿者の多くが明日も私と同じ南沼テン泊を予定している事もあり、就寝まで楽しい話に盛り上がりました。
【2日目】
この日の移動距離は短い上に素敵な景色の連続。更に天気は快晴となり、移動する毎に形を変えるトムラウシ山を拝みながら朝イチから感動の連続が始まりました。
途中から忠別小屋でテン泊していた女性カメラマンの方と合流して、なんと初めての北海道にして愛山渓から入り富良野岳まで行きたいとのパワーに度肝を抜かれた思いです。
さて、今回の目的の一つロックガーデン。
マーキングが薄れて濃霧の時に分かりづらいとの声が気になっていました。実際に数年前、単独行の男性がヒサゴ沼で確認されたのを最後に行方不明のままです。
二度とこのような事案は出したくありませんね!
北沼から南沼夜営場に行き、テントを張ったのがまだ11時前。忠別小屋で一緒だった方々が次々とやって来て、一緒に登頂したり、これからの予定や今までの山行話に昨日以上に盛り上がり、きっと忘れられない日になるでしょう。
【3日目】
ご来光を拝もうと日の出に合わせて登頂すると間もなくオレンジ色に輝く太陽が昇って来ました。
なんて神秘的な光景でしょう。しかし完全に昇った直後に上空の雲に隠れ、期待していたモルゲンロートは見られませんでした。
今日は下山するだけ。テントに戻り朝食を済ませ6時過ぎに南沼を後にしました。
ロックガーデンは昨日とは違い、注意して見れば真新しい黄色のマーキングが(笑)
今年も道迷い遭難が発生しないよう祈るばかりです。
小化雲岳を下っていると聞き慣れないネコのような声が···
不思議に思って歩いていると単独行の女性とスライドしましたが、なんと大きな熊が走って横切ったので不安がMAXだったようでした。
私の姿を見るなり安心したのか、少しの間熊トークが続きました。
不思議な声の主が分かり、ホッとしたのは私の方だったかも知れません(笑)
仕事の関係で滅多に連泊で登山できないので、今回は本当に一人のんびりできました。
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