南アルプス 塩見岳 台風後のリトライ成功

2019年08月16日(金) 〜 2019年08月17日(土)

• GPS: 16:28
• 距離: 25.5km
• 登り: 2,327m
• 下り: 2,288m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:25
• 休憩: 0:11
• 合計: 3:36

10:22 鳥倉林道ゲート（駐車場）
11:10 11:10 鳥倉林道登山口
12:08 12:08 豊口山のコル
12:57 13:00 ほとけの清水
13:29 13:37 塩川・鳥倉ルート合流点
13:58 三伏峠小屋

2日目

• 山行: 11:29
• 休憩: 1:02
• 合計: 12:31

4:09 三伏峠小屋
4:22 4:24 三伏山
5:14 5:14 本谷山
6:54 6:54 塩見小屋
8:06 8:06 塩見岳
8:58 9:06 塩見岳東峰
9:10 9:10 塩見岳
10:07 10:09 塩見小屋
11:44 11:44 本谷山
12:44 12:44 三伏山
13:04 13:47 三伏峠小屋
14:04 14:08 塩川・鳥倉ルート合流点
14:38 14:39 ほとけの清水
15:16 15:17 豊口山のコル
15:58 15:59 鳥倉林道登山口
16:40 鳥倉林道ゲート（駐車場）

天候

16日（金） 曇り時々雨
17日（土）晴れ時々曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

鳥倉林道終点の登山用駐車場から。
トイレと登山届ポストあり。

コース状況／危険箇所等

台風後でしたが、通行止め等の特筆事項無し。
登山道は低山の林道〜高地の稜線歩き〜岩場へと変化。それなりに危ない場所あり。

その他周辺情報

大鹿村内に道の駅あり。
鹿塩温泉はお盆期間で日帰り入浴は不可。

写真

8/16 10:24

4時間ほど下道を走って鳥倉へやってきました。
ただいま10時半。
数組の皆さんが準備する中、出発です。

8/16 10:25

8時に着けば登山口までのバスに乗れたのかも。
とは言え、バスは来ないのでテクテク登山口まで舗道を歩く。

8/16 10:43

台風一過の快晴を期待してましたが、ちょっと無理みたい。
少し覗いている晴れ間が広がることを期待して。

8/16 10:55

おっさん二人で馬鹿話をして歩いているので、後発の皆さんにぶち抜かれていく。

8/16 11:07

だいたい50分ほどで登山口到着。

8/16 11:10

9時とか14時とかに降りて来ればバスに乗れるようです。
いちおう覚えておこう。

8/16 11:17

登山道に浸透。
しばらくジグザグと高度を上げていきます。

8/16 11:29

11時半1/10看板。
登山口から20分弱。

8/16 11:41

お花が沢山咲いていました。
これは・・・黄色いお花（笑

8/16 11:46

だいたい15分で2/10。

8/16 11:58

可愛い白いお花。
雨は降っていないけど、風が吹くと木々から雨垂れが・・・。

8/16 11:58

マルバダケブキと相棒。
背景が真っ白ですね。

8/16 12:00

ちょうどお昼。
3/10に到達。
ここの区間も15分。

8/16 12:09

2260mあたりの鞍部。
三伏峠までは2キロ2時間。
登山口まで1キロ30分。
我々にとっては、ちょいとキツメのCTです。

8/16 12:15

15分で4/10。
いまのところ15分間隔ですね。
ここでお昼。

8/16 12:21

1泊2日のテント装備。
だいたい10キロ弱。
ここは水の心配が無いので、最小重量で行ける。

8/16 12:38

5/10。
休憩をはさんだので25分。
依然として背景は真っ白。

8/16 12:41

キャー（笑
登りはいいんだけどね。

8/16 12:43

潜るか、越えるか。
正解は、ちょっと怖いけど谷側からかわす。

8/16 12:52

看板6番目。
やっぱり区間タイムは15分。

8/16 12:52

トラバースとは言え、ずーっと登りなので地味に疲れる。
最終的には800m超の標高差。

8/16 13:00

13時、水場到着。
登山口から約2時間ですね。
大雨で地表の水が混じっているのか、少し草の香りがしました。

8/16 13:08

可愛いお花。

8/16 13:08

第7看板。
お水休憩をはさんだけど15分ほど。

8/16 13:15

ウスタケ（毒

8/16 13:23

ガスが濃くなってしまった。
時々雨も混じったり。

8/16 13:24

第8看板。
15分間隔は変わらない。

8/16 13:26

大型どら焼き。
あんこは？

8/16 13:29

塩川ルートへの分岐。
相変わらず通行止めになってました。
三伏峠まで、ここから斜度が強くなっていく。

8/16 13:33

9番目。
ちょっと間隔が狭くなり、10分に。

8/16 13:50

ようやく来ました200歩看板。
もう着いたも同然。

8/16 13:53

で、三伏小屋。
180歩でした。

8/16 13:54

日本で一番高い峠。
2615m。

8/16 14:23

テントを張って一息。
台風の影響なんでしょう、夏休みの割には少ない。

8/16 14:46

水場です。
歩いて20分ほど掛かります。

8/16 14:46

ちょっと水の量に不安があったので、友人から入れ物拝借。
明日は3Lほど持って登れる。

8/16 14:37

マツムシソウが元気に咲いてました。

8/16 15:02

明日はここを左折して、ようやく行ける塩見岳。

8/16 15:23

軽量化のためアルコールストーブ。
水場の水は冷たくて効率が下がるので、家から持ってきた水を使う。
まずはコーヒーだ。

8/16 17:47

一休みしてから休憩所で夕食。
縦走中のテント泊の方お二人も交えて、楽しいひと時。

8/16 18:43

そろそろ7時。
お腹も膨れたので寝ます。

8/17 4:01

4時。
出発準備を整える山岳部の皆さん。
我々もそろそろ出発。

8/17 4:13

ヘッデンを頼りに歩きだす。
まずは分岐を塩見方面へ。

8/17 4:22

15分ほどで三伏山。
2615m。
まだ真っ暗。

8/17 4:52

西の方には満月。
ということは晴れ間があるということだ。
何とか晴れますように。

8/17 4:53

そろそろ5時。
ヘッデンをオフ。
カメラの光を集める性能が高いのでこんな写真ですが、本当はまだまだ暗い。

8/17 5:12

ちょうど1時間で本谷山、2658.3m。
塩見小屋までは2時間ほど掛かる。

8/17 5:35

景色は真っ白。

8/17 5:45

塩の道つながりで、遠州弁と似たような言葉になってるらしい。

8/17 6:16

「いんね」は遠州では聞かない・・・な？
それはそれとして、あと40分掛かるのか。

8/17 6:19

樹林帯の急斜面をジグザグ切って登っていきます。
うえ〜辛い。

8/17 6:33

塩見新道の分岐。
三峰川から直接登れるルートだけれど、現在は通行不能。

8/17 6:48

塩見小屋の入口。
看板には40分とありましたが、30分で頑張って登ってきました。

8/17 6:56

塩見小屋でしばし休憩。
小屋のお姉さんはお昼には晴れると言ってましたが、そこまで待てないので突撃します。
7時出発。

8/17 7:21

おや、なんか見えてきたぞ。

8/17 7:29

時々下界も見えたりして。

8/17 7:29

岩場の癒し。

8/17 7:34

岩場の癒し。
千島桔梗かな？
沢山咲いていました。

8/17 7:32

目印を追っていけば問題無し。

8/17 7:39

はっきり見えていないので、怖さが半減（笑

8/17 7:40

塩見沢の谷間。
悪沢や千枚は上の方が見えない。

8/17 7:51

ヘルメット持ってきて良かったと思う岩場ですね。

8/17 7:51

そろそろ3000mに到達すると思うけど・・・

8/17 7:54

光が！！

8/17 7:58

と思ったらガスが・・・

8/17 7:58

ちょっと露出を変えて平板に。

8/17 7:59

西の方も雲ばっかりだな〜なんて思っていると、後ろにいた友人が「ブロッケン！！」と叫ぶ。

8/17 7:59

初めて見ました。
ちょっと遠いけど。

8/17 8:01

馬鹿みたいに写真を撮っているうちに、今まで登ってきた稜線がクリアに。

8/17 8:01

振り返ると山頂への稜線もピカピカに。

8/17 8:07

塩見岳3047.3m（西峰）。
三伏小屋から4時間。
塩見小屋から1時間。
岩登りを楽しんでいたら、あっと言う間に着いちゃったって感じ。

8/17 8:12

お次は東峰へ。
3052m。
西峰からは5分くらいというか、離れているとも言えない距離。
ここで、三伏小屋や道中で一緒になったりした縦走中のお二人と再び合流。

8/17 8:15

何だろう。
南側だから悪沢あたりかね。

8/17 8:21

ガスの切れ間からいろいろ見えるようになってきました。

8/17 8:27

ガスが出ている時は足元を。

8/17 8:29

風が冷たいので岩の間で日向ぼっこしながら晴れ間を待つ。

8/17 8:50

悪沢と赤石。
と思われ。

8/17 8:52

東峰の山頂標識。

8/17 8:52

西峰がくっきり。

8/17 8:56

雲の波間に富士山も。

8/17 8:57

東峰で一喜一憂する皆さん1。
自分もね（笑

8/17 8:58

東峰で一喜一憂する皆さん2。
大きいカメラを持ってくる方が多いんですね。
確かに、この景色だから納得。

8/17 9:08

仙塩尾根の一部がようやく見えた。
北岳や仙丈、中央アルプスや八ヶ岳は見えなかった。

8/17 9:10

西峰から東峰を。
ただいま9時15分。
降りよう。

8/17 9:15

これから降りていく稜線。

8/17 9:16

山頂付近もお花でいっぱいでした。

8/17 9:23

登りは好きだけど、下りは・・・

8/17 9:29

核心を降り終えました。
ふう〜。

8/17 9:31

と思ったけど、この小ピーク（天狗岩？）も越えないと。

8/17 9:31

ギャートルズのお母さん。
本名あるなら失礼しました。

8/17 9:35

振り返って山頂方面。
なんだか怖い。

8/17 9:37

トウヤクリンドウだ。
咲いている個体は見つけられなかった。

8/17 9:53

塩見小屋までもう少し。
休憩して山バッヂ買って下りる。

8/17 10:53

で、既に降りています。
登りとは違って木漏れ日の中を歩いて行く幸せ。

8/17 11:18

もう少しで本谷山。
展望地からの塩見岳。
山頂だけガス。

8/17 11:44

なかなか楽しいトレイルです。
きついけど。

8/17 11:47

本谷山。
山頂から2時間半ほど。

8/17 12:00

お昼になりました。
周りはお花がいろいろと。
その1

8/17 12:03

その2

8/17 12:05

その3

8/17 12:05

その4

8/17 12:08

のぞき岩。
なかなかの高度感です。

8/17 12:17

おやおや、塩見岳の全貌が見えました。
小屋のお姉さんの言う通り、お昼には晴れた。

8/17 12:46

昨年登った烏帽子。
あの時はガスで何が何やら解らなかったけど、絶景だったんだろうな。

8/17 12:48

三伏山に到着。
本谷山からちょうど1時間でした。
だいぶ疲れてしまった。

8/17 12:47

歩いてきた稜線。
塩見岳はだいぶ遠い。

8/17 12:48

三伏小屋。
夏のプールのような趣あり。

8/17 12:49

お花畑と水場への降り口。

8/17 13:04

小屋にようやく到着。
疲れちゃったので4時間弱掛かりました。
降りる前の腹ごしらえということでカレーをいただく。
時間ギリギリだったのに対応していただき感謝。
よく見ると、塩見岳の山頂が。

8/17 13:18

テン場もそろそろ満タンですね。
我々は撤収だ。

8/17 13:48

三伏峠小屋。
さようなら、また来ます。

8/17 14:49

小屋から1時間ほど。
いい雰囲気。

8/17 14:50

こんな倒木も処理するんですね。
整備は大変だ。

8/17 14:58

だいたい半分。
登山口まで1時間は掛かるのか（泣

8/17 15:47

ラストの看板。
ここで若い女性に抜かれましたが、山頂直下ですれ違った方でした。
日帰りかい！！（笑

8/17 16:00

4時。登山口に到着しました。
小屋から2時間強。
もうヘロヘロだけど林道歩きが待っている。

8/17 16:41

40分で駐車場。
ようやく座れる〜。
手前の方は日帰りの女性。
登山口からずーっとおしゃべりしながら歩いてきたおかげで無事到着できました。
感謝感謝。

撮影機器：

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

superfrog

昨年の夏休み、雨のおかげで三伏峠で山行中止とした塩見岳。
今年も台風直後で天候に一抹の不安を抱えながらもリトライ。
結果、テン泊までは雨に降られたものの翌日の山頂アタックでは徐々に天候が回復し、塩見岳では青空の下、南ア中央からの展望を楽しむことができました。
北岳や中央アルプスなど見えない部分も多かったんですが、ガスのおかげでブロッケン現象も見ることができ、素晴らしい山行。

【第一駐車場〜登山口】
登り50分、降り40分。
長い舗装路歩きです。
斜度がきついので電動アシスト自転車なんてあると最高かも。
第一が満車の場合、さらに徒歩で20分ほどは掛かる第二駐車場になっちゃいます。

【登山口〜三伏峠小屋】
1760mから2580mまで標高差820mほど登っていきます。
トラバースが続くので、あまり登っている感覚が無いのですが、地味に疲れます。
峠直前の登り150mほどは辛い。

【三伏峠小屋】
http://sanpukutouge.com/
テント1000円/泊（トイレ協力金含む）
部屋は個室もあるので、別料金払ってもいいかと。

【三伏峠小屋〜塩見小屋】
前半は三伏山や本谷山などいくつかの小ピークを越えていきます。
そのうち権右衛門山をトラバースし、最後、塩見沢の枝沢を越えて樹林帯の急登を越え、ハイマツ帯を詰めると塩見小屋です。
なかなかしんどい。

【塩見小屋〜塩見岳】
登り始めてすぐに森林限界を越え、ガレ場から岩場となります。
まずは天狗岩と呼ばれる小ピークをトラバースしながら乗り越え、本体と直面。
ここ登れるの？？？って感じですが、目印に沿っていけば大丈夫。
目もくらむような高度感ではないですが慎重にいかないと逝ってしまいます。
見えないところに人がいる可能性があるので、ヘルメットは必携。

【塩見岳】
東峰の方が高いんだけれど、西峰が塩見岳です。
5分も掛からないような距離なので、両方行きましょう。
今回は360度のパノラマは無理でしたが、南アの真ん中にあるので山域のほぼ全部を見渡すことができると思います。
最高です。

南アの本体山行でいつも思うのは、他の皆さんの体力の凄さ。
今回も畑薙から広河原へ10日間掛けて縦走中の方、日帰りピストンの若い女性などとお会いし、びっくりするやら、羨ましいやら・・・。
真似することはできないけれど、もう少し体を鍛えないとアカンですね。