ひっそりな北アルプス 餓鬼岳 唐沢岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 2,534m
- 下り
- 2,523m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:33
- 山行
- 7:45
- 休憩
- 2:41
- 合計
- 10:26
天候 | 両日ともにはれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
序盤、白沢の右岸、左岸と切り替えながら遡上する登山道は、沢のせせらぎが心地よいです。最終水場まではアスレチック感満載。ところどころ高巻き、へつる箇所もあります。木製の梯子は濡れたり朽ちていたりで気が抜けません。 中盤、大凪山まではひたすら急登。ザレ場も多く、落石にも注意します。 終盤、百曲がりは文字通り何度もジグザクを切って高度を上げていきます。ダケカンバの白い幹と緑の葉のコントラストが美しいです。餓鬼岳小屋から餓鬼岳山頂は目と鼻の先です。 唐沢岳への道は餓鬼岳からの1本のみ。登り返しも手ごたえがあり、容易には到達できない奥深さを感じます。かなりの早立ちか、よほどの健脚者でないかぎり、ふもとからの日帰りは厳しいでしょう。 道中ほぼ眺望が効かず、ひたすらもくもくと上り詰めていくので、精神的に過酷です。 |
写真
感想
本来は燕岳へ縦走し、中房温泉へ下山する予定でした。しかし、就寝前に翌日の準備をしていると、ヘッドライトが見当たりません。燕山荘へのコースタイムはおよそ7時間。帰りの最終バスを考えて、そこから逆算するとかなり早い時間にスタートしなければなりません。夜が明ける前の行動が必要で、ヘッドライトがないのは致命的でした。
すぐさまあきらめ、初日に行けなかった唐沢岳に登り、ピストンで白沢口に下山することにしました。同じテン場にいた方から、往復6時間は見ておいた方がいいとお聞きしていたので、どちらにしても早く出なければと思っていました。結果的には4時間ほどで小屋まで戻ってこられました。おそらくアタックザックで身軽だったからだと思います。
餓鬼岳、唐沢岳ともにピークからの眺めは絶景です。こんなによいお山なのに、夏山最盛期にもかかわらずそれほど混みあっていません。お隣の燕岳はおそらく大混雑していることを想像すると雲泥の差です。
もしや、と思って2日目の下山中、沢沿いでおにぎり休憩したときにライトを外した場所に戻ってみると、見事に置き去りにしていました。
たしかに今回歩いた登山道は、テン泊装備ということもあってか、かなりきついと感じました。道中建てられている標識の所要時間はシビアだと思います。とくに中盤、最終水場から大凪山にかけてのおよそ2時間は、ほぼ眺望も効かずひたすら急登の我慢を強いられます。合戦尾根が楽勝に感じるほどで、まさに試練の道かもしれません。それでもそれを乗り越えた先の大パノラマは、これ以上ないご褒美でした。唐沢岳はさらに最果て感が漂い、もちろん絶景。大きな達成感がありました。
縦走できなかったことは心残りですが、静かな山行きとなり、結果的にはとてもよかったと思いました。ほかの方にも勧めたくなりました。
おはようさんです 先日の餓鬼岳でお会いしましたryouです。
下りはゆっくりアイスコーヒーブレイクしながら下りましたよ
翌日も天気に恵まれて良かったですね(^^)
唐沢岳の眺望良いですね!
またどこかお会いできるのを楽しみにしています(^^)v
ryouさん
病み上がりとは思えない健脚ぶりに脱帽いたしました。無事に帰還されなによりです。
わたしはトラブルで予定変更となってしまいましたが、唐沢岳からのすばらしい眺めを満喫できて結果オーライでした。餓鬼岳だけでも十分にたいへんな山なので、その奥の唐沢岳となるとさらに一苦労ですが、訪れる価値はあると思いました。一度チャレンジしてみてください。
地元にお住まいとのことで、とてもうらやましく思いました。山が身近にある暮らしはいいですね。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する