剱岳 (早月尾根)
- GPS
- 07:37
- 距離
- 14.7km
- 登り
- 1,697m
- 下り
- 1,702m
コースタイム
5:00 標高1000mベンチ
5:30 標高1200m道標
5:55 標高1400m道標
6:05 標高1600m道標
6:30 標高1800m道標
6:50 標高1920.7mピーク
8:25 早月小屋の手前標高2118mで引返す
9:45 標高1920.7mピーク
10:05 標高1800m道標
10:30 標高1600m道標
10:40 標高1400m道標
11:05 標高1200m道標
11:30 標高1000mベンチ
12:00 馬場島駐車場
天候 | くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車場:馬場島町営駐車場 (水場、トイレ有) コース:明瞭 (この日は標高1900m付近から残雪有) ※下りルートのログが乱れていますが上りと同じ道(ピストン)です。 |
写真
感想
【憧れの剱岳へ】
憧れの剱岳!
実はこの山行の4日前(日曜日)に、初めてこの登山口へ来ました。
その日ももちろん剱岳ピストンの予定だったのですが、事情があって時間切れ…
残念ながら1000mのベンチで下山することになりました。
水曜で富山での仕事も終わったのでそのまま帰らず、木曜は休暇を取得、
天気予報を見ながら予約したレンタカーに乗って出発です。
1週間滞在し、すっかり慣れた魚津の街で買物をして20時半に出発!
2回目となる県道走行で馬場島を目指します。
国道8号線から早月川沿いの県道を東へ走っていきます。
途中ダートコースになるところでは陥没したところを塞ぐために盛られた
土で
ハンドルを取られることがありますが、ここの走行は注意です。
昨夏、四国剣山へ行った時の林道で、溝蓋が外れた溝を交わそうとした瞬間、
ハンドル操作が遅れてタイヤが岩壁にぶつかってしまい、
パンクしたたことがあります。ここも慎重に慎重に…
(でもあまりゆっくり行くと砂に埋まって止まってしまいますけどね)
21時半に馬場島の駐車場に到着。
電気を消すと真暗で、超静か。早月川の豪快な流れの音を子守唄に23時に就寝、
翌朝4時に起床し準備をして予定より30分早めの4時半に出発しました。
登山口から最初の15分はすごい急坂でビックリしますが、
すごいツカミやな〜と思いながら上ってると平坦な道になります。
沢山の花が咲いていて、時々立ち止まって写真をとりました。
これが唯一の休憩時間で、これ以外ほとんど止まらず上ります。
(いつものスタイルです)
1000mのベンチを過ぎてもしばらくは平坦路が続きますが、大きな杉の木を
過ぎたころから徐々に上っていきます。
北アルプス三大急登というだけあって、時間と共にぐんぐん標高を稼いでいきます。
標高500m/hのいいペースで絶好調に上って行きます。
1800mの手前で初の残雪、まあこのくらいはあるのだろう…
と思っていたらまた残雪、1900mぐらいで出現した3回目の残雪で、
ひょっとしたらこの先ずっとこの調子かもわからん…と
軽アイゼンを着けました。でもこれを通過するとまた無雪の道になりちょっと
安心、そして1920ピークに到着、ここから先の稜線は先っちょが緑で
その下が残雪の白い斜面…しかもトレースが無い…
ここだけかもわからん! と言い聞かせながら尾根を辿って歩き始めます。
その先に道が出現することを祈りながらいくつかの小ピークを
越えていきますが、越えても越えてもずっと景色は変わらず…
ここで滑るとどうなる?と下を見ながらコースをとって慎重に歩きました。
どうしても斜面を横断するような場面でも、上まで登って無理やりヤブコギで
木の中を歩きました。それはそれで体中痛いし軽アイゼンが滑って大変でした。
つかまるものが無いと怖いので木の近くを歩いたりしましたが
踏み抜きが多くここでも苦戦、ヤブコギでドロドロ、滑ってドロドロ…
それでもここしか登れないというところでは
しっかりけりこんで足場を作りながら斜面を一歩一歩上り、
苦しんだこと1時間半、時間は前半の3倍、かなりのペースダウン、
最後のトラバースを超えようとした時にストップ。
午後からは雨の予報、一生懸命つけてきた足跡も消えてしまうかも知れないし
水を含むともっと危険、しかも仮に山頂まで行けたとしても
疲れた状態で今来た1時間半の道のりを下れることが想像できなくて
ここでリタイアすることに決めました。
雪山をやらない私にとっては完全アウェー状態なのですから
ここまで滑らずこれたのはただ運が良かっただけなのです。
さらにしっかり時間をかけて慎重に下ることにします。
憧れの剱岳がよく見えます。今日は曇りだけど無風で、雨上がりなので
景色も遠くまでよく見えるのです。あ〜あこんな日に…
と残念な思いもありますが1920ピークに戻り、振り返って剱岳をみながら、
甘かった。。。時期をわきまえないという根本的な部分で未熟。
こんなに残雪があるなんて想像していなかったとうのも情けない話です。
雪さえなければ、5〜6時間で山頂に立てるはず、
ここだけは自信をもっていこうと思います。(でも岩がどうかな〜…)
今夏、再挑戦できたらいいですが、今年がダメでもいつかは
上り応えのある早月尾根で山頂へ登ろうと思います。
成長と共に雪山をやりたくなったらまた勉強。
雪と岩の殿堂 試練と憧れ 剱岳
まずは夏に再挑戦です。
残念でしたね。
夏に又チャレンジなさって下さい。
アイゼンは軽アイゼンのみだったのですか?
トラバースはやばいと思いだすと固まります。
撤退は悔しいけど
お疲れ様でした。
yutakさん おはようございます。
天気状況も台風5号の影響があったので、どうされるのか心配してました。
標高1800m手前から残雪が・・
この時期でも冬装備が必要なのかも。
“ 試練と憧れ ”
無事下山されたのが一番良かったと思います。
本当に、お疲れさまでした
yutakさん、おはようございます!
今回も天気が心配でしたが
また一歩前進っていう感じで楽しさが伝わってくると
同時に「剣岳の諭」の言葉が心に残ります
夏の出張が待ち遠しくなりモチベーション
できて最高じゃないですか?
yutakさん、こんにちは。
今週は天候が芳しくないので、中止かと思ってました。
やはり北アルプスは雪が残っていますね。
写真で見てもトラバースするには躊躇してしまう箇所ですね。
私がよく行く雪山とは斜度や危険度が全然違いますし、軽アイゼンだと通りたくないです。
hi-roさん、こんばんは
甘かったです。
あんなに残雪があるなんて…
雪山をやらないので軽アイゼンしか持っておらず
これでも大丈夫だろうと出かけたんですよ〜。
また夏に再挑戦です。
雪さえなければ
でも岩がありますね
amakawayaさん、こんばんは
安全第一
人によって危険を感じるボリュームは其々、
今回はとても危険なことをしているのだと感じました。
ピークへの思いが強かったので少し進んでしまいましたが、
1920.7ピークで引き返すべきだったのだと思っています。
下り1400辺りの根が露出した滑りやすいところも
注意です。
どんな悪路でも滑ってこけることなく
安定した歩き方をされているamakawayaさんを
見習って滑ることなくゆっくり下山しました
TakaSyuuさん、こんばんは
再チャレンジの時には一緒にいかがですか?
三大急登の感想(前半だけですが)は
六甲にたとえると(いつものやつです聞いてください)
最初の15分が菊水山、平坦路を過ぎると
天狗道が永遠と続く感じです。
(いつもながらイマイチわかりにくいですね)
富山は盆の前の週ぐらいまでなので
再挑戦は出張がらみではなく
yutak号出動で8月後半に行くと思います
あまり早く行って解けてなかったら
また試練ですから…
『剱岳の論』いいこと書いてますね。
しみました〜。
大変でしたね。残雪のトラバースは怖いでしょう。
でも、そのスリルが癖になるんですよ
ひょっとしたら、8月会えるかもしれませんね。
umonさん、こんばんは
富山の天気は曇りで
午後は雨マークでしたが
午前中は晴れマークもあったくらい
(実際はくもり)でした。
風もなく穏やかな曇り空でしたよ。
想像以上の残雪で厳しい登山になりました。
上りで最初に出現した3箇所の残雪の場所のうち
最後の場所を軽アイゼン無しで下ったのですが
つけているのと全然かわらなかったです。
全然効いていないのがよくわかりました。
滑ったのは4回、
全部3mぐらいですが枝をつかんでストップとか
結構厳しい場面もありました。
写真のトラバース箇所も一度上に登ってヤブコギ
できないか行ってみましたが、
とても歩けるようなところではなく、
でもこの斜面は無理だ〜ってなったのです。
無事帰ってこれてよかったです
夏に再挑戦です
BBCさん、こんばんは
山頂へ行けず、いいレポートができませんでした
せめてアプローチぐらいはと思って少し写真を
多めにしました
白根山ではトレースがあってもドキドキでした
それを思うと今回はその何倍も苦しみました。
滑るとはるか下まで落ちてしまいますから…
またお会いしたいと思っていましたので
BBCさんの計画書をチェックしながら日程調整
してみようと思います
剣は、未だGW並みの残雪なんですね。
しかも、早月尾根は両側とも切れ落ちた尾根がづーと、ですよねー。
「雪と岩の殿堂 試練と憧れ 剱岳」
奥が、剣は未登なので、私たちも夫婦でこの夏チャレンジしたいと思っています。yutak25さんのレコをみて、夏場以降でなければ無理かなと。
ありがとうございました。
ricalojpさん、おはようございます。
コメントありがとうございます
残雪のあった所ぐらいからちょうど
両側切れ落ちた尾根になりますね
最高の景色
雪の無い晴れた日にここを歩けたらいいだろうな〜
と思いました
いろんな植物を見ながら歩けるのも楽しかったです。
ご夫婦でのチャレンジ、山行記録 を
楽しみにしてます
さすがに北アでも豪雪地帯だけあってまだ雪が多いですね
残雪のトラバースは怖いっす・・・
憧れの剱岳・・・
我が家もいつの日か登れる日が来ることを夢見て・・・
まずはyutak25さんの夏のレコを参考にさせていただきます
とにかく無事の下山、お疲れ様でした。
utaotoさん、こんばんは
残雪のトラバース
このあとの土日に行かれた方の記録を見ると
この先、もっと厳しくなっていたようです
とりあえず夏に再挑戦です。
今度こそピークで絶景をみたいです
明日も富山なんですが、
今回は真直ぐおうちに帰りまーす
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