記録ID: 202784
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
【秩父・荒川三山】 矢岳 〜 酉谷山 〜 蝉笹[山]〜宗屋敷尾根
2012年06月30日(土) [日帰り]
- GPS
- 10:58
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 1,873m
- 下り
- 1,875m
コースタイム
◎[往路] 秩父林道・ゲート(5:29) → 作業小屋(5:55) → 秩父橋(6:05) → 指導標(6:41)
→ 876m直下登山口(何も無し)(6:52) → 再び林道に出る(7:04) → 矢岳(8:42)
→ スリム度チェック岩門(8:52) → 秩父林道分岐(9:16) → 赤岩ノ頭(赤テープ)(9:22)
→ 立橋山(10:23) → 牛首(10:38) → 長沢背陵(11:03) → 日向谷ノ頭(11:16)
→ 酉谷山(11:43) --- オニギリ昼食 ---
◎[復路] 酉谷山(11:56) → 大血川峠(12:07) → 小黒(12:15) → 古い指導標(12:29)
→ 尾根に(12:30) → 大血川分岐(12:38) → 1,452mP(13:09) → 1,451mP檜岳(13:27)
→ 岩陵P(13:40) → シラカケ岩(13:49=14:00) → 蝉笹[山](14:07)
→ コル(14:18) -- 1,370m北まき-- → 指導標跡(14:29) → 1,003mP[祠](15:16)
→ 左鹿除けネット(15:36) → 秩父林道に出る(16:12) → 秩父林道・ゲート(16:27)
-- ☆★ 所要時間10時間58分 ★☆ --
→ 876m直下登山口(何も無し)(6:52) → 再び林道に出る(7:04) → 矢岳(8:42)
→ スリム度チェック岩門(8:52) → 秩父林道分岐(9:16) → 赤岩ノ頭(赤テープ)(9:22)
→ 立橋山(10:23) → 牛首(10:38) → 長沢背陵(11:03) → 日向谷ノ頭(11:16)
→ 酉谷山(11:43) --- オニギリ昼食 ---
◎[復路] 酉谷山(11:56) → 大血川峠(12:07) → 小黒(12:15) → 古い指導標(12:29)
→ 尾根に(12:30) → 大血川分岐(12:38) → 1,452mP(13:09) → 1,451mP檜岳(13:27)
→ 岩陵P(13:40) → シラカケ岩(13:49=14:00) → 蝉笹[山](14:07)
→ コル(14:18) -- 1,370m北まき-- → 指導標跡(14:29) → 1,003mP[祠](15:16)
→ 左鹿除けネット(15:36) → 秩父林道に出る(16:12) → 秩父林道・ゲート(16:27)
-- ☆★ 所要時間10時間58分 ★☆ --
天候 | 濃霧 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
荒川の支流・安谷川(川浦渓谷)沿いの「秩父林道」を進みます。 「林道・秩父中央線」が右から交わる 1.2km先に 車止めがあり、 道路の脇に駐車します。 ---(Uターン場所確保のため、数台しか止められません) --- |
コース状況/ 危険箇所等 |
梅雨時特有の"濃霧"で 見通しがきかず、 「小黒」付近や「宗屋敷尾根」のコル前後及び 1,284m付近では、 慎重にルートを見極めて行動しました。 −−− ☆★ 秩父林道ゲート 〜 矢岳 まで ★☆ −−− ・ゲートからの林道歩きは、何ら問題がありません。 ・「秩父橋」は、安谷川(川浦谷)に 烏帽子沢が合流する地点に架かる橋です。ヘアピン部分です。 ・876m直下からのルートは、特にあるわけではありませんが、25,000分の1地形図の 標高表記部分 から 登った方が 最短との判断からです。 ◎ (尾根ルートのスタート地点は、「ヤマレコ地図」の林道路線位置が 現地とは相違していると思われるため、 自分で "作図"した 位置から。 = 現地と間違いなく合っております) ※ 地理院の地形図では、登高を開始した標高876m地点で「林道」は大きく "ヘアピンカーブ"を しておりますが、 「ヤマレコ地図」は、そうはなっていません。(質問箱に質問中です) ・この直登ルートは 尾根ですから迷うことはありませんが、獣と林との "併用踏み跡" と言ったところでしょうか。 前半は尾根のやや北側のジグザグ、途中から南側に入り、小さくガレてきたところで、ルートが無くなります。 尾根を目指して "適当に直登" すると、踏み跡に出ました。 その後に 尾根に出ますが、やや荒れています。ずばり「矢岳」山頂に出ます。 −−− ☆★ 矢岳 〜 酉谷山まで ★☆ −−− ・矢岳から「秩父林道」へ下る分岐 (矢岳 ⇔ 坊主山)までは、熊笹が生い茂っておらず、問題ありません。 途中 "スリム度チェック岩門"が 有り、そこを旨く抜けられるか スリム度を測定?出来ます。 ・上記分岐地点から 5分ほどで、「赤岩ノ頭」に着きます。(赤テープのみ) ・この先 「立橋山」を含む 長沢背陵までは、痩せ尾根と岩陵の 面白いアップダウンルートです。 (・・・・・ 今回のコース中で、一番の "サビ" 部分ではないでしょうか) ・長沢背陵分岐(尾根)地点は、指導標はありません。左に「坊主山」、右に「日向谷ノ頭」です。 ・「酉谷山」へは、このまま尾根伝いに行くか、ちょっと南側の巻きコースに行くかです。 尾根伝いの方が、長沢背陵らしさが味わえます。 酉谷山頂では、濃霧の上には出たものの 景色は味わえず、加えて とにかく "コバエ"が やたらと顔の廻りを飛び回って 耐えられず、オニギリを頬張ると すぐ出発。 −−− ☆★ 酉谷山 〜 蝉笹[山]まで ★☆ −−− ・「酉谷山」北面の下りは、最初やや西よりに下ります。それから、北に向いていきます。 ガスっているときは、慎重に。晴れている時は、ここの北面が "原生林"で 一番の見所です。 ・「大血川峠」への下り 峠の直前には、コメツガの大木がルートを塞いでいます。 ・「小黒」の登りは、両脇の熊笹が ガードしてくれて 問題ありません。 「小黒」の根っこ北側は、"すり鉢状"を 右に見て とにかく西寄りへ進むことです。 頻繁にマーキングがあり、やや下り過ぎと思っても下ります。ガードロープが有ります。 古い十字の指導標を 右に見てから1分で 尾根に合流です。 ・この先 途中の重要な "目印" (大血川分岐)である、東京大学の「山火注意○看板」は、 先日(6/19)の台風4号による強風で倒れていました。 一応起こして 立てて於きましたが、何時また倒れるかもしれません。 ・熊笹にガードされて、見通しのきかないコースを 1,451P に向け 坦々と進みます。 ・13時前 16歳(日野コースから)、続いて年配(聖尾根から)の 単独登山者に会いました。 何れの方も今日中に奥多摩へ下山されるということで、小川谷が通行不能なだけに、心配です。 幾らかのアップダウンは有りながらも、1,452mP、1,451mPを坦々と過ぎ、「シラカケ岩」手前の 顕著な岩峰ピークを過ぎて、「シラカケ岩」着。 5/12に来たときは、アカヤシオ越しに、芋の木ドッケ、長沢山、白岩山が見事に見えたのに、 今日は、真っ白い雲で 何も見えず。 −−− ☆★ 蝉笹[山] 〜 秩父林道・ゲートまで ★☆ −−− ・蝉笹[山]からは、宗屋敷尾根を 急激に下降します。濃霧が激しくなりました。 ・1,370mP手前の「コル」から、北側を巻いて 同下側の鞍部「指導標跡」に出ました。 北側を下山で巻くことは、少々危険でした。ルートに迷い 危険です。 やや荒っぽく降りてしまいました。下山では、南側に方が安全です。 ・最大の迷う所の 1,260mコンターで囲まれたエリアは、濃霧のため よく見極めながら進み、"馬酔木"で 覆われたルートを無事 北東方向に降りました。(6/5、下山時使用のために "偵察"に 入りました。) ・1,003m[祠]Pを過ぎ、後は下山のみです。 鹿除けネットが左側に現れ、旧荒川村・R140沿いの町並みが 夕日に光って見えました。 但し、見えるはずの「両神山」は、見えませんでした。 |
写真
撮影機器:
感想
◎ 本家本元の 南アルプスの "荒川三山"とは 明らかに違いますが、こちらは、
埼玉県 (旧荒川村 = 現秩父市)の れっきとした "荒川三山" です。
(酉谷山・熊倉山・矢岳)
◎「矢岳」の"直登"コースや、「小黒」付近、「宗屋敷尾根」については、
充分な "予習"が 必要です。(一般ルートではありません)
特に 宗屋敷尾根の "下り"に ついては、蝉笹[山]から1,284m付近の馬酔木部分までは、総じて 大変不明瞭です。
ですから、まず登りで 標高1,284mを含む 1,260mコンター付近の様子を
確かめておくことが重要です。 ("馬酔木"部分です)
◎ 今回「宗屋敷尾根」を下る都合上、厳密に言えば、 "荒川三山"のうち、「熊倉山」を通ってはいませんが、蝉笹[山] = 宗屋敷尾根の取り付き = 「熊倉山」ということで、"荒川三山"と 理解して下さい。
(濃霧でなければ、「蝉笹」から 足を伸ばそうと思ったのですが・・・)
◎ 1,452m峰の手前で会った 16歳の方の単独行きには 驚きました。
昭文社の地図は持っていましたが、初めてのコースとのことで 「小黒」の周辺は深い濃霧だったので、大丈夫だろうか?。
また無事に「日原」へ 日没までに 下山できるだろうか?、心配です。
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コメント
この記録に関連する登山ルート
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fuya0123さん、お久しぶりです。
荒川三山はいつか歩いてみたいです。
今のところ、沢と雪の空白期間である、晩秋にまとめて
歩いてみようかなと考えています。
今回の876mからの直登ルートはとても参考になりまし
た。良いルートですね
yoshi629さん おはようございます。
yoshiさんは、季節や 沢、尾根を問わず、いつも素晴らしい山行きばかりですね。
私はこの頃は、血圧が高いとか 腰が痛いとか、時々左膝が痛くなるとか、
いつも 言い訳ばかりで、あまり山へいけません。
「荒川三山」は 私はやっとでしたが、yoshi629さんなら "手軽"で いいですよ。
ご承知のとおり この山域は、まず人に会いませんし、秩父の森林の
いい雰囲気が味わえて、素晴らしいです。
是非、夏の秩父にも足を向けて下さい。
FUYAさん、こんにちは。
いい雰囲気になってきましたね。
レコを拝見して、行ってみたくなってしまいました。
と言っても、花見の山登りだとかに行き先が変わってしまって、この次いつ愛しの避難小屋に行けるのかは分かりません(残念)。
でも、尾根筋の美しい風景を堪能させていただきましたので、とりあえず満足です。
chiroroさん こんにちは
白馬岳の "大雪渓"や "八ヶ岳"のレコも、見させて頂いております。
矢岳は2回目でしたが、この周回コースはご承知のとおりで 面白いですよ。
私は マイカーから離れられなくて、つい 秩父、西上州となってしまいます。
グミの滝、熊倉山の聖尾根あたりは、梅雨明け前に、梅雨が明けたら、
北八ヶ岳でも行こうかなと考えております。
酉谷避難小屋の"住人"としては、そろそろどうですか。長沢背陵が待ってますよ。
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