荒川三山(前岳、中岳、悪沢岳)〜赤石岳【テント泊・避難小屋泊】

2019年09月25日(水) 〜 2019年09月27日(金)

• GPS: 19:55
• 距離: 25.6km
• 登り: 3,032m
• 下り: 2,985m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:12
• 休憩: 0:09
• 合計: 6:21

8:52 椹島ロッジ
9:03 9:03 滝見橋
10:49 10:49 小石下
12:50 12:50 蕨段
13:12 13:13 見晴岩
14:23 14:30 駒鳥池
14:40 14:41 駒鳥池駐車場
15:13 千枚小屋

2日目

• 山行: 7:37
• 休憩: 0:44
• 合計: 8:21

4:41 千枚小屋
5:34 5:45 千枚岳
6:32 6:34 丸山
7:13 7:16 悪沢岳
8:18 8:19 荒川中岳避難小屋
8:29 8:31 中岳
9:07 9:07 お花畑（荒川前岳南東斜面）
9:51 10:07 荒川小屋
10:46 10:46 大聖寺平
11:47 11:50 小赤石岳の肩
12:11 12:16 小赤石岳
12:28 12:29 赤石岳・小赤石岳間分岐
12:54 12:54 赤石岳
13:02 赤石岳避難小屋

3日目

• 山行: 4:40
• 休憩: 0:29
• 合計: 5:09

4:47 赤石岳避難小屋
5:11 5:36 赤石岳
5:49 5:49 赤石岳・小赤石岳間分岐
6:27 6:29 北沢源頭
7:14 7:16 富士見平
7:40 7:40 赤石小屋
8:59 8:59 カンバ段
9:56 9:56 椹島ロッジ
9:56 ゴール地点

天候

おかげさまで行程中は晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

ルート：新静岡IC〜井川間の県道27号はかなり狭い山道で、夜間に走ると怖い。
畑薙臨時駐車場（無料）：無料。非舗装。簡易トイレあり。
椹島ロッジバス：好天予想のため平日にもかかわらず登山者多め。7：30発に乗り切れない人も。無線で後続車を要請するも到着は1時間後とのこと。早めに並ぶことが良。バス料金は無料だが、3000円の施設利用券の購入がマスト。椹島からの帰りのバスに乗るためには、小屋泊（1日、素泊まりOK、テントNG)をして、レシートを貰う必要あり。

コース状況／危険箇所等

・全コースにおいて、登山道の整備は良。
・悪沢岳〜中岳の下りが一番の注意ポイントか。
・赤石岳〜椹島間の大倉尾根は登山道がふかふかで脚に負担がかかりにくい。コースタイムよりも早く下山可能。

その他周辺情報

温泉：駐車場から車で2〜3分の白樺荘（510円）。露天風呂あり。

写真

9/25 6:51

いつも通り車の前で記念撮影をして、バス乗り場へ

9/25 8:49

椹島ロッジの出発前

9/25 9:07

9/25 9:08

つり橋を渡っていざ山域に入る

9/25 9:57

鉄塔をくぐる登山道

9/25 10:08

登り始めの急登をゆっくり進み、ウォームアップ完了

9/25 10:08

赤石岳、雲かかっちゃていますね

9/25 12:48

9/25 10:51

手入れの行き届いた樹林帯

9/25 13:02

見晴台。でも見晴らしを得るためにはここから登る必要あります

9/25 13:04

ここが本当の見晴台

9/25 14:26

駒鳥池

9/25 15:14

15：15、無事千枚小屋に到着。ダラダラの登りがボディーブローのように脚にきました・・・

9/25 16:07

なにかロッジ風です

9/25 17:20

今日のテント場（600円＋トイレ協力金100円）。小屋から3分ぐらい離れています。森の中で見晴らしは良くありませんが、地面はフラットで良です。

9/25 17:27

こんなセッティングです。

9/25 16:23

小屋でビール（500缶で800円也）を買い求め、恒例の乾杯！

大体こんな感じで引きこもって、飲みながらNHKラジオを聞いています・・・

9/25 16:47

小屋の水が結構おいしかったので、今度は水割りで楽しみます。

9/25 17:31

夕食は、どん兵衛。まず麺を頂き、残り汁でオジヤにします。

9/26 3:47

3：00起床。テント内は12℃で温かい。寝袋（＃5）とシュラフカバーの組み合わせでOKです。朝ご飯はこんな感じです。

9/26 4:24

4：25、撤収完了。

9/26 4:40

4：40、真っ暗な中、千枚小屋を出発。

9/26 5:14

明るくなってきた。今日はいい天気になりそうです。

9/26 5:15

夜明け前のいい感じ・・・

9/26 5:18

ヘッドランプはもう不要ですね・・

千枚岳で日の出を待つ。山頂は5名ぐらい。

9/26 5:31

9/26 5:34

5：34、日の出です。

9/26 5:37

悪沢岳が赤く染まる・・

9/26 5:53

千枚岳からの下り。気の利いた梯子。

9/26 6:13

丸山に至る子持ちの良い道

9/26 6:32

6：30、丸山に到着。

9/26 6:32

悪沢岳方面

9/26 6:32

塩見、仙丈ケ岳、甲斐駒

9/26 6:36

悪沢岳まであとひと踏ん張り

悪沢岳に登頂！日本6位の標高です。

9/26 7:10

白根三山。北岳は見えないか？

9/26 7:13

中岳避難小屋が小さく見える

9/26 7:23

結構、登り返しがきつそうです。

9/26 8:10

それにしても、雲一つない絶好の登山日和。

9/26 8:20

8：20、中岳避難小屋着。ここで滞留して、白根三山の夕景を見るのもいいなあ・・

9/26 8:26

8：25、中岳到着。

9/26 8:26

南アルプス北部方面。空が青すぎて、飛行機雲が目立ってます。

9/26 8:27

中央アルプスもばっちりです。

9/26 8:39

荷物をデポして、最後の前岳へ・・

9/26 8:42

8：40、前岳到着。荒川三山、堪能しました。

9/26 9:06

鹿対策用ゲート

9/26 9:10

お花畑を見上げる

9/26 9:16

小赤石岳と荒川小屋。

9/26 9:16

500メートルぐらいの登り返しでしょうか・・・

9/26 9:16

9/26 9:46

9：45、荒川小屋に到着。3分ぐらい下って、水場で補給。ついでに頭から水をかぶりクールダウンしました。

9/26 10:21

荒川三山。

9/26 10:30

大聖寺平に至る道。歩いていることが楽しいです！

9/26 10:40

10：40、大聖寺平に到着。

9/26 11:08

小赤石岳への登り。テント泊装備が詰まったザックが重くて辛いですが、これが当方のスタイルなので・・・

9/26 11:08

振り返って荒川三山。

9/26 12:07

12：05、小赤石岳に到着。”小”がつくかわいい名前ですが、随分痛めつけられました・・・

9/26 12:07

赤石岳方面

9/26 12:34

最後の登り。辛すぎて、伝家の宝刀、ストックをついに出しました。

9/26 12:53

12：50、赤石岳に到着。

9/26 13:02

本日お世話になる赤石岳避難小屋に到着。当方、生まれて初めての小屋泊です。なんか、ビール、2杯目以降は半額とのこと！

9/26 16:24

頂上との位置関係はこんな感じです。

9/26 17:23

昼間からビールを3本あけてベロベロになっている状態で、夕景鑑賞へ・・・。写真は小屋を挟んで反対側の旧ピーク。

9/26 17:25

雲でちょっときついか？

9/26 17:28

雲がかかるも、稜線はかろうじてOK。

9/26 17:32

9/26 17:38

今日は一日中、富士山を見ることが出来ました。

富士山をバックに記念撮影。

9/26 17:54

来てよかった！

9/26 18:30

避難小屋内

炊事＆談話室。ストーブが焚かれて暑いです。

9/27 4:47

3：30に起床して、身支度をすすめる。それにしても小屋、暑すぎてうなされてしまいました。

9/27 4:47

出発準備完了、頂上で日の出鑑賞へ・・・

9/27 5:03

日の出前のこの時間が一番好きです・・

9/27 5:16

八ヶ岳がうっすらと

9/27 5:16

9/27 5:33

5：33、日の出です。

9/27 5:40

5：40、下山開始。

9/27 5:47

振り返って赤石岳。

9/27 5:49

椹島への分岐、これで稜線とお別れです。

9/27 5:49

もう一回赤石岳。

9/27 6:17

6：15、北沢源頭の水場。顔を洗いすっきりと。

9/27 7:09

今日も見事な荒川三山。

9/27 7:10

7：10、富士見平に到着。おそらくこれが最後のビュー。さて、帰りますか！

9/27 7:38

7：45、赤石小屋に到着。この小屋もとてもきれいです。

9/27 8:43

椹島まで90分の標識。今、8：45だから、もしかして10：30のバスに間に合うんじゃないのか？

9/27 9:51

以降、スイッチ・オンで激下り（？）、9：50に林道に出る。

9/27 9:55

椹島に戻ってきました。

9/27 9:56

9：55、無事下山。14：00のバスに乗るつもりでしたが、思いがけず、10：30に間に合うことができました。

9/27 11:40

バスで1時間揺られ、11：40、駐車場に戻ってきました。

9/27 12:22

車で2〜3分の白樺荘の露天風呂で汗を流す。

9/27 12:22

〆はやはり三ツ矢サイダー。今回は好天に恵まれ、最高の山行でした！

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR60 カシオ

iPhone 7 Apple

感想

keysaku

昔（高校時代）からずっと訪れたかった南アルプス南部ですが、30数年実現することはありませんでした。理由はアクセスに非常に時間がかかることに加え、ここの山域のシステムに問題があるためでした。小屋に泊まらないとバスに乗ることができないという独特の制度のため、テント泊を旨とする当方にはどうしても引っ掛かるものがありました。

しかし、前回の白根三山縦走時、南部の山容がとても綺麗だったので、今回重い腰をついにあげることとしました。とにかく一番安い素泊まり寝具なし5500円の赤石岳避難小屋に1泊し、あとは千枚小屋でテント泊を楽しむこととしました。

祝・休日勤務の振り替えに有給を加え、25日（水）〜28日（土）が当方の連休となっておりましたので、2泊3日＋予備日1日の行程で出かけましたが、絶好の好天に恵まれ、これまでの中で1番と言っても過言ではない山行となりました。

この山域の特徴は、基本、本数の少ないバスでしか登山口にアクセスできず、周遊ルートも限定されているため、バスで一緒になった方々と大体最後まで同じ行動になるという点です。山では基本的に一期一会のため、一度追い抜かされた方々とは再度お目にかかることは余り無かったのですが、今回は顔見知りになるほど、複数回追い抜かれ、自分の貧脚ぶりを再認識することになってしまいました・・・。

荒川三山〜赤石岳周遊コースのテント場は、千枚、荒川、赤石の3ヶ所ですが、いずれも2,500メートル付近の樹林帯ですので、眺望はあまり良くありません。一番は荒川小屋のテント場との感想です。但し、地面のコンディションは何れも非常に整備されており、フラットに寝ることができます。
今回テントを張った千枚小屋では、小屋は割と盛況のようでしたが、テント場は2、3分離れたところに2人のみで、静かに過ごすことができました。

また、今回、当方の初小屋泊となった赤石岳避難小屋ですが、避難小屋とのことなので、板間で適当に寝るイメージを持っておりましたが、実際は立派な小屋でした。また、この小屋が非常に有名でリピーターが多いことも後で知りました。3100メートルに立つ絶好のロケーション、ご主人と奥様の人柄、確かに納得です。また、9月末の小屋仕舞いの在庫一掃セールでビールが2本目以降半額となったため、道中顔見知りになった方々と、調子に乗って昼間から飲みすぎてしまいました。ひっそりと孤独を楽しむテント泊が好きなのですが、同じ趣味の方とビールを飲んでワイワイやる小屋泊も良いものでした。

個人的な感想として、このエリアはテント泊の楽しみが少し足りないかなと思いましたが、小屋泊メインの方にとっては最高の山域であり、お勧めですね。出来れば赤石岳避難小屋のあたりを幕営地にして、バスにも乗れるようにしていただけると最高なのですが・・・、ダメでしょうか？

コメント

e-river

バスの件
同意見です。
有料でもいいのでバスに乗れるようになると、行こう！　という気になるのになぁと思います。
でも、いい山行だったようですね。うらやましいです。いつかは行きたい！

keysaku

Re: バスの件
コメントありがとうございます！今回行ってみて、登山道や施設の整備が行き届いており、相当の費用がかかっていると感じました。テント代や酒代等で5500円を地元（会社）に落とせばバスに乗れるようになれば良いかな、との感想です。e-riverさんも是非一度！

Q_B

素敵な山域で楽しい出会い！ありがとうございました。
keysaku さん、こんばんは！

何度もお行き会いして、勝手に”仲間”のような気になってしまいました。
赤石岳避難小屋でビール ご一緒させていただき、楽しいお話聞かせていただきありがとうございました。
天気に恵まれ、ただでさえ素晴らしい山登りでしたが、素敵な人柄の皆さんとご一緒出来て最高の山登りでした。

もう少し修行してテント背負って山歩きの機会を増やそうと思いました。
どこかのテン場でお会いできるのを楽しみにしてます。

keysaku

Re: 素敵な山域で楽しい出会い！ありがとうございました。
Q_Bさん、お疲れさまでした。無事にご帰宅されました様で何よりです。こちらは首都高の渋滞（恒例）に巻き込まれ、19時に千葉県の自宅にたどり着きました。

今回、良かったです！天候も、赤石岳でご一緒にビール飲んだことも良い思い出となりました。それにしても、3日間全て追い抜かされてしまいました・・・。Q_Bさんのカテゴリーはトレランなのでは？

今度はテント装備で是非！