親不知駅(歩き)栂海新道〜朝日岳、雪倉岳、白馬岳、旭岳、大雪渓、猿倉(ラン)八方の湯
- GPS
- 24:42
- 距離
- 63.4km
- 登り
- 5,236m
- 下り
- 4,508m
コースタイム
- 山行
- 11:10
- 休憩
- 4:31
- 合計
- 15:41
- 山行
- 8:06
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 8:51
天候 | 6日:小雨のち雨、7日:晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
帰り:白馬八方から高速バス |
写真
感想
2週後に珠洲ウルトラマラソンが控えていて、この週末が今年最後の栂海新道のチャンス。
今回で4回目となり全て親不知からの登りである。
直前になって午前中は雨でも午後からは止む予報なので気が重いけど出発。
夕方、糸魚川で魚を食べ、糸魚川から3.5kのひすいの湯で最終電車まで仮眠する作戦。
夕食は、漁場 傳兵 (でんべい)の海鮮丼、美味しくて大満足。
ところが歩き始めたら小雨が降り出した。傘持っていないのに。
ひすいの湯は、大糸線の次の駅前なので電車で移動。
入浴料650円、レンタルタオル(大小)150円で22時まで休憩所で休む。
温泉は熱い湯と冷水で石油くさい匂いがあるけど癖になりそう。
終電で糸魚川経由親不知に向かう。
乗客は何人か下車するが登山者は一人。
広い道の左側の歩道を歩いていくが、やはり狭いトンネルは歩道もなく、行き交うトラックが怖い。
ヘッドランプを振り回し歩行者がいるよとアピールする。
4kmで通い慣れた栂海新道の登山口に0時少し前に到着。
天気予報では2時くらいから雨になるようなので、雨の来ないうちに歩いておいたほうが良い。
準備して0:05に出発。
雨の夜で音も匂いも熊には届きにくいと思い、アメリカ仕様の特大の三連の熊よけ鈴でカランカランと派手に行く。
少し仮眠したので体調は問題無し。
二本松峠の手前で、ラジオのような音が聞こえてくる。
耳鳴りか何かかと思っていたら、なんと単独の登山者に追いつく。
こんな夜中に歩く人がいるとは。
テント装備なのでペースが違うのでお先に。
坂田峠の後の登りで、いよいよ雨が降り始める。
雨具の上だけ着て先を急ぐ。
シキ割の水には予定通りの時間で到着。
ナッツを食べ、ちょっと休憩。
今年も大文字草が咲いている。
暗い上に雨なので先が見えずひたすら歩く。
それでも足元は紅葉で気持ちいい、雨で喜んでいるカエルの子供を踏まないようにする。
3:22に白鳥小屋に到着。
早朝で悪いけど休憩させてもらう。
1Fに一人登山者がいて快く迎え入れていただけた。
パンを食べて落ち着く。
せっかくの美しいぶな林を暗い中歩いてもつまらないので明るくなるまで仮眠させてもらう。
マイクロパフ持ってきてよかった。
4時過ぎに先ほどの登山者が到着。
7時過ぎに小雨の中出発。
残りは7時間なので15時には着けるだろう。
ぶな林、やっぱり美しい!
年に一度なのでじっくり鑑賞して行く。
栂海山荘にはもちろん誰もいない。
雨が降っていると屋根のあるところはありがたい。
初めて山荘の中で行動食を食べる。
小野建さんにお礼を言って犬ヶ岳。
小雨で日は当たらずせっかくの紅葉が見渡せない。
黒岩平に差し掛かると雨も小降りになり草紅葉が美しい。
ここで上から3人の登山者とすれ違う。
黒岩平の水場でりんごを半分いただく。
吹上のコルまで、こんなに登りあったかな、でも記憶していた景色が次々と現れる。
コルに風はなく穏やか。
朝日岳頂上もガスがかかって見晴らしはない。
朝日小屋に下りかけると、不思議なことに日が差して、登山道に雷鳥のオスメスが現れる。
朝日小屋には予定通り3時前に到着!
一年ぶりにゆかりさんにお会いできてなんか嬉しい。
タオルを貸していただき、雨具の水滴を拭き取り入り口に干す。
暖かいお茶で生き返る。
着替えて談話室でビールで祝杯。
宿泊者は5人で一人は素泊まりなので、4人で食事。
夕食は予定よりも早くしていただき大満足。
いつもながら美味しい。
食後、外に出ると、満天の星。
朝ごはんは3杯いただき5時半に出発。
白馬までは朝日とともに紅葉の真っ只中一人で独占。
朝日小屋はあっという間に遠ざかりなんだか寂しい。
白馬方面で頂上が三角でカッコいい山は何かと地図を見ると旭岳である。
白馬岳頂上からは日本海も朝日小屋も見渡せる。
白馬にはなんども来ているけどこんなに天気いいのは初めて。
予定より早く来れたので旭岳に向かう。
清水岳方面に行き、旭岳を見上げると急な斜面に踏み跡らしきものがあり登れそう。
けっこう急で緊張する。
稜線にたどり着くと、狭い頂稜があり風に気をつけ頂上に到着。
360°の展望が素晴らしい。
村営白馬岳頂上宿舎のベンチで、朝日小屋の鱒寿司・くるみ寿司・りんご半分の昼食。
大雪渓の道がわかりにくいようなので、緑ロープ、赤布に従って駈け下る。
一箇所だけ雪渓の上に出るところがあったけど特に迷いやすいところはない。
今日は平日で、猿倉山荘からのバスはないので、最後は8.5kmのロードを八方の湯まで走る。
下り基調で空気もよくとても快適なランでした。
栂海新道は、やはり年に一回は来なきゃいけないところです。
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