千枚岳・荒川三山・赤石岳周回
- GPS
- 56:00
- 距離
- 26.4km
- 登り
- 2,984m
- 下り
- 2,973m
コースタイム
椹島ロッジ 8:55 - 10:10 岩頭 - 12:30 清水台 - 13:00 見晴台 - 15:00 千枚小屋
10月10日
千枚小屋 4:30 - 5:10 千枚岳 5:55 - 6:40 丸山 - 7:25 悪沢岳 - 8:40 中岳 - 8:50 前岳 - 10:30 大聖寺平 - 12:00 赤石岳 12:25 - 15:20 赤石小屋
10月11日
赤石小屋 5:30 - 8:30 椹島
天候 | 9-10日は晴れ(10日の夜は雨)、11日は曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
10月の第一週に北アルプス紅葉詣で そして第二週に真奈美アルプス登山を計画したが、 残念にも第一週は天候不順で中止し、 南アルプスは台風19号の発生はあったが 好天に恵まれた。
ルートは 椹島より入山し、 第一泊目は千枚小屋泊で、 二日目に 千枚-丸山-悪沢-荒川三山―赤石と3,000m峰を歩き 赤石小屋泊、 三日目は椹島へ下山と云う 最もオーソドックスなコース。 3日目は少々天気が心配であったが結果的に行動時間に雨に降られることはなかった。
本当は テント泊山行をしたかったが、 もはや2泊3日の3,000m峰をテントと食料を背負って歩く体力もないので2泊とも食付き山小屋泊とした。
初日は 畑薙よりのバスが少々遅れ、 8:55に椹島を出発。 岩頭と見晴台を除いては 展望はほとんどないのでほぼ黙々と歩くのみ。 この2ヶ月の間、 一度日帰り登山をしただけなので順調に歩けるかどうか心配であったが 昭文社のコースタイムで6時間50分のところ6時間少々で歩けたので少々安心。 やはり荷物が少ないとかなり楽ができる。・・・と言いつつ あまり余裕はなかった。
小屋に入ってしばらく休んでいたら 同行者より ”富士山が雲海に浮かんでいる”との声に窓から覗くと なるほど一面の雲海に富士山がキレイに浮かんでいた。・・・と同時に 両足の内転筋が思いっ切り攣った。 寝具の上でしばらく痛みに耐え 芍薬甘草湯を服用した。 情けない限りだ。
富士山のほか、 笊ヶ岳や布引山などの山頂も雲から頭を出しており なかなかの眺望だった。
小屋食は 味噌汁・ハンバーグ・野菜サラダなどでとてもおいしくいただけた。 野菜がたくさんあるのがうれしい。
宿泊者は20名弱のようで、 外にテントが一張あった。
二日目は、 6時前のご来光時には千枚の山頂に居たかったので 小屋に朝食代わりのおにぎりをいただき、 ちょっと早すぎたが4:40ごろには出立。 山頂で30分以上もご来光を待ってしまった。
千枚-悪沢のコースは5月の雪の季節しか歩いたことがなかったが、 残雪期の方が遥かに歩きやすい。 雪がないと岩がゴツゴツしている上に 稜線を巻いたりまっすぐに歩けないので景色も悪いし時間もかかる。 夏ならば高山植物がたくさん咲くんだろうが今はほとんど何もなく、 わずかにタカネマツムシソウが一株のみ咲き残っていた。しばし悪沢山頂で景色を堪能した。 周りに雲は全くなく、 360°の展望で北アルプスまで望めた。 中岳辺りには初々しいタカネマツムシソウがまだたくさん咲いていた。 ベンケイソウの半透明な紅葉がとても印象的でキレイだった。
中岳・前岳周辺も順調に歩けたが、 赤石小屋には16:00までには入るようにと言われていたので 少々心配したが赤石岳に13:00には到着できたので一安心。 途中 結構ゆっくりし15:20に赤石小屋に入れた。 途中、 結構細い登山道もあり 躓いたりすると滑落したり大けがのもとになるので 少々用心して歩いた。 (難しいところはないですけど・・・)
南アルプスということで 紅葉はあまり期待していなかったが 赤石小屋付近は黄葉が真っ盛りで 赤石の山頂付近から見ると とてもきれいだった。 残念ながら小屋付近は針葉樹が主体で 黄葉はあまり楽しめない。
夕刻まで天気はすこぶるよく、 星も輝いていたので 三日目(11日)も天気がよさそうだな・・・と思っていたけれど、12時ごろ外に出てみると 予想外に雨が降っていた。 雨の中 下山するのかと気が重かったが 翌朝には雨も上がって椹島に着くまで 雨に降られることはなかった。
心配した雨に全く降られることもなく好天に恵まれた登山になり もう行けないだろうと思っていた赤石岳におよそ45年ぶりに登頂でき 幸せを満喫できました。
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