台風19号後の高尾山-小仏城山
- GPS
- 06:26
- 距離
- 12.5km
- 登り
- 837m
- 下り
- 834m
コースタイム
- 山行
- 4:28
- 休憩
- 1:53
- 合計
- 6:21
10:39 高尾山・清滝駅
10:49 二軒茶屋
10:56 二本松
10:57 琵琶滝
11:14 霞台園地
11:17 高尾山駅
11:49 飯盛杉
11:50 高尾山薬王院
13:04 高尾山
13:38 もみじ台
13:52 大垂水峠(学習の歩道)分岐
14:03 一丁平
14:28 城山
14:44 峰尾山
15:35 富士見茶屋
15:37 千木良登山口
15:41 千木良バス停
15:57 弁天橋
16:11 嵐山登山口(相模ダム側)
16:53 相模湖駅
天候 | 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2019年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
バス路線も特に東京側は壊滅的です。 小仏行は現在も運休です。どちらかといえば神奈川県側の方が期待できます。 高尾山のケーブル・リフトは平常通りの運行です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・危険箇所 今回のルートに危険箇所はありませんが、倒木や崩落などの台風19号の被害が目立ちます。今後の雨で崩落が進んだり地盤が緩む可能性もありますので、通行可能でも細心の注意は必要と思われます。 現在も1号路と6号路、大垂水峠方面は通行不可です。一丁平先小仏下から大垂水峠の道(東海自然歩道)は通行可能で、南高尾に繋ぐことはできます。 相模川流域も、今回のルートに限っては問題ありません。ただ写真の通り支流の水量も未だに多く、今後状況が変化する可能性も否定できません。注意は必要でしょう。 千木良手前の道は水分を含んだ赤土で、大変滑りやすくなっています。転倒に注意してください。 |
その他周辺情報 | 紅葉台の細田屋さんは、本日はたまたま営業していましたが、1号路の工事の関係で平日の営業は難しいと仰っていました。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
スカート
靴下
グローブ
アームカバー
雨具
ゲイター
帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
クリップライト
予備電池
筆記用具
ファーストエイドキット
日焼け止め
ティッシュ
保険証
スマートフォン
プロトレック
タオルマフラー
ストック
カメラ
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感想
台風19号の甚大な被害の直後でしたが、だからこそ可能な限り、自分の目で見て足で歩む必要を感じていました。普段は、いえそれこそ何十年経っても変わらない景色を楽しませてくれる山。だからこそ、こうした自然の為す劇的な変化は興味深く、環境問題を抱える私たちの責務でもあるし、復旧にしろ環境対策にしろ、見てみないことには何の話にもなりません。
何も出来ないなんて、わかり切っています。しかし知らないこと、見て見ぬふりをすること、知っていながら何ら行動しないこと、には強い抵抗を感じます。こうしてヤマレコに何か書くだけでも、そこに意義があるんじゃないのか。これまでの経験が、そう語っているように私は思うのです。
事前の情報源として、ヤマレコの記事はやっぱり最も心強い資料でした。観光案内所でどんなに危険情報や通行止めのアナウンスを受けたとしても、ヤマレコユーザーの実際の登頂記録のリアリティには敵いません。今回も、城山から相模湖経由で通行可能なこと、中央線の小仏トンネル区間がかろうじて運行していることなど、登山情報には事欠きませんでした。そんなユーザーへの恩返しの意味もありますし、またこれから向かおうか迷われている方へ少しでも役に立つ情報になれば。拙い私の報告が役に立つなら。そんな想いで書いております。
それでもまず通行止めの情報は、観光案内所や信頼できる機関の情報を参照してください。二次災害の危険性もまだ拭えません。自己責任などと軽く考えず、命を守る行動を最優先してください。命の危険があるからこその通行止めの筈です。普段の山とは全く違います。
今回は、清滝駅前と薬王院周辺で、各種のイベントが行われていました。中止の声も囁かれる中、地元を活気づけ勇気づける為にも中止しなかった、というお言葉がありました。各所の復旧などにも尽力されていたと窺っています。こうした地元の方々の苦労も、決して見過ごすことはできません。そんな想いのお陰で、こうして登山を楽しませてもらっています。
細やかながら、私も今回のイベントに参加させて頂きました。
真剣に悩むほど難しい問題に挑戦しながら歩みを進め、多くは既知でしたが、霊山としての高尾山の魅力に、改めて触れることができました。仏舎利塔など普段は立ち寄りもしない重要なスポットです。小学生の当時に、遠足でお弁当を食べた思い出深い場所でしたが、再び色々な記憶を呼び覚ましてくれました。ヒントのお陰様で無事に全問クリアでき、記念品も多数頂きました。ありがとうございます。
山頂は、これが通行止めの高尾山かと驚かされるほどの賑わい。命知らずなのか、猛者なのか、或いは高尾の惨状を気遣っての優しさなのかわかりませんが。
さらに驚かされたのは、紅葉台の細田屋さんが営業していたこと。
1号路は通行止ですが、週末に限り関係車両の通行が許可されているというお話でした。平日は工事車両が行き交う為に通行できない、ということでした。安全とサービスの二律背反。いつの時代も、悩ましいですね。
小仏城山から東京方面の下山は絶望的。そのため、小仏から高尾に折り返しのピストンをされる方が多かったようです。神奈川県側の情報が乏しい気もします。幸い私はヤマレコから情報を得ていましたけど、それを知らずに皆様が折り返されていたなら、残念にも思えます。当然ながら、小仏城山の茶店は完全閉店。そもそも生命線の日影沢林道が通行できませんから、致し方ありません。
相模湖はまだまだ水量たっぷりの濁流。崖崩れに大量の漂着物、相模ダムは上部放水口を開いて大量の水を流していました。
相模湖駅は見たことのないような混雑ぶり。これもまあ仕方ないですが、それでも運行しているだけでも心底ありがたいものです。
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