雪の武尊山<野生のクマと初遭遇!>武尊神社より〜武尊山-剣ヶ峰山周回〜
- GPS
- 06:31
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,239m
- 下り
- 1,236m
コースタイム
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 6:28
・GPS(ガーミン・etrex 30J )のログデータを添付しています。
(今回もトラブルなく全線ログ採りすることができました)
天候 | 天候:朝〜10時頃まで晴れ。その後は高曇り 風:山腹は微風〜無風 上部稜線上は5m/s〜10m/s程度の断続的な風 時折15m程度のやや強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自宅出発:(山行前日:11月12日、22:40) ・当初の予定は平ヶ岳登山だった為、前日夜に自宅を出発。 圏央道から関越道/小出ICへ向かう。 ところが平ヶ岳登山口のあるR352号線が銀山平温泉の少し先で 通行止だった為、登山口に辿り着けず断念して引き返す。 (現地の立て看板には「連続雨量80mm以上で通行止」と 記されていたが、実際は冬期通行止だった模様) *その後、諦めて帰路に就くも、位置的にその帰路途中にある武尊山に 登山行程も含めて登頂できそうなことが分かり転進することに。 下道:銀山平温泉〜R352〜県道50号線〜R352〜R17〜関越道/湯沢IC 高速:関越道/湯沢IC〜水上IC 下道:水上IC〜R291〜県道63号線〜一般道〜裏見ノ滝駐車場着 (11月13日、8:10着) ■下道の距離と移動時間は以下の通り <関越道/水上ICから裏見ノ滝駐車場まで> ・距離:約23km ・所要時間:渋滞無しの直行で約40分で移動 ■駐車場について ・武尊神社の少し手前にある”裏見ノ滝駐車場”を利用しました。 ・駐車料金:無料。駐車場内にトイレ、水道、登山ポスト有り。 ・夜間入出庫可(ゲート等なし) ■コンビニについて ・水上IC〜R291号線沿いに数軒あります。 *R291号線を暫く進んでしまうと無くなりますので 早めに見つけたコンビニに立寄ることをお勧めします。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【熊出没情報】 ■この日の朝、裏見ノ滝駐車場に到着して出発の準備をしていると、 駐車場の横にある斜面の茂みの中から熊が出てきました。 (写真5.6.7.8.9) 幸いなことに熊の方もこちらに驚いたようで、慌てて木の上に 登ってしまったので襲われることはありませんでしたが、 今後も出る可能性はあると思いますでの十分ご注意を。 【トイレ、避難小屋など】 2019/11/13 現在 ■今回のルート上のトイレと山小屋(避難小屋)について ・トイレは始点の裏見ノ滝駐車場のみで、 その後のルート上にトイレはありません。 ・山小屋についても上記と同様で、今回の周回ルート上に 有人の営業小屋はありません。 *手小屋沢避難小屋は本線のルート上から少し外れていたので 立寄って確認はしていません。但し、遠目から見て避難小屋の近くに 沢が流れていたのは確認できたので水は確保できそうでした。 *基本的にこのルートは裏見ノ滝駐車場を出ると、 トイレや有人の山小屋などの施設は一切ない周回ルートです。 不測の事態に備えてそれ相応の装備と計画で臨むようにして下さい。 【ルート状況、積雪状況】 2019/11/13 現在 1)裏見ノ滝駐車場〜手小屋沢避難小屋分岐付近まで ・特筆すべき問題はない印象。 一般的な登山道で踏み跡もしっかりついていました。 2)手小屋沢避難小屋分岐の先〜武尊山頂上まで ・避難小屋分岐の少し先から武尊山の稜線上に乗るまでの区間で 急峻な岩場が連続して出てきます。 ・特に岩壁に近いような岩場が2箇所あり、ここは常設の鎖と お助けロープを使って登降する必要があります。 ・積雪は2箇所目の岩場から山頂までのエリアが全線スノーロードで この岩場に取り付く前にチェーンスパイクを装着しました。 ・積雪量は5〜10cm程度ですが、一旦溶けて氷化した非常に滑り易い 部分があったので、この雪付き状態の岩場の登降では何らかの 滑り止めが必須な状況でした。 *今後行かれる場合は、さらに積雪量が増していくと思われるので、 アイゼンなどの冬装備は必須になります。 3)武尊山頂上〜剣ヶ峰山頂上まで ・特筆すべき問題はない印象。剣ヶ峰山の頂上直下の僅かな区間のみ 急斜面の岩場でしたが、鎖やロープを使うほどではなく、 二足歩行で歩ける岩場です。踏み跡もしっかりついていました。 4)剣ヶ峰山/頂上直下の分岐〜武尊沢渡渉点まで ・この区間は急傾斜で大きめの段差が多く、さらに木の根が複雑に 絡み合う泥濘の急斜面が続くため、足元が不安定で滑り易く非常に 歩き辛い区間でした。スリップしないように慎重に下りましたが 正直下りでは使いたくない道です。この区間に雪はありませんでした 5)武尊沢渡渉点〜裏見ノ滝駐車場まで ・特筆すべき問題はありません。傾斜も緩くなり踏み面もフラットで、 この日は冬枯れの落葉トレイルをゆっくり楽しめました。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉はこちらを利用しました↓ ■ 谷川温泉・町営温泉館 ”湯テルメ谷川” http://www12.wind.ne.jp/tanigawa-onsen/yuterume.htm ・料金:630円(但し、コインロッカーは有料で別途100円かかる) ・町営とは思えない、広々とした開放感のある露天風呂が良かった。 ・川沿いということで広い露天風呂から眺める谷あいの風景も中々良い (展望テラスも有り) |
写真
感想
最近の私の山行は余裕を持った行程の山ばかりで
(言い方を変えればゆるダラ山行ばかり…?)
そろそろガッツリ歩きで行きたいなぁ…
そんなことを思うようになり、
どこかガッツリめのちょうど良い山はないかな…(出来れば未踏の山で)
と、思っていたところに以前から少し気になっていた平ヶ岳が…
久々の日帰り20km超で未踏の山。
これはいい!ということで早速下調べと準備をして、
仕事の都合と天気の良いこの日に出掛けてみたのですが、
平ヶ岳登山口に通じるR352号線が銀山平の少し先でまさかの通行止!?
(一応、現地の立て看板には「この先○○〜○○間は雨量80mm以上で通行止」と記されていたが、どうも実態は冬期通行止だったみたい?)
朝の5時ごろ、現地でそれを知った時は唖然茫然ですよ。
それもそのはず、ここまで自宅から約280km、
高速料金は深夜割引き込みでも約5000円と、
その道のりと費用は北ア山行の移動よりもかかっており、
「これだけの費用と時間をかけてこの結果・・・マジかよ〜〜〜」
と久々のマジ(ガチ)ヘコミ。。。
もう放心状態で、頭の中は真っ白。
このまま何もせずに帰るのか、
はたまた別の山に転進するにしても思考回路が全く働かない状態。
まぁ、このまま現地にいても仕方ないので、
取りあえず小出ICまで戻ることに。。。
そして帰りの高速代は深夜割引きもなく、
約7000円近くかかってしまうので、
「山にも登れずに、この出費は有り得ないでしょ!?」
ということで、小出から先はR17号線を走って
このまま自宅まで280kmを一般道で帰ろうとしていました。
放心状態の中、夜明けと共に17号線をトロトロ走っていると
位置的に帰路の途中になる群馬県の山で
未踏の百名山・武尊山があることに気付きました。
すぐに調べてみると、行程的に武尊神社から約4時間で登頂できる。
これなら8時に登山口に着けばお昼には登頂可能で夕方前には下山できそう。
「ヨッシャー!これだ〜!!」ということで、
ちょうど目の前を通過するところだった湯沢ICから関越道に飛び乗り、
急遽、武尊山へ転進することになりました。
まぁ、このまま山登りナシで帰ったら、これだけの費用と時間を
全部捨てたことになりますからね。ちょうど帰り道の途中にある
良い山に気付くことができて本当によかったです。
そんなことで急遽転進となった武尊山でしたが、
当日の天候はお昼まで晴天予報。初めて見るはずだった武尊山からの
谷川山域や日光・尾瀬方面の景色を楽しみにしていたのですが、
予報よりもだいぶ早くガスが出始めてこれらの景色を見ることはできず。。。
オマケに上部は意外なほどの積雪で山頂までの稜線上はスノーロード。
さらに冷たい風も吹きつけて、スタジオ合成用の真っ白バックでの
初の武尊山登頂は少々ザンネンな結果となってしまいました。
それでも、剣ヶ峰山への移動中はガスも少し切れてくれて、
見晴らしの良い稜線上からトンガリピークの剣ヶ峰山と
その周辺の峰々を少しだけ見ることができました。
最後は少し青空も出てくれて冬枯れの落葉トレイルも楽しむことができ、
結果としては今日も一日、山に身を置いて非日常の世界を楽しめました。
一旦は諦めかけましたが、こうして今日も普通に山登りができたこと。
それが一番だったと思えたこと。
転進して本当に良かったと思える一日でした。
最後になりましたが、初遭遇のクマさんには少々(ホントはかなり💦)
驚かされましたが、実際に出会ってみての感想は、
やはり事前に見聞きしていたとおりで、
本来の性格はとても臆病な動物だと感じました。
実際、こちらに気付いた途端に茂みの中から出てきて
慌てるように木に登り出し、上からこちらを警戒しながら見ていました。
これもその時の状況次第だと思いますが、今回の場合は襲われるどころか
向こうから一目散に逃げていった訳です。
熊だからといって”100%襲ってくる”という訳ではない例で、
たまたま運が良かったということなのでしょうか。
元々、静かに暮らしていた熊の棲みかに我々人間が踏み込んでいるのですから
襲われても全然おかしくないはずです。
もし自分が熊の立場だったら自分の棲みかに踏み込んでくる人間のことを
どう思うだろうか…
今回、襲われなかったことでその辺のことを
冷静に考えさせられたクマさんとの初遭遇でした。
そんなことで、早朝からまさかの通行止で始まり、
転進してみたらこれまたまさかの熊遭遇、
そして上部ではまさかのスノーロード&雪景色と、
想定外だらけの忙しい一日でしたが、
良い意味でいろいろあって楽しくも濃密な一日でした。
これだから山は楽しいし、やっぱりやめられないですね(^^♪
私の山行なので今後もこの手のすったもんだはあるんでしょうけど、
これからも自分らしい山行を続けていきたいと思います(^^)
ブソンと書いてホタカ。やっと覚えたよ。
しかし、わたしなら熊と遭遇したら
ビビって登らず帰るな〜(笑)
さすがっすね!(≧∇≦)b
どんな山なんだろう〜って思ってましたが
見事な合成写真でちょっと判りづらい……
でも、楽しそうだわ〜。
これなら私でも行けるかな。遠いけど(*_*)
平ヶ岳は残念だったけど、また楽しみにしてますね〜(*´∀`*)ノ
何しろ人生で初遭遇だったので、
自分も最初に見た時は速攻で逃げ出そうと思ったんですけど、
よく見ていると向こうの方がよっぽど人間に驚いて
真っ先に逃げていく感じでした。
あっという間に木の上に登ったので冷静に見ることができたのですが、
やっぱり思うのは我々もビックリですけど、
それ以上に向こうもビックリしているということです。
どうなんでしょ、実際のところ本当に驚かせているのは
我々人間の方なんじゃないかと。
今回の初遭遇ではそんなことを感じましたよ。
おめでとうございます!
いや、無事に帰還おめでとうございます(笑)
でもさ〜〜、滅多にない出来事。
しかも写真撮り放題…
おとなしい熊さんでよかったね!
この子、クマのプーさんにしか見えないよ〜〜
平ヶ岳は残念でしたが、とても貴重な体験できて羨ましいです。
武尊山の景色も残念だったけれど、あの山はそんな山です(笑)
おまけに猿まで遭遇…
なんてラッキーボーイなんでしょ!
ハイ、ついに遭遇ですよ〜〜〜
ホント、滅多にないことですよね。なんせ登山を始めて7年目で初めてだし、
よく「いるいる」とか「出る出る」と言われながらも、
結果的に今まで一度も出会ったことがなかったので、
今回その姿を生で見た時はやっぱりビビりましたよ
まぁ、幸いなことに今回のクマさんはおとなしめだったんですかね。
でも、マジで迫って来たらシャレにならないですしね
平ヶ岳はいつもの私の感じ?(昨年の南アバス最終日の奈良田も行ってみて現地でバスが運休だったのを知ったし… )で取り逃がしましたが、来季はちゃんと調べて抜かりなくリベンジしたいです
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