ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2120750
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

常念岳 今年最後の北アルプス 一ノ沢〜

2019年11月24日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:07
距離
11.8km
登り
1,548m
下り
1,556m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:18
休憩
0:47
合計
8:05
8:38
8
8:46
8:46
39
9:25
9:26
22
9:48
9:49
21
10:10
10:12
62
11:14
11:21
42
12:03
12:05
72
13:17
13:24
6
13:30
13:55
6
14:01
14:01
40
14:41
14:43
22
15:05
15:05
98
7:11 自宅出発 6℃
8:25 一ノ沢駐車場到着 8℃

8:36 一ノ沢登山口出発
9:25 大滝ベンチ到着
10:11 笠原沢到着
10:50 胸突八丁到着
11:13 最終水場到着
11:25 第1ベンチ到着
11:38 第2ベンチ到着
11:58 常念乗越到着

12:10 常念乗越出発
13:17 三股ルートとの合流点到着
13:30 常念岳山頂到着

13:53 常念岳山頂出発
14:44 常念乗越出発
16:42 一ノ沢登山口到着

平面距離  11.8km
沿面距離  12.3km
記録時間 08:07:16

最低高度 1,309m
最高高度 2,857m

累計高度(+) 1,551m
累計高度(-) 1,530m

平均速度 1.5km/h
最高速度 12km/h

GPSのトラッキングを一時停止していないが、下山中に停止していたらしく途中から直線になっています
天候 晴れ
常念乗越から山頂までガス
過去天気図(気象庁) 2019年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
一ノ沢登山口
コース状況/
危険箇所等
一ノ沢から常念乗越
 2ヶ所アイスバーンがありチェーンスパイクを装着
常念乗越〜常念岳山頂
 積雪が出現したらすぐにチェーンスパイクを装着
 三股ルートとの合流点付近はガチガチ
 踏み抜くことはなかった
静かな登山口
時間が遅いので今日は下山者以外の人に会わないかも知れない
2019年11月23日 08:36撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 8:36
静かな登山口
時間が遅いので今日は下山者以外の人に会わないかも知れない
青空が見える
2019年11月23日 08:50撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 8:50
青空が見える
稜線も晴れているようだ
2019年11月23日 09:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 9:05
稜線も晴れているようだ
積雪は多くなさそうだが、どうなることやら
2019年11月23日 09:05撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 9:05
積雪は多くなさそうだが、どうなることやら
大滝ベンチ
凍っている
2019年11月23日 09:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 9:25
大滝ベンチ
凍っている
日差しが当たってきた
暖かい
2019年11月23日 09:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 9:41
日差しが当たってきた
暖かい
2019年11月23日 09:41撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 9:41
水の無い沢
2019年11月23日 09:47撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 9:47
水の無い沢
2019年11月23日 10:09撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:09
つらら
2019年11月23日 10:09撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 10:09
つらら
笠原沢の渡渉
ここは楽に渡れる
2019年11月23日 10:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:10
笠原沢の渡渉
ここは楽に渡れる
道標は倒れてました
2019年11月23日 10:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:11
道標は倒れてました
ここは通る岩を選んで渡る
2019年11月23日 10:11撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:11
ここは通る岩を選んで渡る
2019年11月23日 10:12撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:12
昨晩テント泊されたという若者お二人
渡渉に岩を選んだりせず、半分ジャブジャブしていきました。
年寄りのビビリは困ったものだ
2019年11月23日 10:15撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 10:15
昨晩テント泊されたという若者お二人
渡渉に岩を選んだりせず、半分ジャブジャブしていきました。
年寄りのビビリは困ったものだ
アイスバーン
ここではチェーンスパイク
2019年11月23日 10:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 10:25
アイスバーン
ここではチェーンスパイク
2019年11月23日 10:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 10:36
凍っていないので、ピョンピョンと渡る
2019年11月23日 10:36撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:36
凍っていないので、ピョンピョンと渡る
ピンクリボンがわかりやすい
2019年11月23日 10:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:37
ピンクリボンがわかりやすい
こんなガラ場は歩きにくい
2019年11月23日 10:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:42
こんなガラ場は歩きにくい
胸突八丁手前のアイスバーン
ここもチェーンスパイクで
2019年11月23日 10:49撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:49
胸突八丁手前のアイスバーン
ここもチェーンスパイクで
2019年11月23日 10:50撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:50
この階段から滑り止めは不要
2019年11月23日 10:50撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:50
この階段から滑り止めは不要
一ノ沢を見下ろす
2019年11月23日 10:51撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:51
一ノ沢を見下ろす
麓も晴れている
2019年11月23日 10:51撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:51
麓も晴れている
アザミ
2019年11月23日 10:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:52
アザミ
青空にテンションが上がる
2019年11月23日 10:52撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 10:52
青空にテンションが上がる
残雪期にはこの沢の雪渓を直登する
2019年11月23日 11:02撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:02
残雪期にはこの沢の雪渓を直登する
日差しが暖かい
この先でおやつタイム
2019年11月23日 11:06撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:06
日差しが暖かい
この先でおやつタイム
行きは板の上でなく、岩の上を通る
帰りは板の上を渡ったが、バランスを崩しそうで
2019年11月23日 11:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:13
行きは板の上でなく、岩の上を通る
帰りは板の上を渡ったが、バランスを崩しそうで
ガスが上がってきた
2019年11月23日 11:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:13
ガスが上がってきた
薄っすらだけど上も
2019年11月23日 11:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:13
薄っすらだけど上も
第一ベンチ
この800mは信頼度高し
2019年11月23日 11:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:25
第一ベンチ
この800mは信頼度高し
きつい
常念乗越までの標高差を確認
まだまだだ
2019年11月23日 11:28撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:28
きつい
常念乗越までの標高差を確認
まだまだだ
あれら、先行者がいる
テント泊装備だ
2019年11月23日 11:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:31
あれら、先行者がいる
テント泊装備だ
天候があやしくなってきた
2019年11月23日 11:31撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:31
天候があやしくなってきた
この辺りに積雪はあるが、滑り止めは不要
2019年11月23日 11:38撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:38
この辺りに積雪はあるが、滑り止めは不要
ここも滑らない
危ないのは透明なアイス
2019年11月23日 11:43撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:43
ここも滑らない
危ないのは透明なアイス
あと少しで常念乗越だ
2019年11月23日 11:54撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:54
あと少しで常念乗越だ
やれやれ
山頂はガスの中?
2019年11月23日 11:54撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:54
やれやれ
山頂はガスの中?
麓にも雲が増えて来た
今日は雨から晴れの予報だったはずなんだけど
2019年11月23日 11:55撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:55
麓にも雲が増えて来た
今日は雨から晴れの予報だったはずなんだけど
一ノ沢を振り返る
2019年11月23日 11:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 11:57
一ノ沢を振り返る
本当にあと少し
2019年11月23日 11:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:57
本当にあと少し
もう着いたも同然
完全に気が緩んでいる
2019年11月23日 11:57撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:57
もう着いたも同然
完全に気が緩んでいる
踏み抜き痕があると思いつつも何も考えずに膝近くまで踏み抜いた
2019年11月23日 11:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:58
踏み抜き痕があると思いつつも何も考えずに膝近くまで踏み抜いた
常念乗越から見える景色にカウントダウン開始
2019年11月23日 11:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:58
常念乗越から見える景色にカウントダウン開始
2019年11月23日 11:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:58
山頂は見えなくてもね
2019年11月23日 11:58撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 11:58
山頂は見えなくてもね
残念
ピークは見えません
2019年11月23日 12:03撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 12:03
残念
ピークは見えません
2019年11月23日 12:03撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 12:03
何度見ても同じ
2019年11月23日 12:03撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 12:03
何度見ても同じ
アップにしてもね
2019年11月23日 12:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 12:04
アップにしてもね
槍ヶ岳はこの辺りだよね
2019年11月23日 12:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 12:04
槍ヶ岳はこの辺りだよね
横通岳もだめ
2019年11月23日 12:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 12:04
横通岳もだめ
2019年11月23日 12:04撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 12:04
登りはじめは常念乗越が見えていた
2019年11月23日 12:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 12:23
登りはじめは常念乗越が見えていた
2019年11月23日 12:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 12:23
左の方は下り
2019年11月23日 12:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 12:23
左の方は下り
だんだん離されます
2019年11月23日 12:33撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 12:33
だんだん離されます
締まっているのでどこを歩いても踏み抜くことはない
2019年11月23日 12:54撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 12:54
締まっているのでどこを歩いても踏み抜くことはない
ようやく
三股ルートとの合流点に到着
2019年11月23日 13:17撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 13:17
ようやく
三股ルートとの合流点に到着
ここの登りがこんなにきついとは
2019年11月23日 13:18撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 13:18
ここの登りがこんなにきついとは
2019年11月23日 13:18撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 13:18
2019年11月23日 13:28撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 13:28
山頂に到着
前常念岳、蝶ヶ岳方面どこも眺望ゼロ
2019年11月23日 13:30撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
11/23 13:30
山頂に到着
前常念岳、蝶ヶ岳方面どこも眺望ゼロ
上空に青空が
2019年11月23日 13:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 13:31
上空に青空が
2019年11月23日 13:31撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
11/23 13:31
近藤浩子さんはここで宿泊
2019年11月23日 13:52撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 13:52
近藤浩子さんはここで宿泊
梓川が見え隠れ
あきらめて、下山を開始
2019年11月23日 13:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 13:53
梓川が見え隠れ
あきらめて、下山を開始
夏ならここに大勢の登山者がいるのに
2019年11月23日 13:53撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 13:53
夏ならここに大勢の登山者がいるのに
常念小屋が見えた
2019年11月23日 14:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 14:10
常念小屋が見えた
おお、偽ピークも晴れている
2019年11月23日 14:10撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 14:10
おお、偽ピークも晴れている
横通岳が輝いている
2019年11月23日 14:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
11/23 14:13
横通岳が輝いている
自分はガス男?
山頂を離れるとこうも見事にガスがぬけるとは
2019年11月23日 14:13撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 14:13
自分はガス男?
山頂を離れるとこうも見事にガスがぬけるとは
近藤さんの祈りのおかげか
2019年11月23日 14:14撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
11/23 14:14
近藤さんの祈りのおかげか
2019年11月23日 14:14撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 14:14
2019年11月23日 14:16撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 14:16
2019年11月23日 14:17撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 14:17
水晶岳、鷲羽岳
2019年11月23日 14:18撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 14:18
水晶岳、鷲羽岳
2019年11月23日 14:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 14:23
2019年11月23日 14:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 14:23
2019年11月23日 14:23撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 14:23
まだ頭が見えない
2019年11月23日 14:25撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 14:25
まだ頭が見えない
大天井岳、東天井岳、横通岳
2019年11月23日 14:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
11/23 14:27
大天井岳、東天井岳、横通岳
ようやく槍ヶ岳が見えた
早く下山しないといけないのに、足を止めてばかり
2019年11月23日 14:27撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 14:27
ようやく槍ヶ岳が見えた
早く下山しないといけないのに、足を止めてばかり
2019年11月23日 14:27撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
11/23 14:27
2019年11月23日 14:37撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
4
11/23 14:37
積雪の少なさがうかがえる
2019年11月23日 14:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 14:42
積雪の少なさがうかがえる
2019年11月23日 14:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
1
11/23 14:42
2019年11月23日 14:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 14:42
2019年11月23日 14:42撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
2
11/23 14:42
2019年11月23日 14:44撮影 by  iPhone 6s, Apple
1
11/23 14:44
絶景に別れを告げて下山開始
2019年11月23日 14:44撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
3
11/23 14:44
絶景に別れを告げて下山開始
胸突八丁上から一ノ沢を見下ろす
2019年11月23日 15:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 15:14
胸突八丁上から一ノ沢を見下ろす
夕日に染まる山麓
2019年11月23日 15:14撮影 by  COOLPIX A900, NIKON
11/23 15:14
夕日に染まる山麓
常念乗越からの写真はほぼ無いまま、無事登山口に到着
2019年11月23日 16:42撮影 by  iPhone 6s, Apple
11/23 16:42
常念乗越からの写真はほぼ無いまま、無事登山口に到着

装備

個人装備
長袖シャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 ゲイター ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 飲料 ライター ヘッドランプ 予備電池 GPS 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ

感想

先月、蝶ヶ岳で雪景色の穂高連峰、槍ヶ岳を見て今年の北アルプス納めと考えていたが、天候に恵まれずそれはかなわなかった。
11月初旬の連休で久しぶりに風邪をひき、熱はでなかったがのどの痛みと咳が3週間も続いている。
この間に山友と近場の里山でリハビリをと思って山行したが、症状は明らかに悪化し咳で夜寝付けない程になってしまった。
結局半日休暇をとってかかりつけのお医者さんで抗生剤を処方してもらい、ようやく完治出来そうかという状態。

蝶ヶ岳、常念岳、燕岳登山口への各林道は11月29日から冬期通行止めに入るようだ。
この週末はカミサンが卓球の試合で22日から金沢に遠征で、何の遠慮もなく自由に山行が出来るチャンス。
蝶ヶ岳は先月2度行ったので本命は常念岳だが、体力面を考えると燕岳に甘んずるしかないのか。
今年まだ一ノ沢から常念岳に行っていないのでぜひ行きたい。
凍った岩の渡渉はやや不安だが、週末の最低気温は高そうなので、凍っていない時間帯に渡渉出来るよう出発時間を遅くらせることにした。

一ノ沢を歩くのは1年以上振りで、ルートの特徴があまり思い浮かばない。
渡渉が複数あり、水場に困らない。胸突八丁から先が急登となる。
残雪期はスノーブリッジがあって不安、胸突八丁あたりから雪渓の急登になる。
スノーブリッジと渡渉が嫌で残雪が消え、水量の少ない夏から秋の時期にのみ来ている。

林道閉鎖の1週間前、山小屋はとっくに営業を終了しているし、さすがに登山者は少ない。
不安のあった渡渉も凍っていないため全く問題なし。
胸突八丁まではほぼ急登がないので、病み上がりのコンディションでも楽に歩けた。
ここまで来ると常念乗越までは行けそうだなと思えてきた。
良い景色が見られれば、ピークハントはオプション。

2度ほど登山道にアイスバーンがあったので、限定的にチェーンスパイクを使った。
特に胸突八丁の階段手前は透明で丸く盛り上がったアイスになっているので、何かにつかまらない限りつぼ足で歩けるような状態ではない。
こんなアイスバーンではチェーンスパイクが気持ちいいほどに効く。
積雪はとても少なく前日麓で少し降雨があったけれど山でも降雪にはならなかったようだ。

一ノ沢を見下ろすトラバース道の日当たりの良い場所で小休憩をしてパンを口にした。この後、樹林帯に入って日陰になったら寒くなってしまいそうだったからだ。
いつもなら腕に鳥肌が立つような服装で歩くのだが、風邪の病み上がりを考慮して汗をたくさんかきつつもアウターシェルを脱がずに来た。おかがで汗ふきタオルは時々絞る程に濡れている。
結局本日は自分にとって少し過剰な防寒により登山口に下山するまでずっと額と首の汗をぬぐっていた。

最終水場を過ぎて一ノ沢から離れて樹林帯に入ると急登が続いた。今までここが急登だなんてあまり意識したことがなく、全く印象に残っていなかったが、とてもしんどかった。

常念乗越の稜線に出る手前にだけ踏み抜き痕があって、こんなところで?と思ったが何も考えずに歩いたら自分も見事に膝近くまで踏み抜いてしまい、左足に少し雪が入った。
ここまでスパッツを必要とする場面がなかったため未装着だった。

常念小屋越しに見る穂高連峰と槍ヶ岳の全景を期待したが、ピークはどれもガスに包まれていた。
すれ違った下山者から聞いていたとおり常念乗越の風は弱い。
このままでは下山できないなと考えつつ休憩していると、汗が冷えてきたので冬季用のパーカーに着替え、帽子も耳を覆える物に換え冬山装備にした。

槍ヶ岳が晴れて来るまで時間稼ぎに山頂を目指そうとしていたら、稜線手前で「先週燕に登り、来週蝶ヶ岳に登る」と言っていたテント泊装備の女性が姿を現し、そのまま山頂を目指す様子だった。
声を掛けたところ佐久在住、大阪出身の方だった。
道を譲っていただけるのだが、日帰り装備でセコく軽量化のため一眼レフを持っていないにもかかわらず、なかなか前に進めない。
この辺りだけなのかガスも広がり、途中の偽ピークや下にある常念小屋も見えない。

途中で中に着ていたフリースを脱ぎ、冬用のパーカーをアウターシェルに換えるなどと何度か小休憩をしていたら、もう追いつけそうにないほどに離れてしまった。
それでも三股との合流点でようやく追いつくことが出来た。
この周辺はガチガチに雪が締まっていてチェーンスパイクでは少し滑る状態だった。
全体に積雪量は少なく締まっているので、どこを歩いても踏み抜くことはなかった。

ほどなくして山頂に到着するが、もちろん眺望はゼロ。
佐久の方は山岳ガイドの近藤浩子さんで、お名刺をいただくことができた。今夜はここに泊まり絶景の撮影をするそうだ。
常念小屋の前で既に12時を過ぎていたが昼食をとっていなかったので、防寒装備をしてから少し遅い昼食に。

うっすらと太陽が見えたり山陰が見えたり、上空に青空が見えたりする度に二人で一喜一憂しながら待つが、ガスはぬけない。
日没までには登山口に戻りたいと考え、14時までねばろうと思ったがその前にあきらめて下山を開始。

「下山途中に晴れて来ればいいですね」と言ってもらえたおかげか、途中からみるみるガスがぬけて常念小屋が見えて来た。横通岳が夕日に輝いている。
槍ヶ岳の山頂を隠す雲はなかなかとれなかったが、常念乗越到着手前でとれ、ようやく期待していた景色に会えた。

常念乗越を後にすると絶景とは無縁なので登山口にまっしぐら。
だが、胸突八丁を過ぎて傾斜は緩くなるが、岩の上を歩くのはかなりこたえ、途中から左膝に違和感が出てきた。

傾斜がきつくないので登山口まで痛みにはならなかったが、帰宅して階段を降りると痛みで普通に歩けない状態になった。
一ノ沢ルート恐るべしである。2日経過したが、まだ走ると痛みがある。
この痛みをモチベーションにしてトレーニングすることとしよう。

帰宅して近藤さんの写真を見せていただくと、自分の知らない別の山の世界が広がっているようで、これからの楽しみが増えた気がする。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:552人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [日帰り]
常念岳(一ノ沢ピストン)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 槍・穂高・乗鞍 [2日]
燕岳ー常念岳 縦走
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら