富士山 (富士宮ルートから登り-朝日岳にて御来光-お鉢巡り-富士山頂上剣ケ峰-大沢崩れにて影富士-御殿場ルートから下山の宝永山経由で富士宮口五合目)
- GPS
- 17:00
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,553m
- 下り
- 1,554m
コースタイム
新七合目(標高2780m)00:40-01:10元祖七合目(標高3010m)
元祖七合目(標高3010m)01:20-02:00八合目(標高3250m)-02:05八合目上の鳥居前(標高3260m)
八合目上の鳥居前(標高3260m)02:30-03:00九合目(標高3460m)
九合目(標高3460m)03:10-04:00九合五勺(標高3590m)
九合五勺(標高3590m)04:10-04:55頂上宮浅間大社奥宮(標高3710m)-05:05朝日岳(3733m)
朝日岳(3733m)05:25-06:05富士山頂上剣ヶ峰(3776m)
富士山頂上剣ヶ峰(3776m)06:25-06:40西安河原(3700m)
西安河原(3700m)09:10-09:50山頂北側展望
山頂北側展望10:00-10:05久須志神社(標高3700m)-11:00頂上宮浅間大社奥宮(標高3710m)
頂上宮浅間大社奥宮(標高3710m)12:00-12:50八合目(標高3400m)-13:05七合九勺(標高3350m)
七合九勺(標高3350m)13:10-13:45七合五勺(標高3110m)
七合五勺(標高3110m)14:10-14:15七合目(標高3030m)-14:40宝永山山頂(標高2693m)-15:05宝永山第一火口(標高2420m)-15:30六合目(標高2500m)-15:50富士宮口五合目(標高2400m)
天候 | 登り(晴れ)-山頂(晴れ)-下り(晴れのち雲の中) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
帰り 富士宮口五合目21:30-02:30東京 |
コース状況/ 危険箇所等 |
富士宮口五合目の展望台施設で出発前にトイレに行こうと思ったら、22時台はトイレ使えず、少し上がった登山道のトイレをご利用下さいと書かれていました。五合目上の登山道のトイレ使用料金が100円でした。 夜間登山だったので、途中の山小屋は営業時間外で閉まってました。ただし山小屋が風避けにもなるのか、みなさんだいたい山小屋周辺で休憩をする人が多いですね。寝ている人がいるのでお静かにの注意書きがありました。 夜間はコース見えづらいですが、ロープから外に出なければコースアウトはしないと思います。ヘッドライトは必ず欲しいです。 山頂付近は夜間とても冷えます。防寒対策は大切です。 御来光時間に山頂を目指すと最後の頂上手前は渋滞で進めなくなります。下手すると御来光を見逃す可能性があり注意。早く登りきって日の出までの時間を、頂上で風が吹きっさらしの中を寒さを凌ぐのも大変そうで、登りきるタイミングは難しそうです。 剣ケ峰の石碑は記念撮影をするのに渋滞ができていました。大きな影富士を見たい人は時間に注意です。 頂上のトイレは使用料金が300円でした。 御殿場ルートの下山は雲の中で先が見えなかった。こちらはまだ明るかったので足下は確認できてコースアウトの心配は無かったです。ただ積雪期に雲の中でホワイトアウトしたらすぐにコースアウトしそうです。 御殿場ルートの山小屋は昼で営業をしていましたが、8月終わりまじかなので山小屋掃除をしていました。食事をしている横でほうきをバンバンされたり、カビ臭いジュウタンがベンチに置かれていたり。他の登山客はそこ今から片付けるから他のベンチに行ってと言われたりで、極限地帯は完全な殿様商売です。 下山ルートの砂走りはとても軽快でおすすめです。 |
予約できる山小屋 |
八合目池田館
|
写真
感想
2012年の夏は富士山に登ろうと友人と計画をするも、富士山の登山期間の最後の週になってもスケジュールが合わなかったので、富士山は初めてだけど今回は一人での登山になりました。
東名高速道路御殿場ICを降りて富士山方面は曇っており、富士山は見えずに富士山スカイラインを車にて登る。途中雲の中を行き富士宮口五合目に着くと、すっかり雲の上で雲海が広がる。
事前調べにより、高知順応と駐車場確保をかねて17:00に富士宮口五合目駐車場に来たので、ちょうど良く駐車場は一番上の列が空いており確保。
写真を撮ったり軽食を食べたりして、日の入りの時間に雲海の中で夕日が沈むのを見ようと思ったが、雲があって沈む瞬間は見れず。
出発を22:00に決め、21:30まで車内で仮眠をとる。
21:30あまり寝た気がしないが起きてお湯を沸かし食事と登山準備をする。
出発時間はなんだかんだで23:00に車を出発、登山開始。
仮眠をとる前は雲海が広がっていたのに、すっかり晴れて夜景がとてもキレイだった。
2食分の食料と3ℓのハイドレーションバックを入れたザックはやはり重さたっぷり。
富士山登山に買ったトレッキングシューズとトレッキングポールがしっかりと登るのをサポートしてくれました。ヘッドライトは明るく、手元がフリーなので便利。ザックも降ろさずに水分補給ができるハイドレーションシステム大活躍。
頂上付近は夏場でも0℃近くなって冷えると聞いていたので、あまり早くいって待つ事になっても体を冷やすかなと思い、05:00の日の出ちょうどくらいに登りきれるようにと遅めに出発をしたが、日の出に間に合わないのはもっと嫌だなと途中で思い、少し早目のペースになってしまった。
登り始めは一人だったが、登るにつれて周りの人数が増えていった。
八合目をすぎたあたりからは自分の後にもたくさん人が登って来てるようで、振り返るとヘッドライトで道ができていた。
途中休憩をとりながら登って行くと寒くなってきた。
シャツの上にフリースとレインスーツを防寒具として着ていて、レインスーツで風は防げたが、中は汗でびちゃびちゃの状態になり、レインスーツの表面に夜露がついて冷えたようだ。
九合五勺での休憩で、いちおう持って来たジャージの上着をフリースとの間に着込んだら、とりあえず大丈夫になった。
手も指先が出ているグローブだったので、その上に軍手付けた。
九合五勺をすぎて頂上付近に近づくと、御来光登山の人で渋滞ができていた。
頂上はもうすぐなのに進まない。
もう空もだいぶ明るくなってきて周りの人も焦り始め、前の人達が一気に登って急に道が空いた。
日の出まで残り10分に迫っていたので周りの人達とラストスパート。
日の出まで残り5分を残して頂上宮浅間大社奥宮に到着。
しかしより良い御来光ポイントを目指し、東にある朝日岳を目指して頂上を小走り。
無事日の出直前に朝日岳に到着。
疲れきって座り込んだまま御来光撮影、立ち上がれません。
撮影をして駐車場でサーモスに入れたホットコーヒーを飲んでほっと一息。
ただここで楽々と休んでいる時間は無く、影富士も今回は見たいと思っていたので、早々にお鉢巡りを開始する。
富士山頂上剣ケ峰に行けば一番高い所なので影富士も見れるだろうと、剣ケ峰を目指してまたもハイペースで進む。
剣ケ峰の最後の登りはけっこうしんどかった。
剣ケ峰に到着すると日本最高峰富士山剣ケ峰三七七六米の石碑の記念撮影の渋滞あり。
しっかり20分もならんで写真を後の人に撮ってもらいました。
撮影が終わって気づく、観測所の裏へは行けないので、ここでは影富士は見れそうに無い。
記念撮影の為にすっかり時間を使ってしまったので、焦って影富士が見れそうな所までお鉢巡りを再開。
けっきょく朝日岳からお鉢巡りを半周をした大沢崩れの西安河原まで行き、ようやく影富士が見れた。
撮影をして、もう動けません、これでもう時間は気にしなくて良くなったのでやっと休憩です。
まずびちゃびちゃの服を脱いで乾かしました。そして日照りがだいぶ強くなってきたので日焼け止めも念入りに重ね付け。
服が乾くのを待ちながら食事をしました。
天気が良く見晴らしも素晴らしく、来て良かったと充実感に浸る。
ここまで来るのに少しムチャをしたようで、なかなか動くまで時間がかかってしまい、2時間以上も休憩をしていました。
この後はゆっくりと行こうと決め、お鉢巡り再開。
頂上北側まで行ったら山梨方面が良く見えたので、座って少し休憩しながら写真を撮った。
もう少し進んだら吉田ルートを登って来る人達が見えた。早朝登山の人達がどんどん登って来ている。
ここでなんとハイドレーションバックの水が無くなりました。とりあえずおにぎりを食べる時のお茶があるので大丈夫かなと思い、特に買いたしはしなかった。
頂上の久須志神社に着く。神社と山小屋周りは人でにぎわっていた。
ここでトイレに行った。登山開始後すぐのトイレの後ここまで一度もトイレに行ってなかった。3ℓ以上は確実に水分を摂取していたがほとんどが汗になって出たのだろうか?トイレはこの2回だけだったな。
山小屋裏の火口まで行って写真を撮った。火口はなかなかの迫力だ。
お鉢巡りを再開してゆっくりと進む。
たっぷりと時間をかけて富士宮ルート頂上宮浅間大社奥宮まで行き、お鉢巡り終了。
ここで食事を摂ろうと思ったが食欲が無い、近くの人が吸う煙草の煙が流れてきて頭が痛くなるじゃないかと思い、んっ?高山病かな?とちょっと心配をして、持って来た酸素缶を吸ってみたが状態は変わらず。ちょっと寝ようかなと思ったけどそれもかなわずで、ここの休憩はあまり休まらなかった。
神社にお参りをしてから下山を始める。
下山は御殿場ルートから下りて、途中から宝永山を経由して富士宮口五合目を目指すルートです。
御殿場ルートに着いて下を見ると、すぐ下には雲があり真っ白だった。
下山を始めるとまもなく雲の中に入り、すっかりホワイトアウトです。
そして下山スピードがめっちゃ遅い、登りくらいのペースでしか下りれてない事に気づく。足の踏ん張りがきかず、つま先からは足がつけなく、かかとから足を着くので衝撃がかかり大変です。
たらたらと下りているので、どんどん人に越されて行きます。
何度か休憩をして砂走館での休憩で食事を摂る。
七合目に着いたら標高3030mまでおりてきたので体調も良くなり、しかもここからは本格的な砂走りがはじまり足への衝撃も無くなり下りるペースがめっちゃ早くなった。
トレッキングポールは2本で両手に持っていたので、走るというよりスキーの様に滑り下りる事ができて、この時はこちらのルートを選んで本当に良かったと思った。
雪国育ちがこんな所で役に立ちました。
ここまではどんどん人に越されていたけど、砂走りでは逆にどんどん人を越して行きました。
登りは周りにたくさん人がいたけれど、こちらの下山ルートはこの時間は人が少なかったな。
ほとんど1人での下山でした。
砂走り中も雲の中で先は真っ白で見えませんでした。あっという間に馬の背に、そして宝永山へ。
宝永山も雲の中で全く眺望は望めずでした。
富士山山頂のほうが高いので見晴らしは別にいいかと思い、来たと言う事で頂上の石碑の写真を撮って、下山ルートへ戻る。
宝永火口へは途中でショートカットがあったのでそちらから。宝永火口も砂走りだったので快適に下りれました。
宝永火口は落石があるので気をつけましょうとネットでみたのを思い出したが、あいかわらず雲の中でホワイトアウトの状態なので、もし大きな岩が転がって来ても見えないので避けれないなと思っていると、ちょっとさきの方でガラガラって音がしててちょっと不安になり足早に抜けました。
ここからは六合目までまた少し登ります。
宝永火口から出ると六合目へと五合目駐車場への分岐があり、ここでは六合目へのルートで行きました。こちらのルートは皇太子様が富士登山の際に通った事でプリンスルートと呼ばれているそうです。
六合目近くに行くと雲が晴れて頂上方面が見えてきました。暗い時間に登った場所を見ながら六合目に到着。後は下りるだけです。
六合目の直ぐ下からは駐車場のマイカーが見えました、後少しで到着です。
と思ったらここからはまた砂走りではないので下りるスピードが再び失速。足をそ〜と着いてトレッキングポールで勢いを止めながらなんとか進みます。
時間がかかるも無事に富士宮口五合目に到着。到着をしたら五合目はまた雲の中でした。
車にもどり軽食と水分補給を摂って、服を着替えました。
気がつくと駐車場の直ぐ上に鹿が3匹居ました。標高2400mこんな所まで野生動物は上がって来るんだ。
とりあえず下山での足が役に立たなかった不甲斐なさから、車の運転に支障をきたさないか心配になり、少し寝てから帰路につく事にした。
寝袋に入ったら速攻で眠りに落ちました。
17:00から寝て20:30に目が覚めたので帰る準備をして21:30に帰路に着きました。
帰りはエネルギー補給で高速道路の足柄サービスエリアで御殿場鶏が入ったうどんを食べ、海老名サービスエリアで御殿場豚の焼き肉丼を食べました。
休憩をしながら帰ってきたので東京の住まいには02:30に到着でした。
とても疲れたが良い思いでになった。そしてもし友達と行っていたら自分のペースがめちゃくちゃで迷惑をかけただろうなと思い、今回は一人で良かったかもと思った。
今回はiPhoneをGPSロガーとして使い、ログを録りながら、ヤマレコの先人達のログデータを表示しながらルート確認もできたので、一人雲の中で視界がきかなくても安心して登山できました。
今回はいろいろな装備に支えられた登山で、装備は大事だなと思いました。
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