記録ID: 2213765
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積雪期ピークハント/縦走
奥秩父
金峰山(金峰山小屋泊)
2020年02月08日(土) 〜
2020年02月09日(日)
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:28
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,368m
- 下り
- 1,360m
コースタイム
1日目
- 山行
- 4:48
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:26
15:15
2日目
- 山行
- 3:11
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 3:54
天候 | 1日目:晴れ 2日目:早朝吹雪のち晴れ。気温−18℃、風速は25mオーバーと推測(バックパックごと体を持っていかれるほど)。稜線の強風と樹林帯の風は雲泥の差でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
[雪の状況] 市営無料駐車場〜富士見平林道交点:出だし雪が付いているものの、途中雪がない所もあり。 富士見平林道終点〜富士見平小屋:アイゼンでも行けるほど雪あり。 富士見平小屋〜大日小屋:最初の登りは雪がない所あり。 大日小屋から先:雪がしっかりと付いていました。 ※自分は市営無料駐車場から大日岩まではチェーンスパイク、大日岩で12本爪アイゼンに履き替え、ハードシェルを着込みました。 [樹林帯] 市営無料駐車場から砂払いノ頭までは特に危険箇所もなく、風が強かった2日目も木々に風を防いでもらい快適に歩けました。 [稜線] 砂払いノ頭から五丈石までは山梨県側の崖が切れ落ちているので注意。ただルート的には全体的に長野県側に巻いているため2〜3箇所です。2日目の強風は長野県側から吹いていたため風でバランスを崩さないよう注意が必要でした。今回はピッケルは持って行きましたが、ストックのみ使用。コース的にはストックのみで問題ないと思いますが、もう少し風が強いと耐風のためピッケルがあった方が安心。 [山頂〜金峰山小屋] 今回、2日目の強風の次に大変だったのが金峰山小屋への下り。ルートが見つけられず、前に1人歩いたと思われるトレースを股の付け根まで踏み抜きながら降りました。小屋自体(傍のケルンも目印には最高)は見えるのと、夏ルートでもほぼ山頂付近から直下に降りるルートなので方向はあっているのですが、モナカ状の雪を踏み抜きながらの歩きは難儀でした。もう少し山頂から見て右手にトレースがあったようですが、上からだと分かりづらく、他の宿泊者と思われるハイカーも踏み抜きながら直に下っていました。 逆に登りは小屋からトレースを辿れ、踏み抜く事はほぼありませんでした。私が先頭だったので一部消えかかっていたトレースを変に付けてないか少し心配。 |
その他周辺情報 | ラジウム温泉で有名な「増富の湯」に立寄り。源泉の温度は低いのですが、冷えた身体には充分な熱量にも最初感じました。少し加熱した38℃でのんびりしました。 市営無料駐車場から時計周りに増富の湯方面に下る道は昼間でも凍結している所が複数箇所ありました。4WD+スタッドレスですが、下りはほぼそれに関係なく滑りますので安全に行くなら反時計回りをオススメします。 |
写真
装備
個人装備 |
オーバージャケット
オーバーパンツ
サーマル(中間着)
ソフトシェル
中間着(パンツ)
下着(肌着)
アンダーシャツ
アンダータイツ
靴下
バラクラバ
ネックゲーター
防寒用帽子
予備防寒用帽子
インナーグローブ(冬山)
オーバーグローブ(冬山登山)
グローブリーシュ
手袋予備(冬山登山)
防寒着
靴下予備
登山靴(雪山用)
トレッキングポール
スノーバスケット
アイゼン
アイゼンバッグ
ロングスパッツ
ピッケル
ピッケルリーシュ
ヘルメット
ハーネス
安全環付きカラビナ
バックパック
テルモス
ゴーグル
ヘッドランプ
予備電池
保険証
ファーストエイドキット
ゴミ袋
クッカー
ガスストーブ
ガスカートリッジ
カトラリー
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感想
本沢温泉経由で硫黄岳に行きたかったのですが、宿がいっぱいで予約が取れませんでした。ダメ元で金峰山小屋に確認したところ大丈夫との事で、冬の金峰山に行くことに。前回は大弛峠からでしたが今回は富士見平小屋経由。昨年秋にテント泊で瑞牆山に行きましたがそれ以来のコースです。ただ、小屋泊として時間に余裕があったためか逆にペースが上がらず、山頂でのアマチュア無線運用が時間がなく出来ずに終わってしまったのが反省点。2日目の朝に期待したものの天候は読めず、2日目朝は晴れてはいるもののかなりの強風と寒さで山頂に滞在出来ない状態でした。
雪山登山グレードでは、先日行った那須岳と同等程度、谷川岳や天狗岳から比べれば下に位置する金峰山ですが、気象条件が重なると冬山の猛威が容赦無く襲ってくるのを改めて実感出来ました。ゴーグルやサングラスは自分の息が凍って視界がすぐになくなり、スマフォは低温でバッテリーが十分にあるにも関わらず電源が入らず、デジカメのバッテリーはあがり、ハイドレーションシステムは凍結防止のカバー付きショルダーハーネス仕様でもガチガチに凍ってました。
今回、山小屋に泊まっていたのは12名程。さすが冬山に出かける方達だけにコタツを挟んで耳にする話は経験豊富なものばかりで自分はまだまだですね。前回泊まった時はかなり混雑してたので、今回はゆったりと過ごす事が出来ました。
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下山時にバス停まで乗せていただいたソロハイカーです。ご厚意に感謝しております。
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