記録ID: 222009
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沢登り
東海
【越美】板取川川浦谷西ヶ洞〜箱洞（下降）
2012年09月02日(日) 〜
2012年09月03日(月)
pmon
- GPS
- 36:50
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 1,642m
- 下り
- 1,643m
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9/2
7:40駐車場-7:50新深山トンネル-8:00川浦谷吊り橋-8:50西ヶ洞出合-9:15謎のトンネル-10:30大釜-13:00小山田谷出合-14:40関門の滝-17:20 BP
9/3
6:40 BP-7:30 3段6m滝-8:30川浦ダム下-9:15川浦ダム上-11:20ドウノ天井-13:12箱洞下降点-16:20二俣-18:00川浦谷本谷出合-18:40日河原洞広場-20:30駐車場
7:40駐車場-7:50新深山トンネル-8:00川浦谷吊り橋-8:50西ヶ洞出合-9:15謎のトンネル-10:30大釜-13:00小山田谷出合-14:40関門の滝-17:20 BP
9/3
6:40 BP-7:30 3段6m滝-8:30川浦ダム下-9:15川浦ダム上-11:20ドウノ天井-13:12箱洞下降点-16:20二俣-18:00川浦谷本谷出合-18:40日河原洞広場-20:30駐車場
| 天候 | 9/2 曇り時々晴れ 9/3 曇り時々雨 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年09月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
今回は、土砂崩れということでトンネル手前までしか入れなかった（トイレ付き駐車場あり）。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
沢への下降点は、湿度が高く蛭の群生地となっているようなので沢身に降りたとき足下など一通り点検した方が良い。また、アブも多いので要注意。 川浦鞍部ダムからドウノ天井までは地形図に載っていない林道がいくつかある。その林道には所々水が流れている箇所があるので、快適なビバーク地となると思う。 箱洞下降のためドウノ天井に登る必要はなく林道から下ることになるが、箱洞下降点は判然としない。所々テーピングがあるが、測量用の目印のようなので当てにならない。 川浦谷遊歩道の4号橋（吊り橋）は崩落していたが、徒渉に問題はなかった。その他は遊歩道に関して特に気になるところは無かった。 |
写真
駐車場から10分ほどで新深山トンネル入り口に着く。暗いトンネルを歩くのは気が進まなかったので、トンネルには入らず左手の旧道を進む。
9/2 7:49
駐車場から10分ほどで新深山トンネル入り口に着く。暗いトンネルを歩くのは気が進まなかったので、トンネルには入らず左手の旧道を進む。
トンネル出口付近の下降路を降りれば出合はすぐなのだが、このような看板があるとついつい誘われてしまう。
崩落箇所もなくすぐに沢床に降りれた。吊り橋を渡って出合まで高巻けるかと思っていたが、作業道は尾根へ消えて行ってしまった。仕方がないので、このまま本流を遡行する。
9/4 9:23
崩落箇所もなくすぐに沢床に降りれた。吊り橋を渡って出合まで高巻けるかと思っていたが、作業道は尾根へ消えて行ってしまった。
仕方がないので、このまま本流を遡行する。
仕方がないので、このまま本流を遡行する。
吊り橋を渡ってすぐ緩斜面を選んで沢床に降りる。水は綺麗で水量も多い。さすが本流といった感じである。
すぐに深いトロに行く手を阻まれる。最初はへつりつつ頑張ったが、すぐにあきらめて泳ぐ。天気も良く暖かいのであまり苦にはならない。
1
9/2 8:21
すぐに深いトロに行く手を阻まれる。最初はへつりつつ頑張ったが、すぐにあきらめて泳ぐ。天気も良く暖かいのであまり苦にはならない。
西ヶ洞出合手前の大トロ。水はどこまでも透明でかなりの深さと思われるが、川底が見える。30m位泳ぎ水から出ると西ヶ洞出合である。
3
9/2 8:51
西ヶ洞出合手前の大トロ。水はどこまでも透明でかなりの深さと思われるが、川底が見える。30m位泳ぎ水から出ると西ヶ洞出合である。
西ヶ洞出合。新深山トンネル出口付近の下降点を利用すると、ここのちょっと上に出る。
ゴルジュをぬけ川原をひたひた歩いていると、謎のトンネルが出現する。
足がつかない深さなのにしっかり川底が見える。低山で植生がしっかりしており、雨が降っても増水も少なくこのような透明度が保たれているのかもしれない。
1
9/2 9:36
足がつかない深さなのにしっかり川底が見える。低山で植生がしっかりしており、雨が降っても増水も少なくこのような透明度が保たれているのかもしれない。
ところどころ岩床が発達したところがあり、小さくも美しい滝を掛けている。
大釜到着。美しいことこの上ない！水面にいても高度感すら覚える透明度である。
流れの真ん中に大岩があるので、そこまで行けば簡単に越えられそうだ。
この沢の巨岩帯は密度が薄ので時間はかかるが、割と楽に超えられる。
サラシ場を水中撮影。海と違って魚たちは社交的でなくすぐに岩陰に姿を消してしまうし、海草や珊瑚もないので、遊びはすぐに飽きてしまう。
2
9/4 9:23
サラシ場を水中撮影。海と違って魚たちは社交的でなくすぐに岩陰に姿を消してしまうし、海草や珊瑚もないので、遊びはすぐに飽きてしまう。
関門の滝、2段7m。どう見ても登れそうもないが、高巻きもかなりの大高巻きになりそうで、何とか突破できないかと偵察に出かける。釜の右岸に人が1人立てる程度のテラスが2つあるので、まずは手前のテラスを目指す。そこから次のテラスまではほんの数mで水流もないので苦もなく到達できた。そこから、落ち込み付近を見ると、左岸水中に大岩がある。足が届きそうなのでそこまで行ってみる。しかし、思いのほか深く足が届かないので、そのまま勢いで瀑心へと近づいてみる。左壁に大きなホールドがあったのでそれを掴み安定したところで水中を足探りでスタンスを見つける。ほどよいスタンスで一息付けた。
左壁を試登してみるが、最初の1mほど立っているが、ホールド、スタンス共に豊富で、あっけなく落ち口に立ってしまった（��+）。荷物を背負っては厳しく、荷揚げをすることに。
荷物を取りに、クライミングダウンをし、荷揚げの準備をする。まず、6mm×60mロープをダブルにし、使うか使わないかわからない登攀具はビニールに入れてブイのように水面を浮かすことに。右岸のテラスまで引き上げる。
あとは、試登したとおり左壁を登り、荷物は水流右を通して荷揚げを行った。
2段目は容易に乗越せる。
2
9/2 14:40
関門の滝、2段7m。どう見ても登れそうもないが、高巻きもかなりの大高巻きになりそうで、何とか突破できないかと偵察に出かける。
釜の右岸に人が1人立てる程度のテラスが2つあるので、まずは手前のテラスを目指す。そこから次のテラスまではほんの数mで水流もないので苦もなく到達できた。そこから、落ち込み付近を見ると、左岸水中に大岩がある。足が届きそうなのでそこまで行ってみる。しかし、思いのほか深く足が届かないので、そのまま勢いで瀑心へと近づいてみる。左壁に大きなホールドがあったのでそれを掴み安定したところで水中を足探りでスタンスを見つける。ほどよいスタンスで一息付けた。
左壁を試登してみるが、最初の1mほど立っているが、ホールド、スタンス共に豊富で、あっけなく落ち口に立ってしまった（��+）。荷物を背負っては厳しく、荷揚げをすることに。
荷物を取りに、クライミングダウンをし、荷揚げの準備をする。まず、6mm×60mロープをダブルにし、使うか使わないかわからない登攀具はビニールに入れてブイのように水面を浮かすことに。右岸のテラスまで引き上げる。
あとは、試登したとおり左壁を登り、荷物は水流右を通して荷揚げを行った。
2段目は容易に乗越せる。
釜の右岸に人が1人立てる程度のテラスが2つあるので、まずは手前のテラスを目指す。そこから次のテラスまではほんの数mで水流もないので苦もなく到達できた。そこから、落ち込み付近を見ると、左岸水中に大岩がある。足が届きそうなのでそこまで行ってみる。しかし、思いのほか深く足が届かないので、そのまま勢いで瀑心へと近づいてみる。左壁に大きなホールドがあったのでそれを掴み安定したところで水中を足探りでスタンスを見つける。ほどよいスタンスで一息付けた。
左壁を試登してみるが、最初の1mほど立っているが、ホールド、スタンス共に豊富で、あっけなく落ち口に立ってしまった（��+）。荷物を背負っては厳しく、荷揚げをすることに。
荷物を取りに、クライミングダウンをし、荷揚げの準備をする。まず、6mm×60mロープをダブルにし、使うか使わないかわからない登攀具はビニールに入れてブイのように水面を浮かすことに。右岸のテラスまで引き上げる。
あとは、試登したとおり左壁を登り、荷物は水流右を通して荷揚げを行った。
2段目は容易に乗越せる。
2段目落ち口から俯瞰。登攀のポイントは、1段目左壁下の水中スタンスを見つけられるかどうかである。
大岩のあるナメ滝。ウォータースライダーをしてみたが、落ち込みが浅瀬なので面白くなかった。
だいぶ薄暗くなってきたので、良さそうなBPを探していたら、テントが張れる程度の川原があったので、今日はそこで終わりとする。一応、20〜30分ほど上流を偵察したが、他に良いところはなかったので、戻って野営の準備をする。ついでに、テント場脇の淵を水中撮影してみた。小魚がいっぱい泳いでいた。このあたりはアマゴの生息域か。
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だいぶ薄暗くなってきたので、良さそうなBPを探していたら、テントが張れる程度の川原があったので、今日はそこで終わりとする。一応、20〜30分ほど上流を偵察したが、他に良いところはなかったので、戻って野営の準備をする。
ついでに、テント場脇の淵を水中撮影してみた。小魚がいっぱい泳いでいた。このあたりはアマゴの生息域か。
ついでに、テント場脇の淵を水中撮影してみた。小魚がいっぱい泳いでいた。このあたりはアマゴの生息域か。
夜半から土砂降りの大雨に見舞われる。夜が明けても降り続き5時半ぐらいにようやくやんだ。
わずかに増水しているが、濁流化しておらず一安心。昨日は右の流木の一部が岸辺にあったが、1m程進水したようだ。
奥壁をもつ枝沢。昨日は流水はなかったが、今日は白滝を掛けている。
3段6m滝。2段目、3段目はハングしており、直登は困難。左壁に壊れたハシゴと、フィックスがあったので、それを利用する。ルートは左の凹角から外傾したスタンスを拾い樹林帯に入るのだが、現在のフィックスロープの位置が悪く1mほど左にずらして手がかりにした（��,A0）。高度感があり、結構怖い。
樹林帯から、細いバンドを落ち口に向かう。フィックスもかかっており問題ない。
9/3 7:31
3段6m滝。2段目、3段目はハングしており、直登は困難。左壁に壊れたハシゴと、フィックスがあったので、それを利用する。
ルートは左の凹角から外傾したスタンスを拾い樹林帯に入るのだが、現在のフィックスロープの位置が悪く1mほど左にずらして手がかりにした（��,A0）。高度感があり、結構怖い。
樹林帯から、細いバンドを落ち口に向かう。フィックスもかかっており問題ない。
ルートは左の凹角から外傾したスタンスを拾い樹林帯に入るのだが、現在のフィックスロープの位置が悪く1mほど左にずらして手がかりにした（��,A0）。高度感があり、結構怖い。
樹林帯から、細いバンドを落ち口に向かう。フィックスもかかっており問題ない。
しばらく行くと二俣となり、左に行くと川浦ダムの巨大なダムサイトに着く。右岸に作業道があるとのことなので、とりあえずダム脇にあるコンクリートの台地まで上がってみた。台地上には、踏み跡のようなものがいくつかあったが全て藪の中に消えていた。
いったん沢床に戻り、右岸を調査しながら来た道を戻る。二俣から50m程下った右岸の大木にテーピングがあったので、そのあたりを探すとプラスチック製の階段が上へと延びていた。
最初は藪がひどく、道も崩壊しかかっていたが、大きな尾根に出ると道は顕著になった。30分ほどでダムサイト脇のヘリポートに出た。
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9/4 9:24
しばらく行くと二俣となり、左に行くと川浦ダムの巨大なダムサイトに着く。右岸に作業道があるとのことなので、とりあえずダム脇にあるコンクリートの台地まで上がってみた。
台地上には、踏み跡のようなものがいくつかあったが全て藪の中に消えていた。
いったん沢床に戻り、右岸を調査しながら来た道を戻る。二俣から50m程下った右岸の大木にテーピングがあったので、そのあたりを探すとプラスチック製の階段が上へと延びていた。
最初は藪がひどく、道も崩壊しかかっていたが、大きな尾根に出ると道は顕著になった。30分ほどでダムサイト脇のヘリポートに出た。
台地上には、踏み跡のようなものがいくつかあったが全て藪の中に消えていた。
いったん沢床に戻り、右岸を調査しながら来た道を戻る。二俣から50m程下った右岸の大木にテーピングがあったので、そのあたりを探すとプラスチック製の階段が上へと延びていた。
最初は藪がひどく、道も崩壊しかかっていたが、大きな尾根に出ると道は顕著になった。30分ほどでダムサイト脇のヘリポートに出た。
ダムはほぼ満水。そもそも、純揚水式発電ダムなので、涸れることはないよう。
ここから、トンネルへ入り川浦鞍部ダムへ向かう。
ここから、トンネルへ入り川浦鞍部ダムへ向かう。
トンネルを2つ越えると川浦鞍部ダムに到着。立派な休憩所があるが、関係者以外立ち入り禁止なため利用する人はいないであろう。
ドウノ天上に通じる沢。かつては西ヶ洞の源頭にあったと思われる。沢は下流域（ダム湖近く）はこの堰堤湖となっていて、その上は工事により荒れに荒れていた。ダム湖を廻る遊歩道は朽ち果て廃道となっていた。
9/3 9:39
ドウノ天上に通じる沢。かつては西ヶ洞の源頭にあったと思われる。沢は下流域（ダム湖近く）はこの堰堤湖となっていて、その上は工事により荒れに荒れていた。
ダム湖を廻る遊歩道は朽ち果て廃道となっていた。
ダム湖を廻る遊歩道は朽ち果て廃道となっていた。
この林道は国土地理院の地図（電子国土）には載っておらず、どこをどう通っているのか全くわからない。写真の台地状の植林地から川浦ダム湖までは荒れているが、ここから先（写真手前）は整備が行き届いている。たぶん、別ルートがあるのだろう。
9/3 10:19
この林道は国土地理院の地図（電子国土）には載っておらず、どこをどう通っているのか全くわからない。
写真の台地状の植林地から川浦ダム湖までは荒れているが、ここから先（写真手前）は整備が行き届いている。たぶん、別ルートがあるのだろう。
写真の台地状の植林地から川浦ダム湖までは荒れているが、ここから先（写真手前）は整備が行き届いている。たぶん、別ルートがあるのだろう。
川浦ダム湖からの林道をまっすぐ行くと、別の林道にぶつかる。それを右に行きしばらく行くと、展望台と思われる駐車場がある。あとで気がついたのだが、その付近が箱洞への下降点となる。どの文献も箱洞の下降点のことは書かれていないため、とりあえずドウノ天井を目指すことに。
尾根の取り付きを探しつつ林道を進むと、2つ目の駐車場が現れる。その手前30mのところに遊歩道がある。（写真は2つ目の駐車場）
9/3 11:12
川浦ダム湖からの林道をまっすぐ行くと、別の林道にぶつかる。それを右に行きしばらく行くと、展望台と思われる駐車場がある。あとで気がついたのだが、その付近が箱洞への下降点となる。
どの文献も箱洞の下降点のことは書かれていないため、とりあえずドウノ天井を目指すことに。
尾根の取り付きを探しつつ林道を進むと、2つ目の駐車場が現れる。その手前30mのところに遊歩道がある。（写真は2つ目の駐車場）
どの文献も箱洞の下降点のことは書かれていないため、とりあえずドウノ天井を目指すことに。
尾根の取り付きを探しつつ林道を進むと、2つ目の駐車場が現れる。その手前30mのところに遊歩道がある。（写真は2つ目の駐車場）
10分ほどで、ドウノ天井の頂上に。三角点と立派な案内板がある。訪れる人もなく、人目につくこともないのであろう。
右往左往すること2時間半、iPhoneのGPSを頼りにようやく箱洞下降点を見つけた。道らしい道はなく（踏み跡もない）ので、適当なところから降りる。降り口は最初の駐車場（展望台と思われるところ）の端から降りた。
測量用と思われる踏み跡が尾根上にあるが、この尾根は明神山に通じるものなので、早めに右の谷に向かって藪を漕ぐ。
9/3 13:12
右往左往すること2時間半、iPhoneのGPSを頼りにようやく箱洞下降点を見つけた。道らしい道はなく（踏み跡もない）ので、適当なところから降りる。
降り口は最初の駐車場（展望台と思われるところ）の端から降りた。
測量用と思われる踏み跡が尾根上にあるが、この尾根は明神山に通じるものなので、早めに右の谷に向かって藪を漕ぐ。
降り口は最初の駐車場（展望台と思われるところ）の端から降りた。
測量用と思われる踏み跡が尾根上にあるが、この尾根は明神山に通じるものなので、早めに右の谷に向かって藪を漕ぐ。
水が出てきたかと思ったら、連瀑帯に突入。20〜30mの懸垂下降を5〜6回行う。
ようやく水流が出てきたと思ったら、雨が降り出した。増水の心配はなさそうだが、濡れるのはやっぱり嫌だ。
連瀑帯を過ぎるとゴーロ歩きとなる。時折小滝に出くわすが、特に問題はない。谷の対岸の尾根が間近に見えたら二俣となった。写真右の大岩の下にテントが張れそうであった。
9/3 16:20
連瀑帯を過ぎるとゴーロ歩きとなる。時折小滝に出くわすが、特に問題はない。
谷の対岸の尾根が間近に見えたら二俣となった。写真右の大岩の下にテントが張れそうであった。
谷の対岸の尾根が間近に見えたら二俣となった。写真右の大岩の下にテントが張れそうであった。
二俣を過ぎると水量は一気に増える。滝はクライミングダウンしたり、巻いたりできるが、1箇所だけ懸垂下降をしなければならない滝が出てきた。写真は落ち口付近の下降ポイントからの俯瞰。わずか5m程なのだが、ハングして下れない。
9/3 17:10
二俣を過ぎると水量は一気に増える。滝はクライミングダウンしたり、巻いたりできるが、1箇所だけ懸垂下降をしなければならない滝が出てきた。
写真は落ち口付近の下降ポイントからの俯瞰。わずか5m程なのだが、ハングして下れない。
写真は落ち口付近の下降ポイントからの俯瞰。わずか5m程なのだが、ハングして下れない。
懸垂下降を終えて滝全体を見る。右手流木のかかるところを降りてきた。
日も暮れてきて、まだかまだかと谷を下る。二俣かと思わせるような細い流れが左から合わさると、川浦谷本谷との出合である。新深山トンネル付近の様相からは考えられない渓相だ。対岸（左岸）に遊歩道が見えるが、そのさきの吊り橋（4号橋）は崩落していて通行できない。
吊り橋のところまで遊歩道を使い、沢身に降りて徒渉をして再度遊歩道にあがる。
あとは、駐車場まで消化試合だが、とてつもなく長く感じた。また、箱洞下降点を探すのに時間がかかり、久しぶりの残業となってしまった。
9/3 18:08
日も暮れてきて、まだかまだかと谷を下る。二俣かと思わせるような細い流れが左から合わさると、川浦谷本谷との出合である。新深山トンネル付近の様相からは考えられない渓相だ。
対岸（左岸）に遊歩道が見えるが、そのさきの吊り橋（4号橋）は崩落していて通行できない。
吊り橋のところまで遊歩道を使い、沢身に降りて徒渉をして再度遊歩道にあがる。
あとは、駐車場まで消化試合だが、とてつもなく長く感じた。また、箱洞下降点を探すのに時間がかかり、久しぶりの残業となってしまった。
対岸（左岸）に遊歩道が見えるが、そのさきの吊り橋（4号橋）は崩落していて通行できない。
吊り橋のところまで遊歩道を使い、沢身に降りて徒渉をして再度遊歩道にあがる。
あとは、駐車場まで消化試合だが、とてつもなく長く感じた。また、箱洞下降点を探すのに時間がかかり、久しぶりの残業となってしまった。
感想
8月のお盆休みを利用して遡行しようかと思ったが、天候不順で入渓できず。厳しい残暑もあり、来年まで待てずに思い切って休みを取って遡行することに。
わずか1,000m前後の山塊にこれほどまでの渓があるとは思ってもいなかった。ただ、滝らしい滝が少なくやや面白味に欠けるが、その分深い釜や淵が気分を高めてくれた。
残念ながら川浦ダム周辺は無用な施設が多く、大切な自然に傷を付けているようにしか思えない。なぜこのようなことをしたのか疑問だが、この記録を付ける上でWeb上に資料を見つけたので、最後にURLを載せておくことにした。
ドウノ天上付近の林道は、さらに北東方向に行くと川浦渓谷の林道まで降りられるともWeb上に書かれていた。Googleマップの航空写真でも大ツゲ谷出合付近まで伸びているようにも見える。これだけのものが地形図に載っていないのは政治的配慮があるのだろうか？
山々を見守る会：
http://island.geocities.jp/yy_mimamoru/index.html
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