赤岳：↑文三郎尾根↓地蔵尾根、日帰り

2020年02月15日(土) [日帰り]

• GPS: 08:46
• 距離: 14.1km
• 登り: 1,308m
• 下り: 1,291m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:07
• 休憩: 2:28
• 合計: 8:35

7:23 赤岳山荘
7:28 7:32 美濃戸
7:33 7:43 美濃戸山荘
8:38 8:38 中ノ行者小屋跡
9:30 10:04 行者小屋
10:17 10:17 阿弥陀岳分岐
11:34 11:42 文三郎尾根分岐
11:51 11:55 キレット分岐
12:03 12:13 竜頭峰分岐
12:15 12:25 赤岳
12:29 12:29 赤岳頂上山荘
12:49 13:32 赤岳天望荘
13:36 13:41 地蔵の頭
14:24 14:25 行者小屋
14:34 14:35 中山尾根展望台
14:45 15:00 赤岳鉱泉
15:25 15:25 堰堤広場
15:47 15:48 美濃戸山荘
15:52 15:54 美濃戸
15:58 赤岳山荘

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸駐車場、1日1,000円
美濃戸口から先の林道はアイスバーンの為、4WD＋スタッドレス＋タイヤチェーンが必要です。チェーンは主駆動輪2輪のみでOKでした。

コース状況／危険箇所等

積雪は例年よりも少ないですが美濃戸から全て雪道です。文三郎・地蔵尾根の階段も出ていません。
美濃戸から行者小屋(南沢)、赤岳鉱泉から美濃戸(北沢)の道はアイスバーンの上に溶けた水が流れており、滑り止めが無ければ安全に歩けません。チェーンスパイク等の軽アイゼンが最適ですが、持って来ていない場合は躊躇無く12本爪アイゼンを履くべきです。ある意味このコース中で最も危険な場所かも知れません。
文三郎尾根はこの時期の標準的な状態です。特別危険な場所は有りません。
地蔵尾根は頂上直下のナイフリッジは出来ています。こちらもこの時期の標準的な状態です。

写真

2/15 7:13

久々にタイヤチェーン巻いて走りました。
小屋泊なので荷物は軽め。（結局日帰りとなりましたが）

2/15 7:23

土曜日ですが美濃戸の駐車場は空いてました。

2/15 7:23

曇天ですが視界は利きます。阿弥陀岳。

2/15 7:42

登りは南沢から。

2/15 7:54

ガチガチのツルツル、滑り止めが無ければ歩けません。

2/15 9:03

稜線が見えてくると行者小屋は間近です。

2/15 9:05

大同心が見てきました。

2/15 9:23

横岳全景。

2/15 9:50

行者小屋到着です

2/15 10:07

横岳がぐっと近づきました。

2/15 10:07

阿弥陀岳

2/15 10:08

赤岳

2/15 10:09

行者小屋の水場は今日も元気です。

2/15 10:19

阿弥陀岳方面もトレース有り。北陵？

2/15 10:37

文三郎尾根の階段はきれいに埋まっていました。

2/15 10:58

曇りですが風は弱く気温も高め。

2/15 10:59

北アルプスの峰々がはっきり見えます。

2/15 10:59

文三郎尾根の見所、中岳と阿弥陀岳。
私の好きなアングルです。

2/15 10:59

眼下に行者小屋。

2/15 10:59

横岳から硫黄岳の稜線。

2/15 10:59

赤岳西壁。

2/15 10:59

これから辿る文三郎尾根の道筋がよく見えます。

2/15 11:18

風は弱く、アイゼンがよく利く雪質で快適に登って行きます。

2/15 11:35

中岳の稜線に立ちました。
ここはいつも強い風が吹いてます。

2/15 11:35

赤岳山頂はすぐそこです。

2/15 11:35

いつ見てもカッコイイ阿弥陀岳と南陵。

2/15 11:35

権現岳。

2/15 11:51

山頂に向かってやや急な雪壁を登って行きます。

2/15 12:11

竜頭峰の分岐。ここから富士山が見えます

2/15 12:11

権現岳の先に南アルプス。

2/15 12:13

登って来た道を振り返って。
今日は雪の状態も良く登り易かったです。

2/15 12:13

山頂までは一登りです。

2/15 12:21

赤岳山頂にて。何十回目だろう・・・。
撮って頂きました。

2/15 12:22

赤岳山頂

2/15 12:23

赤岳山頂

2/15 12:23

赤岳から横岳・硫黄岳・天狗岳、奥に蓼科山。

2/15 12:23

山頂（南峰）から北峰を望んで。

2/15 12:24

やっぱり富士山は別格です。

2/15 12:24

今年の山初めは権現岳でした。

2/15 12:24

ちょっと地味な編笠山と西岳。

2/15 12:24

カッコイイ阿弥陀岳。

2/15 12:25

12月に登った硫黄岳と1月に登った天狗岳。

2/15 12:25

北アルプス。鹿島槍、五竜、2月に撤退した唐松岳。

2/15 12:25

北アルプス。槍穂高まで。

2/15 12:25

乗鞍岳。

2/15 12:25

御嶽山。

2/15 12:25

中央アルプス。

2/15 12:25

南アルプス。仙丈ヶ岳、甲斐駒、北岳をアップで。

2/15 12:25

行者小屋。

2/15 12:29

北峰に移動しました。
南峰はまだ賑わっています。

2/15 12:29

頂上小屋は冬季閉鎖中。

2/15 12:29

眼下の天望荘に向かって下りて行きます。

2/15 12:46

あっという間に天望荘に着きました。

2/15 13:27

今回の目的地赤岳天望荘です。
冬、ここに泊まるのが毎年の楽しみです。

2/15 13:00

小屋の中（ぬくぬくです）
残念ながら明日は朝から大荒れの予報。最悪下山できない可能性も有る為、泣く泣く宿泊を諦め安全な内に下山します。

2/15 13:27

嵐の前の静けさでしょうか、今日は穏やかです。

2/15 13:27

真ん中に見える白い尾根が地蔵尾根です。

2/15 13:27

小屋から赤岳を振り返って。

2/15 13:29

富士山見納めです。

2/15 13:30

午後になっても北アルプスがよく見えています。

2/15 13:36

地蔵尾根分岐。
いつものエビのしっぽが有りませんね。

2/15 13:37

横岳方面トレース有り。

2/15 13:36

天望荘と赤岳を振り返って。

2/15 13:36

中岳・阿弥陀岳。

2/15 13:36

地蔵尾根を下ります。

2/15 13:39

地蔵尾根名物のナイフリッジも出来ています。

2/15 13:40

ナイフリッジを越えて稜線を振り返ります。

2/15 13:40

その後も急な斜面が続き気が抜けません。

2/15 13:47

この日は雪が適度に締まっており、しっかりしたステップも有りましたので楽勝でした。

2/15 13:56

このハシゴ（階段？）を下りると後は穏やかです。

2/15 14:25

行者小屋に戻ってきました。
帰りは北沢から帰ります。

2/15 14:34

中山乗越。

2/15 14:32

中山乗越から見た大同心・小同心をアップで。

2/15 14:56

赤岳鉱泉到着。

2/15 14:59

アイスキャンディーと大同心。

2/15 14:59

今回の目的地だった赤岳天望荘が見えます。

2/15 14:59

アイスキャンディーは賑わってますね。

2/15 15:13

歩き易い北沢の道。

2/15 15:25

堰堤まで下りてきました。

2/15 15:25

堰堤広場、ここからは林道歩きです。

2/15 15:39

氷の川となった登山道。アイゼン無しには歩けません。

2/15 15:47

一周して美濃戸に戻ってきました。

2/15 15:57

駐車場にはまだ車が沢山、皆さん泊まりですね。

撮影機器：

D5300 ニコン

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 雨具 ゲイター マフラー ネックウォーマー バラクラバ 毛帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 調理用食材 調味料 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 調理器具 ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 針金 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ナイフ カメラ

感想

yamaya1127

この時期の赤岳天望荘に泊まるのが楽しみで毎年登っています。
今年は来週24日で冬期営業が終わるので、天気が思わしくないのは承知しておりましたが最後のチャンスで出かけてみました。

当初の予定では天望荘に泊まった後、阿弥陀岳から御小屋尾根を下りまだ歩いたことの無い御小屋山から直接美濃戸に下るルートを行く予定でした。
行者小屋までは特に難なく進みました。稜線に登るのは文三郎尾根と地蔵尾根どちらにしようか迷ったのですが、明日の天気が思わしくないので展望の有る内に赤岳山頂に登ってしまおうと文三郎尾根から登る事としました。
この日は気温が高く風も弱いためまるで春山の様な陽気の中山頂へ、あいにくの曇り空でしたが高曇りで視界が利き意外なことに北アルプスの峰々まで完全に見渡せました。風は弱いものの山頂ではそれなりの風が有るため、早々に小屋に入ることとして食事もせずに天望荘に向かいました。
天望荘に着いてまず明日の天気予報を確認すると、早朝で風速20m以上その後風速は増して最高30m以上の暴風とみぞれの最悪の天気予報となっておりました。
今回の目的は赤岳登頂では無く天望荘に泊まることなのですが、さすがにこの予報はまずい！強風の上に気温も高いとなると阿弥陀岳への縦走どころか、エスケープルートの地蔵尾根の下山も相当難しくなり、場合によっては小屋に足止めとなる可能性も有ります。
熟慮した結果、非常に残念ですが今回は宿泊を諦め安全に下山できる今日の内に下りてしまう事にしました。
天望荘は来シーズンまで1年延期となってしまいました。

この日の地蔵尾根は短いながらもナイフリッジが出来ており、途中のトラバースや急な階段など、気温が上がって雪が緩み強風が吹けば嫌らしいところだらけ、下りながらやはり今日下る選択は正しかったなぁと自分で納得しました。
赤岳鉱泉に泊まる選択も有ったのですが、天望荘を諦めた時点で気分は完全に下山モードとなっておりましたので、赤岳鉱泉では小休止して行動食を食べただけでそのまま下山しました。

結果として思いがけず久々に日帰りで赤岳を登る事になってしまいましたが、雪道は夏道より歩き易く特に下山時の膝への負担が少ないので、さほど苦労すること無く歩くことが出来ました。
今年は気温が高い日が多いので冬山らしい八ヶ岳は今回で終わりかな？
ちょっと寂しい(-_-)