谷川岳周回〜青空とガスの分水嶺、滝雲の壮大な景色
ぐろさん
体力度について
- GPS
- 07:34
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,329m
- 下り
- 1,331m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 6:35
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 7:32
| 天候 | 雨のち曇り時々晴れ 頂上部はガスと地吹雪 谷川らしい不安定な天候 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年02月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
・西黒尾根を登り、天神尾根経由で田尻沢下山コースを下る周回。 ・早朝まで降雨で気温7℃。天候回復待ちで7時まで待機。 ・西黒尾根、2月とは思えない雪の少なさと景色。夏道が露出。降雨後で気温が高いため登山口から山頂までひたすら踏み抜いた。（身体が重く個人差を痛感) ・天神尾根、熊穴沢避難小屋から冬道で熊穴沢ノ頭の稜線を歩く。 ・田尻沢下山コース、17日は少雪のためクローズ。スキーではなく徒歩で下山。 |
| その他周辺情報 | 鈴森の湯で日帰り温泉、2時間800円。飲食物は持ち込み禁止。 |
写真
田園風景と谷川岳。風も強く雪も降っているだろう。最近は厳しい条件での山行きを全くしていないので、分かっていても谷川岳へ向かうのだ。
2
俎�堯Ｆ醋未寮磴�落ちてしまっている。ただでさえ少ない雪がこの雨で溶けていく。今季も俎��登頂を目指すが、早目に予定しないと、藪漕ぎになってしまう。
4
7時をすぎ雨も止んだ。当初RWで天神尾根ピストンし、田尻沢をスキーで下山予定だったが、少雪でコースがクローズ。RW始発8時30分など待っていられないので、予定を変更して西黒尾根を行く。
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西黒尾根登山口。目を疑うほどの雪の少なさ。しかも気温7℃で最初から踏み抜く。スノーシューもあり総重量100kgだから仕方ない。
2
南斜面は雪崩とクラック。現状で今日は残雪期だと、気持ちを切り替える。気温が高く踏み抜き連発。身体の重さを痛感、すでに汗だく。
5
肩の小屋。周りの氷雪が落ちてしまっている。オジカ沢の頭まで行き、俎��北面の様子を見たかったが、行っても見えないので天神尾根で下山する。
3
感想
北海道の西に低気圧があり、暖気が流れ込み朝方まで雨模様の関東。浅間四阿、八ヶ岳方面は概ね晴れる。しかし今回は行く気はない。
暖冬で少雪、今季も登頂を目指す爼��北面の状態を見ておきたい。10時ころは晴れそうだが、他の時間帯は微妙。最近は厳しい条件での山行きを全くしていないので、分かっていても谷川岳へ向かう。
モルゲンの谷川を見るために4時に自宅を出発。赤城ICからは濃霧。沼田ICからは雨となった。5時に谷川ベースプラザに着くが雨は降り続いていた。一度市街地に戻って田園から谷川岳と爼�瑤鯆�める。まるで残雪期のような景色に愕然とする。
小雨となり東の空も明るくなってきた。谷川ベースプラザへ引き返す。12月から3月の平日は駐車料金が無料。しかも空いているのでいつも7階に停めている。
当初RWで天神尾根ピストンし、田尻沢をスキーで下山予定だったが、少雪で下山コースがクローズ。7時をすぎ雨も止み、RW始発8時30分など待っていられないので、予定を変更して西黒尾根を行く。本当は金がなく乗れないのだ。
雪のない291を歩き、ゲート脇をすり抜けると積雪。面倒なので道へは行かず直登していく。直登すると一ノ倉方面に行き過ぎるので、西へ戻り西黒尾根登山口へ。なんと夏道が見え、雪解け水が流れている。気温7℃で目を疑うほどの光景。
先行者1〜3名の足跡がある。そのトレースを行くが、歩き出しから踏み抜く。早朝とは思えない気温で、雪が緩く腐っているのだ。鉄塔に着くころには汗だく。ベースレイヤーのみで歩いていく。
樹林帯でも夏道が現れ、Lブナがすでに見えていた。本来は4月の風景なのだ。雪庇のある冬道にトレースがある。ここも踏み抜き地獄。トレーニングと思い歩いていく。ラクダのコルやガレ沢の頭があるのでスノーシューはまだ履かない。
ラクダのコブも鎖が露出していた。急下りや日陰は凍結しているので、滑落注意。ピッケルを使って後ろ向きで下りれば多少は良い。
ラクダの背を越えるとガレ沢の頭へと向かう急登。強風が吹き抜け地吹雪が舞う。ステップが切ってあるので、楽に行けると思ったが踏み抜く。100kg超の重量級を恨めしく思うが、強風でも安定して歩ける。スノーシューを履くか迷ったが、急坂では物と人も転落の恐れがあるので、一枚岩付近まで行くことにした。
地吹雪の中でスノーシューに換装する。滑落しないように、ザックのバンドをピッケルに括り付け、片足ずつ換装する。地吹雪が下から吹き上げ、目や鼻の中に入ってくる。痛い。
ザンゲ岩を横目に見つつ、青空と双耳峰を眺める。これが今日最後に見る頂上だった。ガスが新潟側から流れ始めあっという間に、頂上付近を白くしていく。方位ケルンに導かれて山頂へ。ビクトリーロードは視界不良。
トマノ耳には誰もおらず、地吹雪が吹き荒れ周りは白一色で全く見えない。気温−7℃。記念撮影し肩の小屋へ。数名休憩しており靴を脱ぐのも面倒なのでやめる。
オジカ沢の頭まで行き、俎��北面の様子を見たかったが、目の前の案内標すら見えず、行っても仕方ないので天神尾根で下山することにした。
天狗の留まり場付近に下りてくると、気温も上昇し暑い。西側を見ると主脈から滝雲。新潟側からガスが押し寄せ、オジカ沢ノ頭や俎�瑤両絛�で盛り上がっていた。山頂からも押し込まれるように西黒沢へガスが下りていた。
静かに流れてくるガス。主脈から下げられた白いカーテンのようだ。幕岩や本谷の頭、小出俣山などを飲みこんで行く。分水嶺の谷川らしく、風がぶつかりガスが独特の方角へ流れ集まり、日光や赤城方面へ流れていく。
熊穴沢避難小屋からは、その頭の稜線上を歩く冬道。ここは雪崩が多いので要注意。アップダウンを数回繰り返し、天神平スキー場に到着。
RWなど乗る気も無いので天神平駅を素通り。雪不足でクローズの田尻沢下山コースを下っていく。確かに雪が少なく、一部ブッシュや岩が出ていた。今後の降雪でまたオープンするそうだ。
天神平駅から約1時間で谷川ベースプラザに到着。RWなら20分。スキーで滑るなら10分かからない。7階に駐車した車に戻った。高い気温と踏み抜きで汗をかきすぎたので、たまには日帰り温泉へ。鈴森の湯へ寄る。
まずは足に冷たい温泉をかける。運動で熱を持った筋肉を冷却させるのだ。10分くらいやって、貸し切りの露天風呂に入る。すぐ下には阿能川。俎��山稜が源流の流れが心地よく響いていた。
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growmonoさん
こんばんは
谷川岳一周コースお疲れさまでした。
まさに運動に行った感じですね。
こういうことのもあるんですね。
シロッコさんのご病気が早く治るのを楽しみにしてます。
こんにちは、iiyuさん。
浅間四阿八ヶ岳方面は晴れると分かっていましたが、谷川へは12月以来行っていないので、天気など、どうでもよくなり行ってきました。爼�瑤忘Ｇ�も行こうと思っておりましたので、その偵察も兼ねました。全く見えませんでしたが。
結局、雪が少なく景観もいまいちで、ぶらぶらと一周して帰ってきました。それより久々に入った温泉は良かったです。また行こうと思います。
来週にはshilokoさんは復活できるとおもいます。
growmonoさんも記載されましたが、
今年は2月で残雪期のような景色となっていますね、これは大見尾根も同じでしたね。
日白山のレコを見ても雪庇尾根は半分以上雪がない写真が載っていましたよ、今年は諦めかな。
西黒尾根にもクラックが出て怖いですね、これも初めての残雪北アのトレーニングで出かけた時北アより谷川の方が怖かったですよ、
踏み抜きはやっぱり体重差ですね、妻などはほとんど踏み抜きませんが、俺はズボズボと見ごとに落ちますよ、体力消耗になりますネ。
この時期に西黒から周回さすがですね。
こんにちは、yasioさん。
田園地帯から爼�瑤簔�川を見て愕然としました。南斜面の雪の崩落と残雪量の少なさ。西黒尾根は目を疑いましたよ。夏道やＬブナが見えているとは。雪庇も崩れクラックも多数ありましたからね。
ラクダの背を過ぎると、ナイフリッジがまだある時期なのですが、もろに西黒沢が見え、マチガ沢も雪崩が頻繁にありましたね。高い気温の翌日が寒いと必ず凍結しますから、氷河跡あたりは天然の滑り台と化して、かなり危険です。また、今後まとまった積雪があると隠れクラックや表層雪崩の要因となるから、いやですね。
踏み抜きは仕方ないと思ってます。shilokoさんはスイスイ行く所を、私はずぶずぶ踏み抜いていきます。ガレ沢の頭での踏み抜きは、急斜面ですので、足を高く上げないと抜け出せません。いいトレーニングになりました。
grownomoさん おはようございます
記録的に雪の少ない谷川ですね！今月中に行かないと、雪が無く
なりそうで心配しています。一年中楽しめる谷川岳ですが、景色
が一番綺麗なのは、やはり雪のある時期だと思うので、なんとか
行きたいと思います。お手軽な天神尾根ピストンですが…。
埼玉のchii
こんにちは、chiiさん。
暖冬ですが、目を疑うような風景に愕然としました。西黒尾根は拍子抜けしました。ラッセルより踏み抜きの方が疲れますね。充足感がありません。今後積雪は必ずありますが、気温も高くなり、雪崩やクラックに注意ですね。天神尾根にもクラックがありますよ。天神ザンゲ岩先ですね。当日もパックリと開いてましたよ。
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