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Yamareco

記録ID: 225615
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
奥秩父

冬の金峰山、瑞垣山

1987年12月28日(月) 〜 1987年12月29日(火)
 - 拍手
GPS
30:40
距離
15.9km
登り
1,963m
下り
1,947m

コースタイム

12/28(金峰山) 7:10金山平−8:00富士見小屋−9:00大日小屋−9:50大日岩−11:00砂払い−12:10-13:00金峰山山頂−14:00大日岩−15:00富士見小屋−16:00金山平
12/29(瑞垣山) 7:10金山平−8:00富士見小屋(分岐)−10:30-12:00瑞垣山山頂−13:40金山平
天候 12/28 晴れ
12/29 晴れ
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
[行き]新居浜ー東予港ー(夜行フェリー)−大阪ー(JR)−韮崎−(バス)−増冨ー(送迎車)−金山平(瑞垣山荘泊)
[帰り]金山平ー(送迎車)−増冨ー(バス)−韮崎ー(JR)−そのまま帰省
コース状況/
危険箇所等
・金峰山;(この年末は)雪が少なく、かなりの高度まで雪はなく、夏道。
  大日岩あたりから積雪10cm程度。砂払いから先で30cm程度。
・瑞垣山;こちらも雪は少なかったが、沢沿いの登山道は、所どころ氷になっている箇所があった。山頂部も雪は無し。
12/29 瑞垣山への登りより、瑞垣山山頂部の岩峰群を望む
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
12/29 瑞垣山への登りより、瑞垣山山頂部の岩峰群を望む
砂払い付近の稜線より甲府盆地を遠望する。はるかに南アルプスがうっすらと見える
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
砂払い付近の稜線より甲府盆地を遠望する。はるかに南アルプスがうっすらと見える
富士見平付近の雑木林。冬山というより晩秋の雰囲気が漂っていた
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
富士見平付近の雑木林。冬山というより晩秋の雰囲気が漂っていた
金峰山山頂にて、奥秩父中心部を望む。雪が少なく、黒々としている
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
金峰山山頂にて、奥秩父中心部を望む。雪が少なく、黒々としている
下山途中(おそらく大日岩付近より)、金峰山山頂部を振り返る。はるかに小さく、五丈岩が見える
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
下山途中(おそらく大日岩付近より)、金峰山山頂部を振り返る。はるかに小さく、五丈岩が見える
砂払いの頭付近より、稜線を望む。一番奥に金峰山山頂部の五丈岩が見えている
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
1
9/15 21:17
砂払いの頭付近より、稜線を望む。一番奥に金峰山山頂部の五丈岩が見えている
同じく)瑞垣山を望む
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
同じく)瑞垣山を望む
金峰山山頂より、北方を望む。こちらの方向も雪は少ない
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
金峰山山頂より、北方を望む。こちらの方向も雪は少ない
金峰山山頂より、八ヶ岳連峰の遠望。八ヶ岳もあまり雪がついていない様子だ。手前右にはゴツゴツした瑞垣山の岩峰群も見えている
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
金峰山山頂より、八ヶ岳連峰の遠望。八ヶ岳もあまり雪がついていない様子だ。手前右にはゴツゴツした瑞垣山の岩峰群も見えている
金峰山の登山道中腹より、瑞垣山を望む
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
金峰山の登山道中腹より、瑞垣山を望む
金峰山山頂より、南アルプスを望む。白根三山、甲斐駒ケ岳などが見えた
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
金峰山山頂より、南アルプスを望む。白根三山、甲斐駒ケ岳などが見えた
金峰山山頂にて、五丈岩と富士山の取り合わせ
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
金峰山山頂にて、五丈岩と富士山の取り合わせ
(おまけ)韮崎駅のホームより、素晴らしく赤く染まった夕焼けの風景
2012年09月15日 21:17撮影 by  CanoScan 5600F, Canon
9/15 21:17
(おまけ)韮崎駅のホームより、素晴らしく赤く染まった夕焼けの風景

感想

【山行No 114】

※ 単独で行けるような標高の高い冬山は、数も限られているが、
  奥秩父山地の最高峰、金峰山は、標高こそ2500mを越えているが、
  太平洋側にあって雪も少なそうで、冬山初心者向きかと考え、行ってみることにした。
  ついでに百名山の一つ、瑞垣山にも登る予定で計画を立てた。

12月27日(日)
・今日は全くの移動日。
 前日夜の夜行フェリーで四国を出発し、大阪よりJRで名古屋、塩尻経由で中央東線の韮崎に向かう。
 韮崎から増冨までバスで行き、そこから宿に電話して迎えに来てもらった。
14:50 金山平(瑞垣山荘)着
 ・年末だし、関東に近い山なので、人もそれなりに多いか?と思っていたが、
  今日の泊り客は自分一人とのこと。あまりに閑散としているので驚いた。
  最初は、大広間見たいな部屋をあてがわれたが、広い部屋に一人でいると侘しさが募るので、
  割増料金(1000円)を払って、8畳の個室に代えてもらい、ちょっと落ち着いた。  
 ・今日は移動中から上天気で、ここ奥秩父の山中も良い天気。
  夕方は瑞垣山の夕焼けが結構きれいだった。

12月28日(月)
6:00 起床
 ・夜はさすがにちょっと冷え込んだ。室内の朝の気温は+2℃。
  部屋の隅でコンロでお湯を沸かし、レモンティにしてテルモスに入れ、出発準備をする。
7:10 金山平発
 ・登山道は、明るい林の中に伸びている。
  積雪も10cm以下で、所どころ地肌も出ているので、冬山というより晩秋の山といった雰囲気だ。
  背後には八ヶ岳が望まれ、モルゲンロートに染まっているのが見えた。
7:30-40 見晴岩
 ・ここは展望が良く、瑞垣山の展望も良いし、八ヶ岳、南アルプスの展望も良い。
8:00-10 富士見小屋
 ・ここには数人の登山者がいた。いつから登り始めたのか?追い抜いて先へと進む。
  明日のため、瑞垣山への分岐を確認しておく。
 ・その後も、道は相変わらず、雪があったりなかったり、といった感じ。
  雪もだいぶ前に降ったもののようで、部分的に氷化している。
9:00-20 大日小屋
9:50 大日岩
 ・ようやく主稜線の一角に到着した。稜線は積雪が連続しており、約10cmの積雪量。
11:00-20 砂払いの頭
 ・この付近から森林限界となり、急に南面の展望が開けてきた。
  南アルプスや富士山が良く見える。
  風は柔らかな南風で、冬山とは思えない穏やかさだ。雲もなく日差しも温かい。
 ・森林限界を超えるとさすがに積雪量も少し増えてきたが、
  稜線の北側でようやく、積雪が20〜50cmなので、大したことはない。
  ピッケルは一応持ってきているが、アイゼンは結局、ザックに入れたまま、使用する機会はなかった。

12:10-13:00 金峰山山頂(標高=2595m)
 ・あまり困難な場所もなく、無雪期と同じ感じで目標の山頂に到着。
  人影もなく、独り占めの山頂は、眺めもよくて気持ちがいいので、
  昼食後は、スケッチなどをしてのんびりと過ごした。
 ・展望も素晴らしく、北東方面を遠望すると、はるかに谷川岳などの上越国境の雪山や、日光あたりの山々までもが望めた。
 ・山頂部には有名が五丈岩のオベリスクがそそり立っている。
  試登してみたが、技術が未熟なので、半分までしか登れなかった。

・下りは、来た道をただただ、淡々と下るのみ。
 結局その後も登る人は少なく、静かな山だった。
16:00 金山平着
 ・今日も同じく瑞垣山荘に泊まるが、今日は自分のほかに宿泊客が3人いて、
  少しはにぎやかさがあり、ほっとした。

12月29日(火)
 ・今日は瑞垣山に登る計画。朝起きると、相変わらず上天気が続いている。
7:10 金山平(瑞垣山荘)発
 ・富士見小屋までは昨日と同じ道を行く。天気が良くて足元には雪もないので、晩秋の山を散策している気分。
8:00-10 富士見小屋
 ・ここから、昨日の道と分かれ、瑞垣山への道へと進む。
  少し進むと、瑞垣山の全貌が見える場所にでた。岩がゴツゴツとした特徴ある山だ。
8:30 天鳥沢源頭
 ・ここからしばらく沢沿いの道となった。道は凍った道になっており、アイゼンを持ってこなかったことを後悔した。
  しかたがないので、ピッケルのみを頼りに進むと、200mほど進んだら、道沿いの氷もなくなって、何とか無事越えることができた。
 ・頭の上には瑞垣山の山頂の岩峰群がそびえているが、
  今日は意外とペースが上がらず、岩峰群がなかなか近くなってくれない。
 ・それでも頂上手前のジャンダルム風の岩峰を横に巻き、稜線にでてから
  北側へと巻くように進むと、ようやく頂上に着いた。

10:30-12:00 瑞垣山山頂(標高=2230m)
 ・先客が一人いるだけの静かな山頂だ。
  今日は天気予報では午後から曇るようなことを行っていたが、昼になっても
  雲も湧かず、青々と冴えわたった青空が広がっている。
  ちょっと寒くはあるが、気分が良いので、山頂の岩の上に寝転んで、ぼんやりと空を眺めながら、山頂の一時を過ごした。
  ちょっと贅沢な、無為の時間。

 ・下山は同じ道を下るが、あっけないほど早く下山できた。
13:40-14:00 金山平(瑞垣山荘)

 ・ちょうど金峰山から降りてきた人がいたので、車に同乗させてもらい、増冨鉱泉へと向かう。
14:20-16:30 増冨鉱泉
 ・次のバスまで、2時間の待ち時間があるので、ぬるめの温泉にのんびりと浸かって、
  山歩きの疲れをいやした。

 ・あとはバスで韮崎に出て、少し時間をつぶしてから松本に移動、
  松本からは23時過ぎの夜行急行「ちくま」で大阪に出て、そのまま帰省した。


※ 本格冬山を意識して冬の2500m超の山に来た割には、なんだか晩秋の山をハイキングした程度の感じで、
  それほど充実感はないが、それでも百名山に2つ登れたので、まずまず満足の山行だった。

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