【残雪期】赤岳南峰リッヂ
- GPS
- 07:30
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,463m
- 下り
- 1,462m
コースタイム
- 山行
- 6:30
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 7:29
天候 | 曇り→疑似好天→風雪→暴風雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
地蔵尾根はホワイトアウトすると危ない。 |
写真
感想
一人で行けるバリエーションルートは無いかなと。
前日の北アルプス敗退で、ここなら確実に行けるだろうと、八ヶ岳へ転進。
天気が余り良くない予報だったので、最悪赤岳登頂でも良いやと南沢から入山。
前日は終日降雪だったのか?トレースは薄くついているだけでほとんどのトレースが埋まっている。
先行パーティが要るようで足跡は何とか確認が出来る。
南沢の広河原で先行に追いつく。
先行は、阿弥陀北稜狙いとの事。
行者小屋に着き、朝食と準備を行っていると、青空が広がり、丁度尾根を太陽が越えて西面の地面を明るく照らし、阿弥陀岳を光らせている。
これなら行けるでしょう〜と、文三郎尾根にLet'sGo!
前日までの疲れと高度順応などで息絶え絶えだが、高度をあげていく。
後方から1パーティ追い上げて来る。彼らはショルダーリッヂを狙うとの事。
主稜に入るパーティや入ってるパーティはもちろん居ない。基部からルートを確認してルンゼ状の雪原を直登する。
顕著な岩峰が眼前に現れるがそこは左から巻いて取付く事に。
良いリッヂがあったのでそこに乗り高度を稼ぐ。
ナイフリッヂ途中にハーケンが一か所あった。
良さそうな所を選び兎に角上にあがっていく。
雪も締まり、アイゼンもピッケルも良く刺さる。3かいくらい蹴り込むとゆったりと休憩が出来る足場も出来る。 高度順応をしながら高度を稼いで行く。
岩場の上に出ると、目の間には山頂標が。
お!到着。 とばかりに山頂に着く。 当然人は誰も居ない。
山頂に立つのは2年ぶり位だろうか。去年は立った記憶がない。
古めかしい赤岳と書かれた山頂標は無くなり、普通の山頂標だけになっていた。
何となく残念だ。
さて、下山。計画では地蔵尾根を下る計画にしてある。
天気は行者小屋でこそ、青空が広がっていたが登攀を開始することにはガスがかかりはじめ、リッヂに取付く頃にはだいぶ視界が悪くなってきていた。
北向きで風雪が強い。このまま頂上山荘と展望荘を通って地蔵尾根を降りるか、文三郎を下るか悩む。が文三郎尾根の下りはあまり良くないので、確実な地蔵尾根を降りる選択を取った。正面から雪に振られても平気だろう。と
上部は鎖が出ていたので指標になり、何となく前日のトレースもあったので少し道を外すとラッセルとなるのですぐに修正して戻る。後は記憶を頼りに高度を下げていく。展望荘が見えて来た。いつもは展望荘の裏で休憩をさせてもらうのだが、とても休憩どころでは無かった。 小屋の屋根位まで積雪がありしかもトレースも無い。
小屋の真ん中までラッセルを強いられる。 トイレが近いのか香ばしいにおいも漂ってくる…(笑) 早く抜けたい。
と展望荘を抜けお地蔵様に到着する。無事に降ろしてください。とお祈りをして地蔵尾根へ。ガスっガスで全く見えない💦
記憶を頼りに時に慎重に鎖や鉄棒を探しながら降りていく。
一回間違えて支尾根に入る。
いくらガスでもこんな景色は見た事ない事は判る。 少し登り返して別の方角へ。
あってた。 地蔵尾根と言えでもホワイトアウトするとある程度経験と知識が無いと危ない事を身をもって感じた。
階段の所は右から巻いてる跡があったが、実績のある階段ルートを選ぶ。
ここまでくれば安心だとばかりに順調に高度を落とし樹林帯へ。
なんとか行者小屋に戻って来た。 中山峠を越えて赤岳鉱泉へ。
キャンディはどうかなと見ると取付いている人が居る!!
視界もかなり悪いし吹雪なのに登っているとは。恐れ入った…
しかも後ろでガイドらしき方が檄を飛ばしている。なんという(笑)
装備を整え早々に下山を開始する。雪は止まず益々持って強くなっている感じがする。早めに降りて正解だった…
だが、こんな日でも入山者入る。(笑)
都合15名程度の入山者とすれ違った。今からあの鉱泉でテントとは…と
挨拶しながら苦笑い。
45分程で橋まで降りてこれた。後は林道歩き。結局八ヶ岳山荘迄2時間程度で降りてこれた。
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