春の目覚め〜乾徳山〜銀晶水・月見岩ルート往復
- GPS
- 08:28
- 距離
- 9.3km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,125m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 8:28
山頂は風が強く、昼食休憩はせず。月見岩で昼食休憩。
国師原で小休止。
天候 | 快晴・強風 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
山頂部の北側登山道は凍結中。滑りやすく大変危険。 それ以外は岩場での注意のみで危険個所なし。 |
その他周辺情報 | 石和温泉ホテルやまなみで日帰り入浴(1320円) 夕食はパスタ専門店イタリアン。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
春山、夏道シーズンに突入。雪山の気楽な下山に対して、長めの夏道下山にそろそろ感覚を戻そうとチョイスしたのが、乾徳山。3連休の初日とあり、早めに出たつもりが、渋滞に巻き込まれ結局9時過ぎの登山開始。コース設定は緩めだったので、どんどんまいていくつもりで進む。
久々の夏道の登りは快適でずんずん歩が進む。最初は杉林、しだいに整備されたカラマツ林、落葉樹林と景観が変わっていくのがおもしろい。きつい急登を1時間、早めのペースで進む。落葉した木々の間から乾徳山の綺麗な三角形の山体が見え始める。国師ヶ原は山腹にある広大な平場でここからの乾徳山が今回の山行のなかで一番美しかったと思う。このあと行くことになる岩場もみえ、そびえたつピラミッド感が素晴らしかった。
国師ヶ原から先は木々がなくなり、月見岩までは甲府盆地・富士山・南アルプスをバックにススキ原を進んでいく。ここから山頂までずーっと見えるのだが、やはり富士山が見え始めたときは思わず足を止めるほど素晴らしい。大菩薩からの眺望もいいが、甲府盆地を手前にそびえる富士山もまたよい。
月見岩から少し進むと再び樹林に入る。足もとは岩が散乱し歩きにくくなる。乾徳山名物の岩場地帯に踏み入っていく。最初の関門は5・6mくらいの岩場。岩の層が積み重なっており、段々なので、足をかけやすくクリアしやすい。その後北斜面に回るが、ここが難敵。登山道が凍結しており、岩の間を通り抜ける際も、足元がつるつるになっており、足の置き場・腕でつかむ場所を慎重に決めながらすすむ。
そして本番というか、最大の見せ場が、山頂直下の10m以上ある、垂直な岩場。鎖が山頂まで1本というのもよい。足が置ける場所はしっかり決まっているが、前半部の一枚岩のところが足をかけるところが間隔があき、腕の力が試されるところがある。これも楽しい。この岩盤をこえると山頂に到着。まさに大岩のトップがそのまま山頂となる岩峰だった。眺望は岩の上なので抜群。360度すべての方向がみられる。わりと見慣れてしまった富士山・甲府盆地も高度感がでてちょっと視点が変わる。東は大菩薩嶺のなだらかながらどっしりとした山容。そして北は新たに甲武信・国師ヶ岳・金峰山が眺望に追加。こんなに近い「東アルプス」はなかなかない。八ヶ岳だけは手前に奥千丈岳系の尾根が伸び見ることができなかったが、また大菩薩とは全然異なる眺望を楽しめた。
風が強いこともあるい、昼食は月見岩に持ち越し、緊張の下山が始まる。う回路をつかおうと思ったが、例の北斜面の凍結でかえって危険と判断し、登ってきた岩盤を下る。こちらは足元に注意すればむしろ安全だ。しかしその後の凍結道は避けられず、予想以上の時間を食った。出発も遅れているので、日没を覚悟しはじめる。
月見岩で昼食を急いでとり、本来は道満尾根を下る予定だったが、暗くなった時、一度通った道のほうが安心できるだろうと、登ってきた道を戻ることを選択。急登とはいえ、つづら折りでよく整備されているので、足取りしっかりと下れた。途中、太陽が稜線の下になり、薄暗くなっていたっが、結局ヘッドランプは使用しなくて済んだ(新しいヘッドランプを使いたくもなったが…)。万全の態勢で臨めた分、時間のわりに余裕のある下山となった。
厳しい急登・岩場・長い下り、夏山スキルの再確認ができた今回をもって、2020年シーズンもスタートしたといっていいだろう。これから始まる夏山、どんなところへ挑もうか、そんな展望も広がった春の目覚めの登山となった。
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