初秋の仙丈ヶ岳

2012年09月20日(木) 〜 2012年09月21日(金)

• GPS: 24:55
• 距離: 8.9km
• 登り: 1,107m
• 下り: 1,113m

コースタイム

9/20(木)
9:45 北沢峠
11:15 大滝ノ頭
12:20 小仙丈ヶ岳
14:15 仙丈ヶ岳
15:10 仙丈小屋

9/21(金)
7:10 仙丈小屋
7:40 馬ノ背ヒュッテ
10:25 大平山荘
10:40 北沢峠

天候

20日：晴れ のち くもり
21日：雨 のち くもり

アクセス

利用交通機関：

バス タクシー 自家用車

自宅〜芦安市営駐車場：自家用車
芦安市営駐車場〜広河原：乗り合いタクシー（1,100円）
広河原〜北沢峠：バス（750円）
※料金は片道分

コース状況／危険箇所等

仙丈ヶ岳へは小仙丈ヶ岳を経由して尾根を行くコースと、藪沢沿いを行くコースがあります。前者は眺めがいい反面、風を遮るものがなく一部に岩場もあり悪天時は難度が増します。後者は森林の割合が多いので悪天時でも歩きやすいでしょう。

乗り合いタクシー乗り場の近くに南アルプス芦安山岳館があり、南アルプスの自然や登山文化に関する展示を見ることができます。入館料は200円です。

写真

9/20 7:25

芦安市営駐車場。前日の雨が上がった！

9/20 8:39

広河原にて。南アルプス林道はマイカー規制されている。自転車もダメだよ。また、大雨になると通行止めになります。

9/20 8:39

北沢峠へ。バスに乗ってGo!

9/20 9:29

9:25 北沢峠に到着。

9/20 9:31

気温は12℃。

9/20 9:47

仙丈ヶ岳を目指し、しゅっぱーつ。

9/20 9:47

森の中へ。

9/20 9:48

苔が美しい。

9/20 9:55

シラビソ林の中を行く。

9/20 10:07

9/20 10:13

二合目。まだ夏の名残の時期。登ると汗をかく。水分補給をしよう。

9/20 10:38

ガレてきた。

9/20 10:51

カエデはまだ青い。

9/20 11:05

森の中。ガレ場の急斜面。

9/20 11:15

11:15 大滝ノ頭の分岐に到着。小仙丈ヶ岳へ向かう。

9/20 11:17

木々が大地に根を張りめぐらせている。

9/20 11:25

そしてまたガレ場。

9/20 11:29

視界が開けた。振り返ってみると甲斐駒が！

9/20 11:38

9/22 20:46

ナナカマドが赤い実をつけている。

9/20 11:46

11:45 六合目に到着。森林限界を超えた。

9/20 11:51

ハイマツの間を歩く。

9/20 12:02

ダケカンバが黄葉していた。

9/20 12:08

甲斐駒は何度見てもすばらしい。

9/20 12:12

秋だね。

9/20 12:18

ウラシマツツジが鮮やかに紅葉している。

9/20 12:21

12:20 小仙丈ヶ岳に到着！

9/23 20:29

北岳が見えた。

9/20 12:31

小仙丈ヶ岳からの北岳。

9/20 12:39

昼を過ぎて徐々に雲が上がってきた。甲斐駒が隠れてしまったー。摩利支天は辛うじてまだ見えている。

9/20 12:42

仙丈ヶ岳へ。尾根の左側が見事なカールになっている。小仙丈カールだ。

9/20 12:45

積雲が発達中。とうとう摩利支天も雲の中に。

9/20 13:12

尾根伝いに仙丈ヶ岳を目指す。

9/20 13:14

上空にも雲が広がってきた。

9/20 13:30

9/20 13:43

雲の中に入ることも。

9/20 13:51

9/20 13:52

斜面を秋色に彩る植物たち。

9/20 13:55

13:55 仙丈小屋との分岐に到着。まだ時間があるからこのまま頂上を目指そう。

9/20 13:59

尾根を歩く。

9/20 14:02

9/20 14:08

藪沢カールもウラシマツツジで秋色になりつつある。目指すは正面に見えている頂。

9/20 14:10

大仙丈ヶ岳が見える。山の向こう側斜面で上昇気流により雲が発生している。

9/20 14:10

頂上近くから藪沢カールを見下ろす。

9/20 14:11

この岩山を越えた次のピークが山頂だ。バランスを崩したら右側のカールに転げ落ちそうな登山道にビビりながら歩を進める。

9/20 14:14

大仙丈ヶ岳との分岐までやってきた。

9/20 14:16

あともうちょっと。

9/20 14:17

山頂キター！

9/20 14:17

ここが仙丈ヶ岳のてっぺん！

9/20 14:18

歩いてきた道が見える。その向こうには雲の中に甲斐駒があるはず…なんだけど見えないのが残念！

9/20 14:18

大仙丈ヶ岳が見える。

9/20 14:19

9/20 14:20

大仙丈の尾根が雲を堰き止めてるみたいだ。

9/20 14:23

仙丈ヶ岳山頂より藪沢カールを見下ろす。下にあるのが今日の最終目的地、仙丈小屋だ。

9/20 14:33

山頂から下る。山小屋が近づいてきた。

9/20 14:33

右手には藪沢カール。

9/20 14:37

ナナカマドが色づいている。

9/20 15:12

15:10 仙丈小屋に到着。ホッとするね。

9/20 15:16

仙丈小屋の風車。ほとんど回ってなかった。

9/20 15:20

山小屋の部屋からの眺め。

9/20 15:25

山小屋の内部。ここで寝ました。

9/20 16:00

山小屋の周りを散策。ハイマツが松ぼっくりをつけている。

9/20 16:19

赤い実をつけたナナカマド。標高3000mに近いこの場所ではとても背が低い。

9/20 16:22

ナナカマドとハイマツが広がる藪沢カール。

9/20 16:27

雲が多くなってきた。

9/23 23:24

17:30 仙丈小屋の夕食。ハンバーグがちょっとちっちゃいけど贅沢は言えません（笑）

9/21 5:15

翌21日金曜日の未明。山頂でご来光を待つも、残念ながら曇って見えず。甲斐駒の頭がずっと雲にかかったままだった。このあと、雨も降ってきました。

9/21 7:18

7:10 山小屋を出発。馬ノ背方面へ下山する。

9/21 7:28

しっとりと濡れた山の中を歩くのも悪くない。

9/21 7:41

30分ほどで馬ノ背ヒュッテに到着。

9/21 7:42

馬ノ背ヒュッテ前の道標。

9/21 7:46

濡れた岩を踏みしめながら。

9/21 7:50

霧に霞む山肌。

9/21 7:51

黄葉しつつあるダケカンバ林の中を行く。

9/21 7:57

沢に出ると目の前に甲斐駒が見えた！

9/21 7:58

登山道は藪沢に沿って続いている。

9/21 8:02

花がまだ咲いていた。イワギキョウかな？

9/21 8:17

ミヤマアキノキリンソウか。

9/21 8:20

トリカブト。結構咲いてた。

9/21 8:24

キオン（？）が群生していた。盛りの頃ならもっときれいだろうな。

9/21 8:25

グンナイフウロ（タカネグンナイフウロ？）

9/21 8:27

グンナイフウロ（タカネグンナイフウロ？）

9/21 8:28

ミヤマミミナグサだろうか。

9/23 18:28

ミヤマミミナグサ？

9/21 8:30

ヤマハハコ。つぼんで丸くなってる姿がかわいい。

9/21 8:38

9/21 8:43

この時期に残雪があった！滝のそばで気温が低いせいかな。

9/21 8:45

落差のある、なかなかに立派な滝。

9/21 8:47

下るにつれて藪沢の水量が増えてきた。

9/21 8:51

小さなユリ。クルマユリかコオニユリだろう。

9/21 8:53

アザミの一種。大きいからフジアザミかな？その姿がおもしろかったのパチリ。

9/21 9:04

冷たい！

9/21 9:08

沢を渡り、登山道は右岸の森の中に入る。木々はまだ青々としている。

9/21 9:09

森の中の登山道。

9/21 9:10

苔いいよ苔。

9/21 9:15

倒木の上にも様々な命が。

9/21 9:27

9/21 9:43

自然の芸術。

9/21 9:46

9/21 9:53

9/21 10:05

だいぶ下りてきた。いつの間にか雨もやんでいる。

9/21 10:14

9/21 10:15

9/21 10:17

ハイキングコースのような歩きやすい道。

9/21 10:25

10:25 大平山荘が見えた！

9/21 10:28

大平山荘からは林道もあるが、当然ながら登山道を行く。近道だし。

9/21 10:30

最後に登り区間が待っていた。

9/21 10:31

もうひとがんばり。結構急な斜面も。

9/21 10:36

林道に出た。

9/21 10:37

北沢峠までの短い区間は林道を歩く。

9/21 10:41

10:40 北沢峠に到着！無事に下山しました。

撮影機器：

EOS 50D CANON

GR DIGITAL II リコー

iPhone 4 Apple

感想

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　北沢峠から仙丈ヶ岳へ登山し、山頂直下の仙丈小屋に2泊する予定で家を出発しました。ところが初日は雨。これにより芦安駐車場から北沢峠に通じる南アルプス林道は通行止めに。この日は山小屋1泊ぶんを泣く泣くキャンセルすることになりました。
　翌日は雨も上がり、すばらしい晴天となりました。
　北沢峠からは小仙丈ヶ岳を経由する尾根伝いの道を登ることにしました。森林限界が近づき視界が開けたときに見えた甲斐駒ヶ岳には感動。小仙丈ヶ岳では仙丈ヶ岳の見事なカールや北岳を眺めながら昼食をとることができました。
　小仙丈ヶ岳の先は尾根伝いに歩き、仙丈ヶ岳山頂を目指します。山頂近くでは藪沢カールを右下に見てちょっとビビりながらも山頂に到着。ただそのときには雲が出てきてしまい、残念ながら眺望はいまいちでした。
　山頂から下り、すぐ下にある仙丈小屋に1泊。
　夜は星空が19時頃に見えたものの、その後雲が広がり見えなくなってしまいました。月明かりのない日を選んで登山の予定を組んだだけに、期待した星が見えなくて残念。
　早朝、ご来光を見に再び山頂へ行くも、やはり雲で見えず。しかも雨がポツポツ来始めました。
　山小屋に戻り朝食を食べてる間に雨は本降りに。下山は雨の中となりました。でもしっとりとした雨の中の山歩きもよいものです。沢に出ると、時期はとっくに終わっていると思って期待していなかった高山植物がところどころで花を咲かせていました。静かに咲く花がいとおしかったです。

　今回は林道の通行止めに遭い1泊2日の山行になってしまったのは残念ですが、晴天下での眺めのよい登山と、雨で趣のある山歩きを体験できたのでよかったです。次は花の季節に登ってみたいですね。

― 仙丈小屋の前で撮影した夕暮れ時の山の風景（微速度撮影） ―
雲がダイナミックな動きを見せています。