白馬ブルーと雪稜の八方尾根「唐松岳」

2020年03月26日(木) [日帰り]

• GPS: 03:26
• 距離: 9.3km
• 登り: 951m
• 下り: 940m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:01
• 休憩: 0:20
• 合計: 3:21

8:39 八方池山荘
8:49 8:49 石神井ケルン
8:55 8:55 第2ケルン
8:59 8:59 八方ケルン
9:05 9:05 第三ケルン
9:46 9:47 丸山
10:16 10:18 唐松岳頂上山荘
10:31 10:45 唐松岳
10:56 10:59 唐松岳頂上山荘
11:18 11:18 丸山
11:42 11:42 八方池
11:47 11:47 八方ケルン
11:54 11:54 石神井ケルン
12:00 八方池山荘

天候

快晴☀

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

●白馬八方尾根スキー場の第3駐車場を利用
・ゴンドラ駅周辺の駐車場は有料（600円程度/日）
・今回利用した駐車場は無料だが、ゴンドラ駅まで650m、徒歩10分弱
・駐車場にトイレ有り
　https://www.happo-one.jp/access/parking/

●登山口の八方池山荘までゴンドラ等を利用
・ゴンドラ＋アルペンクワッドリフト＋クワッドリフトを3回乗り継ぐ
・登山等の八方ルペンラインチケット料金：2980円/往復
・チケット購入に登山届け必要
　https://www.happo-one.jp/ticket/

コース状況／危険箇所等

★登山道整備度：-（良5・4・3・2・1悪）階段や木道、鎖等の整備度
★体力難易度　：3.5（難5・4・3・2・1易）歩行距離、累積標高差、急登等
★技術難易度　：3（難5・4・3・2・1易）鎖場、アイゼン等の頻度や時間等
★登山道の眺望：5（良5・4・3・2・1悪）
★山頂の眺望　：5（良5・4・3・2・1悪）


【すれ違った登山者の数：約50人】


◆ルートの状況
・登山口の八方池山荘から唐松岳頂上山荘ピークまでの約4.2km、標高差800mは、八方尾根に沿って登っていく。小さなピークやちょっとした急登はあるものの、大半が緩やかな登りで比較的歩きやすい。
・唐松岳頂上山荘ピークから唐松岳山頂までは、450mほどの距離を、一旦標高差50mほどの下るが、山頂まで標高差90mほどを登り返す。所要時間は20分ほど。
・冬期間の唐松岳八方尾根ルートは、技術難度が比較的低いため、天候が良ければ大勢の登山客が訪れる。ただし、唐松岳頂上山荘ピーク直下に2箇所、唐松岳山頂直下に1箇所にやや急な雪面が短区間あり、下りは滑落にやや注意。
・また、八方尾根の低標高区間は、尾根の幅が広いので、視界不良時の道迷い、高標高区間の痩せ尾根は強風時に注意が必要。
・登山口から山頂まで手軽に北アルプスの大展望が見渡せ、天候が良ければ最高の眺望を楽しむことができる。

◆本日の積雪状況と雪山装備
・登山口から山頂まで、前日までのトレースがしっかりあり、午前中は気温も低いためアイゼンも良く効いて歩きやすい。トレースを外すと10〜15cmほど踏み抜くこともあるが、ワカン等を装着するまでもなかった。
・序盤は傾斜が緩いので、アイゼンを装着しなくても歩けるが、痩せ尾根や急登区間もあるので、登山口からアイゼンを装着した方が良いだろう。また、頂上山頂ピーク直下の雪面（2箇所）は、特に下りでピッケルを使っても良い感じ（雪山経験が少ない人等は）。
・全区間、12本爪アイゼン、ストックを利用。ワカンとピッケルは使用せず。

写真

3/26 7:06

第3駐車場（無料）からゴンドラ乗り場まで650mほど歩く。

3/26 7:49

ゴンドラセット券を購入し、ゴンドラの運行開始される朝8時まで並ぶ。

3/26 8:32

ゴンドラ⇒リフト⇒リフトを3回乗り継ぎ、登山口の八方池山荘が見えてきた。

3/26 8:39

ゴンドラ等を約30分乗車し、ようやく八方池山荘前に到着。
序盤は斜度が緩いが、アイゼン等を装着。

3/26 8:41

日帰り組のトップバッターで出発！
登山口の標高は1840m、山頂までの標高差は850mほどだ。

3/26 8:54

前日のトレースがバッチリあるのでワカン等が無くても歩きやすい。

3/26 8:59

標高2035mの八方ケルンを通過。

3/26 9:05

第三ケルン。
夏期は右側（北側）に八方池が見渡せるが、積雪で見えない。

3/26 9:20

百名山の鹿島槍（左奥）と五竜岳（右）が良く見えるようになってきた。

3/26 9:23

白馬ブルーの下、馬ノ背のような尾根を歩く。

3/26 9:27

正面にP2361のピークが見えてきた。

3/26 9:32

夏道はP2361の南側を巻いて進むが、冬は直登して行く。

3/26 9:39

不帰嶮は迫力満点だね〜

3/26 9:47

標高2420mの丸山に到着。

3/26 9:52

丸山から五竜岳を眺める。

3/26 9:52

標高2450mを越えると、右奥に唐松岳の山頂が姿を現した。

3/26 10:00

次は正面のP2554を目指して登り続ける。

3/26 10:03

小さなピークを乗り越えながら緩やかに高度を上げる。

3/26 10:07

標高2600m付近まで登ると、やや急斜面があり。
技術難度は低めだが、先行者（宿泊組）がやや渋滞していた。

3/26 10:14

右奥の唐松岳山頂を確認しながら、左手前の頂上山荘ピークに向かい雪稜を進む。

3/26 11:00

頂上山荘ピークの直下は、ちょっとした急斜面になる。
こちらも技術難度は低いが、南側が落ちているので注意しよう。

3/26 10:18

頂上山荘ピークまで登ると、360度の展望が開ける。
あとは、山頂まで北ア主稜線を歩く。

3/26 10:21

雪を纏った唐松岳頂上山荘。

3/26 10:29

主稜線を登り、山頂へ。

3/26 10:33

標高2696mの唐松岳山頂に到着！
立山や剱岳を見渡せる大展望の頂。

3/26 10:36

とりあえず、剱岳をバックに記念撮影。

3/26 10:33

山頂から北側稜線（白馬岳方面）を眺める。

3/26 10:33

山頂から南側の五竜岳を眺める。

3/26 10:44

五竜岳の少し拡大。

3/26 10:34

山頂から西側の立山を眺める。

3/26 10:34

山頂から西側の劔岳を眺める。
やはり、今年は雪の付き方が少ないね〜

3/26 10:40

更にその北側には二百名山の毛勝山。

3/26 10:34

黒部川源流部の山々を見渡す。

3/26 10:40

その下流に目を向けると、日本海に注ぐ黒部川河口部。

3/26 10:38

山頂から東側の焼山（左奥）、火打山（中奥）、妙高山（右奥）を見渡す。

3/26 10:38

続いて山頂東側の高妻山。

3/26 10:41

五竜岳の右奥には槍ヶ岳と穂高連峰も小さく見えた。

3/26 10:43

山頂から登ってきた三方尾根を見下ろす。
後続者がどんどん登ってくるね〜

3/26 10:48

では、下山しよう！
まずは、頂上山荘ピークまで戻る。

3/26 10:56

頂上山荘ピークまで戻り、唐松岳山頂に見えなかった白馬岳山頂を確認（右奥）。
中央は白馬杓子岳。

3/26 10:59

頂上山荘ピーク直下の急登。
右斜面が落ちているので慎重に下ろう。

3/26 11:02

下りは早いね〜
登ってくる後続者に道を譲りながら下る。

3/26 11:12

終始、大展望を望める八方尾根はいいね〜

3/26 11:34

南側には五竜岳に続く遠見尾根。

3/26 11:38

標高が下がるとスキーヤーも多くなり、奇麗なシュプールが描かれている。

3/26 11:39

八方池まで下ってきた。

3/26 11:45

八方池から不帰嶮を眺める。

3/26 11:56

尾根を歩き続け、登山口の八方池山荘が見えてきた。

3/26 12:21

復路もリフトとゴンドラを乗り継いで戻る。
お疲れさまでした！

撮影機器：

PowerShot G7 X Mark II CANON

感想

Joker

糸魚川の単身赴任生活が、この3月で終わり、再び新潟市内に戻ることになったので、最後に手軽に行けた大好きな北アスプスに行ってみました。
唐松岳は、ゴンドラ等を使って標高1800mまで上がれるので、冬でも大人気のルート。

本日は天候も最高で、白馬ブルーの紺碧な空と数日前に降った白雪とのコントラストが印象深く、日帰り組の先頭を歩けたので、静かな美し過ぎる大自然にたっぷりと浸ることができました。
いや〜、やっぱ、北アルプスはいいね〜