赤岳主稜 フリーソロ

2020年03月26日(木) [日帰り]

• GPS: 09:55
• 距離: 22.6km
• 登り: 1,783m
• 下り: 1,769m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:07
• 休憩: 1:49
• 合計: 9:56

5:39 美濃戸口
6:18 6:18 やまのこ村
6:25 6:28 美濃戸
6:28 6:28 美濃戸山荘
7:27 7:29 中ノ行者小屋跡
8:09 8:39 行者小屋
8:46 8:46 阿弥陀岳分岐
11:29 11:42 赤岳頂上山荘
11:47 12:10 赤岳
12:15 12:25 赤岳頂上山荘
12:40 12:40 赤岳天望荘
12:45 12:45 地蔵の頭
13:10 13:33 行者小屋
13:40 13:40 中山尾根展望台
13:49 13:52 赤岳鉱泉
14:27 14:27 堰堤広場
14:57 14:59 美濃戸山荘
15:02 15:02 赤岳山荘
15:35 八ヶ岳山荘

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八ヶ岳山荘に駐車。駐車料金500円ですが、駐車料金と引き換えに美味しいコーヒーが飲めます。

コース状況／危険箇所等

この時期は、昼間に解けた雪が早朝に凍ってガチガチのアイスバーンになっています。下山時は気温が高くなり、登山道は水浸しでした。ところどころ土も見えていてアイゼンの脱着が面倒…チェーンスパイクがあると便利です。

写真

3/26 5:42

八ヶ岳山荘からすぐ、橋の手前。凍結していますが、それほどでもなくクルマで大丈夫そう。

3/26 6:12

やまのこ村の坂も凍結なし。

3/26 6:17

美濃戸山荘の手前から凍結が始まります。

3/26 6:31

南沢から登ります。ガチガチのスケートリンク状態。

3/26 7:45

3/26 7:54

たぶん、阿弥陀北西稜への分岐。

3/26 8:05

良い天気だ。

3/26 8:05

八ヶ岳にしては暖かい？

3/26 8:13

3/26 9:00

文三郎尾根を登ります。

3/26 9:09

3/26 9:12

3/26 9:13

3/26 9:28

主稜の取り付きが見えました。

3/26 9:37

トラバース点を探ってウロウロ。この碑の10mくらい下からトラバースしました。

3/26 9:37

3/26 9:42

トラバース中。うーん、ヤバいやつだ。

3/26 9:44

3/26 9:48

傾斜はこのくらい。45度無いくらいかな。

3/26 9:49

3/26 9:52

取り付き点。ビレイポイントが埋まっている…。

3/26 9:53

核心といわれるチョックストーン。左側から上がりました。よーく見ると、ホールドが多数。まずは手で身体を上げて、左手プッシュしたら、アックスを上の雪に差し、身体を引き上げました。

3/26 9:57

チョックストーンを上がったところ。

3/26 10:06

第2ピッチ。左側から上がりました。

3/26 10:09

第2ピッチを上がったところ。

3/26 10:13

3/26 10:14

第3ピッチ。

3/26 10:16

3/26 10:22

3/26 10:27

3/26 10:29

3/26 10:30

文三郎尾根分岐くらいの高さかな。

3/26 10:31

第4ピッチ。左側を登りました。

3/26 10:34

第4ピッチを登っているところ。

3/26 10:37

第5ピッチ

3/26 10:46

第6ピッチ取り付きが見えてきました。

3/26 10:48

3/26 10:49

第6ピッチは右側を行きました。左側にお助けロープっぽいのがありましたが、古そうなので。

3/26 10:52

3/26 10:52

3/26 11:02

第6ピッチのスタートすぐ右側へ回り込んだところ。このあとちょっと進んで上に抜けました。

3/26 11:15

上に抜けたらペツルのピンが。ルートは合っていたのかな？

3/26 11:19

第7ピッチの取り付き？

3/26 11:21

第7ピッチの取り付きから左側へ行き、チムニーを抜ける。

3/26 11:25

ガリガリに凍っているの、分かりますかね？この時期は雪解け・凍結を繰り返しているので、アックスがよく刺さるけど、滑ったらヤバい気がします。

3/26 11:30

チムニーを抜けたところ。

3/26 11:30

あとは赤岳頂上山荘のすぐ下の一般道へ合流すれば終わり。右上に赤岳山頂が見えます。

3/26 11:35

3/26 11:45

インスタ用に撮って頂きました(多謝)

3/26 11:48

3/26 11:55

3/26 11:55

3/26 12:08

3/26 12:08

3/26 12:08

3/26 12:18

3/26 12:20

帰りは地蔵尾根へ。何気に積雪期は初めて。

3/26 12:20

結構急ですね(汗)

3/26 12:23

登ったルートを眺めてみたら、

3/26 12:23

ほぼ崖だった…。

3/26 12:36

3/26 12:39

3/26 12:39

3/26 12:40

お地蔵様に無事を感謝しました。

3/26 12:44

地蔵尾根の下り。結構ヤバい。

3/26 12:47

余裕ぶっこいて、アックスをしまってストックに持ち替えたのが裏目に。

3/26 13:04

3/26 13:05

3/26 13:06

行者小屋でコーヒー用の水を汲んで下山開始。

3/26 13:40

3/26 13:47

3/26 14:10

このあたりでチェーンスパイクを外しましたが…。

3/26 14:22

林道に出ても、氷+雪解け水で滑りまくり。

3/26 14:52

3/26 15:30

無事に下山。

3/26 15:39

八ヶ岳ブレンドコーヒーの美味しいこと。ほっとひと息。

撮影機器：

サイバーショット DSC-RX0 SONY

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 ゲイター 靴 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 水筒（保温性） 地図（地形図） トポ ヘッドランプ ロールペーパー 携帯 時計 サングラス ツェルト カメラ ハーネス ヘルメット ロックカラビナ セルフビレイランヤード アイスアックス

感想

nyajila

赤岳主稜に行ってきました。本当は3月上旬にパーティで行く予定でしたが、コロナの影響で流れてしまいました。来年に宿題を持ち越すのもどうかと思い、天気もよさそうなのでフリーソロで行ってきました。結果的にあり得ないくらいの快晴。下山後日が暮れるまで、雲一つない空でした。

●アクセスについて
八ヶ岳山荘へ駐車して歩いていきましたが、結果的には赤岳山荘までクルマで行けました。路面は凍結していましたが、湿った土が凍っているだけなので、2輪駆動車でも行けると思います。ただ、ダートで凸凹道なので、車高が低いとクルマの床下を擦りそうです。

●登山道の状況
北沢・南沢コース分岐から凍結が始まります。しばらく進んでからチェーンスパイクを付けました。下山時は気温が上がり、氷+雪解け水でさらに滑りやすい状態になっていました。

●赤岳主稜
このルートは、岩登り、雪稜、岩登り、雪稜、を繰り返すので、雪稜部分はダブルアックスのほうが安心して登れます。特にこの時期の早朝は雪解け水が凍結してガリガリなので、モノポイントアイゼンにして正解でした。
岩登りの時だけは、シングルアックスにして左手で岩のホールドを持ったりして登りました。それほど難しくないと思いますが、ロープなし・落ちられないので、岩へのアイゼンの置き方は慎重にしました。ところどころピンが打ってありましたが、古いハーケンの場合もあり、しかもそれほどピンが多くない(厳冬期だと見つけにくい気が)ので、ロープがあっても慎重に登らないとヤバそうです。
個人的には、核心と言われるチョックストーンよりも、第6ピッチの右側に回り込んで直上するほうが難しく感じました。第6ピッチのルート、間違っていないと思うんですが…。

コメント

いーぐる

ソロで行きましたか！
nyajilaさん、こんにちは！
　赤岳主稜（私らの大昔はメインリッジって呼んでましたけど）、懐かしくて、写真一つずつを拡大しながら、昔の記憶をよみがえらせて楽しみました。
　私が登ったのは半世紀以上も昔の12月中旬でしたけど、もっと雪が着いていました。今回の状態だとガリガリ凍結で、氷雪の部分は難しかったのではと思いました。確かに岩自体は難しくはないですが、ソロで登るのはガッツありますね〜！
　チョックストーンよりも第6ピッチの・・・、ピッチ数は覚えていませんが、最後の方の「右に回り込んで直上」の箇所は一番難しかった記憶があります。
　いやー、久々に興奮して楽しんでしまったレコでした。

nyajila

Re: ソロで行きましたか！
f15eagleさん、こんにちは！ レコを楽しんで頂けて、アップした甲斐がありました(笑) 赤岳主稜よりメインリッジのほうが、呼び方がカッコいいですね。
ソロで行くべきか、ずいぶん迷ったのですが、良い天気が背中を押してくれました。今は道具が進化しているので僕みたいなクライマーでもソロで行けますが、たぶんf15eagleさんが登られた半世紀前のほうが難しかったんだろうと思います。ところどころに古いハーケンや、アイゼンの歯で削れた岩を見て、先人のクライマーに思いを馳せながら登っていました。第6ピッチのルート、もたもたしているうちに腕がパンプしてきて、ちょっと危なかったです(笑)