ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2280071
全員に公開
ハイキング
東北

大滝根山 芽吹き5秒前(石ポッケ↑巡視路↓)

2020年03月28日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
05:25
距離
6.1km
登り
580m
下り
565m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:59
休憩
1:21
合計
5:20
10:21
33
10:54
10:59
8
11:07
11:13
10
11:23
11:24
14
11:38
11:45
28
12:13
12:19
15
12:34
12:35
6
13:13
13:24
4
13:28
14:01
51
休憩
14:52
15:02
39
休憩
登り正味 2時間25分,下り正味 1時間30分(遅足です)
天候 曇り。下山終了直前ににわか雨あり。登山口の気温・入山時10度,下山時7度程度。
過去天気図(気象庁) 2020年03月の天気図
アクセス ・石ポッケ駐車場へは,JR神俣駅から県道36号小野富岡線を東へ進み,「石ポッケ」の小さい白い看板で左折,少し登って次の「石ポッケ」の看板で右斜め後ろに鋭角に急な登り坂へ曲がれば,あとは一本道です(舗装路ですがすれ違い不可)。
・舗装の駐車場は7,8台はらくらく,うまく停めれば10台くらいOK。
・巡視路・入新田浄水場口に下山した場合,地形図の実線の林道を歩いて(今回のレコ)駐車場にショートカットできます。
コース状況/
危険箇所等
・全般に整備されていますが,石ポッケコースの上部は笹がやや濃いです。とくに石ポッケ〜山頂の送電線路間は地形が平坦なので,頻繁につけられているピンクテープに注意します。
・山頂南側の送電線沿いは急斜面のトラバースで,積雪・凍結時は要注意と思われます。
・山頂から入新田に直線的に下る巡視路はたいへんよく整備された階段道ですが,南向きに曲がったあとしばらく急坂が長く続くので,緊張を切らさず転倒注意,でした。(今回,登山路を降りればよかったとちょっと後悔しました)
この看板から入山します。駐車場にある案内板によると,「石ポッケ」とは「石仏」の謂いで,花こう岩の露岩が石仏に見えることに由来するそうです。地蔵岳オベリスクと同じですね。
2020年03月28日 10:22撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
3/28 10:22
この看板から入山します。駐車場にある案内板によると,「石ポッケ」とは「石仏」の謂いで,花こう岩の露岩が石仏に見えることに由来するそうです。地蔵岳オベリスクと同じですね。
最初の杉林のやや急登を登って最初の平坦地がしめじ平です。
2020年03月28日 11:02撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/28 11:02
最初の杉林のやや急登を登って最初の平坦地がしめじ平です。
笹の多い,緩急繰り返す道を登り,ヤレヤレ石を過ぎたところあたりから,次々とモニュメントが現われて実に楽しいです(各所での眺めもバッチリ)。
2020年03月28日 11:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
3/28 11:24
笹の多い,緩急繰り返す道を登り,ヤレヤレ石を過ぎたところあたりから,次々とモニュメントが現われて実に楽しいです(各所での眺めもバッチリ)。
まずはタコブナ。生命力です。
2020年03月28日 11:45撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
3/28 11:45
まずはタコブナ。生命力です。
「石ポッケ」の巨岩が見えてきました。根もとのところとてっぺんと,踏みあとがあります。
2020年03月28日 12:00撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
3/28 12:00
「石ポッケ」の巨岩が見えてきました。根もとのところとてっぺんと,踏みあとがあります。
「石ポッケ」のてっぺん。
2020年03月28日 12:11撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
3/28 12:11
「石ポッケ」のてっぺん。
「石ポッケ」のてっぺんから南へ羽山(手前),矢大臣山(その奥)。これを見て初めて実感する,阿武隈山地の稜線の定高性,ほんと平ら。”隆起準平原”ってコレなんだ〜。
2020年03月28日 12:12撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
3/28 12:12
「石ポッケ」のてっぺんから南へ羽山(手前),矢大臣山(その奥)。これを見て初めて実感する,阿武隈山地の稜線の定高性,ほんと平ら。”隆起準平原”ってコレなんだ〜。
向こうには雪の残る那須連山。
2020年03月28日 12:13撮影 by  DMC-GF2, Panasonic
3/28 12:13
向こうには雪の残る那須連山。
ちょっと登って次のモニュメントに到着(名前は失念)。ここからは。羽山を遠景にした石ポッケの全体を見下ろすことができます。こりゃ天狗様の積み木ですね。。。
2020年03月28日 12:23撮影 by  DSC-RX100, SONY
5
3/28 12:23
ちょっと登って次のモニュメントに到着(名前は失念)。ここからは。羽山を遠景にした石ポッケの全体を見下ろすことができます。こりゃ天狗様の積み木ですね。。。
同じ場所からの那須連山。
2020年03月28日 12:20撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
3/28 12:20
同じ場所からの那須連山。
さらに登って次の「玉石」に到着。ここからは,「石ポッケ」から3か所に点々と続く露岩群を見通すことができます。背景は滝根小白井ウィンドファーム。
2020年03月28日 12:35撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
3/28 12:35
さらに登って次の「玉石」に到着。ここからは,「石ポッケ」から3か所に点々と続く露岩群を見通すことができます。背景は滝根小白井ウィンドファーム。
巨石群を過ぎ,山頂近くの緩斜面部分に入ると,幅広い尾根の笹のなかを進みます。道形がわかりがたくなったらピンクテープを探して進みます。
2020年03月28日 12:39撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
3/28 12:39
巨石群を過ぎ,山頂近くの緩斜面部分に入ると,幅広い尾根の笹のなかを進みます。道形がわかりがたくなったらピンクテープを探して進みます。
天狗のつぼ山分岐です。天狗のつぼ山コースについては「福島登高会」さんの2016年12月の記録が写真・概念図つきで公開されており,「道は不明瞭」とありました。
2020年03月28日 12:42撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/28 12:42
天狗のつぼ山分岐です。天狗のつぼ山コースについては「福島登高会」さんの2016年12月の記録が写真・概念図つきで公開されており,「道は不明瞭」とありました。
頂上へむかって,こういった感じの道が続きます。なんかちょっと不思議な雰囲気。
2020年03月28日 12:46撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
3/28 12:46
頂上へむかって,こういった感じの道が続きます。なんかちょっと不思議な雰囲気。
まだ続きます。ピンクテープを確認しながら進みます。
2020年03月28日 12:49撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/28 12:49
まだ続きます。ピンクテープを確認しながら進みます。
送電線との合流点が見えてきたら山頂部到着です。
2020年03月28日 12:53撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/28 12:53
送電線との合流点が見えてきたら山頂部到着です。
基地の南側をまわりこむ巻き道部分は高いトラバース道が続きます。他の方のレコによると,フェンス沿いにも踏みあとがあるようです。
2020年03月28日 13:07撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/28 13:07
基地の南側をまわりこむ巻き道部分は高いトラバース道が続きます。他の方のレコによると,フェンス沿いにも踏みあとがあるようです。
山頂のお社に着きました。峯霊神社とおっしゃるようです。フェンス越しに三角点が見える場所は拝殿のすぐ左後ろ側です。
2020年03月28日 13:16撮影 by  DSC-RX100, SONY
3
3/28 13:16
山頂のお社に着きました。峯霊神社とおっしゃるようです。フェンス越しに三角点が見える場所は拝殿のすぐ左後ろ側です。
なんかシュールな風景。境内の苔むした石碑。
2020年03月28日 13:17撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
3/28 13:17
なんかシュールな風景。境内の苔むした石碑。
お約束の三角点写真。フェンス内にもツツジが咲くようです。
2020年03月28日 13:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
2
3/28 13:19
お約束の三角点写真。フェンス内にもツツジが咲くようです。
三角点近くの標柱。ここらだけに雪がごくわずか残っていました。
2020年03月28日 13:24撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
3/28 13:24
三角点近くの標柱。ここらだけに雪がごくわずか残っていました。
巻き道まで戻って遅いお昼ごはん。ちょっとだけ雲底があがって茶臼岳が見えていました。手前の幅広シルエットの山は日影山です。
2020年03月28日 14:00撮影 by  DMC-GF2, Panasonic
1
3/28 14:00
巻き道まで戻って遅いお昼ごはん。ちょっとだけ雲底があがって茶臼岳が見えていました。手前の幅広シルエットの山は日影山です。
下山開始。送電線の巡視路を使わせていただきます。直線だけど,急。
2020年03月28日 14:19撮影 by  DSC-RX100, SONY
1
3/28 14:19
下山開始。送電線の巡視路を使わせていただきます。直線だけど,急。
急なところを過ぎてほっとひといき。このあたりでにわか雨が降り始めました。この時間はまだ気温が高めだったので大丈夫。今日も山に来れてよかった。
2020年03月28日 15:04撮影 by  DSC-RX100, SONY
3/28 15:04
急なところを過ぎてほっとひといき。このあたりでにわか雨が降り始めました。この時間はまだ気温が高めだったので大丈夫。今日も山に来れてよかった。
さまざまな植物の冬芽がふくらみ,あるものは半分ほころび始め,お山は遠目には冬のままのようでいながら,「芽吹き5秒前」という風情なのでした。これはミズナラの芽。力強く。
4
さまざまな植物の冬芽がふくらみ,あるものは半分ほころび始め,お山は遠目には冬のままのようでいながら,「芽吹き5秒前」という風情なのでした。これはミズナラの芽。力強く。
バッコヤナギの冬芽です。
1
バッコヤナギの冬芽です。
キャンドルパーティぽい。(木の名前はわかりません)
2
キャンドルパーティぽい。(木の名前はわかりません)
うお。ミッ○ーマ○スのキャラクターがたくさん隠れているぞ◎ (ヤマツツジ;耳に見えるのは芽の周りの「冬葉」のようです)
3
うお。ミッ○ーマ○スのキャラクターがたくさん隠れているぞ◎ (ヤマツツジ;耳に見えるのは芽の周りの「冬葉」のようです)
冬葉を伴うヤマツツジの冬芽。なんか暖かそう。
冬葉を伴うヤマツツジの冬芽。なんか暖かそう。
タネが落ちて殻だけになったヤマツツジの去年の実。
タネが落ちて殻だけになったヤマツツジの去年の実。
石ポッケあたりまで上がると,シロヤシオ(ゴヨウツツジ)の古木が目だってきます。松肌とも言われる特徴的な短冊状・うろこ状の木肌の裂け目。
1
石ポッケあたりまで上がると,シロヤシオ(ゴヨウツツジ)の古木が目だってきます。松肌とも言われる特徴的な短冊状・うろこ状の木肌の裂け目。
見上げると,シロヤシオ特有の赤いとがった冬芽がわかります。この山は,安達太良山や那須山系同様に,ツツジ類が豊かなのですね。
1
見上げると,シロヤシオ特有の赤いとがった冬芽がわかります。この山は,安達太良山や那須山系同様に,ツツジ類が豊かなのですね。
木の皮にまぎれて,たぬきさんがこっち見ています。リョウブの幹。
4
木の皮にまぎれて,たぬきさんがこっち見ています。リョウブの幹。
人里近くに降りてくると,そこらじゅうにフキノトウ。春到来。
5
人里近くに降りてくると,そこらじゅうにフキノトウ。春到来。

感想

南岸低気圧+寒気で関東に春の雪が来るという前日,お天気の崩れの前に間に合うかなと,阿武隈山地最高峰へ。

全体としては林相にも山容にもあまり変化のない登りではありますが,登りの後半,次々と石のモニュメントが現われては石の上から絶景の展望が得られるところ,たいへん楽しみました。阿武隈山地がどういう場所か,ちょっとわかった気がします。

登り始めに吹いていた風はいつのまにかおさまり,ときおり鳥の声がする以外は無音の静かな山でした。道中お会いしたのも1組2名さんのみ。お花や芽吹きはにはまだ5秒早かったですが,だいぶ雪の消えた那須連山の遠望や,そこらじゅうで膨らむ冬芽の数々に,まもなく春が開いていく兆しを曇天の下で感じました。次に来るときは,ツツジのシーズンがいいですね。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:548人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら