栂海新道(北又小屋〜朝日岳〜栂海山荘〜白鳥小屋〜親不知)
- GPS
- 18:15
- 距離
- 34.2km
- 登り
- 2,993m
- 下り
- 3,660m
コースタイム
07:05 北又小屋
10:00 イブリ山 着
10:25 イブリ山 発
12:00 朝日小屋 泊
<9/27>
05:40 朝日小屋
06:20 朝日岳 着
06:40 朝日岳 発
08:45 黒岩平
09:20 黒岩山
10:25 サワガニ山
10:55 北又の水場(水汲み往復10分)
11:30 犬ヶ岳
11:38 栂海山荘 着
12:17 栂海山荘 発
13:02 黄蓮の水場(水汲み往復15分)
13:28 菊石山
13:52 下駒ヶ岳
14:52 白鳥山 白鳥避難小屋 泊
<9/28>
05:35 白鳥山 発
06:15 シキワリの水場
06:55 坂田峠
07:32 尻高山
09:08 栂海新道登山口
09:15 親不知海岸
天候 | 9/26 AM快晴→PMやや雲が出る 9/27 AM快晴→PM3時頃からガス 9/28 AM快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
北又小屋までタクシー代8300円(町から補助金1000円あり) 親不知に下山後、親不知観光ホテルの方が市振駅まで送ってくださった。 (送迎、お風呂代込で800円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
※小川温泉〜北又小屋の道は許可タクシーのみしか入れない。 ※北又小屋にて登山届記入して提出した。朝日小屋に連絡が行くようです。 ※今回の水場は枯れてしまった北又小屋、見つからなかった朝日岳山頂東斜面以外は問題なく汲めた。 黄蓮の水場は沢を流れる水だったので炊事用にした。 ※打ち上げは糸魚川のすし活で地魚の握り。太巻きをお土産に買いたかったが、この時期は持ち帰りが長時間の場合できなくて残念・・・ |
写真
感想
大学時代に栂海新道を計画し登りに行ったが、途中台風の為、蓮華温泉にエスケープしてはや二十年・・・
いよいよリベンジする機会が来た!
母親の骨折、仕事の繁忙期やらで慌ただしくてどこにも行けなかった今年の夏。
季節は気がついたらお彼岸が過ぎ、秋の気配に。
どうにか仕事も一段落したので、台風の来る前の天気がよさそうな9/26〜28に栂海新道に二十年ぶりに再チャレンジすることにした。
前日20時前に自宅を出発。東海北陸道周りで富山県の入善PAで就寝。
朝6時過ぎに泊駅より少し先にある黒東タクシー会社に到着。車はココに置かせてもらってタクシーでレッツゴー!
結局平日ど真ん中だった為、誰も相乗りすることはなくリッチに一人タクシー(笑)
・・・と数分走って衝撃の事実発覚!
やべぇー登山靴、車に置き忘れてクロックスで来ちゃった(笑)
運ちゃんにUターンしてもらって登山靴に履き替えて、今度こそ正真正銘出発!!
ある意味相乗りじゃなくてよかったのかもw
修復した昨年の崩壊箇所を見つつ1時間かからないくらいで北又小屋に到着。
登山計画書を記入するときに小屋の人に聞いたが、今年は水不足でここの水場も枯れてしまったそうだ。
栂海新道の水場のこともあるので今回4リットルもってきてよかったよ。
下がスケスケで両サイドの高さも低く、ちょっと怖いダムの吊り橋を渡って登山開始。
やっぱり最初の急登はきつかったな。
それでもだんだん慣れてきていいペースでイブリ山へ。
この辺りで劔や毛勝の山々が見えてきてテンションが高まってきた。
草紅葉が始まっていた夕日ヶ原辺りでは単独の山ガールとすれ違う。
この時、まさかこの人が今回の山行ですれ違った、最初で最後の人になるとは思いもしなかったけど(笑)
朝日小屋へは正午頃到着!
結局5時間切ったなぁ。
朝日小屋を予約した時にはゆかりさんからは7時には出ろと言われたけど(笑)
ここから眺める白馬岳や雪倉岳がかっこよかったな。
ランチはSAで買っておいた越中鯖寿司。
自分で切り分けるタイプだったが美味いんだな、これが。
小屋の受付をしてる時に栂海新道のTシャツを見ていたら、SS以外売り切れちゃったのよ〜と言われてガックリ・・・やはり早めに買わないとダメなんだろうなぁ。
荷物も置いて暇だったので朝日岳に行こうかと思ったが、
明日登るしガスも出たり消えたりで不安定だったので、結局どこにも行かずに部屋でゴロゴロ。
そうこうしているうちに17時の夕食の時間。
今回の栂海新道の目的の一つ:朝日小屋の夕食!
メニューはラーメンと餃子の鍋、鶏肉の甘酢あんかけ、仙台麸の卵とじ、刺身の昆布締め、ホタルイカと三つ葉の酢味噌和え、山芋とオクラの刻んだもの、銘菓栂海新道、富山県産コシヒカリに漬物。
手作りで大変美味しゅうございました。
食後は小屋の外に出て夕焼けや夜景の写真を撮影したりして過ごしたが、明日以降のこともあるので早めに就寝した。
9/27 5時の朝食を取り、出発。
思ったより寒くなくて拍子抜け。
でもやっぱり朝の一本目はキツかったな。
朝日岳から見る影朝日が雲海に映ってキレイだったなー。
蓮華温泉に下りる二人組と別れ、栂海新道へ。
昨日同部屋だった親子も栂海新道へ行くみたいだったが、まだ来ないようだ。
赤や黄色の紅葉には少し早かったがアヤメ平や黒岩平の草紅葉や池塘がきれい。
その後は順調に黒岩山、サワガニ山と登り、北又の水場と書いてある看板のところに到着。
水場は思ったより近かったし、水量も問題なく冷たくて美味かった!
とりあえず満タンに汲んで栂海山荘へ向かう。
当初の予定ではここに宿泊予定だったが、時間的にもまだ余裕があるので先の白鳥避難小屋に向かうことにする。
前日栂海新道を切り拓いた小野さんの本を読んで先人たちの苦労と現在の方々が維持していることに感謝して少ないながらもお金を寄付した。
ちなみにここのトイレは二つとも丸見え垂れ流し式ですが片方にはちゃんとした屋根がついてましたよ(笑)
白鳥避難小屋へは楽勝かと思いきや、意外に多いアップダウンとまさかの急登に危うくやられそうになった。
まさか最後の最後にこんなきついのが待ってるなんて・・・これテント泊だったら心折れそうかも。
15時頃白鳥避難小屋に到着。
外のハシゴで屋上まで上がると日本海が見える!!街も見える!!
明日あそこまで行って終わりなんだなーと思うと感慨深い。
小屋の中には誰も居らず独り占め。
パエリア作って一人芋焼酎飲んでラジオで野球聞きながら就寝・・・
9/28最終日。
5時半過ぎに出発。いい小屋でした。
ガンガン下ってシキワリの水場で満タンにして更に下る。
坂田峠より先はアップダウンがあるが昨日ほどではない。
最後鉄塔の辺りでルートが点線と違っていたが、看板や踏み跡の広い方を頼りに下っていくと
今年の正月に事前下見していた栂海新道登山口へ下山。
・・・とここで終わらないのが今回の栂海新道。
やはり海岸まで下りて日本海に触らないとダメでしょう(笑)
階段を降りてセルフタイマーで写真を撮り、海水を舐める。
やっぱり海は辛いっす(笑)
これにて栂海新道下山!
余談。
下山後に午前中だけどお風呂入れさせてもらえるか親不知観光ホテルの方に聞いたら、
平日は人が少ないので午後ならまだしも今の時間じゃ風呂掃除等で普通は厳しいが、
女湯の湯は抜いてなかったので期せずして女湯に入ることになり貴重な体験ができました(笑)
風呂の後、女将さんには市振の駅まで送って下さり感謝感謝。
泊駅まで戻って、車が停めてあるタクシー会社まで歩いて今回の登山は終了。
その後、糸魚川のすし活で一人打ち上げして、下道で富山まで戻り、すし玉でまた寿司食って帰宅しましたとさ。
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