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谷川/荒沢山(県連救助隊捜索搬出トレーニング) (積雪期ピークハント/縦走 / 谷川・武尊)

日程:
2007年01月20日 〜 2007年01月21日
メンバー:
kamog ken karamomo その他メンバー11人
天候:
1/20 晴れ
1/21 晴れ


コースタイム:
   1/19(金)
 22:00県連事務所22:20発(車3台)
 25:30土樽駅
1/20(土)
 06:00起床
 08:00土樽発
 荒沢山林道入口先の尾根にて「シート梱包」「引き上げ&下げ」反復訓練
 16:00終了
 荒沢山林道にて幕営
1/21(日)
 05:00起床
 07:00捜索搬出ミーティング
 08:00カドナミ尾根にて捜索搬出訓練
 12:00終了後ミーティング
 13:00解散
 以後「岩の湯」入浴、湯沢駅前にて食事
 18:00県連事務所(装備返却)解散
コース状況/その他周辺情報:
   ■積雪状況
  ・土樽駅、荒沢山林道入口まで除雪されている。
  ・荒沢山林道入口 70cm程度(少なめ)
  ・カドナミ尾根下部 多い所で100cm(やはり少なめ)
   ※荒沢山も中間部まではかなりブッシュが露出しており春山の様相。
    下部で弱層テストをしたが、下40cmは濡れザラメ(雨が降ったのであろう)
    上部30cmは新雪。境界面で弱層があったが、危険度は低かった。

■土樽駅
  待合室は10人程度仮眠可。トイレ・自動販売機あり。
  土樽駅前に登山計画書ポストあり。
  車は6−7台駅前に駐車可。地元の邪魔にならないようにスペースは空けましょう。

■岩の湯(公共浴場)
  土樽駅と湯沢ICの中間部、中里スキー場あたりを魚津川方面に曲がった突き当たり
  にある。案内板あり。
  21時まで営業。400円。駐車数十台。シャワー10基以上。弱アルカリ性。
  ボディシャン・シャンプー・ドライヤーあり。

■携帯電話調査
 ドコモSO902iwp+(FOMA)
  ・土樽駅 3本 通話OK
  ・荒沢山カドナミ尾根 3本 通話OK

写真: この山行の写真をスライドショーで見る

1月20日 JR土樽駅

土樽駅構内は暖かく、10人は泊まれます。

訓練開始前の弱層テストです。

梱包用、搬送用に多くの装備が必要となります。

20日午前はシート梱包を徹底的に行いました。何度も繰り返し行えて良かったです。

頭のシート部分の余分が少なく顔が充分に保護できませんでした。

2パーティーに分かれて梱包を行いました。

足元の流動分散(赤テープスリング)。黄色補助ロープ(6mm)は足元から順に脇を固定しています。シートを1/2に折りたたんだため足先が出ていますが、本来はもう少しカバーされる形になります。

シート梱包の足元。運ぶ人のスリングの調節にシートベントを使っています。(写真手前)芯材としているカラビナはもっと負傷者の体の下方に位置するほうが良いとのことです。

再度シート梱包開始です。まずは負傷者の足の固定から行います。負傷部位もマーキングや声かけによる情報共有などにより明確にしておく必要があるそうです。

足元の梱包例。(黄色補助ロープ)足裏の位置の芯材のカラビナにクローブヒッチで締め込み、エイトノットかラビットノットでカラビナをかけます。その後、上面に回したロープをカラビナに通し、左右に分けて体の下を交差させ再度カラビナに通します。→よく固定されました。

頭側の搬送者。持ちやすいようにエイトノットとカラビナを使用しています。

搬送者のスリングにデイジーチェーンを使用した例です。これなら長さの調節が楽です。

20日午後。引き上げシステムの作成と引き上げを行うために尾根へ移動します。

雪上での支点となるアンカーの強度を試します。これはスノーバーを使用して縦に埋めて支点としています。(スノーバーは凹が山側)上から雪でしっかり(特にテンションかかる谷側)固めます。

荷重により抜去してしまいました^^;。

同じスノーバーを横向きで埋めて支点とします。(中心にスリングをクローブヒッチでかけて支点とします。)3人で何度も荷重をかけるとズレてしまいます。

次に、ピッケルをアンカーとした支点を作ります。

ピック部分の方がよく雪にかかるため、荷重をかけた後はシャフト部分が谷側にひっぱられ、中心のスリングはシャフト方向にかなりズレてしまいました。

最後に土嚢袋を使用しました。(人の頭大)袋の口はクローブヒッチで絞めた後、袋の口の余分を折って、そこも一緒にもう一度クローブヒッチを袋の根元側に絞めて、輪になった袋の部分にスリングの末端を通して作ります。強度のある支点となりました。

負傷者をシート梱包する場所を作ります。

メインロープで負傷者頭側の流動分散を作成します。

メインロープの仮固定です。

しっかり流動分散になっています。

1/3引き上げシステムの支点です。

1/3引き上げシステム。支点の位置は負傷者を引き上げる場所よりも高い場所に作らないと途中までしか引き上がりません。

夕暮れ。

1月21日 実際に、1時間ほど尾根を上がった場所からの負傷者のロワーダウンを行いました。

負傷者からの救助要請があり、目的地に救助隊が到着。発見後すぐは安全な場所で待機、二次災害の危険性を考え、まずは隊長の指示を待ちます。その後シート梱包を開始します。

負傷者が運ばれるルートにかかる枝を邪魔にならないように固定しています。

迅速な救出のために、1ピッチ目と2ピッチ目の支点の作成は同時進行で行います。

負傷者の顔は覆いますが、安全な場所に来て意識のある場合、顔を出してあげたり、声をかけてあげたりすることも大切です。負傷者が不安となる話はしない、顔の周りを歩かないなど気をつけることはたくさんありそうです。

平地では負傷者をみんなでひっぱりました。勉強になりました。ありがとうございました。
  
感想/記録:(by karamomo)
   初めて参加させていただきました。

参加者で初心者は私だけ。レスキューに長けている方ばかりで自分が邪魔にならないだろ
うかという不安がありましたが、和やかな雰囲気の中、先輩方に分からないことを気軽に
聞くことができました。

救助の流れとしては、迅速であるということが大切なのですが、隊長が、救助に向か
う段階ですでに搬出のルートを考えながら登っていることや、(自分達の登りやすいルー
トが結局下ろしやすいルートになってしまうことが多いので、踏み跡による凹凸が要救助
者にとって苦痛となる場合もあるとのこと)要救助者発見後は二次災害の危険がないかま
ず状況確認と判断しなければならないことなど救助(と雪山)の難しさを感じました。

技術面ではシート梱包を徹底的に行い、実際の引き上げ、引き下ろしまで練習しました
が、何度も反復して練習しないと習得できないことだと感じ、次回の訓練にも参加したい
と思いました。

お世話になった皆様、どうもありがとうございました。

ファイル:
  
2366.xls 非公開 パスワードあり 計画書 (更新時刻:2008/07/02 01:55)


関連する山:※関係ない山が表示される場合もあります。
   谷川岳 [1977m] / 谷川・武尊

関連する記録:※内容が近いものを自動的に表示しています。
   - 2008年01月03日:神立(甲信越) 情報量の目安:D - cojicoji
- 2006年12月02日:谷川・白毛門(谷川・武尊) 情報量の目安:B 2 3 - カモの会
- 2007年11月11日:奥多摩/越沢林道(搬出訓練)(奥多摩・高尾) 情報量の目安:B 16 - カモの会
- 2007年03月17日:鷹取山(房総・三浦) 情報量の目安:C 5 1 - nagaitarou
- 2007年10月20日:丹沢/モミソ岩・源次郎尾根(神奈川県労山救助隊訓練)(丹沢) 情報量の目安:C 19 - カモの会




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