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Yamareco

記録ID: 241639
全員に公開
ハイキング
奥秩父

【紅作戦】道満山・乾徳山・笠盛山・黒金山・西沢渓谷

2012年11月04日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
06:18
距離
16.8km
登り
1,849m
下り
1,579m
歩くペース
とても速い
0.40.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9:09乾徳山登山口バス停-9:20乾徳山登山口-9:51道満山(道萬山)-10:18大平高原方面分岐-10:47月見岩-10:52扇平-11:32乾徳山-11:47黒金山方面分岐-12:16笠盛山12:23-12:50大ダオ分岐-12:53黒金山13:07-13:22牛首ノタル-14:28黒金山登山口-15:07西沢渓谷迂回路入口-15:26西沢渓谷入口ゲート-15:27西沢渓谷入口バス停
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往:塩山駅〜乾徳山登山口バス停
復:西沢渓谷入口バス停〜塩山駅
コース状況/
危険箇所等
道の状況:
〜乾徳山
所々急な上りはあるが、特に危険な箇所は無い。
乾徳山〜黒金山
落葉の堆積と、通う人の少なさにより道がわかりにくい。なんとなく道かな〜?というところが道。ピンクリボンを見落とさないように。暗くなったら進退窮まるかも。
黒金山〜西沢渓谷
渓谷から登る人が多いのか、道ははっきりしている。落葉の堆積には気をつけないといけないが、特に難ありというわけではない。
小用の後、乾徳山へ向けて出発。
2012年11月04日 09:09撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 9:09
小用の後、乾徳山へ向けて出発。
天気は上々。
2012年11月04日 09:09撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 9:09
天気は上々。
乾徳山登山口駐車場
2012年11月04日 09:09撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 9:09
乾徳山登山口駐車場
徳和山吉祥寺で無事帰還する旨誓願。
2012年11月04日 09:11撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 9:11
徳和山吉祥寺で無事帰還する旨誓願。
乾徳山入口前ゲート
2012年11月04日 09:19撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 9:19
乾徳山入口前ゲート
乾徳山登山口
2012年11月04日 09:20撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 9:20
乾徳山登山口
徳和集落に別れを告げる。
2012年11月04日 09:20撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 9:20
徳和集落に別れを告げる。
道に石ころが出てきたなと思ったら、間もなく岩がごんごろりん。
道に石ころが出てきたなと思ったら、間もなく岩がごんごろりん。
道満尾根の木漏れ日
ほのかに紅葉も。
道満尾根の木漏れ日
ほのかに紅葉も。
さらに紅葉の深い箇所
2012年11月04日 09:37撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 9:37
さらに紅葉の深い箇所
道満尾根の道萬山
2012年11月04日 09:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 9:51
道満尾根の道萬山
道満山山頂部
展望が開けてきた。
2012年11月04日 09:58撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 9:58
展望が開けてきた。
木立の中の急な上りが断続的に続く。
木立の中の急な上りが断続的に続く。
車道と接する箇所にて
2012年11月04日 10:03撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 10:03
車道と接する箇所にて
枝の合間から冠雪富士山
2012年11月04日 10:06撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 10:06
枝の合間から冠雪富士山
紅葉と航跡
枝間から遠景
2012年11月04日 10:25撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 10:25
枝間から遠景
稜線に乗ってからの眺め。
2012年11月04日 10:29撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 10:29
稜線に乗ってからの眺め。
もちろん、富士山も見える。
2012年11月04日 10:29撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 10:29
もちろん、富士山も見える。
南アも冠雪しているな。
2012年11月04日 10:30撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
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11/4 10:30
南アも冠雪しているな。
月見岩草原の手前、さらに展望の良いところより南ア
2012年11月04日 10:31撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
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11/4 10:31
月見岩草原の手前、さらに展望の良いところより南ア
遠くに見ゆるは白峰三山か。
2012年11月04日 10:32撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 10:32
遠くに見ゆるは白峰三山か。
ここからも富士山。空が広い。
2012年11月04日 10:32撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 10:32
ここからも富士山。空が広い。
北方の稜線も見えるように。
北方の稜線も見えるように。
草原地帯に出る。
2012年11月04日 10:46撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 10:46
草原地帯に出る。
乾徳山と草原
2012年11月04日 10:46撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 10:46
乾徳山と草原
月見岩
2012年11月04日 10:47撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 10:47
月見岩
月見岩から富士山
2012年11月04日 10:48撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
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11/4 10:48
月見岩から富士山
月見岩から東側の山々。大菩薩等
2012年11月04日 10:48撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 10:48
月見岩から東側の山々。大菩薩等
月見岩から南ア方面
2012年11月04日 10:49撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 10:49
月見岩から南ア方面
扇平
2012年11月04日 10:52撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 10:52
扇平
乾徳山まではほとんど、これらでかい岩岩を超えたり、間を抜けたり。
乾徳山まではほとんど、これらでかい岩岩を超えたり、間を抜けたり。
錦晶水・銀晶水ラインから上って来た登山者と合流。
錦晶水・銀晶水ラインから上って来た登山者と合流。
何だか上りにくい岩だと思ったら鎖があった。
何だか上りにくい岩だと思ったら鎖があった。
一岩場から富士山
2012年11月04日 11:07撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
2
11/4 11:07
一岩場から富士山
盆地一杯に広がる市街地
2012年11月04日 11:09撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:09
盆地一杯に広がる市街地
岩岩した山塊
2012年11月04日 11:09撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:09
岩岩した山塊
敢えて別ルートから行こうとして難儀している図
2012年11月04日 11:09撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:09
敢えて別ルートから行こうとして難儀している図
なお岩場が続く。
2012年11月04日 11:14撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
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11/4 11:14
なお岩場が続く。
時には木立の中に戻るが、また岩場へ。
2012年11月04日 11:18撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:18
時には木立の中に戻るが、また岩場へ。
岩の上は遮るものがないので、
2012年11月04日 11:20撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 11:20
岩の上は遮るものがないので、
シャッターを押す機会も多い。
2012年11月04日 11:20撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
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11/4 11:20
シャッターを押す機会も多い。
山頂直下の岩場に到達。
2012年11月04日 11:22撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:22
山頂直下の岩場に到達。
も少し時間がかかりそうなので、
2012年11月04日 11:25撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
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11/4 11:25
も少し時間がかかりそうなので、
腰を下ろして休憩
2012年11月04日 11:27撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:27
腰を下ろして休憩
岩場の途中から。
岩場の途中から。
乾徳山山頂
2012年11月04日 11:32撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 11:32
乾徳山山頂
乾徳山から南ア
2012年11月04日 11:33撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
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11/4 11:33
乾徳山から南ア
乾徳山から富士山
2012年11月04日 11:33撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:33
乾徳山から富士山
乾徳山から東の山々
2012年11月04日 11:33撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 11:33
乾徳山から東の山々
乾徳山から黒金山
乾徳山から黒金山
乾徳山の山頂は混んでいるので先に進む。
乾徳山の山頂は混んでいるので先に進む。
北西〜北方の稜線
2012年11月04日 11:35撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 11:35
北西〜北方の稜線
下りも慎重に。
2012年11月04日 11:38撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:38
下りも慎重に。
下りてきたところ
下りてきたところ
分岐まで岩場が続く。
分岐まで岩場が続く。
前の男性の連れの女性は岩場の連続に泣きが入った模様。
2012年11月04日 11:42撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 11:42
前の男性の連れの女性は岩場の連続に泣きが入った模様。
乾徳山と富士山
2012年11月04日 11:44撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 11:44
乾徳山と富士山
乾徳山北側の岩場から南ア
2012年11月04日 11:44撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:44
乾徳山北側の岩場から南ア
乾徳山北側の岩場から西側の稜線
乾徳山北側の岩場から西側の稜線
霜月だけあって山頂近くは霜が立っている。
霜月だけあって山頂近くは霜が立っている。
岩場を下りれば黒金山分岐
岩場を下りれば黒金山分岐
しばらくの間、
2012年11月04日 11:49撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 11:49
しばらくの間、
好展望とは、
2012年11月04日 11:49撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:49
好展望とは、
お別れ。
2012年11月04日 11:49撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 11:49
お別れ。
えーと、道は…。赤いテープが頼みの綱だ。
えーと、道は…。赤いテープが頼みの綱だ。
展望再び。
2012年11月04日 12:12撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 12:12
展望再び。
笠盛山直下の苔むした急登
笠盛山直下の苔むした急登
笠盛山山頂
笠盛山からかろうじて見える遠景
笠盛山からかろうじて見える遠景
植林かな?育ったら道が埋もれてしまうぞ。
植林かな?育ったら道が埋もれてしまうぞ。
相変わらずでかい富士山
2012年11月04日 12:41撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
2
11/4 12:41
相変わらずでかい富士山
まさか、ずっと好展望の稜線歩きとは思っていなかった。
2012年11月04日 12:41撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 12:41
まさか、ずっと好展望の稜線歩きとは思っていなかった。
快晴の青空に一筋の飛行機雲
2012年11月04日 12:43撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 12:43
快晴の青空に一筋の飛行機雲
密樹林帯と開けた岩場が交互に立ち現れる。遭遇者はゼロ。
2012年11月04日 12:43撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
2
11/4 12:43
密樹林帯と開けた岩場が交互に立ち現れる。遭遇者はゼロ。
乾徳山も小さくなってしまった。
2012年11月04日 12:43撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
2
11/4 12:43
乾徳山も小さくなってしまった。
大ダオ分岐
2012年11月04日 12:50撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 12:50
大ダオ分岐
黒金山へ最後の上り
2012年11月04日 12:51撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 12:51
黒金山へ最後の上り
黒金山山頂
2012年11月04日 12:53撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 12:53
黒金山山頂
黒金山から富士山
2012年11月04日 12:55撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 12:55
黒金山から富士山
黒金山から南ア
2012年11月04日 12:55撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 12:55
黒金山から南ア
北西方面、奥秩父山塊主脈
2012年11月04日 12:58撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
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11/4 12:58
北西方面、奥秩父山塊主脈
堂々たる北奥千丈岳
2012年11月04日 13:02撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
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11/4 13:02
堂々たる北奥千丈岳
黒金山には、このペアのみ
2012年11月04日 13:06撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 13:06
黒金山には、このペアのみ
おお、黒金山からは道がはっきりしている。
おお、黒金山からは道がはっきりしている。
苔と木立
牛首全景。この後、奥へ登っていく。
牛首全景。この後、奥へ登っていく。
牛首ノタル
西沢渓谷まで2時間半と踏む。
2012年11月04日 13:22撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 13:22
牛首ノタル
西沢渓谷まで2時間半と踏む。
牛首から富士山
2012年11月04日 13:22撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 13:22
牛首から富士山
木立の中も気持ちの良い稜線
木立の中も気持ちの良い稜線
黒金山からガツンと下った後、2000m前後でしばらくアップダウンする。その内の、とあるピークから。
2012年11月04日 13:44撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 13:44
黒金山からガツンと下った後、2000m前後でしばらくアップダウンする。その内の、とあるピークから。
黒金山も小さくなりにけり。
2012年11月04日 13:44撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 13:44
黒金山も小さくなりにけり。
奥秩父最高峰だったかな?
2012年11月04日 13:46撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 13:46
奥秩父最高峰だったかな?
岩場と青空
2012年11月04日 13:47撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 13:47
岩場と青空
2000m前後のアップダウンも終わり。またガツンと下る。
2000m前後のアップダウンも終わり。またガツンと下る。
ちょっと早足で下るが大丈夫。
ちょっと早足で下るが大丈夫。
何時の間にか、笹が出現。
何時の間にか、笹が出現。
稜線からの眺めの見納め
2012年11月04日 14:13撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 14:13
稜線からの眺めの見納め
山肌に紅葉が見える頃、沢音が聞こえ始める。
山肌に紅葉が見える頃、沢音が聞こえ始める。
明所と暗所を同時に撮るのは難しい。
明所と暗所を同時に撮るのは難しい。
最後の急降下
黒金山登山口
2012年11月04日 14:28撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 14:28
黒金山登山口
西沢渓谷軌道跡
2012年11月04日 14:28撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 14:28
西沢渓谷軌道跡
む、この人出だと、滝側の道をとると間に合うまい。
む、この人出だと、滝側の道をとると間に合うまい。
軌道跡の道を行く。
軌道跡の道を行く。
鶏冠山と甲武信ヶ岳
山肌はまだ紅葉が盛ん。
2012年11月04日 14:31撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
2
11/4 14:31
鶏冠山と甲武信ヶ岳
山肌はまだ紅葉が盛ん。
七ツ釜五段の滝
今週末が見頃の最後かな。
今週末が見頃の最後かな。
紅葉で色づく散歩道
2012年11月04日 14:36撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
1
11/4 14:36
紅葉で色づく散歩道
最後まで青空
2012年11月04日 14:37撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 14:37
最後まで青空
大展望台から鶏冠山と甲武信ヶ岳
2012年11月04日 14:45撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
2
11/4 14:45
大展望台から鶏冠山と甲武信ヶ岳
西沢渓谷迂回路入口
2012年11月04日 15:07撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 15:07
西沢渓谷迂回路入口
最後の展望を楽しむ。
2012年11月04日 15:09撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 15:09
最後の展望を楽しむ。
夕焼けの鶏冠山
2012年11月04日 15:14撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 15:14
夕焼けの鶏冠山
なれいの滝
2012年11月04日 15:18撮影 by  FinePix F30 , FUJIFILM
11/4 15:18
なれいの滝
西沢渓谷入口の紅葉
西沢渓谷入口の紅葉
何とかバスに間に合った。
2012年11月04日 15:27撮影 by  MOND, KDDI-SN
11/4 15:27
何とかバスに間に合った。

感想

Q.徳和から西沢渓谷まで6時間半で行けるかなあ?
A.やってみないとわからん。

また、ある時…

Q.紅葉見頃の時期の週末に西沢渓谷に行っても激混み必至だぜ?
A.こむとても 時今なれば いざ訪はん 松間に望む 相見たき淵

混むのはわかっている。西沢渓谷みたいな有名どころは朝早く行かないと駄目だ。しかし、今回そちらはメインではないので、まあいいやと出かけることにした。土曜より日曜の方が人出は少ないだろうと土曜は群馬(「白砂渓谷ライン散歩」参照)、日曜は山梨とする。
目的は「紅葉」。しかし、それだけなら西沢渓谷がメインだ。もう一つの主要目的は「晴れの乾徳山」。以前来た時は雲に覆われていたからなあ。晴れたらどんな感じだろう?ワクワク

気になるのが所要時間だ。車2台で行く余裕があれば徳和と三富にそれぞれ止めればよいが、独り身ではそういうわけにもいかない。バスが頼りだ。しかし、甲州市の塩山駅との間のバスだと早くても徳和着が9時過ぎ。西沢渓谷入口バス停発最終は15時40分だ。思いついて行程を見積もった時は「何とかなる」という予想だったが、結果としては「何とかなったがギリギリ」だ。もう少し時間が欲しかった。
…などと思いつつ、後で調べてみると、山梨市駅行きの山梨市営バスの最終は16時25分だった。プラス45分あれば紅葉の西沢渓谷遊歩道を早足で歩くこともなかったなと口惜しく思う。

※同じ行程でさらに時間に余裕を持たせる場合
道の駅みとみまで車で行き、0720時西沢渓谷入口発の山梨市営バスに乗る。乾徳山登山口には0746時着なので本山行よりも70〜80分早く歩き始められる。また、バスの時刻を気にすることもない。或いは徳和の駐車場に止めて乾徳山から歩き始めるか、または三富の駐車場に止めて西沢渓谷から歩き始めるようにすれば、ゴール地点のバス時刻に間に合うように歩き始めればよいので幾らでも余裕は作れる。

前日に群馬の白砂渓谷を歩いたことによる疲れからか、予定より30分ほど寝過ごす。塩山駅南口バス停は長蛇の列が予想されたので、一本前の電車に乗る予定だったが、それが駄目になる。
立川で甲府行きの電車に乗り換えると、山か渓谷に行くと一目でわかる乗客ばかりだ。甲府行きの電車に乗るからには高尾で降りる人などおらず、ほとんど皆が山梨へ。「これはほとんど塩山で大菩薩か西沢渓谷・乾徳山だな」と思ったら案の定そのとおり。幸いバスは2本立てで皆乗れたと思う。以前乗った時は西沢渓谷のマップとティッシュを乗客に配っていたが、今は運行会社が変わったのか、いろいろと厳しいためか、やっていない。

徳和の乾徳山登山口バス停では他にも結構な数の人が降りた。バス停近くの駐車場にもたくさん車が停まっており乾徳山の人気がうかがえる。しかし、道満尾根からは私だけで、他の人達は銀晶水−錦晶水ラインで行ったようだ。

【道満尾根】
最初は樹林帯の中を緩やかに登っていく。大平牧場へ至る道と接する所で左旋回、その後もう一つ大平牧場へ下る道と交差する所で岩はいよいよ増し、上りも急になるが、ある程度上ると富士山や南アルプスへの展望が一気に広がる。展望を楽しみながら岩を乗り越えていけば間もなく月見岩のある草原だ。この尾根は歩きやすいように思うが、歩いている人は多くない。大平牧場へ下る道路と交差する地点で1パーティが降りてきて、あとは数名とすれ違ったのみ。

【月見岩から乾徳山】
視界が開けて草原に乾徳山が孤島のように浮かんでいる様が目に飛び込んでくる。普段住宅密集地域で暮らしていると、このように開けている空間がたまらない。草原の中に月見石がぽっこり頭を出し、そこから富士山もよく見えてこれだけでも十分満足し得る。だが、乾徳山を目指す人の多くはやはり山頂直下の岩場を目当てに行くのだろう。草原から一旦樹林帯に入るが、次第に岩の上りとなり、それと共に空が広くなってくる。この辺りから他のハイカーに追いつき、各岩場で撮影休憩をとりながらの歩きとなる。この時はまだ十分時間があると思い、岩に腰を下ろして休んだりする余裕があった。山頂直下は5,6名ほど登攀中の3,4名ほど順番待ち。道満尾根が静かな山行だっただけに「どこから湧いてきたんだ?」と思うほどの人出だが、よく晴れた紅葉の週末とくれば人が多いのも頷ける。

【乾徳山から黒金山】
乾徳山は多くのハイカーでいっぱいな感があったので、昼食休憩は笠盛山か黒金山でとることとし、軽い休憩の後、先に進むこととする。が、岩の山頂、下りも慎重さを要する。前の男女ペアの女性が若干士気阻喪気味だった。恐らく男性の方が誘ったのだろうが、こういう所へ行く際は連れが耐え得るかよく考えないといけないなと思う。少なくとも、いきなり乾徳山ではなく段階を踏むとか。自分も妙義山の稜線を歩いてみたいと思った時には行者ヶ岳、乾徳山、両神山を前哨として歩いたものだ。といっても今思い返せばどれも本番クラス。よくやったもんだと思うが、落ち着いてやれば何とかできるということでもある。
ネット上で「初心者は来るな。」という書き込みが時折あるが、その山に行ってみたいと思っている人からすれば何の参考にもならない。誰でも初めては経験するんだから。「●●までで難儀するようなら以降は困難」等と書くのが有意義。「○○山→△△岳→□□峰」とステップ例を示すと世話焼きすぎか。だが、どの山も様相は異なるので、最終的には実際に面と向かった時に適切な状況判断ができるかどうかだろう。そうすると「初心者」とは状況判断が甘いか未熟な者ということになるが、自分にも判断ミスの例は幾らでもあるので、私も初心者の域は出ていないのだ。

岩場を降りて黒金山分岐を過ぎると、どうも道がわかりにくい。道というものは無いのではないかというほど薄いトレースだ。点々とある赤テープが行く先を示してくれるが、そうそう目立つわけでもないので歩みは慎重になる。道が草葉で覆われつつもあり、乾徳山から黒金山方面へ足を踏み入れるのは躊躇する人もあるだろう。しかし、道中の岩場からの展望は良く、最後に行き着く黒金山も見晴らしが良い上に落ち着いて休めるスペースが十分にあるので、労苦は十分に報われることだろう。

【黒金山から西沢渓谷】
黒金山で軽食休憩をとった後、下山にかかる。牛首の道標では西沢渓谷まで3時間40分とあり、あまり余裕は無さそうだ。黒金山の山頂から標高2000mあたりまでは一気にガツンと下るので、「案外早く降りられそうだ」と思ったが、その後この標高2000mを挟んでいくつかのピークをアップダウン。「下るだけじゃないのか?」ともどかしく思う。「いつまで2000mピークが続くんだ?」と思い始めたところで、再度ガツンと下る。ここで幸運だったのは道がしっかりしていて滑らなかったこと。傾斜そのものは急で上りも下りも大変なのだろうと思うが、最近はザレていて足を置いたら毎度数十センチずれるような山ばかり下りていたので、置いた足が滑走しないことに新鮮な驚き。滑らないことの喜びと下りで勢いがついていることもあり、下山はスタスタとスムーズに進行した。太陽が傾き、山の影の部分は大きくなりつつあったが、次第に沢音が聞こえ、もう少しだと自分を励ます。人の声が聞こえるようになったら西沢渓谷からの黒金山登山口は近い。
西沢渓谷は周回ルートとなっており、滝を間近に通るルートが半分、かつて軌道が走っていた山側のルートが半分、その中間が黒金山登山口の辺りとなる。できれば滝側の道を歩きたいところだが、黒金山登山口付近で休んでいた人の多さから安全を期して山側の旧軌道跡を歩くこととした。早歩きとはいえ一時間、最盛期は過ぎ、日も傾いて影が濃くなった時間帯ではあったが、西沢渓谷の紅葉を十分楽しめた。最後まで陽の当たる甲武信・鶏冠の稜線は雄雄しく、いつか鶏冠山に行ってみたいと思わしめる。
最終的に無事バスには間に合ったわけだが、滝や紅葉を立ち止まって眺めたり、撮影したりする余裕はあったものの、早歩きだと若干歩くことに注意が行って、興趣が削がれる気がする。西沢渓谷には何回も来ているしまあいいやと思った部分もあるが、趣味というものは趣を感じられてこそ趣味なのだということを忘れてはなるまい。

〜おしまい〜

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