兎平から浄土平付近周回 谷地平五色沼一切経山(大倉深沢コース)
- GPS
- 14:22
- 距離
- 31.6km
- 登り
- 1,398m
- 下り
- 1,391m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:53
- 合計
- 7:47
天候 | 一日目 曇りのち時々晴れ 二日目 雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2020年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
東吾妻山登山口にポスト無し ・ |
その他周辺情報 | 高湯温泉など付近に温泉多数 付近にコンビニなどは無いので買い出しは先にしておきましょう |
写真
装備
個人装備 |
長靴
沢靴
|
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感想
はるか以前、登山道として地図にも載ってた大倉深沢のコース。行ってみたかったのですが、現在はイワナ釣りや沢登の対象としての記録が多いコース。沢靴利用の登山となりました。
梅雨時なので天気が気になるところで、直前まで予報チェック。直前になると太平洋側が回復傾向になり大崩れがなさそうなので計画実行です。ちょうど火山規制も解かれたので浄土平方面からアプローチ。
単純に浄土平から谷地平に下るとあっという間に一周してしまうので、行ったことのないところをぐるっと回ってみました。
全体的にはコースは激しい水たまりと泥濘で歩きにくく まるで沢と見間違うところもあります。土が粘土質で排水性が悪いからだと思いますが、そのせいでぬるぬる滑ります。
兎平から鳥子平までの遊歩道は水たまりと泥濘。並行している車道を歩くこともできますがこちらには歩道が無いので通行する車両に注意。
高山は登山道が山頂までまっすぐ伸びて水たまりは少なく刈払いもされており比較的歩きやすかったです。山頂には大きな反射板があるだけですが福島方向に開けているので晴れていれば景色が楽しめたと思います。
東吾妻山は鳥小平側は勾配が緩いせいか水たまりが多く歩きづらいところが多かったです。浄土平側から登ったほうが若干道が良いかんじです。
籠山稲荷は姥が原側も谷地平側からのコースも刈払いは完璧でした。ピンクテープも随所に下がっているので迷う恐れはなさそうです。浦谷地方面コースも稲荷の分岐から見える限りは刈払いされていました。
籠山稲荷から谷地平に向かう道も下部は結構泥濘がひどくなっています。谷地平小屋近くを渡渉しますが沢と林の間の50mほどが踏み跡薄くコース取りに少し悩みそうです。
谷地平はコースの大半が木道なので歩行に支障ありません。沢の渡渉が何度かあるので水量に注意。この日はスネ程度でした。飛び石をうまく使えばあまり靴を濡らさずに渡れるかもしれません。水量によって渡渉不可能な場合も考えられます。
ちょっと足を延ばして大倉新道の状況も見てみましたが、結構笹藪がひどくなっていました。目印などもほとんどなくルートファインディングに気を付けないと道に迷う恐れがあります。向かう方は慎重に行きましょう。
大倉深沢は以前登山コースで在ったと書きましたが、その当時のコースの痕跡は全くありません。現在は通常の登山道とは別物です。現れる滝も含め難しいところは無く、登攀要素はほぼありませんが水濡れ前提の装備を準備しましょう。足元を濡らさずに歩くことは出来ません。この日のコンディションで膝程度までは普通に入っています。沢は途中で二俣になりましたが今回右股を登っています。なお沢にイワナの姿が見えますが原発事故以降永年禁漁となったようです。釣り好きな方は気を付けましょう。
五色沼近くなると一気に空が広がりそれとわかります。源流を辿ろうとしましたが先は狭まった水路に藪がかぶさり通過困難で遡行終了といたしました。最後は膝上程度の笹薮を数分漕いで登山道に合流。あとは一切経経由で下山いたしました。
今回通った道、昔の人は良くも見つけたなと思います。想像してたより歩きやすくなかなかの魅力でした。昔からの歴史ある吾妻の魅力はしばらく尽きません。
コメント
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吾妻連峰は少し奥に行くと全く人が居なくなりそうですがどうなんですかね?
天候かイマイチでもしっかり山行に行くには見習いたい所です。
沢も増水していい感じ!、そして谷地平のワタスゲの数がとんでもないですね
吾妻は特に浄土平に人が多いからそこにつながるルートは結構入ってますね
籠山稲荷あたりでもすれ違って結構ビックリです
さすがに泊りで来る人はいませんでしたが翌日も雨の中結構な人が登ってて二度ビックリです
天候は晴れを期待して行ったんですがダメでしたねぇ
二日目は朝の4時くらいから降り始めたんで増水する前にと慌てて出発したんですが、本降りになってたら一気に増水したと思うんでちょっとヤバかったかもしれないとあとで反省してました。
ワタスゲはしぼみ加減のも結構あったんで来週はどうなるんでしょうね
でもコバイケイソウが咲きだすころかもしれないんで外れは無いかもしれません
大倉深沢の滝はロープを用意した方がいいですか
沢を詰めた後五色沼まで登山道はないのですか藪漕ぎでしょうか
kanoyamaさん、こんにちは
近いうちに大倉深沢を検討していらっしゃるのでしょうか。先日の大雨の影響も福島ではそれほどでもなかったと思うので沢の様子も変化は少ないと思いますがあくまで参考にお聞きください。
私の通った時は小雨の降る中でしたがほとんど増水もなく(普段が分からないのであくまで感覚ですが増水は無いように感じました)比較的条件がよかったのだろうと思いますのでその範囲での答えになりますが、巻や懸垂などは行わずザイルを使うところは在りませんでした。沢装備の中で必要と思ったのは靴のみです。ただこれは個人の感覚なので PTで行くのか や 個人の実力条件等 によって大きく異なると思いますのでザイルが必要であるかの判断はkanoyamaさんが行うのが最も正確に判断できるのではと思います。ただもしも判断に迷うところがあれば持っていかれてはいかがでしょうか。(持っていく場合は20mあれば間に合うかと思います。)
沢の源頭付近は笹が広がりその所々に這松などの灌木藪が島のようになって密集しておりました。地形図からは沢型がどこまで行っても登山道と交わらないように見えたので途中で沢を脱して藪漕ぎに入っております。古い登山道は跡形もなく消えてなくなっているらしく痕跡は見当たらなかったのでこの辺りは現地判断でコース取りするようになります。この辺りも藪漕ぎに慣れてないと苦労するかもしれません。
この説明だけでは雲をつかむような話にも思えますが幾何なりとチャレンジのお力になれれば幸いです。
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