また山に行きたくなる。山の記録を楽しく共有できる。

Yamareco

記録ID: 2420102
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
妙高・戸隠・雨飾

黒姫山 雨上がりの空とヒカリゴケ

2020年07月01日(水) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:29
距離
17.3km
登り
1,438m
下り
954m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:31
休憩
0:57
合計
8:28
6:05
151
8:36
8:57
121
10:58
11:32
27
11:59
12:00
66
13:06
13:06
52
13:58
13:59
34
14:33
戸隠キャンプ場バス停
天候 雨のち曇のち晴のち雨
過去天気図(気象庁) 2020年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
黒姫駅からスタート
思ったより雨強め
黒姫駅からスタート
思ったより雨強め
黒姫山は雲の中
登山口
手書きで登山届提出
登山口
手書きで登山届提出
登山道
最近笹を刈り取って整備された様子
ありがたい
登山道
最近笹を刈り取って整備された様子
ありがたい
ギョリンソウが至る所に生えていました
2
ギョリンソウが至る所に生えていました
七曲り始まります
七曲り始まります
びっしり生えています
1
びっしり生えています
日ノ出岩
この斜面に点在する岩の中でも一際大きい
日ノ出岩
この斜面に点在する岩の中でも一際大きい
豪雪地帯の山の証
豪雪地帯の山の証
ヒカリゴケ
これだけ群生しているのは初めて
2020年07月01日 10:05撮影 by  iPhone X, Apple
7
7/1 10:05
ヒカリゴケ
これだけ群生しているのは初めて
オサムシの一種?
色鮮やかで思わず接写
2
オサムシの一種?
色鮮やかで思わず接写
湧き立つ雲海
イワカガミ
火打山
2年前に登った時も雨でしたなぁ
火打山
2年前に登った時も雨でしたなぁ
黒姫山山頂
かろうじて少し展望あり
1
黒姫山山頂
かろうじて少し展望あり
長野盆地
次々と雲が流れていく
2
長野盆地
次々と雲が流れていく
戸隠山
上部が隠れていて一番の特徴が判らない
戸隠山
上部が隠れていて一番の特徴が判らない
飯縄山
全体が現れたのは一瞬
1
飯縄山
全体が現れたのは一瞬
ガスガスの中を下山する
たぶん晴れてたら目の前に飯縄山
ガスガスの中を下山する
たぶん晴れてたら目の前に飯縄山
しなの木
道悪の中の一息ポイント
1
しなの木
道悪の中の一息ポイント
登山道の水たまり
これはまだマシな方
1
登山道の水たまり
これはまだマシな方
古池
工事ですっかり水が抜かれてました
1
古池
工事ですっかり水が抜かれてました
大橋登山口
ここから戸隠キャンプ場バス停までもう少し歩く
1
大橋登山口
ここから戸隠キャンプ場バス停までもう少し歩く

感想

相変わらず新型コロナウイルス感染拡大懸念下というナーバスな状況でありますが、個人として出来る限りの予防措置を取りつつ、久しぶりに長野県の山へ遠征してきました。
今回向かったのは、黒姫山。‘信濃富士’の異名通りの流麗な山容や、名前の由来である‘黒姫伝説’は以前から気になる対象でした。昨今のコロナ自粛や群発地震の影響の中では、比較的取り付きやすいとの判断もありました。

早朝、前泊した長野市街から電車で黒姫駅へ。夜明けには雨は止むとの天気予報だったが、駅前は割と強く降っている。レインコートを装着して、すっぽり雲に覆われている山へ向け車道を歩く。
30分ほどで表登山道入口。ここで登山届を手書きして山道に入っていく。ごく最近笹が刈り取られたようで、キレイな一本道に整備されている。地元の方々の手入れが本当にありがたい。
緩やかに上る道中、ガクアジサイなどの花々や様々なキノコ類がチラホラ。特に目につくのはギョリンソウ。ムーミンのニョロニョロの如くあちこちから白く伸び出ていて、なんだかウェルカム感がある。
途中、ようやく雨が上がり、レインコートを脱ぐ。
1時間進むと、三合目の七曲り下・夫婦岩。名前から察せるように、ここから急登の始まり。よほど斜度がキツイのか、かなり距離を取った蛇行の九十九折になっており、意外にも楽に上がれる。
思い返せば、七曲り後の直登の方がキツかった。陽が出てきて気温も上がり、展望もないブナなどの樹林帯の中を黙々と上がる。あまり好ましくないパターン。雨上がりで足元も泥や濡れ落葉で滑りやすい。コロナ自粛の体力低下の影響か、前回の山行同様に脚が上がらない。何度も小休止しながら、やっとこさあえぎ登る。
標高が上がるにつれゴロゴロとした岩がちの地形になり、登山道に雨水が集まり流れる箇所も出てくる。その道すがら、少し展望が開けた(とはいえ雲が湧き立ち視界は無い)場所に小さな洞穴あり、チョロチョロと水が滴り落ちているのでタオルを濡らしに近づく。ふと見ると、穴の奥に緑に奇しく光る‘ヒカリゴケ’が視界に入る。今までに何度かお目にかかっているが、こんなに広範囲の群生は初めて。
しっかり観察を済ませて(少し先でヒカリゴケ解説看板あった)残りの急登に取りつく。多少アスレチックな要素もあったり、遠くに火打山が望めたりして気楽に乗り切れる。
外輪山の縁に到達。そこからは木立越しに火口の小黒姫山を見やりながら、ほぼ平坦な道をぐるっと進む。その間10分くらいで空模様が急変。雨上がりから見えていた晴れ間が消え始め、雲行きが怪しくなってくる。
11時、黒姫山山頂到着。かろうじて飯縄山や麓は見渡せるが、戸隠山は半分雲に覆われて特徴が分からない。風も強まり寒さを感じる。状況を見がてら写真を撮り、岩陰で食事休憩。30分ほど粘ったが、風はますます寒く、辺りは完全に真っ白状態になってしまったので、丁度上がって来たパーティーと入れ替わるように戸隠方面へ下山を開始。
ガスった中を足早に進む。こちら側の外輪山の道は開けていて展望が良さそうだが、今は何も望めない。しらたま平を通過する頃からポツポツを雨が落ち始める。
濡れた急斜面を慎重に下る。泥、濡れ落葉、笹の根、水たまりなど危険要素しかなく(一回ツルッと見事に滑る)雨水は登山道を沢のように流れていく。雨も徐々に強まり、レインコートを再装着。
大雨といっても過言ではない天候の中を2時間
かけて下山。大橋登山口に着く頃には、靴の中まで浸る完全な濡れネズミ状態。こんな酷い事態も久しぶり…
その後雨も上がり、戸隠キャンプ場の一角で着替えが出来たので、被害を最小限に留めてバスで長野市内へ戻る。帰宅後の後始末はそれなりにたいへんでしたが…

久々の長野県、2000m級、ザーザー降りの雨、ヒカリゴケやギョリンソウなどの植生、様々な要素が盛り込まれてて、やっと山登りの季節がやって来たなと実感できた山行でした。いかんせん自粛中の運動不足がたたってるのも明らかになったので、その点の回復も何とかせねばと思っています。来月も無事に遠征出来ると良いのですが… 晴天の3000m級登りたいです。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1033人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら