クチャンベツ登山口から沼の原・ニペノ耳・石狩岳・音更山・ユニ石狩岳

2020年07月05日(日) 〜 2020年07月06日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 71.9km
• 登り: 3,213m
• 下り: 3,233m

コースタイム

1日目

• 山行: 19:20
• 休憩: 0:30
• 合計: 19:50

4:00 スタート地点
5:50 5:50 沼ノ原分岐
6:00 6:00 大沼野営指定地
6:10 6:10 沼ノ原分岐
6:30 6:30 石狩岳分岐
8:30 8:30 1289コル
10:20 10:30 ニペの耳
11:30 11:30 小石狩岳
11:40 11:40 石狩岳
11:50 11:50 石狩岳1,966mピーク
12:20 12:20 シュナイダーコース分岐
13:00 13:10 音更山
14:10 14:10 ブヨ沼
14:50 14:50 十石峠
15:30 15:40 ユニ石狩岳
16:00 16:00 十石峠
17:30 17:30 十勝三股コース登山口
19:50 19:50 国道
21:40 21:40 三国峠
23:50 国道273号

2日目

• 山行: 3:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:20

0:10 国道273号
3:30 クチャンベツ登山口

天候

晴れのち曇りのち小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

・クチャンベツ登山口までの層雲峡本流林道は快適です。
ゲートは閉鎖されていますが、無施錠なので開放できます（上川中部森林管理署の許可は不要です）
・ユニ石狩岳登山口へ通じる音更川林道等は道路状況が良好です。

コース状況／危険箇所等

・クチャンベツ登山口からのコースは、出発早々に誤ってしまうと、渡渉数回、笹藪こぎになります。
・沼の原分岐からニペノ耳までの縦走路は整備されておらず、ほぼ廃道状態です。

写真

7/5 4:04

今日はクチャンベツ登山口からスタートです

7/5 4:05

入林してすぐに左側に進み、高捲くように進むのが正解
川に沿って真っすぐ行くと、クチャンベツ川に阻まれます

7/5 4:17

正しい夏道をロストして、いきなり渡渉

7/5 4:20

靴を濡らして長時間歩くと、水ぶくれやマメの原因に

7/5 4:29

尾根の取り付きに赤布があるので、自分の行動が正しい信じて譲らない

7/5 4:29

でも、笹薮が続くんだなぁ
GPSでは点線道の上だし

7/5 4:34

そしてマーキングもあります

7/5 4:44

いきなり夏道が横断するように現れました

7/5 4:50

標識もあるので間違いないみたい

7/5 5:28

およそ1時間半後、いきなり視界が開けて沼の原へ到着

7/5 5:32

チングルマに癒されます

7/5 5:42

水面に写るトムラウシ山

7/5 5:49

石狩分岐からの縦走路は笹で埋まっています

7/5 5:49

グレード5になっていますが、グレード8くらいにしたい

7/5 5:52

気持ちが良いので大沼へ寄り道

7/5 5:57

トムラウシ山

7/5 5:58

大沼にはテントが一張り

7/5 6:03

こちらは石狩連峰

7/5 6:20

さて、主題の縦走路へ

7/5 6:24

人間の足跡はなく、シカの足跡らしきものが延々と続きます

7/5 6:26

石狩分岐は標識の残骸のみ
沼の原山への道らしきものも見当たりませんでした

7/5 6:32

いったい、どこへ向かえばいいのか、、、
地形とGPSと勘を頼りに進みます

7/5 6:40

さて、コルへの下りの始まり

7/5 6:43

とにかく笹、笹、笹

7/5 6:58

これがこの付近の名物でしょうか

7/5 7:18

笹を掻き分けて道らしきものを探しますが、痕跡すらない場所も

7/5 7:34

気が滅入ります
イドンナップより酷い印象

7/5 7:44

尾根から右側に下る道があり、50mくらい進んで間違いと気付きます。GPS必須、アブないアブない

7/5 8:02

最低コルまでなかなか近づきません
帰りも同じ道を通るなんてまっぴら

7/5 9:16

ニペノ耳への登りに差し掛かっても、標高1500mくらいまで延々と笹薮が続きます
それから解放されたときの感動ったら！
沼の原から約3時間経過

7/5 9:22

やっとお花たちも

7/5 9:24

トムラウシや十勝連峰も

7/5 9:25

あの台上から歩いてきました
あっ、あそこが沼の原山か！

7/5 9:29

47歳、休憩タイム♪

7/5 9:35

ハイマツもほとんどなく、サクサク進みます

7/5 9:36

7/5 9:41

お花たちに癒され、テンションも上がりっぱなし

7/5 9:44

ニペノ耳。右奥に見えるのがJP

7/5 9:51

結構、カッコよくないですか

7/5 9:53

チングルマと石狩岳

7/5 9:54

7/5 10:05

緊急時のテン場にも使えそう
現状において、沼の原の次のキャンプ指定地がブヨ沼なんて遠過ぎますからね

7/5 10:08

ラストの登り
最低コルからニペノ耳までの標高差は600mくらいあります

7/5 10:12

7/5 10:12

7/5 10:14

奥に見えるのはニペソツ山

7/5 10:16

今回のコースで最もお花が多かったのは、ニペノ耳付近
なかなか行ける場所ではないのが残念

7/5 10:18

至るところにお花畑が

7/5 10:23

花の種類もこの付近が最も多いです

7/5 10:26

ニペノ耳山頂直下にもキャンプできる地積があります

7/5 10:29

ニペノ耳に到着
石狩岳へと続くスッキリとした稜線

7/5 10:30

今歩いてきたばかりの道
奥にはトムラウシ山から忠別岳への稜線

7/5 10:30

先月歩いた十勝連峰の山並み

7/5 10:31

この眺めはニペノ耳（JP）ならでは
奥にニペソツ山

7/5 10:39

ニペノ耳を後に、次は石狩岳を目指します。

7/5 10:44

稜線上にはコマクサも

7/5 11:03

小石狩岳へと続く稜線
スッキリしていて歩きやすいですね

7/5 11:06

稜線上にもキャンプ適地

7/5 11:22

小石狩岳付近はガレ場が続きます
川上岳？いつの間にかスルー

7/5 11:27

こっちから見る石狩岳もなかなか魅力的

7/5 11:46

石狩岳の最高点は10名くらいの方が休憩中でした
みなさん天気が良くて最高ですね
こちらは標識がある方のピーク

7/5 11:51

シュナイダー分岐までは急な下り
次は音更山を目指します

7/5 12:11

シュナイダーコースを下山して早く帰るか、ユニ石狩岳まで縦走するか悩みましたが、明日も休みなので攻めに転じます

7/5 12:13

音更山の裾野にもキャンプ適地

7/5 12:17

音更山への登りは、最初だけハイマツ帯も

7/5 12:28

コマクサの群落
今回のルートで最も多かったのはユニ石狩岳

7/5 12:39

ナキウサギがチッチッと鳴くガレ場

7/5 12:51

約20年ぶりの再訪、音更山
来てよかった

7/5 12:54

二百名山のツーショット

7/5 12:57

音更山には一等三角点があります

7/5 13:08

最初は緩やかな下りが続きます

7/5 13:09

山頂直下にもキャンプ適地

7/5 13:17

だらだらと下って、、、

7/5 13:34

一気に下る
ここからアップダウンが続いて精神が試されます

7/5 13:47

今日はいろいろな種類のお花を見られました

7/5 13:57

7/5 14:04

7/5 14:11

ブヨ沼付近の水場への案内標識

7/5 14:11

ブヨ沼

7/5 14:18

ブヨ沼より十国峠側の斜面にもコマクサの群落があります

7/5 14:36

緑の中から強引に咲く株も

7/5 14:39

ユニ石狩岳がとても高く見えますね

7/5 14:49

十国峠には現在、標識がありません

7/5 14:56

でも、ユニ石狩岳への標識はご立派

7/5 15:11

開放的で単調な登りですが、道の周りはお花畑が点在しています

7/5 15:24

最終目標地点、ユニ石狩岳に到着
クチャンベツ登山口から11時間30分くらいかかりました
水は5リットル担いで3リットル消費

7/5 15:38

今日はたくさんのコマクサに癒されました

7/5 16:11

十国峠で山々に別れを告げ、下山開始です

7/5 16:12

ここにだけ咲いていたお花

7/5 17:00

ユニ石狩岳の登山道は、今日いちばん歩きやすい道でした

7/5 17:37

十国峠からおよそ1時間半で登山口へ到着です

7/5 17:37

さて、標識で位置関係を確認しましょう
ざっくり25kmくらいを見積もります

7/5 17:38

1マス5kmだから、、、
やばい、40kmくらいあるかも！

7/5 17:42

思案中
この時点では、まだ自撮りをする余裕があります

7/5 18:07

音更川林道を徒歩で
日が暮れるまでに国道へ出たいところです
下山者のクルマが通過することを少しだけ期待していたのですが、2時間ものあいだ、やっぱり1台も通りませんでした

7/5 19:51

国道に到着
ヒグマに遭遇せず何より

7/5 20:54

三国峠へ延々と続く登り
アスファルトのロードは足へのダメージが大きいです

7/5 21:34

1時間半後、三国峠へ
ビバーグするか迷うものの、気温が低いので先を急ぎます

7/5 21:40

トンネルの中でトラックが止まり「熊出るぞ、乗ってけー」って優しい愛を受け取りますが、反対方向なので丁重にお断りさせていただきました

7/5 21:54

上川町に差し掛かり、ずっと下り基調

7/6 0:24

日付が変わって24時過ぎ、やっと国道区間が終了

7/6 1:24

1時間歩いて層雲峡本流林道のゲートに到着
さらに2時間歩いて、クチャンベツ登山口に到着したときは、すでに空が白み始めてました

撮影機器：

GR II リコー

感想

peterpan

クチャンベツ登山口が開いたので、石狩連峰への縦走コースを歩いてみました。
当初は往復計画でスタートしたのですが、思っていたよりも縦走路がタフだったので、急きょ三国峠を越えてスタート地点まで帰ることに変更しました。

縦走路を歩く予定の方、いつの日か笹が刈られるまではもはや廃道状態ですので、どうか十分な準備を。