奥利根、残雪の森でコシアブラ、ハリギリ探索 (キャンプ等、その他 / 尾瀬・奥利根)
日程:
2006年04月30日
〜
2006年05月01日
メンバー:
tanigawa
その他メンバー1人
天候:
雨、曇り
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| コースタイム: | ||
| 関越道・水上インターから、奥利根エリアを往復 |
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| コース状況/その他周辺情報: | ||
| バスが入らないエリアは、残雪のため、徒歩。 | ||
写真:
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感想/記録:(by tanigawa)
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| この冬は数十年ぶりの豪雪でした。おまけに、4月半ばにもまとまった降雪がありました。 水上から奥利根の一帯へ入ると、道の両側には高さ2メートル内外の雪の壁がつらなります。日向の斜面も、まだ数十センチの雪が残っています。GWにも何度かやってきた地域ですが、これほどの残雪を見るのは初めてです。 敢えて、こんな年、こんな時期に奥利根にやってきたのは、車道沿いでも、林道歩きでも、残雪の条件は見通しが利くためです。今回は、雪の森を歩いて、コシアブラとハリギリの生息密度が濃い場所を調べるのが、目的でした。それと、奥利根の目的地にたどり着くまでに、一足早く雪が消えた斜面で、雪国の春の花に会うことも目的でした。 1日め。 水上は、ソメイヨシノが満開で、少し散り始めたところでした。春の到来が1週間以上も、遅れているのではないでしょうか。 水上の町をぬけ、湯檜曽川の岸辺で、まず春の花を探しました。雪解けの奔流はすさまじく、傾斜のある草付はこわごわのぞくだけ。誰もよりつかないようなその空間に、ショウジョウバカマの群落がありました。キクザキイチゲも、短い開花のときを迎えていました。 残雪が溶け出した際には、イタドリやウバユリの若芽がかき氷に埋もれるように、芽をのぞかせていました。 場所を変えて、いよいよ奥利根の地域へ。車道脇には除雪された雪の壁が2メートルを超す高さに積み上げられています。いつものGWなら、残雪があっても日陰にわずかという程度なのに。 私たちが歩くルートに選んだ林道のゲートは、高さが120センチほどありますが、そのゲートが隠れるほどに雪に覆われています。足固めをして歩き出すと、吹き溜まりでは、高さ2メートルほどの林道の道標が上端だけ雪上の顔を出しているところもあり、今季の雪の多さを改めて感じさせられました。 幸い、上空は快晴。谷川岳から朝日岳へと居並ぶ上越の雪山も、霞みのなかに眺められます。 私たちは、森の中の急斜面を突き上がったり、林道の残雪をたどったりと、気ままなコースをとりながら、探索を楽しみました。 幹も枝も鋭く長いトゲだらけのハリギリの木が何本か見つかりました。一番大きなハリギリは、背丈が20メートル、幹の直径が30センチほどありました。見上げると、枝先には膨らむ時期まであと半月余りは間がある、まだ堅い芽が付いています。 コシアブラは、ある高さまで登ったあたりで、数本が固まって伸びている場所が、2ヶ所見つかりました。この分だと、50メートルから100メートルすすむごとに、何本かずつには出会えそうです。コシアブラもまだ20日は早そうです。 林道脇の採取されやすい場所のものは、摘まれて枝先が太くこぶ状になった木が目立ち、痛々しい感じでした。 コシアブラは、翌日の帰路で、車道から少し入った森の中にも、群生地を1ヶ所見つけました。 一帯がハリギリとコシアブラにほどほどに恵まれた地域である場所だと確認できたところで、雪の上で昼ごはん。探索の目的は果たせました。 下山のルート上では、アブラチャンやバッコヤナギ、キブシの花などを楽しみ、枝沢が雪解け水で増水しているのに驚きながら、帰ってきました。 その夜は温泉で1泊。 2日めの朝。 6時前に起き出し、沢岸の残雪を踏みながら、2時間も歩きまわりました。 一足早く地面が現れだしたあたりでは、キクザキイチゲやフキノトウ、小沢沿いではヨブスマソウの若芽も伸びだしています。 残雪の下で、フキノトウは、地表から顔をのぞかせています。陽の光を初めて受けたフキノトウは、淡いみずみずしいレモンイエロー。指でちぎり取ると、フキの香りに体が包まれる思いがしました。 このフキノトウは、家に持ち帰って、宿で教わった方法であっさり味付けの煮物に仕込みました。(フキノトウの煮物) 残雪に半身が埋まったままの広葉樹の朽木には、冬のきのこ、エノキダケが生え出していました。エノキダケには、11月から春まで、いつも意外な場所で出合ってきましたが、残雪の中で生え出していたのに出合ったのは、初めてです。 朝食後は、今度は水上へ向けて車を走らせながら、途中の雪解けの斜面や枝沢を探索しました。数十株のアズマイチゲの群落を見つけました。あと3週間もたてば、奥利根は山菜まっさかりの時期を迎えるでしょう。そのころに、もう一度、今度は、芽がぐんと育ち始めたシドケやヨブスマソウに会いに、またこの一帯を訪ねようと思います。 |
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