槍ヶ岳:祝!北アルプス復帰
- GPS
- 33:54
- 距離
- 43.7km
- 登り
- 1,957m
- 下り
- 1,940m
コースタイム
- 山行
- 8:14
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 10:15
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 9:57
天候 | 29日:曇り 30日:雨後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は長雨の影響で渡渉箇所が有ったり、道が沢になっている場所も有りましたが、梅雨が開ければ問題無くなると思います。 今回のコースに関しては、地震や大雨の影響で土砂崩れした場所は全て復旧されました。 その他危険箇所や間違いやすい場所は有りません。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ヘルメット
携帯トイレ
|
---|
感想
長引く梅雨で7月の山行計画がことごとく中止となり、結局1回も山に行けないまま8月になってしまいそう。
前回の山行から1ヶ月以上の間が開いてしまい、このままぶっつけ本番で8月の大縦走(?)に行くのは余りに無謀と思い、やっと見つけた曇り予報の二日間に賭けて槍ヶ岳に行ってきました。
私の体力的には1泊2日の槍ヶ岳は何とかギリギリの線、長丁場なので6時には出発したかったのですが、残念ながら5時の始発バスはコロナの影響で運休、6時発のバスとなり7時前のスタート、中々厳しい一日となることが予想されました。
天気は予報通り曇り、まあ最近の天気からすれば雨が降っていないのは「良い天気」の部類でしょう。登山者もまばらで本当にこれが7月末の上高地かと疑いたくなる様な状況でした、バスが大幅に間引き運転されるのも頷けました。
横尾までは平坦な遊歩道、先日来の大雨で梓川は濁流、道も所々川の様になっているところも有りましたが、土砂崩れなど問題のある場所は無く通行には支障有りませんでした。
槍沢の登山道も一部枝沢の徒渉で濡れる場所も有りましたが、こちらも問題なく通行できました。
今日の宿泊は私のお気に入りのヒュッテ大槍。展望台の様な抜群のロケーションに有り、食事がおいしくてこぢんまりした快適な山小屋で槍ヶ岳周辺で一推しです。
但し、上高地からは中々の距離が有り、私の体力では約10時間も掛かるのでペース配分に注意しないと途中でバテてしまう心配もあります。
一応槍沢ロッジまで登って体調がイマイチだったら事情を話して槍沢ロッジに泊めて貰う事も考えていました。
しかし1ヶ月ぶりの山の割には体調も良く槍沢ロッジは順調に通過して上を目指すことが出来ました。
この日は曇りで周りの山は全く見えなかったのですが、その代わり涼しくて登るのには好都合でした。
グリーンバンドを登る頃からガスの中に入り霧雨の様な状態となりましたが本降りになることは有りませんでした。やっと坊主の岩屋下の分岐に着いたのは16時、ここで山小屋に電話を入れ17時頃になる旨を伝えて了承を頂きました。連絡が付いたのでその後は急ぐこと無く(疲れて急げませんでしたが)足下のお花畑に気分を紛らわしながらのんびり登れたため、それ程ヘロヘロになること無く登り切ることが出来ました。この時期は日の入りが19時近いので本当に助かりますね。
ヒュッテ大槍、期待の大展望は当然の様に無し唯一常念岳が霧の中に見え隠れしていましたが、お目当ての槍ヶ岳は全く見ることが出来ませんでした。
いつもの様に豪華な食事に満足して早々に就寝すると夜半から風雨の音、翌日の天気に不安を感じながら眠りました。
翌朝はやはり雨。昨日の様な霧雨では無く雨具が必要な本降りとなっていました。
まあ梅雨明け前なので仕方が無いと諦め、天気回復を願いながらお世話になったヒュッテ大槍を出発しました。ちなみにこの日の宿泊は私を含めて2名のみ、3密どころか、寂しいほど広々していました。
1時間足らずで槍ヶ岳山荘着、雨が止むのを暫く待ちましたが下山の上高地までも相当距離があるので余り待つことも出来ず雨の中山頂を目指しました。
雨は降っていましたがさほど強くは無く風が殆ど無いため登るのは楽でした。何より他に誰も登っていない完全な貸し切り状態のため10分ほどであっという間に山頂に到着しました。
槍ヶ岳は厳冬期を除いて何度も登っているのですが、完全に誰も居ない貸し切り状態は過去に記憶がありませんでした。
全く展望は有りませんでしたが、コロナ自粛の中やっと北アルプスに復帰できた事を喜びました。
雨の岩場を慎重に下り、槍ヶ岳山荘で一休みした後一気に槍沢を下りました。
雪道と違って、どんどん駆け下って行くことは出来ませんでしたが、あんなに苦労して登ったのが嘘の様にあっという間に槍沢ロッジまで下ってしまいました。
槍沢ロッジからは青空も見られ、雨具を脱いで快適に下れました。
横尾、徳沢、明神と順調に進み河童橋から雲に隠れた穂高を心の目で見て今回の山行を締めくくりました。
結局二日間で一度も槍ヶ岳を見ることは出来ませんでしたが(岩の塊として踏みしめましたが)中々のロングコースを二日間しっかり歩ききることが出来て自分としては満足の行く山行となりました。
さあ!次はこの夏の本番「黒部源流の夏休み」だ!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する