白毛門 〜谷川岳の朝焼けと山頂までのラッセルを堪能〜
- GPS
- 07:18
- 距離
- 6.1km
- 登り
- 1,059m
- 下り
- 1,064m
コースタイム
登り:4:50(無雪期コースタイム 3:30)
下り:2:07(無雪期コースタイム 2:25)
天候 | 曇り(山頂到着時は、ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
WCなし。 駐車場から歩き出してすぐの所に登山届のポスト。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山口駐車場は、WCなし。 駐車場から歩き出してすぐの所に登山届のポスト。 本日は平日でもあり、トレース皆無。 松ノ木沢の頭の少し先までは、概ね夏道が明瞭。 その先、標高1580m付近から、ルート不明瞭でした。 松ノ木沢の頭までは樹林帯ですが、標高850m付近で谷川岳方向の視界が開けている箇所があり、朝焼けの絶景が堪能できました。 今回、軽アイゼン、12本爪アイゼン、わかんを持参。わかんは使わずに済みましたが、10〜12本爪アイゼンは必携。 本日のコンディションではピッケルではなく、ストックで可。雪山用の大きいリングを持参した方が良かった。 |
写真
感想
会社の休みが取れ、予報では好天予想だったので、雪化粧した谷川岳を見るのを目的に白毛門へ。
5:40過ぎ、駐車場到着(他の駐車なし)。ヘッドランプなしに歩けるくらい明るくなった6時に登山開始。
歩き始めてすぐ、登山路は薄く積雪。登るにつれどんどん積雪が増しました。
標高850m付近に谷川岳方向の視界が開けている場所があり、ちょうど朝日が当たり始める時間帯に到着。朝日に赤く染まる谷川岳、一ノ倉岳、一ノ倉沢上部などの素晴らしい景観を堪能!
その先、雪がだんだん深くなり、1350m付近では脛〜膝くらいに。トレースは全くなく、所々結構苦労しながら何とか高度を稼ぎ、約3時間で松ノ木沢の頭1484mに到着。ここで写真撮影中に、後続の登山者1名も到着。但しこの方はここで折り返しとのこと。
松ノ木沢ノ頭から先は、所により膝〜腿までの積雪で、一歩一歩ゆっくりゆっくり登りました。標高1580mまでは夏道ルートが概ね明瞭だったのですが、その上は雪でどこがルートかよく分からない状態。何とかそれらしいところを歩き、松ノ木沢ノ頭から2時間弱(多分、無雪期コースタイムのほぼ倍)かかってようやく山頂に到着。
山頂到着直前からガスと地吹雪で展望はあまり効かなくなりました(但し、視界は数百mはあり、下山路は明瞭)。
写真を数枚撮って早々に下山開始。
ほんの一部、さっき歩いたばかりの自分のトレースが地吹雪で消されている箇所もあったものの、概ね明瞭なトレースを辿って快適に下山。松ノ木沢ノ頭で2名の登山者にお会いしましたが、この両名もここで折り返しとのこと(結局本日の登山者は、自分を含め4名のみ、松ノ木沢ノ頭から上は自分だけだったことになります。)
※ここでお茶を一杯下さった方、ありがとうございました(自分でも背負っていたのですが、是非にとのことで頂戴しました)。
松ノ木沢ノ頭からは延べ5名で踏み固められたトレースを快調に下山。結局、下りは無雪期コースタイム(2:30)よりも早く降りられました。
今シーズン初の雪山は、期せずして谷川岳東面の素晴らしい朝焼けを見ることが出来、また山頂までトレースのない雪道の登山を楽しむことが出来、充実の山行となりました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
こんにちは
松ノ木沢の頭で出会った者です。
白毛門山頂までお疲れ様でした。
上の方も雪が多くて大変だったみたいですね。
登山口から山頂まで一人でラッセルして登る、
いや感服しました。
そんなに馬力があるわけではなく、結構ばてました。でも、登りで体力を使い切らないよう、余力のある内に場合によっては引き返そうと思っていたのですが、登頂できて良かった。
2011年2月26日には、途中敗退していたもので。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-101120.html
立派なHPを作られているようですね。
行き先選定の参考にさせて頂きます!
妙義山の記録だけざっと拝見したのですが、結構難易度が高いコースにも行かれているようですね・・・。
一昨年の厳冬期のリベンジでもあったわけですね。時期的にも、山の状態的にもまったく違いますが、今回は雪が不安定に積もっている状態ですのでそれはそれで登りにくかったと思います。厳冬期の白毛門は頂上直下が雪壁になっていますのである意味登りやすいともいえるわけで・・・
ところで、
私は今年の3/4に白毛門に登りました。1/16に敗退していたので、雪の状態と天候を見計らって万全を期したのが良かったようです。
谷川岳もそうですが、上越の冬山に登るチャンスはひと冬に何度もあるわけではないので、山頂を踏めた時の達成感は特別なものがありますね。
またどこかでお会いできるといいのですが・・・
その時は一緒にお茶しましょう(笑)
今回、前回のリベンジを強く意識していたわけではなく、前回のコンディションと比較しながら、今回の方がずっと諸条件(時刻、天候、積雪量、雪崩の可能性、等々)がいいので、頂上まで頑張った次第。
2011年2月26日(土)はトレースもなく、登山者も少なかったんですが、2012年3月4日(日)は「大盛況! 」だったんですね。同じ時期でも大違いですね。
白毛門はとても気に入ったので、また時期を変えて何度も言ってみたいと思っています。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する