ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 2485330
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

池口岳-三伏峠

2020年08月08日(土) 〜 2020年08月09日(日)
 - 拍手
GPS
24:58
距離
72.7km
登り
6,907m
下り
6,358m

コースタイム

8/8(土) 14時間 39km +4,100m CT0.48
01:00 池口岳登山口
06:10 光岳
08:50 茶臼岳
10:40 聖平小屋
12:20 聖岳
15:00百間洞山の家

8/9(日) 11時間 33km +2,500m CT0.61
01:30 百間洞山の家
03:10 赤石岳
04:10 荒川小屋
--
05:00 荒川小屋
07:00 高山裏避難小屋
09:10 小河内岳
10:20 三伏峠小屋
12:30 夕立神パノラマ公園
天候 8/8 ガス-昼から晴れる
8/9 ガス、西風強い
過去天気図(気象庁) 2020年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
16:35 バス 飯田駅発 遠山郷線(和田行 700円)
18:10 大島バス停着 ダイヤ通りにはいかない
19:00 池口避難小屋着
りんごがモチーフの飯田駅。とてもかわいい。
2020年08月07日 16:25撮影 by  iPhone 8, Apple
4
8/7 16:25
りんごがモチーフの飯田駅。とてもかわいい。
明るい時間にここへ来たのは初めてだ
2020年08月07日 17:58撮影 by  iPhone 8, Apple
2
8/7 17:58
明るい時間にここへ来たのは初めてだ
翌日1時出発
2020年08月08日 00:58撮影 by  iPhone 8, Apple
3
8/8 0:58
翌日1時出発
静かな森を抜けて
2020年08月08日 05:09撮影 by  iPhone 8, Apple
1
8/8 5:09
静かな森を抜けて
テカリ到着
2020年08月08日 06:08撮影 by  iPhone 8, Apple
3
8/8 6:08
テカリ到着
夏なのに無人の光小屋
2020年08月08日 06:19撮影 by  iPhone 8, Apple
1
8/8 6:19
夏なのに無人の光小屋
下の水は水量豊富だった
2020年08月08日 06:22撮影 by  iPhone 8, Apple
2
8/8 6:22
下の水は水量豊富だった
茶臼を超えたらランチタイム
2020年08月08日 09:11撮影 by  iPhone 8, Apple
1
8/8 9:11
茶臼を超えたらランチタイム
ナデシコさんとオトギリ
2020年08月08日 10:01撮影 by  iPhone 8, Apple
6
8/8 10:01
ナデシコさんとオトギリ
上河内岳を振り返る
2020年08月08日 10:04撮影 by  iPhone 8, Apple
1
8/8 10:04
上河内岳を振り返る
聖平にて
今年はノーポンチです
2020年08月08日 10:39撮影 by  iPhone 8, Apple
5
8/8 10:39
聖平にて
今年はノーポンチです
春や晩秋のような雰囲気
2020年08月08日 10:41撮影 by  iPhone 8, Apple
8/8 10:41
春や晩秋のような雰囲気
水はじゃぶじゃぶ流れている。うまい。
2020年08月08日 10:42撮影 by  iPhone 8, Apple
1
8/8 10:42
水はじゃぶじゃぶ流れている。うまい。
登り始めると聖どーん
2020年08月08日 11:35撮影 by  iPhone 8, Apple
6
8/8 11:35
登り始めると聖どーん
強い西風が登りの熱量を相殺してくれる
2020年08月08日 11:36撮影 by  iPhone 8, Apple
1
8/8 11:36
強い西風が登りの熱量を相殺してくれる
お前が好きだ
2020年08月08日 11:39撮影 by  iPhone 8, Apple
8
8/8 11:39
お前が好きだ
たまんねえなあ
2020年08月08日 11:44撮影 by  iPhone 8, Apple
8
8/8 11:44
たまんねえなあ
富士山
2020年08月08日 11:44撮影 by  iPhone 8, Apple
2
8/8 11:44
富士山
この天空感よ
2020年08月08日 12:19撮影 by  iPhone 8, Apple
10
8/8 12:19
この天空感よ
赤石の雲が取れてゆく
2020年08月08日 12:19撮影 by  iPhone 8, Apple
3
8/8 12:19
赤石の雲が取れてゆく
うさぎは見えない。見えないほうがいい
2020年08月08日 12:20撮影 by  iPhone 8, Apple
3
8/8 12:20
うさぎは見えない。見えないほうがいい
見えちゃった
うさぎ、小うさぎ、中盛丸山
2020年08月08日 12:31撮影 by  iPhone 8, Apple
7
8/8 12:31
見えちゃった
うさぎ、小うさぎ、中盛丸山
タカネビランジに癒される
2020年08月08日 12:53撮影 by  iPhone 8, Apple
8
8/8 12:53
タカネビランジに癒される
頑張ればコルから30分かからない。がんばれ。
2020年08月08日 12:53撮影 by  iPhone 8, Apple
5
8/8 12:53
頑張ればコルから30分かからない。がんばれ。
聖-うさぎ間はビランジ祭りだった
2020年08月08日 13:30撮影 by  iPhone 8, Apple
9
8/8 13:30
聖-うさぎ間はビランジ祭りだった
この区間はいつもキツい。楽だと思ったことはない。百間洞から聖に向かうほうがもっとキツいだろう。
2020年08月08日 13:30撮影 by  iPhone 8, Apple
4
8/8 13:30
この区間はいつもキツい。楽だと思ったことはない。百間洞から聖に向かうほうがもっとキツいだろう。
大沢、赤石、聖をパノラマで
2020年08月08日 13:31撮影 by  iPhone 8, Apple
6
8/8 13:31
大沢、赤石、聖をパノラマで
素晴らしい南の南の山
2020年08月08日 13:33撮影 by  iPhone 8, Apple
9
8/8 13:33
素晴らしい南の南の山
今日はもう登らなくていいです
2020年08月08日 14:22撮影 by  iPhone 8, Apple
2
8/8 14:22
今日はもう登らなくていいです
あとはボラに向かって下りるだけ
2020年08月08日 14:30撮影 by  iPhone 8, Apple
5
8/8 14:30
あとはボラに向かって下りるだけ
この看板を過ぎたら
2020年08月08日 14:39撮影 by  iPhone 8, Apple
8/8 14:39
この看板を過ぎたら
沢へ落ちてゆく
2020年08月08日 14:52撮影 by  iPhone 8, Apple
1
8/8 14:52
沢へ落ちてゆく
本日のオアシス
2020年08月08日 14:55撮影 by  iPhone 8, Apple
3
8/8 14:55
本日のオアシス
安定のCR
2020年08月08日 16:19撮影 by  iPhone 8, Apple
7
8/8 16:19
安定のCR
2日目
荒川前岳周辺は暗闇の通過は避けたい
2020年08月09日 05:45撮影 by  iPhone 8, Apple
3
8/9 5:45
2日目
荒川前岳周辺は暗闇の通過は避けたい
森だけは平和
2020年08月09日 06:35撮影 by  iPhone 8, Apple
4
8/9 6:35
森だけは平和
静かな高山裏
2020年08月09日 07:14撮影 by  iPhone 8, Apple
1
8/9 7:14
静かな高山裏
高山裏の水場はさらさら流れているが秋には枯れそうな雰囲気
2020年08月09日 07:05撮影 by  iPhone 8, Apple
3
8/9 7:05
高山裏の水場はさらさら流れているが秋には枯れそうな雰囲気
決断の三伏峠
2020年08月09日 10:19撮影 by  iPhone 8, Apple
2
8/9 10:19
決断の三伏峠
ゲート
ここから駐車場までが結構長い
2020年08月09日 12:02撮影 by  iPhone 8, Apple
2
8/9 12:02
ゲート
ここから駐車場までが結構長い

感想

何の予定も無いまま夏休みに入ってしまったので直感的に行きたいと思った山、南アルプスの南部へ行くことにした。とりあえず衣食住担いで池口岳にGoToよ。3日目に熊-仙丈-甲斐駒-黒戸尾根から下山したかったが2日目の三伏峠で満足してやめた。

8/7(金)
半どんで仕事を終えたら飯田駅へ。中央道に乗ったらすぐ飯田に着いた。近い。駒ヶ根より南だったっけ。飯田駅近くの駐車場にクルマを置いた。16:35発の遠山郷線のバスに乗り池口岳の登山口となる大島バス停へ向かう。以前18時のバスに乗った時もそうだったが今回もバスの乗客は遠山郷から飯田の高校へ通っている高校生だけだった。毎日毎日朝と夕方、片道1時間半もバスに揺られて通学しているなんてすごい。バス停から小一時間歩いて池口避難小屋へ。ここに泊まるのは4度目だ。3年前に池口から鋸まで北上して鳳凰三山から甘利山へ抜けた時の自分のらくがきが残っていた。池口避難小屋には過去3回泊まっているがいずれも秋。真夏に来たのは初めてだった。真夏の池口避難小屋はカマドウマがうじゃうじゃ住んでいてもう大変。退治しても退治しても次々出てくる。ガサガサ(カサカサではない)うるさくて眠れないし顔の上に飛んでくるしもう最悪なので外にテントを張って寝た。秋は快適だが真夏の避難小屋利用はおすすめできない。

8/8(土)
深夜1時に元気に出発。まずは光岳まで1,600m登る。登り標高差だけ見たら羊蹄1回分だが距離があるので長い戦いになる。池口の登りはもう慣れたもの。「加加森山の右折」や「草原は大体北巻き」、「2,381mから先の尾根取り付きは沢筋」を頭に入れておけば間違えることは無い。初めて来た時は右往左往して大変だった。光岳に着いても雲を抜けることは無かった。今日は一日ホワイトマウンテンか。聖平まで下りてきたら水を汲んで大休憩。今年はノーポンチである。よく考えたら東海フォレストエリアは7月半ばから9月はじめ、1年間のうち2ヶ月弱しか営業していない。春も秋も、当然冬も無人なので実はこのエリアでは営業小屋が営業していない状態がむしろレギュラーなのかもしれない。

聖岳に向かって登り始めるとぶわっとガスが溶けて青空が見えた。うおおおお晴れるとは思っていなかった。嬉しい。西風がビュンビュン吹いているが登りはめちゃ暑くて汗だくなので涼しくて気持ち良い。空気は薄くて身体は重いが歯を食いしばって南アルプスのおいしい空気をいっぱい吸い込んで脚を前へ出した。なんだか感極まってきちゃって涙が出てきた。2015年に出張の帰りに友人と茶臼岳に登った。初めて登った本州の山だった。その時に見た聖岳の勇姿が今でも目に焼き付いている。なので聖岳は僕にとっては結構思い入れのある山だ。今年もこの山に会いにくることができて嬉しい。聖岳を登ったら兎、小兎、中盛丸山のラッシュが控えている。僕は時々「この登り返しは兎岳くらいキツかった」と記録に書くことがあるが1年ぶりに登った兎はやっぱりキツかった。さすが本家は違う。百間洞に着いたら今日の行程は終了。荒川まで頑張れそうな気もするが無理はしない。

8/9(日)
荒川前岳周辺は暗闇での通過は危険なので荒川小屋辺りで明るくなるよう逆算して1時半に百間洞を出た。ものすごい濃霧で足元しか見えない。西風は猛烈に強くて体が冷える。コンディションはかなり悪いが先へ進まなければならない。赤石の下りはかなり厳しくて消耗した。荒川冬季小屋に転がり込むと男性が2名優雅に朝食を摂っていた。お湯飲む?とカップを差し出してくれたのでありがたくいただいた。うめぇー。ここ最近飲んだ飲み物の中で一番うまかった。彼らはライチョウの調査のために入山しているそうだ。足輪を付けた雷鳥を探しているらしい。こんな広い山の中で特定の1羽の雷鳥を探すなんて気が遠くなりそうな仕事だ。

一休みしたら辺りが明るくなってきたので気合を入れて中岳へ。稜線の風はやっぱり強くてメンタルとフィジカルをガリガリ削られる。水と行動食をガブガブ投入して気合を入れて小河内岳へ。西側のハイマツ稜線は強風がダイレクトに当たってもう泣きそうだった。ここでぶちっと集中力が消れた。もうあかんわ。塩見は越えられない。そうと決まれば下山だ下山。三伏峠小屋でちょうどテントを畳んで帰る支度をしている単独の男性を見つけたので元気よく「下界まで乗せてください!!」とお願いするとすんなりOKをもらった。その後は楽しくおしゃべりしながら一緒に下山して温泉入ってご飯食べて飯田駅まで送ってもらった。上は8月とは思えないほど寒かったが下界は35度の猛暑日だった。どうかしている。こんな気温で駅までロードジョグしたら足の裏が死んでいただろう。ありがとうございます。

ただでさえ人の少ない南部だが今年は営業小屋が休みなのでもっと少ない。入山している人はガチっぽい人ばかりだった。こんな静かな南アルプスはもう二度と来ないだろう。力のある人はぜひ。
と思ったが「秋が早めに来た」と考えれば別にプレミアムは無かった。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:3198人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 塩見・赤石・聖 [6日]
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら