烏尾山荘泊 山頂のJazz Bar
- GPS
- 32:00
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 921m
- 下り
- 918m
コースタイム
天候 | 12月22日 雨のち曇り一時晴れ 12月23日 濃霧のち雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし |
写真
感想
今回はF氏と烏尾山荘で宿泊。
例によって素泊まりのみなので、過剰と思えるほどの食材と飲物担いでいく事に。
山行というより山上飲食会なので、ゆっくりでかける。
9:30頃新芽荘につくが開いていない。結構強い雨なので登山者来ないと思って休みなのか?
作治小屋まで車で行くがこちらも開いていない。広い戸沢の駐車場には自動車一台のみ。尊仏の花立さんのらしい。
新芽荘まで戻り、10時まで待ってみようということになった。
10時直前、ご主人がジムニーで現れ開店。そそくさと入店し、大型グランドシートをタープにして雨を避けている奥のテラスへ。
丹沢のディープな話しながら炭火焼の肉や野菜を頂く。
パンツ歩荷で有名なチャンプ畠山氏に続く、塔登頂記録第二位のご主人。小屋内にちゃんと記録が表示されている。
12時過ぎに、雪の塔期待して登っていったお母さんが帰還。残念ながら雨だったとのこと。
雨が止んだところで出発。樹林から落ちる雨粒や濡れた下草のことを考え、上下とも雨具を着て登り始めるが、これが大失敗。気温が上昇していて暑くてしょうがない。上は途中で脱げたが、下はゴアの上にスパッツまでしていたので諦める。止めどもない汗かきながらフーフー言って烏尾尾根を上がる。
身軽な着衣で登りに強いF氏に先に行ってもらい、ゆっくり上がる。
烏尾山荘では三木さんが表ドア開けてくれていて準備万端。汗拭きタオルを絞ると大量の汗が流れた。
三角屋根の烏尾山荘の中は以外に広く、2階の寝室は10名強寝ることができ、1階は50kgの鋳物ストーブ中心に広く使える。今日は我々二人で独占。
小屋は40年強の歴史があるそうで、建材はすべて日大相撲部部員が担いで上がったのだという。ちょうど輪島が在籍していた頃か?
椎茸ソティーから始まって、3時台からダラダラと飲み喰い始める。
ピーマン、なす、ネギを持っていったフライパンで順次事前に火を通しておき、家で茹でておいたキャベツとあわせて回鍋肉ソースと和えて肉抜き回鍋肉をつまみに作ろうと思ったが、いかんせんフライパンが小さい。すると三木さんが小屋にある大きなフライパンを貸してくれた。
皆でつついて、酒飲まない三木さんに遠慮無く二人でビールをグビグビ。
日が暮れた段階で、三木さんが発電機回してくださり、電灯が灯った。
次にローストチキン一羽をナイフで解体して皆で貪る。
シャンパンは空になり、グレンモーリンジがすすむ。
ここで三木さんからのサプライズ。
生フランクのボイルとキャベツ千切り&コーンのサラダのプレゼント。更にカップワンタンもごちそうになる。
その上、BoseのCDプレーヤー一体型コンポでお好みのJazzをかけてくださる。
これがびっくりするぐらいのいい音で、臨場感抜群。
枯葉からはじまり、アランフェスへと曲がうつっていく。
騒音のない山頂で、ストーブの中で薪がはじける音と極上オーディオで流れるJazzのコラボ。恐悦至極。
この音楽体験が病みつきになり、この小屋に泊まるために通い詰める常連さんがいる様子。わかる気がする。
前夜3時間睡眠の私は眠気に絶えることができず、9時前に就寝。
翌朝、朝日を狙うがガスでぜんぜんダメ。
アルミ鍋入り鍋焼きうどんに、持ち上げた卵、椎茸、ネギ、海老天(天一)を入れて調理。七味をたくさんかけて最高の朝食。
三木さんがコーヒーを入れてくださる。何から何まで奢って頂き感謝にたえない。これでは素泊まり料金¥3,000円などあってないようなもの。
木ノ又の中森さんの携帯にかけてみるが留守録。「上がってないのかなあ?」とつぶやくと、三木さんが、「下にいたら出るでしょうから中森さん山に上がってるんですよ。」と。
またの来訪をお約束し、木ノ又目指して発つ。
外は細かな雪が舞っていた。
小屋のそばには、バイオトイレ用の基礎工事が進んだ穴が開いている。
書策の上から霧氷。
木ノ又小屋につき、極上の珈琲を頂く。
先日の鍋割泥棒捕物のことや、山小屋の空き巣被害のことなど、色々お話伺って下山。
濃霧+雪で視界が効かないので今日は正規ルートで降りることに。
連休で大倉混むだろうから天神尾根でなく、書策下まで戻って政次郎で降りることに。今日は政次郎で計11名とすれ違った。これは非常にに多いといえる。
新芽荘に戻って焚き火で温まらせて頂き、小屋ご夫婦、常連さんと小一時間四方山話。今日はムササビが顔を出さない。
車で湯花楽に寄り、汗を流して帰京。
新芽荘ご夫婦、烏尾山荘三木氏、木ノ又小屋中森氏と過ごすことができ、まるで宮崎駿の世界にいたような充実感。
今回A氏と烏尾山荘に泊まってみようと出発、しかし雨のため新芽荘で止むまで待機、外にブルーシートが張られコーヒーとカップ麺をいただきながらご主人と語らう。相変わらず「ヤマガラ」がひまわりの種をもらいにひっきりなしに周囲を飛び交う何とも平和な雰囲気、鳥の巣箱にムササビが住み着いていると聞いたのでしつこく粘って何とか写真に、その後御主人が焼肉を振る舞ってくれた、贅沢な気持ちに浸っているうちにようやく雨も止みお礼を言いつつ出発。
霧のため全く周囲の景色はほとんど見えずじまいであったが「烏尾山荘」に到着、そこで私が持ってきたシャンパンとA氏が持ってきたチキン(一羽)、回鍋肉セットで山小屋主の三木さんと共に贅沢な夕食、三木さんから生野菜とソーセージ、ワンタンスープを御馳走になった。そして他に予想だにしなかった三木さんの演出(A氏の感想で書かれていると思うのであえて省略致します)、まさに至福のひとときであった。翌日も霧がかかり周囲の景色はほとんど見えずじまいであったが下山後再び新芽荘でおそゃべりを楽しんだ後帰宅、いつもとは違う至福の時が詰まった登山であった。
ALFAROMEOさん、FFFさん、こんばんは。
ALFAROMEOさん、清兵衛ノ滝の情報、ありがとうございました。
木ノ又小屋に続きまして烏尾山荘・新茅荘とこれだけの
情報を提供していただけるとは・・・
興味深く拝見させていただきました
どこの世界でも第一位はスポットライトを浴びますが第二位は、、、
回数、チェックしました
navecatさん、おはようございます。
No2レコードホルダーの新芽荘ご主人は、小屋にいるときはボーっとした気のいいおじさんですが、大倉尾根では短パンはいて駆け上り駆け下りる韋駄天男に変身します。スーパーマンの変身前後ぐらいの違いがあります。
月〜金は毎日塔に上り、尊仏山荘で珈琲頼み、ノートに毎回登頂記録書いているので、その姿を目撃した方は多いと思います。
畠山氏のようなケツ出しパンツではないので注目度は下がりますが、「走って登り降りしている恐ろしく速い老人(まだ60台半ばですが)」ですので、バカ尾根で目にされた方も多いでしょう。
最近短パンTシャツから長いのに変えたらしいです。
前回の「滝探索」と余録の「泥棒騒動」も興味深く読ませていただきました。
今回は「鳥尾山荘」「JAZZ」というタイトルに思わず「JAZZトリオ?」などと考えてしまいました(^^)。
「BoseのCDプレーヤー一体型コンポ」というのはあのよく新聞の広告に出ているやつでしょうか・・・。
私も最近は音楽もパソコンで聴くようになってしまい、かさばるオーディオセットはカミさんに疎まれてお蔵行き。良い音などしばらく聞いていません。うらやましい・・・。
至福のひとときの感覚が伝わってきました。
多分これだと思います。
http://www.bose.co.jp/jp_jp?url=/consumer_audio/personal_audio/wave_systems/wave_music_system/wms_iii.jsp
目をつぶるとライブで聴いているような臨場感でした。
小さいからといって馬鹿に出来ません。
蓼科山の頂上小屋にはもっと本格的な大型オーディオがあるらしいですよ。
ところで、烏尾の烏はbirdではなく、crowのほうです。
字が小さいと、漢字の横棒一本の有無が見え辛いですね。
始めまして、
烏尾山荘が上がっているとは これは貴重ですね
ローストチキンですか 寝不足のせいか 鳥一羽! が鳥羽一郎と読んでしまい 思わず吹いてしまいました、
山頂に建つ 三角屋根の烏尾山荘は憧れの小屋でもあります
小屋主人の三木さんは粋な人ですよね、
夜になるとBoseでjazz、ただでさえ贅沢三昧なのに三木さんのお計らいで、サービスもあり、感無量といった所です
あまり沢山は飲めませんが チビチビと飲みながらjazzを聞くのは とても心地の良い物です、それが山小屋なら尚更でもあります
目を瞑れば コンサートホールに居るようなBoseの臨場感は 素晴らしいですね あんなに小さいのに、ほんと驚きましたよ
目を開けば そこは小屋、凄いギャップですよね、不思議な空間でもあります
しかし 旨そうなソーセージじゃあ〜りませんかぁ〜
新茅荘のおとうちゃん・おかぁちゃん 大好きですよ!
そして何とムササビの撮影成功ですかぁ〜いいなぁ〜〜 背中しか見た事がありませんよ ドロボーの一件は驚きですね!しかしヤビツや二俣にも現れるので気をつけて欲しいと思います。
今後も楽しみに拝見させて頂きます、
pianistさん。
烏尾の三木さんや新芽荘のご夫婦をご存知な様子で、非常に嬉しいです。
年末には再びご夫婦で、Boseを楽しまれたのではないでしょうか?
この辺りの小屋に立ち寄る人は少ないので、遠からずどちらかでお目にかかると思いますが、その節はよろしくお願い致します。
訳ありで ちょっと拝見するのが遅くなりました
三木さんは行き倒れ小屋だよ、なんて言いますが、お目当てがある方には お薦めの山小屋でもあります、夕日も朝日も綺麗な所ですし、
近いうちにお目にかかれる事を楽しみしています、あっちなみにお正月は泊まりました、カニしゃぶをご馳走になりました、旨かったぁ〜〜^^/
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