ブキ・ティマ(シンガポール最高峰)
- GPS
- 01:28
- 距離
- 3.2km
- 登り
- 133m
- 下り
- 158m
コースタイム
1335 Visitor Center1340
1345 Kruin Hut
1355 Simpang Hut
1405 ブキ・ティマ(Bukit Timah)山頂1410
1425 Catchment Hut
1440 South View Hut
1450 Visitor Center
1500 マレー鉄道廃線跡
1525 MRT東西線ブギス(Bugis)駅(タクシーS$10)
天候 | 晴れ・曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
写真
感想
■ブキ・ティマ自然保護区へのアクセス
ブキ・ティマ自然保護区は、シンガポールの中心部から12kmほど。
MRT東西線ブギス(Bugis)駅からタクシーで向かいました。
20分、S$10程度(約700円)で到着します。
公共バスでも来ることができます。「Upper Bukit Timah Road, Aft Court Bukit Timah」バス停下車。
67番、75番、170番、171番、173番、184番、852番、961番のバスが通っています。
170番のバスは、ブギス駅近くのクィーン・ストリート・バスターミナルからMRTクランジ駅経由、ジョホール・バルのラーキン・バスターミナルまでの国境越えのルートで、旅行者に馴染み深い路線です。
バスの料金はS$1.4程度(約100円)と安いのですが、待ち時間と所要時間を考えれば、タクシーが便利かと思います。
■Visitor Center
タクシーはバス通り(Upper Bukit Timah Road)からHindhede Roadに入ります。
つきあたりがブキ・ティマ自然保護区の駐車場。
ここでタクシーを降りると、運転手さんが「この先が山頂」と案内してくれます。
クルマ止めがある舗装路を少し歩くと、Visitor Centerに着きます。
2階建てで、トイレもあって、動植物についての展示があります。
■上りは赤コース
シンガポールの気候は熱帯性。
年中暑いのですが、12月は雨季で湿度が高め。
地元の方々もたくさん来ていましたが、タンクトップに短パンスタイルが主流でした。
ブキ・ティマ山頂まで行くコースは緑・黄・赤の3つコースがあります。
蒸し暑くきつい運動は厳しいので、最も簡単な舗装路の赤コースで登りました。
セミの高い鳴き声、緑の濃い樹生の中を気持ちよく歩いていきます。冬の日本とは大きな差を感じます。
Kruin Hut、Simpang Hut(屋根付きのベンチで雨宿りが可能。)を経由し、山頂へ直接続くSummit Pathの階段も見送って、緩やかな勾配の舗装路を歩きます。
芝生が広がる広場に出ると、そこが山頂でした。
2つのアンテナ、Summit Hut、ゴミ箱、そして山名標があります。
ブキ・ティマは163.63メートルのシンガポール最高峰。
高い木々に囲まれているので、眺望は特にありません。
できるだけゆっくり登って30分ほど。それでもかなり汗をかきました。
■緑コースで下山
山頂からはSummit Pathを経由してSimpang Hutまで下りて行きます。
階段主体の山道となって、上りの舗装路を歩くよりも楽しいです。
Simpang Hutで緑コースのCatchment Pathに入り、Rock Pathとの分岐を過ぎてCatchment Hutに。
ついついCatchment Pathを真っ直ぐ進んでしまいたくなりますが、ここで緑コースはCave Pathに曲がります。
沢場や旧日本軍の洞窟(格子があるので中には入れません。)を過ぎていきます。
道は少しぬかるんでいますが、整備されていて歩きやすいです。
South View Hutを経由して、Visitor Centerに降りました。
■旧マレー鉄道
Visitor Centerにはタクシーは待機していないので、バス通りまで歩きます。
左右は低層階の建物がゆとりある敷地に並ぶ高級住宅街。
旧マレー鉄道をくぐりますが、この区間は2011年6月30日で廃止されています。
廃止されてから1年半しか経っていないのですが、すでにレールは剥がされていました。
道路を跨ぐ橋桁部分のみ、レールが残っています。
10年ほど前にシンガポールから乗ったことがあります。
マレーシアの鉄道がシンガポール領内を走っているので、乗車するシンガポール駅でマレーシアの入国審査をして、ウッドランズ駅(現在の始発駅)でシンガポールの出国審査を行いました。
つまり、両方の国に滞在している状態で列車に乗りました。
タクシーはバス通り(Upper Bukit Timah Road)にはたくさん走っていて、すぐに掴まえることができました。
帰りは25分、S$10程度(約700円)でブギス駅まで戻りました。
■まとめ
ブキ・ティマは163.63メートルと標高は低いのですが、自然がしっかり残されていて、熱帯の植生の中を歩くことができました。多様なコースが用意されています。
Hutや山頂にゴミ箱が設置されているのがシンガポールらしく感じました。
暑いことは暑いのですが、コースが短いので、日本の夏山低山よりは歩きやすいかもしれません。
スコールがいつきてもおかしくないので、傘を持参しましょう。
アクセスも中心部からタクシー20分と簡単ですので、シンガポール滞在中に晴れ間があれば、気軽に出かけることができます。
今日の行程はVisitor Centerから1時間10分。うち休憩5分。5,500歩でした。
■ブキ・ティマ自然保護区サイト
コースマップもこちらにあります。
http://www.nparks.gov.sg/cms/index.php?option=com_visitorsguide&task=naturereserves&id=46&Itemid=75
■時間について
コースタイムやルートは、シンガポール時間で表示をしています。
写真の時刻は、カメラの設定を変えなかったので、日本時間です。
シンガポール時間は日本時間よりも1時間マイナスです。
コメント
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初めてのコメントにて失礼します。
シンガポールの最高峰ってブキ・ティマという山なんですね
シンガポールには会社の出張で何度か行ったことがあったのですが、せいぜいナイトサファリどまりで・・・
本格的に山歩きを始める前だったので、初めて知りました。
それにしてもシンガポールのタクシー、今でも安いんですね〜
それと、両方の国に滞在している状態で列車に乗るというのも面白いですね
おつかれさまでした
コメントありがとうございます!
シンガポールに行ったついでに出かけてみたのですが、人が少なく静かに森を歩けてよかったです。
ナイトサファリは素敵でした。混んでましたが 。
タクシー はとにかく安いので、シンガポールでは公共交通機関(こちらも安いのですが)に乗らないでタクシーに頼ってしまいます 。
何とも楽しそうな登山ですね。
シンガポールにそんなに高い山があったのかなと
思ってみていましたら、標高163m。
でも、めずらしい植物や生き物が多いんでしょうね。
ぜいたくな登山、お疲れ様でした。
コメントありがとうございます。
関西方面はあまり地理に詳しくないのですが、akipapaさんのレコ、楽しく読ませていただいています。
低山なのですが、暑くて湿度が高いので体力は消耗します。
シンガポールは熱帯で雨も多く、植生も野鳥も元気でした 。
手応えがあって楽しかったです 。
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